2018年5月24日木曜日

地(知)の拠点整備事業 地域志向科目『地域交流実践演習Ⅰ』4月26日

地域志向科目「地域交流実践演習Ⅰ」グループ選択②


4月26日(木)

14:40~15:20
○ゲスト講師による講義テーマ「文化の継承(おへんろ)」
 「おへんろについて」入門編
 四国へんろ道文化世界遺産化の会 世話人 阿部芳司先生

四国へんろは、徳島県・高知県・愛媛県・香川県からなる八十八ヶ所の寺を巡る約1,400kmの霊場巡拝である。

空海の聖跡を巡る修行として僧侶や修行僧が四国中を巡ったのが始まりとされ、海上交通等の発達やガイドブックの出版により、一般の人々が巡拝するようになったのは、江戸時代になってからである。

巡礼コースは200コースくらいあり、そのうち有名なのが、四国八十八カ所であり、
今治地域では、大島や波方町にもある。

近年では、フランスやオランダなどの外国の方の巡拝者も多くなっている。
また、巡拝をする動機としては、父母など身近な人が亡くなった時や自分のためにまわるという人もいる。
  
15:30~16:10
○ゲスト講師による講義テーマ「文化の継承(玉川)」
 「ふれあい茶屋&鈍川地域土地農村共生対流協議会」
 今治市社会福祉協議会 地域福祉課 木村玲奈先生

玉川町は、人口5,163人(2,233世帯)、65歳以上が1,975人、高齢化率38.25%
玉川は、緑豊かできれいな水のある環境景観の良い、地元行事など寄り合いごとや自治会への参加率が高い地域である。
鈍川温泉などの観光施設などの社会資源もある。

玉川町における生活・福祉課題として、少子高齢化、買い物・交通問題、交流施設がないなどが挙げられる。

地域住民は、「誰に頼るのではなく、先ず自分たちができることからやってみよう」との思いで、鈍川ふれあいサロンを年6回開催し、2か月に1回では足りないという声からふれあい茶屋を始めた。

活動を始めて地域の方が喜んでくれたことや鈍川地区以外の人との交流も増えた。
10年を迎えて担い手が高齢化してきている。
新聞や広報などにより有名になって地元の人が遠慮して気軽に寄りにくくなることもあるなど、活動から見えてきた課題もある。

観光資源としては、稲わらアートのワラシシの作成やグルメマラソンのイベントも開催し、活性化を図っている。



16:30~17:15
グループワーク
 テーマ「文化の継承(おへんろ)」
  「へんろについてわかったこと、理解したこと」
  「今後、もっと知りたいことがあればどんなことか?」

 テーマ「文化の継承(玉川)」
  「ふれあい茶屋を継続するための地域資源を使ったアイディア」

  

17:15~17:40
グループ発表
○「文化の継承(おへんろ)」
 ・「へんろについてわかったこと、理解したこと」
  おへんろはいろんな理由で巡拝していることが分かった。
  フランスやオランダの人が多いということが分かった。
  車やバスなどの交通手段で巡っている人が多いということが分かった。

 ・「今後もっと知りたいことがあればどんなことか?」
  納め札を作るにあたってのルールは?どこで作るのか?
  泊まる場所は?
  
○「文化の継承(玉川)」
 ・「ふれあい茶屋を継続するための地域資源を使ったアイディア」
  子どもや若者向けの体験イベントを行う。
  車での移動販売
  住民への宅配サービスを行い、温泉の入浴券をつくる。
  中学・高校の授業の一環として参加する。



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