2018年6月14日木曜日

介護福祉コース 授業レポート☆その③ 『人間関係Ⅰ・Ⅱ』



   今回の授業レポートは1年生の『人間関係Ⅰ』と2年生の『人間関係Ⅱ』です。

 介護福祉の現場では、様々な障がいを持つ方や高齢者と関わります。人と関わり、生きるを支える仕事である介護福祉職にとって必要不可欠なコミュニケーションの意義を学び、自己理解と他者理解を深め、人間理解につなげていくのが『人間関係Ⅰ』という科目です。『人間関係Ⅱ』では『人間関係Ⅰ』で学んだことを基礎に、障がい者や高齢者だけでなく、地域社会とのコミュニケーションについても深く学習していきます。

 教科書や資料はもちろん、様々な障がい体験を自分達が体験してみることで、障がい者や高齢者の気持ちに寄り添えるよう学んでいますが、体験には限界がありますよね。そこで、めいたん☆かいごふくしでは、障がい当事者やそのご家族等にゲスト講師にお越しいただき、実体験をお話していただくことで理解と学びを深める機会を設けています。



 今回は、CIL星空の宇高竜二さんにお越しいただき、ご自身の障がいについて、障がいを受け入れるまでの葛藤やご苦労、現在の生活に至るまでの経緯や当事者としての思い、そしてCILの活動内容などをお話していただきました。CIL星空は、今治市のお隣、西条市にある自立生活センターで、運営や各種のサービスを、障がいを持つ当事者が中心となってサポートしている団体です。

 大勢の前で話すのはあまり得意じゃないと仰っていた宇高さんですが、学生達のお兄ちゃんのような語り口調で、時に笑いを交えながらお話してくださり、学生たちの目が普段の授業の何倍も輝いていたような気がするのは気のせいでしょうか。(笑)
 多様な人々がイキイキとその人らしく暮らせる社会のあり方や、今自分たちにできること、これから自分たちが目指していかなければならないもの、たくさんの気づきと学びをいただく授業になりました。




 こういった学びの機会は、講義や実習だけでは得ることができません。学生たちが、障がい者や高齢者の気持ちに寄り添い、共感できる介護福祉士を目指せるよう、めいたん☆かいごふくしでは今後もこのような授業も多く取り入れていきたいと思っています。

宇高さん、素敵な出逢いとお話をありがとうございました。


このページの先頭へ戻る