2020年2月28日金曜日

栄養College Life Vol.16 調理のプロから学ぶ調理技術



 後期最後の実習は、調理のプロから学ぶ調理技術と題し特別講師として、調理師専修科の近藤先生お招きしての実習でした。

近藤先生の軽快なトークと、実演してくれる手元にみんな釘付け!
あっという間の楽しい時間でした。

献立は 『巻き寿司、いなり寿司、茶碗蒸し』

調理実習では、初めての巻き寿司、いなり寿司作り、実技試験で作った茶碗蒸しを改めて学びました。





◇◆学生感想◆◇
・巻き寿司、いなり寿司、茶碗蒸しの全て美味しかった。
巻き寿司は具が多く、巻くのに苦労した。形を整えることばかり意識してしまい、海苔の巻き終わりが横になってしまった。高野豆腐の戻し方は、今までぬるま湯で戻していたので、次からは近藤先生に教えていただいた熱湯で戻す方法で実践したいです。いなり寿司では、近藤先生から包む時は細く整えた方が綺麗になることを教えてもらい、自分が包んだものと見比べて、違いがよくわかった。大きさは食べる時に一口で食べられるよう食べやすい大きさにする事、あげは、普通に包む物と、裏返しにして包む物の2つを作ると、食感の違いを楽しめることを知った。お寿司は自宅で作ったことがなかったが、今度早速作ってみたいと思う。

・今回、近藤一樹先生から教わった調理は普段あまり作ることのない料理でしたが、わかりやすく楽しい説明で、すごく勉強になることばかりでした。巻き寿司では、高野豆腐の由来や煮る際に用いる落とし蓋の作り方などの調理方法だけでなく、色々な知識を学ぶことができました。
高野豆腐を煮る際の落とし蓋は、煮崩れを防ぐためにクッキングシートを使用することで防ぐことができ、アルミホイルを使用すると鉄分が料理に影響する可能性がある事も知りました。料理は作ることだけではなく、使用する器具や用途が料理にどう影響するか考える必要があることを学びました。また、巻き寿司を巻くことがすごく難しく、中の具材が中心になるようにうまく巻くことが出来ませんでした。出来上がりを考えて具材を置くべきだったと思います。いなり寿司では、油揚げをそのまま使用するのではなく、裏を向けて使用する事で、2種類のいなり寿司を作ることができるので盛り付けた際に見た目がより良くなるとわかりました。また、関東と関西では形が違うことを知り、地域によって異なる郷土料理や文化が沢山あるので、様々な知識を取り入れ料理することで、自分の地域とは異なる味も知ることが出来ると思いました。盛り付ける食器についても、日の丸をイメージして、四角い料理には丸い食器・丸い料理には四角い食器」を使用することで美しく盛り付けることを教わり、食器の選定も重要だと知ることが出来ました。茶碗蒸しでは、実技テストも作りましたが、だしの分量の違いで異なった食感、副菜または吸い物として料理を提供できると知りました。
今回の茶碗蒸しは、テストで作ったものとは異なり、とても柔かく滑らかでした。柚子の香りがとても美味しかったです。近藤一樹先生の講義を受けて、様々な知識や料理方法、盛付け方や使用する食器などの違いで、変化する料理の面白さと難しさを知ることが出来ました。栄養士の知識だけでなく、料理の技術も学び将来に生かせるように頑張りたいです。

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