2025年7月30日水曜日

第30回水軍レース大会を終えて(7月27日)

 灼熱の太陽のもと、今年も「めいたんプロモーションクルー」(以下、プロモクルー)が水軍レース大会に出場しました。初出場から3年連続となり、そろそろ決勝進出を期待したいところです。昨年のメンバー6名が残り、新たに1年生から6名を選抜。1チーム12名で構成されますので(漕ぎ手10名、竿持ち1名、舵持ち1名)、1名の補欠を加え、13名で大会にのぞむこととなりました。同じ今治明徳学園からは、FC今治高校明徳校の柔道部3チームが初出場を果たしました。


 わがプロモクルーは、強豪ぞろいの一般の部Aではなく、決勝進出未経験や初出場のチームが多い一般の部Bにエントリー。昨年は、惜しくも1回戦2位で決勝進出を逃し、特に2年生は、「今年こそは!」の思いが強かったように思います。結果は、5チームで争う1回戦で、スタートダッシュに成功した隣レーンの船が、途中でプロモクルーの前方を横切って進路妨害。プロモクルーはいったん漕ぐのをやめて減速し、そのロスが響いて追い上げかなわず、3位でフィニッシュ。ほか2隻はコースを大きく外れて失格となりました。柔道部の3隻(A・B・女子)については、すべて1回戦敗退となり、2隻は完漕できずに棄権だったようです。


前のレースの戦況を見守る

1回戦敗退で帰還

試合を終えて記念撮影


〝完漕できただけでも大したもの!〟と、水軍レースを知り尽くす大成経凡先生からはお褒めの言葉が。大成先生の卒業論文が、「宮窪町の水軍文化を生かしたまちづくり」をテーマにしていて、村上海賊の歴史にこだわった宮窪地域の取り組みにとても詳しいようです。まず何より、大会で使用される船の動力源に注目です。和船の神事によく用いられる櫂(かい)ではなく、櫓(ろ)を用いたことがレースの魅力を引き立てています。村上海賊が用いた快速船の小早船(こばやぶね)を忠実に復原し、動力源を櫓としました。櫓は力任せに漕ぐものではなく、熟練の技が求められます。1隻に5本の櫓が備わることで、息を合わせた櫓さばきでないと船体はローリングして減速してしまうのです。まっすぐ進まず、棄権チームが続出する光景は、見ている側を楽しませてくれます。

学生たちには、地域イベントに参加して、地域住民との交流を深め、地域を好きになり、チームワークの大切さを学んで欲しいと願います。今回は、幼児教育学科から1名・調理ビジネスから3名、介護福祉から2名、国際観光ビジネスから7名(うちミャンマー人留学生4名)が参加し、学科・コースの垣根を越えてワンチームになれたような気がします。同窓会の「くすのき会」様からも、ドリンク・お菓子の差し入れ等があり、応援に駆けつけてくれたOGも2名いらっしゃいました。ご支援、本当にありがとうございました。


敗退後は、隣接する海水浴場でリフレッシュし、短大生活の夏の想い出としました。今年の悔しさは、来年晴らしてくださいね!


レース後は海水浴