2017年12月6日水曜日

介護福祉コース 授業レポート☆その⑥『救急処置法』




 後期初の授業レポートは2年生の『救急処置法』です。

 救命処置や応急手当に関する基本的な知識と技術を実践的に学習する授業です。

 学校や福祉施設など、人がたくさん集まる場所で働こうと考えている人は、応急処置の方法を身につけていることが望まれます。特に介護や福祉の現場を目指すめいたん☆かいごふくしの学生にとって、不慮の事故や急病に対応できるよう、適切な応急処置の方法を身につけていることはとても大切なことです。


 11月16日(木)は今治消防署の方々にお越し頂き、心肺機能蘇生術を学びました。

 まずは胸骨圧迫(心臓マッサージ)の方法、続いて人工呼吸の方法、そしてAEDの使い方と、その都度、大事なことやポイントを教えて頂きながら、順に学んでいきました。お手本を見せて頂いた後は、訓練用のダミー人形を使って学生達も実践開始。各班に1名ずつ、救急救命士の方が加わり、ひとりひとりに丁寧に指導をしてくださり、学生達はみんな真剣に取り組んでいました。時にユーモアを交えながら指導してくださったので、緊張感を持ちつつも、とても和やかな雰囲気で学ぶことができました。

 また、ダミー人形やAED(訓練用なので電流は流れませんよ♪)に触れながら学ぶことができ、とてもいい経験になったようです。




 最後は傷病者を発見してから救急車が到着するまでの一連の流れを通しで繰り返し実践しました。
 救急車が到着するまで適切な救命処置を行えるかどうかが、傷病者の救命の可能性に大きく左右されるそうです。とはいえ、救命処置の現場に居合わせた時、例えその方法を知っていても、躊躇わずに行動に移せるだろうか…。命の危険がある方を目の前にして、本当に処置ができるだろうか…。実際には、不安に思うことの方が多いと思いますが、「慌てず、自分にできる限りの救命をしてあげてほしい」との言葉に勇気を頂きました。

 今回受講を終えた学生には『普通救命講習修了証』が交付されます。介護の現場ではたくさんの命と向きあいます。そんな現場で働く人だからこそ、もしもの時に、積極的に救命に関われる介護福祉士になってほしいと思います。


このページの先頭へ戻る