2024年1月30日火曜日

幼児教育学科 めいたんキッズファーム(ダイコンの収穫🌱)

 1月17日 水曜日 晴れ


本学にある畑(めいたんキッズファーム)では、9月下旬にたんぽぽ幼稚園の子どもたちと

ダイコンの種をまきました。

今回は、今治市の子どもたちとダイコンを収穫しました。

まず初めに、畑に隠れている松ぼっくりやどんぐり、大きな落ち葉などをネイチャーゲーム「たからものさがし」の要領で見つけて楽しみました。

学生お手製のかわいい袋に詰めていきます!




ダイコンのカードも見つけることができたかな?


さて、ついに収穫です!!

学生がみんなの前でお手本を見せてくれました。土から抜けた瞬間、大きな拍手と

歓声が沸き起こりました。👨‍🌾

小さなものから大きなものまで、ちゃんと収穫できていました!




みんなで収穫したダイコン。おうちに帰って美味しく食べていただけると嬉しいです。


2024年1月29日月曜日

国際観光ビジネスコース 別宮小学校の異文化理解授業に参加しました。

2023年11月28日

 国際観光ビジネスコースの中国人留学生2名(晁婉君、陳相一)が、別宮小学校4年の異文化理解授業に参加しました。

 まずは、留学生が中国のお正月春節について写真を見せながらプレゼンしました。日本と違う中国の習慣を興味深く聞いてもらうことができました。

 次に、小学生から、今治の食べ物やお祭りについての説明がありました。留学生たちは今治に来て2年ほどですが、まだまだ知らないことを発見することができました。

 最後に、子どもたちに日本の伝統的な遊び(コマ、けん玉)を教えてもらいました。

 このような異文化交流を通じて互いの文化を体験することで、多くのことを学び、深く考える機会となりました。別宮小学校の皆様、大変お世話になり、ありがとうございました。





2024年1月26日金曜日

幼児教育学科 1月 おでかけ児童館

1月16日、今治市本町児童館職員のプログラムによる「おでかけ児童館」を本学にて開催しました。12組の親子(保護者12人、子ども13人)にご参加いただきました。

幼児教育学科1年生は、6月、10月に続き、今回で3回目、今年度最後の「おでかけ児童館」の運営補助に入りました。これまでの学びがつながり、学生から子どもさんに声掛けができたり、保護者の方からお話をうかがったりすることができたようです。楽しい時間、空間を児童館職員とともに創ることができ、参加された親子の皆さんにも喜んでもらえたのではないかと思います。

この日のテーマは「お正月あそび」、プログラムは次のとおりです。


~プログラム~

・手あそび「はじまるよ」

・おなまえ、おへんじ「たかいたかい」

・体操「おやこでビューン!」

・お手玉あそび「ぺったらぺったん」「おてぶしてぶし」

・ふれあいあそび「いっぽんばしこちょこちょ」「だるまさん」

・工作「辰のくるくる凧」

・自由あそび

「アンパンマン福笑い」

「風船羽子板」

「お手玉入れ・たこ焼き入れ(多気入れるあそび)」

「おでん(串におでんの具を通すあそび)」

・絵本「だるまさんが」

・終わりのあいさつ






学生のレポートから、おでかけ児童館を通しての学びの一部を抜粋します。

今回のおでかけ児童館で嬉しかったこと
・最初は人見知りだった子どもを「おやこでビューン」のときに、「高い、高い」をしたところ、ものすごく笑っていて、嬉しかったです。
・最後はみんな笑顔で帰ってくれたのですごく嬉しかったです。
・いつも来てくれている子どもたちが初めて会ったときより、大きく成長していて嬉しかったです。
・アンパンマン福笑いをしているとき、完成するたびに子どもを褒めたら、もう一回、と何回も繰り返していました。楽しかったのだと伝わってきました。

今回のおでかけ児童館でできたこと
・名前を覚え、しっかり名前を呼んで話をすることができました。
・赤ちゃんから2歳児まで、様々な子どもと触れ合い、一人一人を見ることができました。
・6月より10月、10月より1月と声が出るようになってきました。
・今までで一番楽しく自分から動けたおでかけ児童館でした。
・いつもより、余裕をもって全体を見ることができたので、保護者と二人で遊んでいる子どもに気付き、声をかけることができました。

おでかけ児童館の活動を通しての気付きや学び
・児童館のスタッフの方々は、子どもたちと保護者の方の安全を第一に環境を整え、親子とかかわりながら、一人一人とコミュニケーションをとっていると感じました。
・回数を重ねるごとに、みんなの動きがよくなって、子どもも楽しそうにしていたので、私たちの顔、声、雰囲気が大切なのだと実感しました。
・少しずつ、実践を重ねていくごとに子ども一人一人を見ることができ、実際に子どもたちの様子を見る中で発達や声掛け一つ一つの仕方について学ぶことができました。
・学生がどの位置にいれば、親子の手伝いがしやすいかなど、場面ごとの環境構成図を考えておけば、親子とのふれあいも増えるのではないかと思いました。

今の学びを今後の学びへ
・駐車場から大講義室までの案内のとき、様々な声掛けを試していくと子どもが心を開いて話してくれるようになったので、言葉がけをよく学んでいきたいと思いました。
・初めて4か月の子どもを抱っこしたとき、どうしたらよいかわからなかったので、未満児のこともよく勉強し、学びたいと思いました。
・雰囲気づくりや会場の設営、受付、親子とのコミュニケーションなど、卒業後に必要な力だと思うので、これからも目標をもって頑張りたいです。

親子にとって安全・安心できる場、楽しい時間を創ることが子育て支援につながっていくことを1年次の「おでかけ児童館」の実践を通して学ぶことができました。
2年次には、今治市の子育て講座と合わせ、自分たちで企画・運営する「めいたん広場」を展開し、学びを深めていきます。今後も地域で、よりよい子育て支援が実践できる保育者になるという目標に向けて精進していきます。
今年度、活動に参加していただいた保護者の皆様、子どもたち、児童館職員の方々や関係の皆様、本当にありがとうございました。

本学での「おでかけ児童館」「めいたん広場」は、次は新年度に開催します。
予定が決まりましたら、本学Webサイト等でご案内させていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

これまでの「おでかけ児童館」の様子:
(4月)
(6月)
(10月)

2024年1月24日水曜日

授業紹介 地域交流演習」「地域社会論」 1/18 大山祇神社で正式参拝を体験

 1月18日(木曜)の「地域交流演習」「地域社会論」の学外授業は、しまなみ海道沿線を代表する観光名所の大山祇神社を39名の履修生(うち留学生28名)と訪ねました。本学から同所・大三島宮浦までは、来島海峡大橋、伯方・大島大橋、大三島橋を通ってバスで片道45分かかります。そのため、移動の車中で同社の由来を簡単に解説し、主祭神の大山積神(おおやまづみのかみ)が「山の神」「農の神」「渡しの神」として、今日も山・農業・海事などを生業とする人々の信仰を集めていることを学びました。大山積神は皇祖神・天照大神の兄神にあたるとされ、大山積神の分霊をまつる神社は全国に1万社余りを数えます。

 あいにく、現地を訪ねた頃には雨が降り始めましたが、昨年整備された石畳によって、総門から神門までの境内がとても歩きやすくなっていました。この日、学生たちには正式参拝を体験させ、大山祇神社を身近に感じて欲しいというねらいがありました。FC今治のエンブレムのデザインにも、大山祇神社の神紋が使われているのです。これまでは拝殿の外で二礼二拍手一礼をして参拝を済ませていましたが、拝殿に昇殿してお祓いを受け、代表1名が玉ぐし奉奠(ほうてん)をすることにしました。しかも拝殿は室町時代の1427年築の国指定重要文化財ですから、歴史の威厳を感じたことでしょう。また、日本人の民族宗教である神道を、肌で感じるよい機会にもなったことと思います。玉ぐし奉奠は、食物栄養コースの本郷礼美さんが務めてくれましたが、とてもいい経験になったようです。


学生代表玉ぐし奉奠(拝殿)

 本来なら、参拝してすみやかに降殿するところですが、授業の一環ということで、三島安詔宮司から特別に大山祇神社の由緒解説を賜ることとなりました。歴史ある拝殿で神話や神々の話を聞けたのは、学生たちには貴重な経験になったことでしょう。そして、降殿の際に御神酒(おみき)をいただきましたが、これは境内の斎田(さいでん)で収穫された酒米をもとに醸造された清酒「白鷺」(しらさぎ)で、その香りに敏感に反応したのはネパール人留学生でした。母国にも似た慣習があるようです。御神酒がおいしいので、それを買い求めたいと言い出す中国人留学生もいましたが、これは大山祇神社だけでしか提供しない非売品とのことでした。境内には酒造の神様をまつる酒殿(さかでん)もあるため、愛媛県・広島県の酒造メーカーから毎年お酒の奉納があるようで、それらの酒樽が回廊に並べられていました。御神酒の盃は記念にいただくことができ、勾玉の記念品も参拝者全員にいただきました。授業をサポートいただいた大山祇神社および三島安詔宮司様には感謝申し上げます。


三島宮司から由緒の説明を受ける(拝殿)


御神酒(白鷺)

 最後は、雨の関係もあって神門で雨宿りしながら記念撮影をし、少し自由時間を与えたところ、おみくじの販売所に3分の1の学生が殺到。大吉に歓声をあげる学生が何人かいましたが、大凶を引き当てた不運な学生も若干名いたようです。帰りのバスに乗り込む頃には雨もやみ、せっかくなので道の駅「多々羅しまなみ公園」に立ち寄り、〝しあわせの鐘〟を鳴らして斜張橋の多々羅大橋と広島県境の島々を眺めました。

※拝殿の正式参拝の写真は、大山祇神社の許可を得て、拝殿外から撮影したものです。

大吉を引き当てた学生

神門で三島宮司を囲んで記念撮影

勾玉の記念品

多々羅しまなみ公園の「しあわせの鐘」


2024年1月22日月曜日

食物栄養コース  栄養College Life Vol.14 授業紹介 調理学実習Ⅱ クリスマス料理





◇◆◇学生感想◇◆◇

・クリスマス料理を作ったのは初めてでした。けれど、上手に作れたと思います。

 特にローストビーフが美味しかったです。品数が多くて大変でしたが班のみんなと協力し、きちんと分担できたので良かったです。

・今回の実習ではローストビーフを担当しました。プルーンを作り忘れていて、手際が悪かったけれど、ローストビーフの焼き加減は丁度良く、盛付けも美しく盛ることが出来ました。全体の手際としては、声掛けや情報共有ができ問題なく実習を終える事ができました。味の感想としては、コンソメスープとローストビーフは丁度良かったですが、サラダのドレッシングは酸味が強く感じました。ケーキは少し固かったので、高温で焼き過ぎたのかなと感じました。

・いつもより調理の工程が多く時間がかかったが美味しかった。プルーンの味が少し苦手だった。お肉は味も良く、丁度いいやわらかさだった。シーフードサラダは少し酸っぱかった。コンソメスープは飲みやすく、色々な材料が入っていたのに透き通っていて驚いた。


2024年1月18日木曜日

大学公開講座 1月13日 島崎義弘氏「安心して楽しく老いる地域づくり」   

 1月13日(土曜)午前中、愛媛県社会福祉士会監事の島崎義弘氏を招いた大学公開講座を開催したところ、本学介護福祉コースの学生15名を含む43名の参加がありました。島崎氏は今治市関前地域(岡村島)の出身で、今治市役所をへて現在は今治市社会福祉協議会関前支部長をされています。演題「安心して楽しく老いる地域づくり」にもある通り、福祉を地域づくりととらえた視点で、学生たちには楽しみながら学べる講座になったように思います。


発表する島崎氏


 冒頭は、正月に起きた能登半島地震に関連し、災害時に求められる地域福祉のあり方を話題提供されました。大規模な災害が起きた際、まずは被災地のニーズをつかむことが大切で、そのニーズも刻々と状況が変わっていくとのことでした。そのことは、愛媛県で平成30(2018)年7月に起きた西日本豪雨災害の際に得た教訓です。当時の今治市は、島崎氏らを中心に、どの県内自治体よりも早く災害ボランティアセンターセンターを立ち上げました。市内でも、伯方島・大島などで土石流が発生し、数名の死者をだす大惨事となりました。そのとき、被災された住民のニーズ(困りごと)を把握し、生活再建や地域の復興に向けた支援活動を展開していく仕事に島崎氏はかかわりました。こうした災害は、またいつ起きるか分からないことを念頭に入れると、近所づきあいの大切さや災害への備えなど、コミュニティのあり方が問われてくるとのことでした。


講座の様子

 少子高齢化が進む昨今ですが、平成21(2009)年10月に今治市玉川町鈍川地区にオープンした「ふれあい茶屋」では、買い物や食事サービス、サークル活動など、高齢者自らが地域課題の克服に動き出した事例が紹介されました。今では、老人という言葉をひかえ、ヤングオールドのような呼び方も見られるようになり、元気な高齢者が地域福祉を担う地区も見られるようになっています。また、島しょ部の今治市伯方町北浦地区では、旧北浦保育所の「鎮守の森」を活動拠点に、老若男女だけでなく、フィリピン人などの外国籍住民を巻き込んだ交流活動の事例も見られます。その中心には、住民有志でつくるNPO法人が関係しています。伯方島では、造船・海運業などに従事する外国人のために、ごみステーションの案内板に多言語表示が導入されるなど、多文化共生社会への取り組みが見られるようです。それらは、”0から1を創り出す活動”で、行政の力や制度の狭間を埋める地域福祉活動としてとらえることができるとのことでした。


 講演の前半終了前には、ある一人暮らしの女性の仮想事例をとりあげ、彼女に必要なもの・サービスは何か、会場に意見を求めました。この問いかけに学生数名が回答し、その心がけが災害に強い福祉のまちづくりにもつながると励ましの言葉をいただきました。また、地域の新たな支え合いとして、自助・公助以外に〝共助〟の取り組みがとても大切になってきていると話題提供されました。休憩をはさんだ後半は、本学地域連携センター長の大成経凡先生とのトークセッション(両名は東北福祉大学の先輩・後輩)で、共助の歴史的事例を紐解きながら、改めて今後の地域福祉のあり方について参加者と意識を深めました。


意見を発表する学生


トークセッション(島崎氏&大成先生)


2024年1月17日水曜日

今治市立桜井小6年生が体験授業  1月12日

 1月12日(金)午前中、今治市教育委員会「今治ふるさと魅力体験プログラム」の一環で、今治市立桜井小学校の6年生約70名が大型バス2台で本学を訪問してくれました。この日の行程は、本学を皮切りに「しまなみアースランド」と今治市高橋浄水場「バリウォーター」とのことでした。

 当初は、本学の施設見学を約1時間する予定でしたが、せっかくなので大講義室の階段教室で体験授業をすることになりました。テーマは「YOUもいまばり博士になろう~桜井編~」で、本学の地域連携センター長で、今治市のご当地検定〝いまばり博士検定〟(今治商工会議所主催)の監修を務める大成経凡先生が講師を務めました。

 いまばり博士検定は4択を採用していますが、この日は特別に3択とし、少しでも正答率を高める工夫を凝らしました。また、解説時間を多くして、小学生が身近な地域に興味関心の持てる内容を心がけました。出題された内容は、桜井小学校区にある伝統工芸(桜井漆器)・名所(綱敷天満神社、唐子浜の赤灯台)・旧跡(伊予国分寺塔跡)・年中行事(宮島さん)などから6問で、児童たちはクイズ感覚で楽しみながら挑戦してくれました。全問正解した男子児童2名には、いまばり博士検定公式ガイドブックなどの景品をプレゼントさせていただきました(最後の優勝者を決めるジャンケンは、大いに盛り上がる)。

 終わってみれば、大講義室で約1時間、校区の歴史や文化を学んだことになります。学ぶ喜びの享受やふるさと愛の醸成を意識した体験授業となりましたが、そんな中で少しだけ本学の学校紹介もさせていただきました。地域住民から親しまれる短大であるためには、今後も市内小・中学校の体験授業受け入れや出張授業などに精力的に取り組んで参りたいと思います。


子供たちに好評だった「いまばり博士クイズ」


大型バスでやってきた桜井小6年生



2024年1月16日火曜日

授業紹介「地域交流演習」「地域社会論」 1月11日 来島海峡大橋をサイクリング 

 1月11日(木曜)午後、2024年最初の「地域交流演習」「地域社会論」は、35名の履修生が参加して〝しまなみ海道のサイクリング〟に挑戦しました。留学生のほとんどが、来島海峡大橋のサイクリングは初めての経験となります。昨年秋に入学したネパール人留学生たちは、入寮するや、まず運動場で自転車の練習に励みました。今では彼ら彼女たちにとって自転車は生活に欠かせない乗り物ですが、この日の授業で乗車するのはクロスバイクという細いタイヤのタイプとなります。クロスバイクはスポーツタイプの自転車で、少々の上り坂も抵抗感を軽減して走らせることができるため、アップダウンの多いしまなみ海道には最適です。こちらを、今治市砂場町にあるサイクリングターミナル「サンライズ糸山」で37台レンタルすることになりました(引率教職員2名)。


サンライズ糸山から、いざ出発!

 授業時間内でどこまで走らせればいいのか、大いに悩みました(昨年は馬島のリゾートホテル「グランルークしまなみ」を視察)。健脚であれば、約4㎞の来島海峡大橋を渡って、大島・下田水港の道の駅「よしうみいきいき館」を往復することも可能です。しかし、留学生が27名と多いことから、来島海峡大橋(第1・第2・第3の3連吊橋)の第3大橋(1,570m)だけを走り、エレベーターを使って馬島へ降りることにしました。海面から橋桁までは落差が65mもあり、高所恐怖症の学生にはスリリングな経験になったことでしょう。しかし、〝百聞は一見に如かず〟で、現場で体験してこそ得られる知見を学生には大切にして欲しいと願います。橋桁から見える多島美は絶景で、空中散歩のような気分を味わうことができるのです。

軽快に第3大橋を走行

 一方、昨年は20台ほどだった台数が、今年は1.5倍に増えたことで、エレベーターで降りる時間で大きなロスが生まれました。1度に5~6台しか搭載できず、このピストン運行を時間計算に入れていませんでした。結果的には、馬島のコース選択は正解で、同島の急潮流スポットのウズ鼻ビーチで〝まったり〟と観光気分を味わうこととしました。そこはまさに秘境といえる場所でした。

馬島の秘境〝ウズ鼻ビーチ〟

 この日は、時季外れの快晴であまり寒さを感じず、四国山地の稜線がクリアに見えていました。石鎚山頂(標高1,982m)はもちろん、四国中央市の製紙工場の煙突まで目視することができました。陽射しがあまりにいいので、〝これならば夕陽も最高だろう〟と、短大への帰路で鴨池海岸公園(今治市大西町九王)へ立ち寄りました。さすがに日没(17:18)近くなると、冷たい西風が身にこたえましたが、それもこの時季ならではの体験と思い、同所を後にしました。

馬島港と海峡大橋




2024年1月12日金曜日

食物栄養コース  栄養College Life Vol.13 調理学実習Ⅱの授業紹介

 


 『調理の段取り 献立の考え方を学ぼう』

12月 18日(月)1年生の調理学実習Ⅱの授業に、ゲスト講師として日清医療食品株式会社から 3名の先生に来ていただきました。


    ●教育インストラクター     畠山 美紀 先生

    ●調理技術インストラクター 坪内 浩二 先生

    ●採用担当     福沢 卓哉 先生




◇◆◇学生感想◇◆◇
・「調理の段取り・献立の考え方」で日清医療食品さんとコラボ授業をした。自分は大量調理の経験が全然ないが経験豊富な方々の話を聞けて良かった。
 初めに調理の段取りについて、自分たちは学内実習で40食を調理したがその中で段取りは一番苦戦したところだと思った。一人一人の調理の技術だったりアクシデントだったり思うように調理を進められていなかったと思った。普段から大量調理を行っている方の調理の段取りについてはすごく参考になった。調理をする前に必要な準備や手順を考えることが段取りだと説明していた。調理をする前から無理だと思うようなものは直さなければならなくスムーズに調理作業を行うためには大切だと思った。また施設のルールなどによっても段取りを変える必要などもあると思った。すべての場所が同じ段取りの考え方ではないと思った。時間がかかるものや放置できるものは先にやっておくことは大切だと思った。学内実習でも前日に計量ができるものを計っておくことで調理日の流れが全然違った。自分はまだ無駄な動きが多く段取りが良いとは言えないがたくさんの経験を積み少しずつ良くなっていきたいと思った。
 次に献立について、今回の献立の汁物は味がすごく薄かったと思ったが八宝菜の味が濃く全然食べることができた。一品の味を見るのは大切だと思うが全体としての味が大切だと感じた。おいしいと思うには味以外にも風味や食味、環境や雰囲気、体調が大切だと知った。確かに一人で食べるよりもみんなで食べるほうがおいしいと思った。食が楽しみな人はたくさんいるから少しでもおいしく食べてもらうためにも味だけでなく環境なども考える必要があると思った。献立作成でまずはメインの味つけを決めて他のおかずは残った味つけをして単調な味つけでないようにすることが大切だと学べてよかった。
・今回の授業で学んだこと今後の実習に活かせるようにしたいと思った。たくさんのお話を聞けて良かった。
最初に、日清医療食品さんの打ち合わせ、段取りの資料を見た時に文字が少なく、簡潔で図や色を別に分けていてとてもわかりやすく、私達で学内の資料を作成する際には、字が多くわかりにくいことがあったので今回の資料を参考にわかりやすく、伝わりやすい資料を作成したいです。内容としては、段取りが悪くて時間通りに料理ができないことが度々あるので今回の教えていただいたなかで声掛け、役割分担については、日頃から意識して行っていましたが、粉から先に計量して液体を後に計量することによる器具の使い過ぎの防止や下処理を先にやっておくことは意識していなかったのでそのことも頭に入れて時間通りに料理ができるようにしたいです。
次に、調理実習では、医療食品さんから見れば、今回は少量調理で施設が普段と異なり、調理が行いにくいにも関わらず、一つ一つの作業が早く、特に何cmがどれくらいなのかを感覚で覚えていたので普段の料理でも大きさに意識して感覚を身につけれるようにしたいです。料理の味の感想としては、蓮根のすり流し汁は、生姜が強く少し薄く感じました。八宝菜は、縮みやすいものと縮みにくいものを分けて入れることによりくたくたになりすぎず、丁度よい火加減で味もちょうどよかったです。また、同じ材料でも火加減によって違いが大きく出ていて驚きました。もずく酢は胡瓜の色が鮮やかで味もちょうどよかったです。料理の全体のバランスでみると濃いめの主菜にあっさりした汁物と副菜でバランスがよく、味付けが丁度よいのに食塩相当量も2.4gに抑えており健康的で驚きました。
最後に、今回全体を通して、段取りを早くするコツや医療食品さんの働く時間や現場の声を聴けてとても勉強になりました。本日はこのような機会を作っていいただきありがとうございました。



2024年1月10日水曜日

食物栄養コース 栄養College Life Vol.12 1・2年生合同セミナー 「3・1・2弁当箱法」

 


 12月15日 公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構の事業により『ごはんの適量を学ぶ「3・1・2弁当箱法」体験セミナー』を実施しました。 

講師にノートルダム清心女子大学人間生活学部食品栄養科准教授の小川眞紀子先生を迎え、講義と実習を行いました。


 「3・1・2弁当箱法」とは弁当箱をものさしとして、 1食に必要なエネルギーや栄養素を適量かつバランスよく摂取できるよう考案された教材のひとつです。

主食・主菜・副菜の割合に気を付けながら、弁当の設計図を描いていきました。


ごはんを自身の茶わんに盛り替えて、普段食べている量と比較してみました。


「隙間なく詰めるので、仕切りにカップなどは使いません。サラダ菜を上手く使って詰めていきます。 
彩りも忘れずに。」と講師の先生から指導していただきました。
苦戦しながらもみんな楽しそうに弁当箱に詰めていました!



弁当箱は左が女子で600ml。右が男子で900ml。男子の大きかった~!


弁当箱に詰めたものを日常の食器に移し替えて展開してみました。

ルールに従って弁当箱にしっかりと詰めることができれば、1食分の食事と同じ量・バランスになりますね。

1食分の適量が確認できました!

最後は試食。詰めているときから早く食べたい~!と声が上がっており、みんなきれいに完食していました。 
将来、栄養士として活躍していくための知識とスキルを高める有意義な体験となりました。 


2024年1月4日木曜日

食物栄養コース 栄養College Life Vol.11 『洋食のマナー講習会』

 



12月12日(火) 1年生・2年生合同コースセミナーで今治国際ホテルに『洋食のマナー講習会』に行きました。

マナーを教えてくださる講師は、矢野 英隆氏。


前菜からメイン、デザートをいただく間、笑いを交えながらマナーの形式や歴史などを丁寧に楽しく教えてくださいました。講師の先生の話術のおかげで、緊張していた場の雰囲気も温かくなり、1人ひとりがマナーに気をつけながら、見た目も美しくおいしい料理を、楽しく頂く事ができました。料理を運んでくださるスタッフの方達の立ち居振る舞いも美しく、つられて背筋が伸びました。





◆◇◆学生感想◆◇◆

・今回の講習では、テーブルマナーやパンの食べ方、ナプキンの形の意味など色んなことを学ぶことができました。ナプキンの形には縁起のいいものがあり、特に自分のところにあった扇の形の意味は「扇のように末広がりになることで繁盛・開運の吉兆」とされていてとても良い意味だと思いました。また、講師の矢野さんも和気あいあいとしていて良い雰囲気で取り組めたと思います。本当に今後に活かせる授業になりました。
・矢野さんの面白いお話しと一緒に学ぶ講習会はとても勉強になりました。
ナプキンはいろいろな折り方でおもてなしされていて、わたしは「かめ」だったのですが、、、、(そう見えるよう努力します。)ナプキンの折り方一つで日本のおもてなしのような方法をとるのだと思いました。いろんな意味があり面白かったです。お酒のショートやロングにも意味があったのでおもしろかったです。こういった銀食器をつかう食事について学べたのでこういった機会がありましたら迷う事なく使え
るようにしたいです。
・今回洋食マナー教室様々なことを学ぶことができました。お話では、ナイフとフォークの使い方や食べ終わった際の置き方など、普段不確かに行っていましたが、詳しく再確認することができました。また、デザートスプーンが想像よりも大きく驚きました。食事の際には緊張はしていましたが、笑いが起きるときもあるほど力を抜く事が出来ました。こういった本格的な洋食のマナーは普段の食事、仕事ではあまり使用しないと思いますが、結婚式や行事食などの特別な日に役立つと感じたため、覚えたり普段のちょっとしたときに活用したいと思います。
 アレルギー対応に関して実際ホテルでどう行っているかなどを知ることができてよかったです。大きく変わっていると感じた点として肉料理のソース、デザートが変化していました。アレルギーがあったとしてもおいしく楽しむことができました。料理を食べてみて、味も見た目もよく温度も丁度良かったです。オードブルから始まり、段々食事が運ばれて来るところが普段の食事と全然違いました。各料理それぞれ見た目が完成されており、色鮮やかで運ばれて来る瞬間が楽しかったです。コース料理の献立を立てる際には普段の食事の季節感や彩りの他にコースとして成り立つのか、マナーなど多くのことを考慮しなければいけないのだと感じました。
味について、付け合わせの1つ1つにも味がついており驚きました。前菜ではピンチョスの食べ方に悩みました。クレープ包みではこのような料理があることに驚き美味しかったです。根菜のポタージュではコーンやじゃがいもなどはありますがほんのりごぼうのような味がして美味しかったです。魚料理と肉料理が一度に楽しめるのも嬉しかったです。ソースが美味しく話を聞き、パンに付けてみるととても美味しかったです。余すことなく食べられることを考えられている食文化だと感じました。デザートはプレーンの焼き菓子かと思っていましたがバナナの味がして驚きました。コーヒーは普段飲んでいるものより濃く感じました。今後仕事をしていくにあたり、1日のうち食事は利用者さんにとってとても楽しみなものだと以前感じました。今回の食事で驚きを沢山感じました。もちろん安心感、普段食べなれた味も大事ですがたまに驚き、非日常を楽しむことで入院生活や施設での生活に+a少しの楽しみを足せるのではないかと思い、今後仕事をする際のイベントなど一考します。


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