2022年11月30日水曜日

介護福祉コース 月刊DAY12月号に掲載されました。

 


全国紙のデイケア&デイサービスの運営お助けBOOK「月刊DAY」((株)QOLサービス発行)の取材を受けました。




突然の取材依頼に、こんなやりとりがあったそうです。

本学教員「なぜ、うちに?」

月刊DAY担当者(少し笑いながら)「動画が面白かったので…」

▼そのきっかけの動画がこちら



動画でも雰囲気がわかるように、めいたんの介護福祉コースの教員は、ミュージシャンやバレリーナなど、個性的!
学生が楽しみながら学びを深められるような授業がたくさんあります。
雑誌には授業の工夫やオススメの授業、学生インタビューなど、いろいろと掲載していただきました。ぜひ、ご覧ください。

▼本学掲載ページ



食物栄養コース 栄養College Life Vol.12 めいたん元気ふれあい広場を行いました



10月7日(金)めいたん元気ふれあい広場を行い、

地域の方と交流しました。


 ・1・2年生合同の授業があり、地域の方に来ていただき血圧測定、体組成計測定、

SATシステムによる食事診断、握力測定、健康・栄養展示、測定に基づくアドバイス、

アンケート等を行いました。




◇◆◇学生感想◇◆◇

・今回のコースセミナーは、地域の方とのふれあい広場でした。私は食育SATシステムの担当でした。初めは住民の方が来てくださった時にどのように対応したらいいか分からなかったので、あたふたしてしまい来てくださった方を不安にさせてしまったように思います。しかし、参加者の皆さんはとても気さくで優しい方ばかりで、色んな話をしているうちに私も緊張が解けてきて、普段のようにお話をすることが出来ました。また、2年生が主で動いてくれていたのですが、案内や会話の中で栄養の話や健康の話、SATシステムのアドバイスを上手にされていて凄いなと感じました。私も食育SATシステムで案内をしている時に「孫がおかずは好きだけど、白ご飯を全然食べてくれないんだけど、どうしたら食べてくれるようになるかな?」と質問をされたのですが、うまく答えることが出来ず、ありきたりな事しかお話できませんでした。家に帰ってから、どんな対策があるか調べてみると、”混ぜご飯にして味変してみる”や、”おかずにご飯を混ぜて作ってみる”や、”食器を変えてみる”など色々な方法を見つける事が出来ました。今回は、良いアドバイスをすることができませんでしたが、次に質問をされたら答えれるように準備しておきたいと思います。来年は私たちが主となって動くようになるので、栄養や健康についての知識を深めて、上手くお話しできるように頑張っていきます。地域の方との交流は良い経験になりました。

・参加した方々が、楽しそうに健康チェックをしてくださっていたのでよかったです。
ただ、次に向けて改善しなければいけないなと思った事がありました。1つ目は、予習が不十分だったと感じました。栄養の事、健康の事を自分たちでもっと調べておく必要がありました。2つ目は、プリンターの故障というハプニングがあり、バタバタしてしまい参加者の方たちを待たせてしまい申し訳なかったです。色んなハプニングを予想して準備をしておくべきでした。3つ目は、1年生と打ち合わせをする時間がなく、連携が上手く出来ていなかったので、事前打ち合わせをきちんとしたかったです。

・住民の方とコミュニケーションをとり、楽しく交流することができました。ただ、展示の説明の時に、帰ってからも内容を振り返ってもらう事が出来る様に、その配布資料を作成しておけば良かったと思いました。

2022年11月29日火曜日

授業紹介 「地域社会論」職業セミナーを開催

11月24日(木)午後の「地域社会論」の授業は、防衛省自衛隊愛媛地方協力本部・今治地域事務所の宮本裕一郎広報官をお招きし、自衛隊の組織や災害時の取り組みなどについてご説明いただきました。


自衛隊といえば、どうしても戦時における軍隊のイメージが思い浮かびますが、東日本大震災や西日本豪雨などによる激甚災害での救済活動は国民に寄り添う取り組みとして知っておく必要があります。東日本大震災における自衛隊の活動映像を、11名の受講生は食い入るように眺めていました。


また、この授業に先立って同日開催された陸上自衛隊第14音楽隊による演奏会(本学大講義室、公開講座として実施)にも本授業の受講生は参加しました。本来、音楽隊は戦時においては兵士の慰問活動の役割を担うものですが、平時は各地域へ出向いて生涯学習の一環で素晴らしい音色を私たちのもとへ届けてくれます。



11名の受講生の所属コースは、栄養士・調理師・介護福祉士の取得を目指す日本人学生以外に中国人留学生が4名いました。各々が、それぞれの進路や境遇と比較しながら職業意識を深めることができたように思います。配布された「自衛官採用自衛隊総合採用案内」を拝読すると、自衛隊で働く若者たちの姿がいきいきと描かれ、若い女性隊員も多く見られました。授業の後半は、場所を教室から駐車場へ移し、屋外展示していただいたジープの前で同今治地域事務所・岩田将人所長さんらとの親睦交流をはかりました。隊員さんに直接質問を投げかけることで、得られた知識も多かったように思います。




大学公開講座 11/24 陸上自衛隊第14音楽隊による演奏会

 11月24日(木)午後、本学大講義室で陸上自衛隊第14音楽隊(善通寺)による演奏会を開催しましたところ、満席に近い105名の参加がありました(一般市民72名、学生教職員33名)。1時間弱の演奏時間の中で、NHK朝の連ドラ「カムカムエブリバディ」の主題歌〝アルデバラン〟やNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主題歌など、参加者が聴きなれた心和む×心躍らせる曲をご披露下さいました。また、学生たちにも馴染みのある名探偵コナンのメインテーマもあって、音楽隊歌姫による「つばめ」の歌声にも魅了されました。



本来、この演奏会は11月の学生祭の中で実施する予定でしたが、学生祭が中止になったことで、公開講座に切り替えて開催する運びとなりました。企画の発案は本学学生によるもので、参加者による指揮者体験もありました。音の調べに癒される一方で、笑い&手拍子ありのとても楽しい時間を、演奏者と参加者が一体となって共有することができました。



秋も終わろうとしていますが、芸術の秋で〝音楽がもつ力〟を改めて感じた演奏会となりました。学生からも、来年度もぜひ開いて欲しいとの要望が寄せられたしだいです。演奏会の準備でお世話いただきました防衛省自衛隊愛媛地方協力本部今治地域事務所の皆様、本当にありがとうございました。


学生による指揮者体験


2022年11月28日月曜日

幼児教育学科 授業紹介「教職実践演習(幼稚園)」Part.1

 幼児教育学科で開講している「教職実践演習(幼稚園)」の授業での学生の学びを3回シリーズで報告します。

本授業は、幼稚園教諭養成カリキュラムの集大成として2年後期に開講しています。授業の一環として地域で活躍されている講師をお招きし、ご講演いただくことで、多様な視点で柔軟な思考・判断ができる教育者、保育者の養成を目指しています。

その1 「保育という素晴らしい仕事」

10月19日、麦の穂保育園で園長として保育をされている出原大先生にお越しいただき、保育で大切にしたいこと、愛されて育つ子どもたちについて、エピソードを交えてお話いただきました。学生は、保育の原点である愛すること、ありのままを受け入れることの大切さをひしひしと感じたようです。出原先生、ありがとうございました。

学生の感想を抜粋します。


愛することが最も大切なこと

・「子どもを愛することで、子どもも愛し返してくれる」という言葉を聞き、とても共感でき、保育において最も大切なことだと思いました。

・愛されて育つと自然と自分のことも、自分の周りの人も愛することができる子になるのかと思いました。

・子どもに愛情を注ぐことで、自分も幸せになり、保育者としてやりがいを感じるのではないかと思いました。

・幼児期に大人から愛されて自然の中でのびのびと過ごすことは、何よりも大人になって大きな力となると思います。

・愛情を与えられる人になるには、自分自身が高い人間性をもたないといけないと思いました。


大先生のような保育者になりたい

・大先生の言葉を心に残して、先生のような保育者になれるようにがんばりたいです。

・大先生の話を聞いて、初心に戻ることができました。

・子どもを愛し、ありのままの姿を受け止めて寄り添っていける保育者になりたいと思います。


出原先生の授業の様子です


学長から一言いただきました


出原先生からお話いただき、学生から感想を述べました


2022年11月26日土曜日

2022年度「国内旅行業務取扱管理者」に、2人合格しました

 2022年度「国内旅行業務取扱管理者」に、2人合格しました


2022年9月4日(日)、「国内旅行業務取扱管理者」国家試験が実施されました。本学からは国際観光ビジネスコースの2年生西村優姫さんと1年生于魯軍さん(留学生)が、広島会場で受験し、2人とも合格しました。おめでとうございます!


例年、合格率は3割程度の難易度の高い国家試験で、今年度の合格率は33%でした。今年は旅行実務の計算問題が難しくなっており、地理も近年の試験であまり出題がない細かい部分の出題もありました。

前期の講義や夏休み中の集中講義、補習などで合格を目指して勉強しました。2年生は就職活動、留学生は新型コロナウイルスの入国制限等の影響で、勉強できる時間が少ない状況で、試験内容も全般的に難しくなっていましたが、見事合格を勝ち取りました。


「旅行業務取扱管理者」は、旅行に関する唯一の国家試験で日本国内を扱う「国内」と、海外旅行も扱う「総合」があります。旅行業法により、「旅行業」扱う営業所では、各営業所に1名以上の旅行業務取扱管理者を配置することが義務付けられています。


1年生は、これから、来年の「総合旅行業務取扱管理者」も目指して勉強します




2022年11月24日木曜日

【FC今治コラボ授業 第2回】実践に向けて! 安倍コーチとリハーサル

幼児教育学科  10月28日 親子あそびプログラムの立案(リハーサル)


第3回コラボ授業での「子育て広場の実践」に向けて活動内容が決まってきました。

今日は、プログラムの流れに沿って体育館で実際に動いてのリハーサルです。


まずは、学生が担当する「はじまりタイム」「ふれあいタイム」「おしまいタイム」の動きを安倍コーチに確認してもらいました。

ねらいに沿った活動になっているのか、進行の際の言葉がけ、移動方法および動線の確認、準備物の置き場など、細かくチェックしていきます。

  



次は、学生が親子役になって安倍コーチのリハーサルです。専門性を生かした活動内容と指導力で、学生たちも童心にかえって盛り上がりました。

サッカーの基本的なボールの扱い方など、初心者が取り組みやすい運動が中心でしたので、今後の遊びに取り入れたいものがたくさんありました。

  



振り返りでは、話すスピードが速い、声が小さく聞こえなかった、他チームとの連携が大切だと感じた、動きが小さく参加者に伝わらない、など、気付いた点をお互いに発表し、改善点を話し合いました。


安倍コーチの的確なアドバイスも含め、子どもたちに「楽しい」「また来たい」と思ってもらえるように、本番に向けてあと数回リハーサルを重ねていきます。

  



2022年11月18日金曜日

 授業紹介「地域交流演習」「地域社会論」今治市 小島(おしま)へ フィールドワーク

11月10日(木)「地域交流演習」「地域社会論」の授業では、15名の学生たちと来島海峡に浮かぶ周囲3㎞の小島(おしま)をフィールドワークしました。小島には現在も約10名の島民が住んでいて、波止浜港から定期船で約10分の距離にあります。波止浜港桟橋からは、「日本最大の海事都市・今治」を象徴する造船所群を目の当たりにすることができました。



小島には、日露戦争(1904~05)直前に陸軍によって築造された芸予要塞(げいよようさい)の戦争遺跡があります。赤煉瓦造・無筋コンクリート造・花崗岩(かこうがん)石造を組み合わせた建造物はとてもレトロで、戦争という負の遺産を感じさせない魅力を感じることができます。保存良好な遺構の背景には、要塞廃止決定後に地元の波止浜町が国・軍から払い下げを受け、公園として整備した先進的取り組みが関係しています。昭和2(1927)年以降に町の公園となり、昭和30(1955)年に今治市編入合併後は市を代表する観光地の一つとなりました。


しまなみ海道開通(1999年)後に、改めて観光地として脚光を浴び、待合所(水洗トイレ)の新設などの整備が図られました。NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」のロケで使用した28㎝榴弾砲(りゅうだんほう)レプリカも、松山市から譲渡を受けて小島港桟橋付近に移設されています。学生たちには〝海上の城ラピュタへ行こう!〟の掛け声で、島内の南部砲台跡・弾薬庫跡・中部砲台跡・観測所跡などを散策する中で、観光資源の活用について考察を深めました。標高100mの頂上・観測所跡からは、360度パノラマで来島海峡を一望することができ、参加した学生のほとんどが初めて訪問する小島の魅力にとりつかれた様子でした。この日の体験は、きっと今治市の魅力をPRする際に役立つことでしょう。


近年、島民の高齢化・人口減少の影響もあって、廃屋や耕作放棄地が目立つようになってきました。その一方で、数を増やしたイノシシによる遊歩道沿いの景観被害には目を覆いたくなります。今後の観光振興に鑑み、何らかの対策を今治市にお願いしたいものです。


①波止浜港(渡し場)

②28㎝榴弾砲レプリカ

③赤レンガの弾薬庫跡

④ラピュタのような景観

⑤中部砲台の砲座跡

⑥頂上の観測所跡



2022年11月15日火曜日

幼児教育学科1年生 子どもたちから学ぶ③ 「自然に親しみ、芋ほりを親子で楽しむ」

 2022年11月2日 火曜日 快晴  幼児教育学科1年 子どもたちから学ぶ③

「自然に親しみ、芋ほりを親子で楽しむ」


◇学生の感想~学生の振り返りから~◇


いもつる植えをした場所を覚えていて、2歳の子の記憶力にびっくりした。

また、子どもたちが心身ともに大きく成長をしていることを、触れ合う中で実感することができた。


虫が好きだけど触れなかった子が、芋ほりを楽しみながら少しずつ慣れてきて、帰るころには「ダンゴムシ」「バッタ」も触れるようになっていて、笑顔が最高に素敵だった。


芋ほりが終わった後も子どもたちは虫や砂遊びに夢中で、自然の中で夢中で遊んでいる姿を見ると、安全で楽しい「めいたんファーム」の良さを感じた。


3歳未満児の子どもたちが、「いもほり」を集中して楽しんでいる姿にびっくりした。すぐ飽きるかなと思っていたが、いもほり終了後も土を掘ったり、虫探しをしたり自然の中で楽しんでいて、自然と触れ合う大切さを感じた。


手遊びをした後、直接「手遊び楽しかったよ。子どもも一緒にして楽しかった。最後のドラミちゃんは面白かったよ」と言っていただいた。始めて直接評価してもらいとても嬉しかった。


芋づるを使って、リースが簡単にできることを、保護者の方から教わった。


芋を掘るときは、「コワイ」「イヤ」と言っていたが、出てきた芋を見ると「オオキイ」「チイサイ」と芋に興味を持って、芋を選ぶ時には「コレガイイ」としっかりと選んでいて、心の変化にびっくりした。







2022年11月11日金曜日

【FC今治コラボ授業】 調理ビジネスコース 第2回   実施報告 ×FC今治 高瀬選手・アダム選手

 10月20日 大島のポパイズクラブ(オリーブ園)でオリーブ収穫体験と開発レシピの料理試食会を行いました。


今回のレシピ開発のテーマである食材は、甘長とうがらしとオリーブ。

甘長とうがらしは学内の「めいたんファーム」での栽培によって、オリーブはこのポパイズクラブでの収穫体験を通して食材への理解を深めます。


今回の授業の目的はこれらの食材についての理解と、第3回の料理動画制作に向け、開発中レシピの意見交換です。


いよいよ今日、第1回でFC今治選手と一緒に地元食材について学び、グループワークからの提案をもとに、試作を繰り返してきた料理をFC今治選手やポパイズクラブのみなさんにお披露目します。





オリーブ園に到着すると、まず、オリーブの実の採り方のレクチャーを受け、収穫を開始しました。FC今治の髙瀨太聖選手、モハメドアダム選手も一緒に収穫体験です!


ちょうどこの日、テレビ愛媛の番組の企画で村上ショージさんがオリーブ園を訪れ、インタービューしていただきましたので、開発中のレシピにかける思いを熱く語らせていただきました。


村上さんにも料理を試食していただき、「うまい!」のお言葉をいただけました!

  



また、FC今治選手やFC今治スタッフの方、愛媛県職員の方、ポパイズクラブの方々にも味の評価をしていただき、「おいしい」「すごいね」と言っていただきました。





「おいしい」という言葉は、作り手にとって最高のご褒美です!

アンケートに書いていただいたご意見を参考に、第3回に向けて、レシピを洗練させていきます。


地域のみなさんが「食べたい!」「作りたい!」と思うレシピを考えて、多くの方に今治産の甘長とうがらしとオリーブを使った料理を楽しんでいただけるきっかけを作れたらいいなと思います。

 


【取材いただいた番組】

テレビ愛媛 ふるさと絶賛バラエティ「い~よ!」

2022年11月12日(土)12:00~ (放送予定)


FC今治ホーム戦でのイベントレポート

10月2日(日)、10月23日(日) FC今治ホーム戦フットボールパーク会場で幼児教育学科有志が、子ども向けの手作り応援グッズ作成のイベントを実施しました!


参加してくれたみなさんが帽子やうちわに自分の好きな絵をかいたり、バングルやミサンガの製作をしたりして、試合に向けてのワクワクを共有しました。

2日間で107組の方が参加してくれて、ブースも大賑わいでした。


授業とはまた違ったリラックスした雰囲気でこどもたちと関わることができて楽しかったと、学生もにっこり。

イベントの後は、試合会場でFC今治の応援!

会場では、みんなが一緒に作った応援グッズを使って応援してくれて、嬉しかったです。

学生手作りのFC今治応援バージョンの「めいたん」も大活躍でした!






め~たんFC今治応援Ver.





2022年11月10日木曜日

大学公開講座 11月5日 「明治の今治の大灯台 知られざる大浜灯台の全貌」

灯台ウィーク(11月1日は灯台記念日)にちなみ、海上保安試験研究センターの星野宏和氏を講師に招いた公開講座「明治の今治の大灯台 知られざる大浜灯台の全貌」を開催いたしました(今治海上保安部後援)。市民の関心も高く、88名の参加がありました。



演題の大浜灯台は、明治35(1902)年4月1日に初点灯した全長14.5mの鉄造六角形の灯台です。すでに撤去され、今治市湊町の跡地には煉瓦塀と石垣だけが残されています。灯台職員が住んでいた官舎と日時計は、唐子浜に移築保存されています。灯台は地域のシンボルとして存在し続けることから、これに思い入れを抱く住民は多く、この日の受講生の30名近くは灯台のあった近見地区住民の方々でした。大浜灯台は、かつて今治市の名所絵葉書にも採用されています。


大正11年撮影の大浜灯台(絵葉書より)


昭和戦前の大浜灯台(絵葉書より)

約4年前にも同じテーマで、星野氏が来島海峡海上交通センター赴任時に近見公民館で講演会を開催しています(しまなみ海道周辺を守り育てる会主催)。この灯台は、明治期の瀬戸内海の灯台の多くが石造(構造)だったのに対して、なぜか鉄造でスケールの大きい灯台でした。その点は、星野氏の調査によって来る日露戦争(1904~05)に備え、海軍省の要請があったことが分かってきました。鉄造の場合、工期が短期で資材運搬に便利という利点があります。同時期、来島海峡の小島(おしま)では陸軍省による芸予要塞(げいよようさい)の築造が行われており、一方で逓信(ていしん)省による中渡島灯台(明治33年4月20日初点灯)やコノ瀬灯標(明治35年4月1日初点灯)の整備も図られました。大浜灯台は、中渡島灯台・コノ瀬灯標と鼎立(ていりつ)することで、明治30年代以降の来島海峡航路の安全に大きな役割を果たすことになりました。




途中、本学の大成経凡講師による「大浜灯台が誕生した明治35年当時の今治」と題した発表もありました。前述の芸予要塞だけでなく、愛媛最初の本格的洋式造船所となる波止浜船渠(はしはませんきょ)や住友財閥による四阪島製錬所のインフラ整備も同時期の出来事で、ダイナミックに展開される今治地方の動向に受講生は思いを馳せました。


最後に、星野氏から全国の灯台の利活用について紹介がありました。近年、明治初期初点灯の灯台は、国の重要文化財に指定されるなど、歴史的・文化的な価値を帯びるようになってきました。地域ごとで灯台を活かした取り組みも見られ、今治市内の中渡島灯台や大下島灯台(明治27年5月15日初点灯)でも、それらの事例を参考に何か新たな取り組みを実施できるのかも知れません。大浜灯台跡地の活用についても、しまなみ海道周辺を守り育てる会のはからいで、近見小学校の遠足コースに組み込まれるなど、今治海上保安部や近接する来島海峡海上交通センターとの連携が近年見られるようになりました。




なお、当日の模様は、11月27日(日曜)の南海放送11:25~11:30の「海と日本プロジェクトinえひめ」や今治CATV(放送日未定)の番組の中で放送予定です。


2022年11月9日水曜日

【FC今治コラボ授業】第2回実践に向けて! ダンスの練習

10月11日

子育てひろばでの実践に向けて、保育者としての表現力を身につけるために卒業生でダンス講師の空山葉月先生にダンスを教えていただいた後、グループごとに練習し、発表しました。

  




10月18日

今回はダンスの振付を自分たちで考えて、発表します。

上手くできても、できなくても、みんなの協力で、楽しい発表ができました。


▼YouTube https://youtu.be/NDeG8LfDShE

 

 





まずはみんなが楽しんで笑顔でいること。そして、ダンスを通じて子どもたちの気持ちを汲み取り、やろうとしていることにつきあって、子どもに寄り添い共感することを大切に取り組みたいと思います。



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