2026年6月18日木曜日

授業紹介 地域活性化論  BEMAC本社みらい工場を視察(6月11日)

 6月11日(木曜)の「地域活性化論」(大成経凡先生)は、31名の学生を引率し、本学からバスで5分余りの距離にあるBEMAC本社みらい工場(今治市野間)を訪ねました。学生の国別内訳は、日本9・中国1・ミャンマー21となります。

前回の授業では、今治市が日本最大の海事都市を標榜していることにふれ、その海事産業が大きく海運・造船・舶用機工業の3分野に分かれることを学びました。標榜するきっかけは、平成17(2005)年1月の市町村合併にさかのぼり、海事産業が盛んだった複数の自治体が一つになることで、海事集積都市の誕生につながりました。以後、平成21(2009)年5月より2年に1回、国際海事展「バリシップ」が今治市で開催されるようになり、業界における注目度が高まりました。将来的には、今治市の海事産業界をあげて、バリシップ会場にも活用できるMICE機能を備えた国際会議場をつくる計画もあります。



 そんな今治市の海事産業界にあって、舶用機工業を代表する企業がBEMAC株式会社となります。本社工場は、のまうまハイランドに隣接し、国道196号の今治バイパス沿いにある〝未来の船〟をイメージした宇宙船のような建物。そこでは、舶用配電盤の製造が行われており、今回は同社のVTRを視聴した後に工場見学をさせていただきました。見学者用の帽子をかぶっての見学は、精密機械を扱うがゆえの対応で、留学生にとってはいつもの野外視察と違って緊張感が走りました。すれ違う社員の中には、挨拶を交わしてくれる方々もいて、うれしい気持ちになりました。オフィスや工場は清潔感が漂っていて、留学生は特別な印象を受けたことでしょう。

 本授業では、企業見学を通じて地場産業を知り、職業観の醸成につなげることを念頭においています。留学生の多くが都会へのあこがれを抱く中、今治市内で就職できるグローバル企業があるのなら、就活の候補に考えて欲しいものです。日本人は、ものづくりの現場を見て、資格取得や学習意欲の向上につなげて欲しいと思います。次週は、日本一の造船メーカーである今治造船本社・工場の見学を予定しており、今回学んだ知見と連動させることで、今治をより深く知って欲しいと思います。




2026年6月17日水曜日

授業紹介 日本を学ぶⅠ 野間地区の中世石塔めぐり(6月10日)

 6月10日(水曜)の「日本を学ぶⅠ」(大成経凡先生)は、44名の学生を引率し、短大からバスで約10分の距離にある野間地区の中世石塔めぐりを行いました。参加した学生の国別内訳は、日本6・インドネシア1・ミャンマー37となります。今期は、履修生にミャンマー人が多いこともあり、仏教史に関係する事象を通して、日本文化や日本人の精神性の理解につなげるよう努めています。

 今回は、鎌倉時代に新しく誕生した仏教宗派の社会的影響をとらえるうえで、野間地区に点在する国指定文化財の五輪塔・宝篋印塔(ほうきょういんとう)を視察することとしました。国指定ということは〝文化財の王様〟であり、大変貴重な地域資源でもあります。一見、文化財保護法に守られて、見学のハードルが高いように感じられますが、人里離れた田畑の真ん中や民家のそばにあって、近隣住民にとっては身近な存在でもあるのです。ここ5年ほど、本科目の授業で訪ねていますが、それら3か所の覚庵(かくあん)五輪塔・馬場(ばば)五輪塔・長円寺跡(ちょうえんじあと)宝篋印塔で観光客とすれ違ったことは一度もありません。

長円寺跡宝篋印塔

 これらは、いずれも鎌倉時代後期に造立されたもので、馬場五輪塔と長円寺跡宝篋印塔については、造立された年月や目的などが花崗岩(かこうがん)の石材に刻まれています。覚庵五輪塔については2基が仲良く肩を寄せ合うように並ぶ夫婦墓で、馬場五輪塔は若くして亡くなった妻のために夫が造立したもの、長円寺跡宝篋印塔は亡くなった夫のあの世での幸せを願って妻が造立したものと分かっています。それらを知ると、当時の今治人は夫婦仲が良かったように感じられ、〝恋人の聖地〟のような魅力を備えているのです。もちろん、そのことは〝いまばり博士〟の大成先生が持ちネタとしてしっかり解説していました(笑)。

 注目して欲しい点は、サイズが大きくて意匠性に優れていること。石材が花崗岩であるため、造立から700年近くたっても風化や欠損が見られません。他地域(国東半島や箱根など)では、石材が凝灰岩や安山岩の場合、同時代のものはひび割れや欠損が見られ、文化財としては見劣りします。花崗岩は硬いため、加工には石工の高度な技量が求められます。一方、軟らかい凝灰岩や安山岩は、加工はしやすいが風化の影響を受けやすいようです。識者によると、長円寺跡宝篋印塔を当時と同じ手仕事でつくれば、6千万円ほどとかかるとのことです。


覚菴五輪塔

それらの仏教石塔は、鎌倉時代後期から造立が増えていきますが、最初は高僧や有力者などが造立にかかわったことで、意匠性に優れた大型のものが特徴となってきます。時代が下れば意匠は退化し、サイズも小型化していきます。その傾向は、仏教の信仰者が増えて、多くの人々がそれらをお墓として受容していったことを意味します。特に五輪塔は日本オリジナルの石塔のめ、大成先生はこの点を留学生には強調して解説していました。一方、宝篋印塔の源流は中国にあるようですが、日本の優れた石塔の多くは、地震対策を兼ねて部位ごとを凹凸で合体させるなどの工夫がよく見られるとのことです。


馬場五輪塔

次回の授業では、改めて中世石塔がつくられた時代背景をおさえたいと思います。また、今回視察した石塔を仏教美術のストーンアートとしてとらえ、貴重な地域資源として地域活性化にもつなげる視座を培いたいと思います。


2026年6月16日火曜日

国際観光ビジネスコース 地域未来創生コース  コースセミナーで就職対策講座③(6月8日)

 6月8日(月)午後、3週連続となる「国際観光ビジネスコース&地域未来創生コース」合同の就職対策講座をコースセミナーで開催しました。今回も日本人と留学生とを分けて実施し、国際観光ビジネスコースの留学生約150名は大講義室でアナウンスハウス松山合同会社の代表・福井一恵先生を講師にお迎えし、「話し方スキルアップ!」のテーマで、ご講話をいただきました。両コースの日本人学生8名は、331教室で本学キャリア支援委員会の大成経凡先生が就職活動の心構えやビジネスマナーを講義し、就活中で面接試験を控えた2年生については個々に合わせた相談にも応じました。



福井先生の講話では、就職のために必要なビジネスマナーの中でも挨拶に重点をおき、感じのいい話し方についてご指南いただきました。まずは、先生自らが挨拶の良い例、悪い例や母音の発声のお手本を実演し、それに倣って留学生も良いお手本を実演しました。母音の発声を〝はっきり〟〝ていねい〟にしないと、相手に正しく聞き取ってもらえないとのことです。お辞儀の練習も行いました。



面接試験に向けては、〝自分を整理する〟〝志望動機を整理する〟ことが大切で、また、良い印象を持ってもらうためには、自分の経験などを具体的に例に挙げ、自分の考えをまとめて話すことが望ましいとのことでした。面接官から分からない質問をされた時には、「わからない」と素直に伝えても大丈夫で、「これから調べたい」「勉強していきます」など、分からなくても前向きな姿勢を見せることが必要とのことでした。




まとめとして、「企業は、面接でその人の〝人柄〟〝熱意〟〝今後の可能性〟を見ている。分かりやすい発声で、自分のことを詳しく答えられるようにしましょう」と励ましのお言葉をいただきました。本学では、日本人同様に、留学生たちの中からも1次の書類選考をパスし、2次の面接試験を受けようとする学生が見られるようになりました。そのため、両コースでは当面のコースセミナーで就職講座を連続実施し、学生のニーズに対応できるよう努めて参りたいと思います。



2026年6月15日月曜日

今治西高校ZESTで出張講義(6月10日)

  6月10日(水曜)午後、今治西高校で開催された地域探究の授業ZESTに、本学の大成経凡先生が講師で招かれました。大成先生が担当するのは2年生のグローカル講座で、ローカルな題材からグローバルな視野を培うことをテーマとしています。ZESTは今年度で3年目を迎え、本学以外にも愛媛大学・松山大学・岡山理科大学、今治市内の企業団体などがテーマ別で講師陣を派遣しています。

 今年度のグローカル講座は4名×3班の合計12名が受講し、前回の4月22日は各班がテーマを持ち寄り、方向性の確認を1コマの50分授業で行いました。大成先生のアドバイス(後日の問い合わせメールを含む)をもとに、今回の授業では、50分×2コマの中で各班がプレゼン発表をしました。まだタイトル自体がしっくりこない班については、表紙の見出しが与える印象の大切さや、中身で具体性や興味をもたせる写真や図を載せることを指南しました。そして、プレゼンの一丁目一番地として、聞き手によく伝わる声や発表態度への諸注意を行い、班長に多くを委ねず、チームワークで一つのテーマに対して取り組む姿勢を促しました。



 多文化共生をテーマとする班に対しては、時代の最先端の取り組みでもあるため、あまり大風呂敷を広げず、身の丈に合わせてコツコツ励むようにアドバイスしました。今年度で地域課題を解決するのではなく、未来へつなげるための提案まで持っていって欲しいと思います。ちょうど昨年度から、今治市では「イマバリ未来デザイン・アワード」という、若者を対象としたプレゼンの大会を新たに設けました。最終審査に残った提案の中から、優秀なものを今治市の事業として採択するという夢のある催しです。この催しに大成先生は審査員としてかかわっており、同校から昨年度応募がなかったことで挑戦を勧めました。

 今治の郷土料理を世界へ発信したいという班に対しては、今治地方の郷土料理そのものが何なのかを検証するよう促しました。インバウンドは日本食目当てに来日する人もいるが、そこに今治の郷土料理を目当てとする人はまずいないとして、しまなみ海道を目当てとするサイクリストや今治市在住の留学生・技能実習生らへインタビューし、そこからヒントを見つけ出して欲しいと思います。お国柄・宗教上食べられないものもあるでしょうし、味の好みにも差異があろうかと思います。

 上記2班については、アンケートやインタビューを研究手法に考えており、その手っ取り早い方法として、外国人が集うイベントとして大西地域で6月28日に開催される「サッカーでお結び会」への参加を促しました。造船業で働く技能実習生(フィリピン人)が多い同地域では、地元住民と外国人との交流機会が求められています。親睦をはかる中でお互いの偏見を解消し、融和につなげようとするねらいがあります。このイベントは、吉海地域の防災運動会とともに、多文化共生社会を推進するために昨年度から始まった新たな試みでもあります。本学からも、このイベントにネパールとミャンマーの留学生20名ほどが参加予定です。研究を進めていくうえで、参考文献などの資料調査も大切ですが、実際に現地現場へ出向いて生の声を聴くことが大切となってきます。

 大島(吉海町・宮窪町)で毎年4月に開催される「島四国」をテーマとする班もありました。こちらは、班長が実際に島四国の歩き遍路を経験し、その魅力に惹かれたことで課題を知り、テーマに選んだとのことです。タイトル「持続可能な島四国へしていくためにはどうすればよいか」からは、SDGsの視点を感じとることができます。比較検証として香川県小豆島の事例を参考とし、島四国霊場を運営する団体への聴き取りも行いたいとのことでした。大成先生からのアドバイスとしては、グローバルな視点への指摘があり、本四国が世界遺産の認定を目指すなか、これとリンクしてローカルな写し霊場を盛り上げようとするアプローチを促していました。



 出張講義を終えた大成先生によると、グローカル講座の内容は、本学地域未来創生コースの活動とも重なるものがあり、本学学生についても徐々に鍛えていきたいとのことでした。次回の出張講義は10月14日となります。それまでに本学留学生へのインタビューがあるかも知れませんね。


2026年6月11日木曜日

クラスマッチを開催(6月6日)

 6月6日(土曜)午前中、本学体育館で学友会主催によるクラスマッチを開催しました。

学友会とは、高校でいう生徒会のことで、1年に1度、総会と各学科コースの親睦交流を兼ねたクラスマッチを開催しています。どんな競技をするのかは、各学科コースで選ばれた学生代表が協議して決めますが、今年度はバトミントンになりました(昨年度はソフトバレー)。


国際観光ビジネスコースや介護福祉コースに留学生が多いことから、より多くの学生が楽しめるスポーツとする必要があります。男女混合でチームを編成するため、体格差や体力差に配慮する必要もあり、ハッスルプレーでケガをする学生もいるため、今回は介護福祉コースの渡邉先生を中心に救護面を強化しました。ウォーミングアップは、日本文化のラジオ体操でした。


バトミントンにしたことで、中国・インドネシアの留学生たちの中に、これを得意とする学生がいました。バトミントン部に所属経験のある日本人も活躍していました。競技ルールは、各コースでペア3チームが出場し、1チーム・ダブルスペア3組での対抗戦としましたので、選手だけで90名が参加です。1試合10分制とし、攻守がどんどん入れ替わる中、歓声が場内に響き渡りました。





幼児教育学科1年生は、お揃いのТシャツを身にまとい、闘志がみなぎっていました。地域未来創生コースは4名しかいないため、全員が選手として出場し、運動が苦手な学生も、和気あいあいと楽しめていたように思います。地域未来創生コースで足りない14名は、国際観光ビジネスコースから助っ人を借りました。一方、出場しない学生は応援に回り、仲間のハッスルプレーに声援を送っていました。


全学生が一同に居合わせる機会はなかなかなく、他コースにどんな学生がいるのか、プレーを通じて知ることができたように思います。優勝は国際観光ビジネスコース、準優勝は幼児教育学科でした。クラスマッチを主催した学友会のみなさん、また、参加した学生のみなさん、お疲れ様でした。




2026年6月9日火曜日

国際観光ビジネスコース、地域未来創生コース コースセミナーで就職対策講座②(6月1日)

  6月1日(月曜)午後、2週連続で国際観光ビジネスコースと地域未来創生コースの就職対策講座を開催しました。前回は日本人と留学生それぞれに対応したテーマで教室を分けて実施しましたが、今回は両コース合同で大講義室に約200名が集い、2社の企業説明(それぞれ30分ずつ)を受けました。




 最初は、全国でホテルやゴルフ場の事業を展開するリソル株式会社の松井康敏採用担当部長から、事業概要や職務内容をご説明いただきました。リソル社では、近年増えた外国人宿泊客に対応するため、外国人従業員のスカウト活動にも注力しています。全国には、本学以外にも留学生の多い短大があり、注目しているようです。採用にあたっては、やはり日本語能力試験N2取得は基本となってくるようで、ホテル就職を考えている留学生たちは、ホテルの勤務内容や給与・福利厚生の待遇条件を聞いて、刺激になったように思います。都会のホテルの就職希望を口にする学生も散見でき、早速、企業説明終了後に5名のミャンマー人留学生が松井部長らと面談し、採用試験に必要な提出書類等の説明を受けました。



 つづいて、今治市の大三島でホテル事業などを経営する株式会社わっか(WAKKA)の村上あらし代表から、自社の事業概要や職務内容のご説明を受けました。WAKKAは、しまなみ海道を代表する総合ツーリズム施設として知られ、多々羅大橋を望む抜群のロケーションのもとでグランピングの宿泊施設やカフェ、サイクリングサービスの運営などを行っています。村上代表自身がしまなみ海道に心酔して移住したとあって、その魅力を詰め込んだオプションのアクティビティ(無人島体験、サイクリング)が宿泊者に好評のようです。そんな地域の特色を生かした観光サービスが高く評価され、昨年12月には「第5回日本サービス大賞」で地方創生大臣賞を受賞しました。同社では、インバウンドの宿泊者が多いことから、英語力に長けた人財を求めていて、すでにネパール人など数か国の外国人を雇用しています。フロント業務での英会話や英文の問い合わせメールに対する返信など、事務作業の中でどうしても英語力が求められるとのことでした。そして早速、こちらも企業説明終了後、ミャンマー人留学生1名が英語で個別面談し、ネパール人留学生は男女11名がまとまって英語で質疑応答を行いました。村上代表によると、寮の確保ができしだい従業員の募集を行うとのことで、本学の留学生に期待していました。




 日本人学生については、全国展開するホテルグループと地元密着型のホテルとを比較し、観光業に対する理解が深まったことと思います。次回は、面接対策講座を予定しております。


2026年6月8日月曜日

幼児教育学科 おでかけ児童館 (4月21日)

 4月21日(火)「おでかけ児童館」バトンタッチの回✨


今回は、1・2年生合同授業😊

2年生の動きを、1年生が見て学びます👀


児童館が“めいたん”に来てくれる「おでかけ児童館」🌱

子どもの姿や保護者との関わり、専門職の動きや声かけを、リアルな現場で学びます。


こどもたちを迎える前には事前ミーティング📝

動線や役割、しっかりイメージできたかな?


この日のプログラムは、

学生企画のあそび+児童館プログラム🎏


4組8名(こども4名・保護者4名 )の親子が遊びにきてくれした。

空飛ぶこいのぼりの手作りおもちゃにシールを貼ってアレンジ✨

たくさん飛んで、大盛り上がりでした!


終了後はしっかり片づけ&反省会😉

次の実践につなげていきます。


そして2年生は今回でラスト💐

次回からは 学生主体で、地域の子育て広場を運営する「めいたん広場」へ。

あそびの企画から指導案づくり、当日の進行、子ども・保護者への関わりまで、すべて学生が担います💪


1年生は“見る側”から、“やる側”へ。

いよいよ、バトンタッチです🙌












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