今年度も、愛媛県立今治西高校2年生の地域探究の授業ZESTに、本学・地域未来創生コース長の大成経凡先生が講師として招かれました。大成先生が担当するのはグローカル講座で、これはグローバルとローカルを掛け合わせた内容の授業となります。身近な地域の課題から国際的視座を培うのがねらいで、プレゼンテーション能力も磨いていきます。
その最初の出張講義が4月22日(水曜)午後にあり、50分授業の中で各班のテーマの確認と講師への質問がありました。事前に大まかなテーマと疑問点・質問事項が伝えられていましたが、50分という短い時間の中で、1年かけて探究するテーマのイメージの共有をはかりました。今年度は3班12名の生徒たちとの邂逅を得ましたが、「持続可能な島四国遍路のあり方」「多文化共生社会の実現に向けて」「食文化で国際交流、今治魅力発信!」などの仮称テーマが確認できました。
島四国については、4月18日(土曜)に地域未来創生コースの学生たちが歩き遍路をしたばかりで、その経験談と大成先生の地域史研究の成果が反映できそうです。近年は、少子高齢化にともなって、お接待する側のマンパワー不足が課題ともなっています。活性化させるためには何が必要なのでしょう。生徒たちには、他の写し霊場との比較研究をうながし、身近なところでは波方半島四国、弓削島&魚島の島四国、小豆島の島四国などがあることも提示しました。
ほか二つの班については、今治市が昨年度策定した「今治市多文化共生推進プラン」を紹介し、その策定にあたって市内在住外国人に行ったアンケート調査を参考にするよう伝えました。同資料は今治市役所市民参画課のホームページから閲覧可能で、このプラン策定の懇話会座長を大成先生が務めました。ご当地グルメについては、すでに今治で水揚げされる魚介類に付加価値をつけて出荷する伝説の漁師・藤本純一氏を紹介し、B級グルメなどとは違った視点で食文化を考える話題提供も行いました。次回の出張講義は6月10日(水曜)に2コマ授業で組まれており、スライド資料を使ったプレゼンに期待しております。
また、大成先生は4月24日(金曜)、第一学院高等学校松山キャンパスでも30名弱の1~3年生を対象に出張講義を行っております。テーマは「地域づくりとプレゼンテーション」。大成先生が監修する「三津浜まちあるきガイド」の事例紹介などを行いながら、身近な地域に関心をもち、地域づくりの担い手となる活動への参加をうながしました。いま、何気なく見ている風景の中に、ふるさとが好きになる歴史文化や自然、誇りに思える地場産業などがあり、解決しなければならない地域課題があることに気づいて欲しいと思います。







