3月22日(日曜)15:00~18:00、今治市民会館(2階大会議室)で「令和7年度イマバリ未来デザイン・アワード」の最終審査がありました。本事業は、高校生以上の若者が、今治市が抱える地域課題に対し、これを解決するための提案をするというものです。まさに未来を切り開くアイデアが披露されたわけですが、2月上旬〆切の募集には29提案の応募がありました。最終審査に出場できたのは、1次審査を突破した高校・団体など8チームとなりました。
1次審査から選考にかかわった本学地域未来創生コース長の大成経凡先生は、最終審査でも徳永今治市長らとともに審査員5名の一人として審査・講評・質問にかかわりました。大成先生によると、最終審査に進めなかった提案の中にも、キラリと輝くものがあったようです。例えば、FC今治高校明徳校のサイクリング同好会「今治市内陸地部の魅力を再発見するプロジェクト」が、郷土の偉人学習(グッズ制作)とポタリング観光ガイドを組み合わせた提案として、大成先生的には推しだったようです。また、落選はするも、FC今治高校明徳・里山校の教員からもすばらしい提案がありあした。
今回のアワードで優れた作品については、「イマバリ未来デザイン・ラウンドテーブル(仮称)」へ進み、事業化・予算化を向けて市関係部局との調整を行うことが決まっております。市民の声を市政に反映する新たな取り組みとして注目されます。人口減少が進む地方都市にあって、魅力化によって移住者を増やすことも大切ですが、ずっと住み続けたいと思ってもらえるまちづくりも大切になってきます。最終審査には高校生の5チームが進出しましたが、これらは大成先生らが監修にかかわった今治市高校生SDGsまちづくりプロジェクトの高校生たちとなります。日頃の地域探究の活動成果(高校教員のご指導の賜物)が現れたものだと感じました。
| 会場の様子 |
以下は、8チームの提案タイトルとなります(①~⑧は発表順)。①team UI「移住者ファースト×成功の可視化で創る持続可能な地方創生モデル 今治銀座商店街成長エコシステム」 ②チームSave Our Future A「いまばり船フェスプロジェクト」(今治工業高校A) ③福地立憲「〝いまばり暮らしの編集室〟設置のご提案」 ④渡辺朔次朗「防災おさんぽ ~防災に今やる理由を~」(FC今治高校里山校) ⑤おはよう「日本一ペットに優しい街〝いぬばり〟構想」(大学生) ⑥チームいまなん!「学校を居場所へ ~地域に開かれた子どもの安心空間づくり~」 ⑦BIGライム「〝しまなみライム〟で地域活性!」(今治東中等教育学校) ⑧チームSave Our Future B「今治工業高校機械造船科の市立高専化」(今治工業高校B)
| 今治東中等教育学校の発表 |
審査項目としては、主体的創造力・実効性・社会影響力・共創力・発展性・プレゼンなどがあり、実現性に向けて新年度から着手できる点も大切となり、予算化に向けて見積もりを示すことも大切です。熱量についてはどの参加者も持ち合わせていたように感じましたが、会場にいる一般参加者に対して訴える力も大切です。高校たちのアイデアや日々の活動については、目を見張るものがあると感じた方は多かったように思います。結果は、⑧の今治工業高校Bの同校高専化にむけた提案が、国際海事都市今治市の人材確保という点からも、市が進めようとしている方向性と合致し、グランプリを獲得しました。すでに市が水面下で動いている部分もあり、現場の高校生から夢のある提案があがってきたのは驚きでもありました。準グランプリは、④のFC今治高校里山校1年生の渡辺君の提案で、こちらは防災と高齢者福祉や地域魅力発見などをかけあわせたアプリの開発を目指すもので、低予算ですぐに着手できるアイデアが高評価を受けました。ほか①③⑦についてもイノベーション賞・ソーシャルインパクト賞・共創賞などを受賞しました。なお、プレゼンの各賞を審議中、今治南中学校生徒によるプレゼン発表もあり、中学生のパワーにも驚かされました。
| グランプリ受賞の今治工業高校Bチーム |
この日、本学では3月オープンキャンパスが開催され、地域未来創生コースの体験授業を受けた生徒のうち2名も、カフェタイムを中座して大成先生と一緒に会場に駆けつけました。同コースでは、アイデア提案だけでなく、プレゼンテーションの磨き上げにも力を入れたいと考えております。参加生徒には、大きな刺激となったようです。

