4月22日(水曜)16:10〜17:40の「日本を学ぶⅠ」(大成経凡先生)は、40名の学生が四国八十八ヵ所めぐりを体験しました。昨年までは本学から徒歩で最寄りの札所の54番「近見山延命寺」(今治市阿方)を訪ねていましたが、今年はバスで延命寺と55番「別宮山南光坊」(今治市別宮町)を巡拝することとしました。学生の国別内訳はミャンマー33・日本6・インドネシア1で、引率教員は3名でした。
事前学習において、同巡礼の歴史を学び、延命寺では江戸時代に建立された真念の道標と武田徳右衛門の丁石(1丁は約109m)を確認しました。ともに花崗岩(かこうがん)の石柱です。同巡礼において、真念は、ガイド本を刊行して江戸時代に遍路ブームを巻き起こした功労者で知られ、道標(右・左)は遍路道の分岐点でお遍路さんが道に迷わないよう設置されました。徳右衛門は、現在の今治市朝倉出身の富農だった人物で、お遍路さんの旅程を気づかい、札所までの距離を刻みました。延命寺の真念道標には「左」、徳右衛門丁石には「是より別宮迠一里」(これよりべっくまでいちり)の銘が刻まれています。一里は約4㎞となります。現在、四国の遍路道沿いに徳右衛門丁石は約100基確認されていて、今治市内には10基現存しております。
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| 延命寺 山門 |
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| 延命寺 大師堂 |
境内では、本堂と大師堂それぞれを参拝し、大師堂では「南無大師遍照金剛」を唱えました。ミャンマー人留学生は、参拝の際に3回礼をしていました。日本と同じ仏教国ですが、少し作法が違うようです。納経所は夕方17:00で閉まるため、我々よりも少し早く2団体のバスが延命寺と南光坊を足早に巡拝していました。その大勢の衣装や巡拝の様子を見て、学生たちは学ぶべき点も多かったように思います。今回は特別に、4名の学生が白衣を身にまとって巡礼体験をしました。南光坊では、山門鐘楼堂の鐘を鳴らす体験もしましたが、門脇の池で飼われている錦鯉に留学生が夢中となってしまいました。日本へ来て初めて錦鯉を見て、感動した様子でした。
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| 南光坊 山門鐘楼堂 |
近年は、歩き遍路をする外国人をよく見かけますが、留学生たちには白衣のお遍路さんを見かけたら、この日の学習を想い出して欲しいと思います。4月25日には、昨年この授業を履修した2年生の留学生13名(ネパール10・スリランカ2・ミャンマー1)が、「波方半島四国」の写し霊場を巡拝しました。










