10月21日(水曜)午前中、本来なら今治市立北郷中学校1年生の「ふるさとめぐり」が実施され、これに本学地域未来創生コースが授業(地域創生探究Ⅱ/大成経凡・小林裕一郎先生)の一環で合流するはずでした。しかし、午後からの雨天を予想して、同イベントが翌日に順延となり、本コース単独で町並み散策を行うこととなりました。
本コースでは、学生が町並み保存に関心をもつよう、今年5月のコースセミナーで内子&大洲の町並み観光を実施しました。これは、今治市内に残る藩政時代の系譜を引く町並み保存を考えるうえでの布石でありました。では、該当する町並みはというと、塩田で栄えた港町・波止浜と漆器で栄えた港町・桜井の二つがあります。今回は、波止浜の町並みを学生3名と教員2名が散策し、塩田遺構や近代和風建築、社寺建築の見方などを学びました。前期の「地域活性化論」(大成経凡先生)で今治造船(株)本社・今治工場を視察しましたが、その時に波止浜湾を歩いたコースと一部が重なり、古いものと新しいものが融合する、シュールな景観の波止浜の魅力に気づかされました。そして、学生は改めてフィールドワークの大切さも感じとることができました。
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| 拝殿の奉納絵馬に注目 |
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| 神社境内の玉垣に注目 |
翌22日は仕切り直して、本コース長の大成経凡先生が波止浜龍神社に陣取り、北郷中学1年生80名余りを3班に分け、35分のガイドを3回行いました。ライブ感をもたせたガイドで、波止浜の歴史を塩竈神社の社号額(明治三筆・巌谷一六の揮ごう)や龍神社の祭礼絵馬(慶応3年)、神明神社の石垣アーチ橋(明治42年架設。後、移築保存)などから浮かび上がらせました。いまばり博士の大成先生から身近な地域の歴史を学べることは、生徒たちにとっては貴重な経験となったようです。北郷中学校では、校区内をめぐる「ふるさとめぐり」をグループごとに分かれて自転車で行っており、これはOBの大成先生が中学生だった時からつづく同校の伝統行事のようです。チェックポイントを設けて巡るだけでも効果はありますが、1か所でも専門家が立ち会って解説を行うと、地域史がグッと身近に感じられて生徒たちの印象にも残るように思います(シビックプライドの醸成)。本当は、その場面を本コースの学生に間近で観察して欲しかったのですが、それは来年にとっておきたいと思います。
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| 北郷中学ふるさとめぐり |
今後、本コースでは近代化遺産に的をしぼった視察を行い、近代建造物が観光振興や地域づくりに果たす役割や効果について学びたいと考えております。住友別子銅山関係の広瀬邸や端出場水力発電所、道後温泉本館と温泉街、三津浜の町並みなどを視察予定です。それらをへて、桜井の町並みにある小谷屋松木家の利活用を考えたいと思います。
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| 街路の先に大型船⁉ |























