2026年6月3日水曜日

授業紹介「日本を学ぶⅠ」朝倉地区の古墳巡り(5月27日)

 5月27日(水曜)の共通教育科目「日本を学ぶⅠ」(大成経凡先生)は、44名の履修生(日本5・インドネシア1・ミャンマー38)を引率し、前回に引き続いて今治市内の古墳めぐりです。小雨混じりの中、笠松山麓の朝倉・野々瀬地区を訪ねました。


前回は前方後円墳の妙見山古墳(国指定史跡)でしたが、今回は円墳の野々瀬古墳群と樹之本古墳を訪ねました。野々瀬古墳群については、狭い範囲に集中して分布する群集墳として知られ、約20基が現存しています。7世紀前半に築造されたものと推定され、大成先生からは〝14 hundred years ago〟の英語が解説用語として飛び交いました。

野々瀬古墳群の中で見学に最適な円墳は、五間塚古墳(市指定史跡)と七間塚古墳(県指定史跡)となります。名称の〝間〟は長さの単位を意味し、1間が約1.8㍍にちなんで直径の大きさで命名されたのでしょう。五間塚古墳は、実際に横穴式石室の中に大人が立ったままの状態で入ることができ、中の石組みを観察することができます。最近のスマホはライトが点灯することで、学生たちは古代人の卓越した土木造成技術を知ることができました。大成先生が若い頃はコウモリに遭遇することもあったようですが、近年は見かけなくなりました。かつては野々瀬地区だけでも100基近い円墳があったようですが、昭和戦後の食糧難時代の開墾によって失われたようです。


五間塚古墳(外観)


昨年3月23日に発生した「今治市林野火災」は記憶に新しいところですが、この野々瀬古墳群の近くまで火の手が迫っていたことは、今でも周辺の焼け跡から想像がつきます(類焼面積約442㌶)。最近、一部エリアで復旧のための植林が行われ、苗木の添え木(白色)がよく目立っていました。学生たちには、地震以外に起こりうる災害について、自分事として捉えてもらえたものと思います。


五間塚古墳(内観)

帰路に、樹之本古墳(市指定史跡)にも立ち寄りました。少し離れた場所からの観察となりましたが、ここから大仙古墳(大阪府堺市/世界遺産)と酷似する青銅鏡が見つかったことを解説し、被葬者が古墳時代中期において今治地方で相当の実力者だったことを想像してもらいました。北の方角には来島海峡大橋の橋脚が遠望できることから、海にも影響力をもつ人物だったのかも知れません。樹之本古墳は周越道路沿いに所在しますが、関心がなければ通り過ぎて気づくこともありません。野々瀬古墳群については、現地を訪ねてみないことには、その魅力にふれることもできません。本授業では、履修生に留学生が多いことから、細かな歴史解説は控えるようにしております。まずは現地現場を訪ね、身近な地域史に関心を持つことで、日本の歴史文化に対する理解につなげてもらいたいと思います。


野々瀬古墳群(背景は林野火災跡)


2026年6月2日火曜日

国際観光ビジネスコース、地域未来創生コース  コースセミナーで就職対策講座①(5月25日)

 5月25日(月曜)午後、国際観光ビジネスコースと地域未来創生コースでは、合同で就職対策講座を開催しました。昨年度との違いは、日本人と留学生とで教室を分け、日本人は本学キャリア支援委員会が講座を実施。国際観光ビジネスコースの留学生200名弱については、外部から講師を招いて大講義室での講座としました。


留学生向け就職講座


 すでに日本人学生の中には2次面接試験を終えたものもいて、内定を目指して取り組んでいるところです。1年生については、両コースは資格取得の縛りがないことで、一般総合職を目指す学生が多く、まだ将来像が見えていないようです。そこで、ジョブ・カード準拠様式「キャリア・プラン作成補助シート」を使って、自己分析・適性の把握などに努めたところです。今年度から新たにスタートした地域未来創生コースの学生については、これに先立つ授業でインターンシップ実習のオリエンテーションも行い、就職を意識して日々の学修活動につなげるよう促したところです。


日本人向け就職講座

留学生については、かつて中国人が多い時は、卒業生を頼って地元のタオル会社や観光会社などへ自ら働きかけを行うケースや、4年生大学への編入学が見受けられました。ここ2年は中国以外の国々からの留学生が増えたことで、支援の仕方に工夫が求められております。昨年度の反省点は、留学生の就職活動の初動が遅かったことで、愛媛県や今治市であまり求人のみられないミャンマー人・ネパール人留学生の対応に苦労しました。一部の学生は技人国ビザ(技術・人文知識・国際業務)での就職がかなわず、卒業後に特定活動へのビザ切り替えを行うケースも見られました。今治市では、フィリピン人・ベトナム人・中国人の求人は少しあるのですが、本学に在籍するミャンマー人・インドネシア人・スリランカ人については、日本語能力(N2以上)だけでなく、英語力がともなわないと就職は厳しいと感じているところです。このため、カリキュラムについても、英会話に力を入れる方向で調整中です。

今回の講座では、もしも技人国ビザで就職できなかった場合に備えて、N4以上の語学力で現在のアルバイトの技能が生かせるよう、特定技能(16分野)についての説明を行いました。講師は、実際に特定技能や技能実習の派遣業務を行っている株式会社晃和コーポレーション(新居浜事業所)のクリス先生です。ネパール出身のクリス先生は、本学ネパール人留学生の通訳業務も行っており、やさしい日本語を使って、ネパール以外の留学生にも理解できる説明を心がけてくださいました。留学生は、企業から内定をもらったとしても、出入国在留管理庁(入管)で技人国や特定技能1号のビザを取得しなくては日本での仕事に就くことはできません。特定技能1号の外食分野については、在留資格者が上限5万人の見込みを超えたことで、政府が受け入れ停止を発表したばかりです。年2回の受験機会がある日本語能力試験も、申込み期間の初日に申請するくらいの準備が必要です。今年7月実施の試験のように、早期で締め切られた事例が紹介されました。これは受験者急増により、主催者が対応できなくなったことを意味し、日本人気(日本で働きたい!)で海外からの受験者も増えているのです。そこで、同試験に代わる日本語基礎テスト(JFT-Basic)の紹介もありました。





 クリス先生の講話の後は、キャリア支援委員長の大成先生と国際観光ビジネスコース長の中山先生の方から、留学生に対してふだんの生活態度に対する注意喚起がありました。時間ギリギリでの行動(遅刻など)を改め、寮生活(特に学外寮)では周囲の住人に迷惑をかけないよう心がけることなど、日本社会で生活していくうえでの心構えを説きました。次週は2回目の就職対策講座を予定しており、ホテル事業を全国展開する企業の営業マンや今治市内のインバウンド対応のホテル経営者など、外国人雇用に積極的な観光業者を講師にお招きする予定です。


2026年6月1日月曜日

5月オープンキャンパスを開催(5月24日)

 5月24日(日曜)、来学型5月オープンキャンパス(OC)を開催したところ、全学科コースに26名の高校生の参加がありました。コロナ禍以降の5月OCとしては最多人数となり、日本食研キャラクターのバンコちゃんも出演し、とても盛況でした。地元企業の伯方塩業様や包括連携協定を結ぶ日本食研様からは、協賛品のご提供もありました。


オープニング(大講義室)

 冒頭の学校紹介では、地域連携センター長の大成経凡先生から、各学科コースで取得可能な資格や入試・助成制度の説明、今治を学びのフィールドとする活動実績の紹介、アジア人留学生との交流機会が多い希少性、新コース「地域未来創生コース」の活動報告など、めいたんの特色と特長が熱く語られました。今回の参加者は全て東予地区在住者でしたが、愛媛県や今治市などが推進する保育士・介護福祉士の修学資金貸付事業や定着支援奨励金の紹介もありました。若者人口の県外流出が大きな地域課題となっておりますが、地元に根づく若者たちをしっかり育成する短大でありたいと思います。

各学科コースの体験授業は以下の通りとなります。幼児教育学科「お面の製作をしてみよう」(吉井ゆだね先生)、調理ビジネスコース「ふわとろオムライスに挑戦」(竹田貴好先生・大西望先生)、介護福祉コース「福祉用具を使ってみよう」(藤田英樹先生)、国際観光ビジネスコース&地域未来創生コース「Excelで履歴書を作成」(角田泰啓先生)。国際観光ビジネスコースと地域未来創生コースは、履修科目や取得可能な資格が重複する点もあることで、OCでは合同授業としております。毎回、テーマや講師を変えながら、各学科コースの特色をつかんでもらうよう努めております。皆勤賞での参加も大歓迎で、昨年度は2名いました!


体験授業(幼児教育学科)


 OCでは、授業補助をする学生以外に、受付やアテンドなどのお世話をする学生スタッフがいて、本学の場合は「めいたんプロモーションクルー」(プロモクルー)がこの役を担っております。今年度は1年生メンバーが多くて少し心配しましたが、今治南・今治工業・今治精華高校卒業生らは1学年下の後輩の参加があり、張り切って対応していたように感じました。中には、妹が参加しているという学生が2人いて、少々照れくさそうでした。〝めいたんは、少人数で教員との距離が近い〟〝地域と連携した実践的活動が多い〟点などを、カフェタイムでしっかりPRしていました。今回のカフェタイムでは、質問カードを用意し、在学生や教職員と気兼ねなくコミュニケーションがとれるよう配慮しました。2回目の参加者の中には、自分の言葉で少しずつ語り始めた生徒さんもいました。OCの中で、参加者の表情・心情の変化をしっかり汲み取り、入学後の指導に生かしたいと考えております。


カフェタイム


午後のオプショナルツアー(13:00~16:00)には、高校3年生5名の参加がありました。出身地は西条市2名・新居浜市2名・今治市1名でしたが、当然、今治市以外の生徒さんは糸山公園の来島海峡展望館や大島のよしうみバラ公園と亀老山展望台は初めての訪問となりました。一般観光客もとても多く、今治市の魅力スポットに感激していました。このツアーは、単なる観光(物見遊山)としては実施しておらず、地域未来創生コースの体験授業を兼ねております。地域への関心を誘い、視野を広げること、感性を磨くことなどを念頭においております。次回ツアーは7月OCでの開催となりますが、午後の予定も空けてご参加いただけると幸いです。


ツアー(亀老山展望台)



2026年5月30日土曜日

幼児教育学科 FC今治ホーム戦(4・5月) めいたんキッズコーナー  ボランティアレポート

2026  FC今治ホーム戦(4・5月) めいたんキッズコーナー ボランティアレポート


 FC今治ホーム戦に合わせ、幼児教育学科1年生の有志が里山スタジアムで「めいたんキッズコーナー」を開きました。

4月25日のカターレ富山戦では学生10名と教職員2名、5月17日のカマタマーレ讃岐戦では学生6名と教職員3名が参加しました。

準備段階では、子どもたちが楽しく過ごせる空間を作るために学生たちは協力しながら設営しました。キッズコーナーには、昨年度から継続しているFC今治を応援する「うちわ」の工作、従前の食物栄養コースが作成した「食育ぬり絵」、そして、今年4月のおでかけ児童館で伝授された紙コップクラッカーを準備しました。また、小さなお子さんが過ごせるようマットを敷き座卓を置いたスペースには「木のおもちゃ」や「絵本」を用意しました。

2日とも、多くの子どもたち、保護者や地域の方々が立ち寄ってくださりました。

FC今治の応援に来た子どもさんと応援うちわ作成やおもちゃ遊びを通して、学生たちにとっては地域に貢献できる貴重な機会となりました。本学の卒業生や本学に直接かかわりのある方々も「めいたん」のブースに立ち寄ってくださり、教職員も嬉しく感じました。学生たちもボランティアや休憩時間の出店での飲食を十分堪能した様子でした。

お立ち寄りいただいた皆様、FC今治スタップの皆様、本当にありがとうございました!

今年度もFC今治を応援しています!!




2026年5月29日金曜日

授業紹介 共通教育科目「日本を学ぶⅠ」妙見山古墳へゆく(5月20日)

5月20日(水曜)、共通教育科目「日本を学ぶⅠ」(大成経凡先生)は、46名の学生が藤山健康文化公園(今治市大西町)に学外授業で出かけました。国別内訳は日本6・インドネシア2・ミャンマー36となります。

前週の講義(座学)で古墳について学習し、特に日本独自のお墓の形態である前方後円墳に注目しました。愛媛県内最大級の前方後円墳については、来島海峡に臨む今治市近見地区の伊賀山丘陵にあります。この相の谷1号墳(全長約81㍍)の保存整備に、本学の大成先生が地元まちづくりグループ「しまなみ海道周辺を守り育てる会」(村越定信会長)と数年前から取り組んでおります。

今回訪ねた前方後円墳〝妙見山古墳〟(全長約55㍍)については、平成2~5(1990~93)年度に愛媛大学考古学研究室と大西町教育委員会とが協力して学術調査を行い、その成果を生かして平成7~8(1995~96)年度に史跡整備を行いました。平成9(1997)年度には遺跡として初めてグッドデザイン賞(現、公益財団法人 日本デザイン振興会)を受賞し、国指定史跡となるのは平成22(2010)年のことでした。評価すべき点は、公園整備の一環で古墳の発掘調査や保存整備を図ったことで、同墳は標高約80㍍の丘陵頂部で展望所としての役割も果たしているのです。竪穴式石槨を見学できるように整備し(1日2回公開)、園内には考古資料館の大西藤山歴史資料館もあって、妙見山古墳の魅力を深く学ぶこともできます。


妙見山古墳(前方部)

健脚の学生たちは、駐車場から墳丘までは10分もあればたどり着き、眺望を楽しんでいました。そもそも今治市内の前方後円墳の特徴は、海を意識して造られていることです。相の谷1号墳が来島海峡や燧灘の航行者を管制するならば、妙見山古墳は斎灘の航行者を管制しているように感じられます。国際海事都市・今治の源流のような存在ですね! とにかく眺めがよく、新緑の緑と多島美とを同時に楽しむことができました。新来島大西どっくのクレーン群が、まるで造船の森のように感じられたりもしました。


妙見山古墳(後円部)


古墳に興奮(?)した後は、麓の芝生広場へ下りて、しばし自由時間としました。サッカーボールを手渡すと、ミャンマー・インドネシアの男子学生たちが速やかにミニゲームを始めました。それを見た日本人女子学生は、「みんなサッカーが上手なのはなぜでしょう?」と不思議がっていました。確かに日本なら、元サッカー部員でないと、巧みなボールさばきはできません。お国柄、サッカーを愛する国々がアジアには多いのかも知れません。世界的に見れば、五輪よりもサッカーワールドカップの方が注目度は高いようです。ミャンマー女子学生たちは、遊具で戯れるもの、公園の景色を楽しむもの様々でした。大成先生からのアドバイスによると、梅雨時期になると、妙見山古墳の墳丘周辺では、ヤマモモの実がたわわに実り、たくさん採集することができるようです。


サッカーに興じる留学生


次回は、朝倉の野々瀬古墳群を学外授業で訪ねる予定です。


2026年5月28日木曜日

第二回KUROFUNE ONE DAY CUP in 今治

 ゴールデンウィーク真っ最中の5月3日、KUROFUNE株式会社様主催の『KUROFUNE ONE DAY CUP in 今治』に今年も参加してきました!今治市在住の外国人によるフットサル大会です。


今年は総勢28名のミャンマー、ネパールの留学生たちが参加しました。サッカーは、ミャンマーでもネパールでもとても人気があるそうです。

試合直前に「やっぱり自信がない……」と不安がっていたネパール人女子学生が、なんと見事にゴールを決めました!おめでとうございます!なんと女子のゴールは1点ではなく「2点」ゲットという特別ルール。チームに大きく貢献しました。


今年はすべての参加者がまんべんなく散らばる混合チーム編成だったため、あっちの試合でもこっちの試合でも、明徳短大の留学生たちの活躍を見ることができました。

「去年より上手になったね?」と声を掛けたら、「練習したよ!」と満面の笑み。曇り空で少し肌寒いお天気でしたが、精いっぱい走り回る学生たちの笑顔がこぼれる、白熱した大会となりました。










スタジアムグルメを堪能し、同日開催していたワールドフェアで同級生たちの踊りを見た後は、いよいよFC今治の試合観戦です!

FC今治の選手を迎えるウェルカムピッチフラッグにご招待いただき、満員の観客から歓声を受けながら、プロと同じ芝生を踏みしめる貴重な体験をさせていただきました。


さらにハーフタイムには、『KUROFUNE ONE DAY CUP』の優勝チームがピッチで表彰式を行い、スタジアムの大画面に映し出される中、明徳短大の留学生がトロフィーを授与されました!


あいにく試合中はずっと雨が降る中での観戦となりましたが、「雨の中で観るのもまたサッカーの醍醐味!」とばかりに、雨を吹き飛ばすような声援で最後まで全力で応援を楽しみました

今回はたくさんの素晴らしい晴れ舞台を用意していただき、やり切っ
た留学生たちの笑顔がまぶしく、「楽しかった!」という喜びにあふれた、まさにサッカー尽くしの1日となりました。






2026年5月27日水曜日

調理ビジネスコース 4月 新入生歓迎会  5月 食事作法会

調理ビジネスコースで4月、5月に行われた行事を紹介します🎉🎉


1つ目は新入生歓迎会!

毎年新2年生が企画、準備し、1年生と一緒に調理、食事して仲を深めるものです。

今年度のメニューは、オープンサンド、クラムチャウダー、たこやポテトのフライにプリンと盛りだくさん☆

食卓のアイテムにもこだわって、楽しく華やかな会となりました。







二つ目は食事作法会!

1、2年生合同で、今治市朝倉のタオル美術館にある「王府井」にて中国料理の作法会。総料理長の飯尾正一先生よりマナーのお話、今日のお料理の説明など丁寧に教えていただきながら、食事も美味しくいただきました。先生は、本コースの中国料理の実習もご指導いただいております。そちらも楽しみです。今回は貴重な機会をありがとうございました。




いつもおいしいがあふれてる、調理ビジネスコースでした!

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