2026年7月23日木曜日

プロモクルー、日帰り合宿へ(7月19日)

 めいたんプロモーションクルーが創設されて4年目。現在は3期生・4期生が本学の広報活動に励んでおります。オープンキャンパスのサポートを主要な活動としつつ、大学案内のモデルやFMラヂオバリバリのパーソナリティ、今治市内のイベント出演やSNSの発信など活動は多岐にわたります。過去には、ふるさとCM大賞(愛媛朝日テレビ)に応募するなど映像活動に力を入れたこともありました。そして、このたび初めて〝チームビルディング〟のかけ声のもと、日帰り合宿を7月19日(日曜)に実施し、学生24名・教職員4名の総勢28名が参加しました。この24名には全学科コースにまたがる1・2年生と、インドネシア・ネパール・ミャンマーの留学生が含まれ、めいたん色に満ちあふれていました。


まず8:30に学園バスで本学を出発し、しまなみ海道経由で約1時間かけて生口島の耕三寺へ。もうそこは広島県尾道市瀬戸田町の県外です。松山市街と同じ感覚で県外の観光地へ着いてしまいます。耕三寺参詣のお目当ては、しまなみ海道屈指の観光スポットといってもいい「未来心の丘」を訪ねることでした。大理石でできた境内背後の展望所は、結婚式の前撮りにも利用される、ロケーションが抜群にいい観光スポットなのです。境内には、日光東照宮や平等院鳳凰堂を模した寺院建築もあって、そのシュール感も現地を訪ねないと分からないことです。参詣者の中には、インバウンドをよく見かけることができました。それにしても、暑い! 未来心の丘は石造りのため、照り返しで暑さが増幅しているように感じられました。そこで、頂上のカフェで避暑をとる学生、地下壕の地獄めぐりで涼をとる学生(地獄がまさに天国⁉)など、境内の自由時間は思い思いに過ごしてもらいました。


耕三寺 未来心の丘

当初は、2つ目の訪問地を因島のHAKKOパークとしていましたが、屋外の観光地は避けた方がいいと判断し、インバウンドの宿泊者が多い大三島の宿泊施設WAKKAへ(グランピングやアクティビティで有名)。正午過ぎから同社のカフェでランチタイムをとることにしました。同社の村上あらし代表は、今年6月に本学国際観光ビジネス&地域未来創生コースの就職セミナーにゲスト講師でご登壇いただいたことがあり、そのご縁で歓迎いただきました。カフェの目の前は海で、先ほどまでいた生口島が対岸に見え、多々羅大橋の眺望も楽しむことができます。カフェで1時間余り涼をとることができ、一部の学生は着替えを済ませることができました。今年の第31回水軍レース大会に、本学は初めて女子チームを送り出すことになりました。

WAKKAカフェからの眺望

そしてこの日のメインイベント。大島の宮窪港へ移動し、14:00から酷暑の中を水軍レースの練習です。1時間1本勝負で、同乗した漁協職員の指導を受けながら、和船の櫓漕ぎを習得します。乗り込んだ12名のうち、経験者は2名だけ。船上にいるだけでも暑いのに、メンバーは5本の櫓さばきを合わせようと必死で食らいつきます。水軍レースは、体力や運動神経も大切ですが、櫓の操作で一体感を生み出すチームワークが特に重要です。コツをつかみかけたところでタイムオーバー。延長を認められても、やる体力は残っていなかったことでしょう。手にマメができた学生もいました。それでも、クールダウンの海水浴は別もの。漕がない学生たちがビーチで楽しんでいるところへ合流。しばし、夏の思い出づくりに励みました。そして16:30過ぎに帰校。熱中症で体調を崩す参加者がいなくて安心しました。


水軍レース練習


学びも多かった合宿ですが、まずは7月25日(土曜)の来学型オープンキャンパス、翌26日(日曜)の水軍レースをがんばりましょう!



2026年7月22日水曜日

留学生 今治西高校生と国際交流(7月18日)

 7月18日(土曜)午後、県立今治西高校の螢雪会館で、同校グローカル研究部による留学生インタビューがあり、本学の5か国(ミャンマー・中国・ネパール・インドネシア・スリランカ)からなる留学生5名が出席しました。同校では、今年度から新たに国際科が誕生し、グローバル×ローカルな視点で広い世界や身近な地域社会を見つめる力を育成しております。

 まず、この日参加した高校生13名(1・2年生)は、1時間ほど本学の大成経凡先生から、今治市が昨年度策定した多文化共生推進プランの概要について説明を受け、今治市にフィリピン人・ベトナム人が多いことや、その多くの在留資格が造船業やタオル産業で働く技能実習生・特定技能で、大西地域・北郷地区・吉海地域・伯方地域などに多く住んでいる特徴について学びました。また、本学では290名の全学生に対して70%の204名が留学生で、多い順にミャンマー97名・中国42名・ネパール42名・インドネシア19名・スリランカ4名であることを説明しました。そして、増える外国人に対して、やさしい日本語の普及や交流機会を増やす取り組みが大切と説き、昨年度以降、試験的に始まった大西地域の「サッカーでお結び会」や吉海地域の「防災運動会」などの事例を紹介しました。本学でも、大成先生の学外授業などで、留学生に集団行動の規律を学ばせる事例や、おんまく・水軍レースなどの地域イベントに積極的に参加して、市民との交流機会を増やす事例が紹介されました。




 つづいて、円座になって、あらかじめ高校生たちが用意した質問を留学生に投げかけます。印象的だったのは、ちょうど高校生たちにとっては夏休み初日ということで、外国でもたくさん宿題が出されるのかということでした。県内有数の進学校ゆえの悩みなのでしょう。同校OBの大成先生もそこはよく心得ていて、文武両道はなかなか難しいものです。他にも、日本へ留学しようと思った理由や、日本のアニメや音楽に興味があるのか、どこでアルバイトをしているのかなど、高校生目線での質問が相次ぎました。一同の笑いを誘ったのは、お国柄によっては宗教上食べることのできない牛豚肉の話題でした。牛丼チェーン店でのアルバイトはできるのかという疑問に対し、ネパールとミャンマーの留学生からは、自分たちがその動物を殺したわけではなく、精肉された材料を調理するので、食べさえしなければ大丈夫というものでした。


円座でインタビュー

 和んだところで、今度は5つのグループに分かれ、食文化についての質問を投げかけていました。どんどん深掘りしていく様子を見ると、この日は食文化が重点テーマだったようですね。例えば、福建省出身の中国人留学生が刺身を食べないと答えると、では、どんな魚をどのように調理して食べているのかという質問となりました。〝黒い魚〟と返答されるも、高校生がイメージできたのはクロダイ(チヌ)。そこでスマホを使って検索したら、それがライギョと分かり、それこそギョギョ⁉です。他のグループでも、スマホ検索でお互いが距離を縮めていく様子が微笑ましく感じられました。留学生も、日本の高校生たちの反応を通じて、自国文化の特徴を再認識でき、お互いにとってウィン×ウィンの関係が交流によって生まれたように感じられました。


個別にインタビュー

 食文化をテーマにした地域探究については、大成先生が指導する同校2年ZESTのグローカル班も、このほど本学留学生180名余りからアンケート調査を行ったばかりです。この日のインタビュー成果との相乗効果に期待したいと思います。


2026年7月21日火曜日

授業紹介「地域活性化論」櫓漕ぎ体験と着付け体験(7月16日)

 7月16日の「地域活性化論」(大成経凡先生)は、31名の学生を引率し、今治市大島・宮窪町の村上海賊ミュージアムを訪ねました。学生の国別内訳はミャンマー22・日本8・中国1で、引率教員は3でした。旧宮窪町は、村上水軍のまちづくりで成功した自治体で、水軍ふるさと会(現、NPO法人 能島の里)という伝説のまちおこしグループが、今日の水軍レース大会や村上海賊ミュージアム(旧村上水軍博物館)の礎を築く際に大きな力を発揮しました。もともと漁業と大島石の採石業がまちの基幹産業でありましたが、これに日本遺産の村上海賊ヒストリーの観光業が加わることで、少子高齢化の島しょ部の中で異彩を放っています。

 今年で水軍レース大会は第31回を迎えますが、「めいたんプロモーションクルー」は4年連続の出場となります。過去3大会は〈一般の部B〉に出場し、前大会は決勝進出まであと一歩というところでした。今大会は、初めて〈女子の部〉にチームを送り出します。〈女子の部〉は参加チームが少ないことで、決勝に進出する可能性が高いのです。1位20万円・2位5万円・3位3万円という賞金にも目がくらみますが、地域イベントへ参加することで〝めいたんここにあり!〟を示すことこそ大事と考えております。毎回、同窓会のくすのき会様より差し入れがあり、大いに励みとなっております。

 参加チームには、本番まで2回の練習が認められることで、いつも本授業を通じて1回目の練習を行っております。ただ、この日はレース出場予定者が3名しかいなかったことで、希望者には和船の櫓漕ぎ体験を楽しんでもらうことにしました。乗船する小早船(こばやぶね)は、村上海賊が戦国時代に使用した快速船を復元したもので、5本の櫓を10人で漕ぎ、ほか2人は竿持ちと舵取りとなります。櫓漕ぎは簡単ではありませんが、宮窪漁協の職員が指導してくれるため、筋のいい学生は30分も漕げばコツをつかめます。炎天下のなか、約20人が宮窪港内で海賊気分にひたることができました。


櫓漕ぎ体験


 櫓漕ぎ体験をしない学生は、博物館で甲胄と小袖の着付け体験に挑戦。博物館職員のご厚意で、本来なら1団体4人までのところを、多文化共生や教育的配慮から時間の許す限り対応いただけました。本当にありがとうございました。展示の見学もしましたが、多くの学生がミュージアムショップの虜となりました。村上海賊の書籍やグッズも魅力的でしたが、アイス・ソーダーなどの飲食で至福の時を過ごす学生の姿が印象的でした。ミュージアムショップの充実は、博物館運営では大切な要素で、収益をあげる工夫が感じとれました。

着付け体験


 炎天下の学外授業ではありましたが、熱中症で体調を崩す学生はいませんでした。漕ぐ学生にはタオルと水を用意し、時間調整はエアコンのきいた博物館ロビーやミュージアムショップで過ごしてもらうことにしました。今月26日の水軍レース本番では、ボランティアスタッフで参加する学生が7名もいます。競技を楽しむ側、大会運営を支える側の双方で、今治市の夏の海の祭典を盛り上げたいと思います。






2026年7月20日月曜日

幼児教育学科 調理ビジネスコース 7月7日(火) 第2回 めいたん広場 調理ビジネスコースコラボ


幼児教育学科2年生から「めいたん広場」(7月)の報告です。

7月は本学ライフデザイン学科調理ビジネスコースとのコラボ企画。

今治市の管理栄養士による子育て講座も開催されました。

七夕の日、11組の親子(保護者11人、子ども12人)に来ていただきました。


今回はそれぞれが「食」でつながりました。「手作りおもちゃのコーナー遊び」が活動のメインです。


~7月 プログラム~

・子育て講座「乳幼児の食事について」(今治市管理栄養士)

・子どもたちは学生と自由あそび~手遊び・絵本~

・始まりのあいさつ、おへんじ「たかいたかい」

・体操「わーお!」

・手作りおもちゃで遊ぼう

~コーナー遊び~「紙スクイーズ」「おさかな釣り」「野菜のおつかい」

・手遊び「りんごコロコロ」

・読み聞かせ 絵本「やさいさん」

・終わりのあいさつ

~調理ビジネスの学生による手作りクッキーをお土産に・・・


手作りおもちゃは、調理ビジネスコースの学生が野菜、果物、魚をモチーフにし、紙、フェルトやペットボトルで作成したものを用意しました。それをもとに幼児教育学科の学生が遊び方を提案したり、フェルトの野菜を増やしたりしました。

学生の発案で、紙スクイーズは動物のパネルを児童館からお借りし、動物に食べさせる遊びに展開。フェルトの野菜は紙の買い物かごに詰めて親御さんへ渡す遊びへ。おさかな釣りは釣り上げる喜びを子どもたちに感じてもらえるよう工夫しました。

子どもさんの発達に合わせて、紙やフェルトの素材の感触を楽しむ、自分でやってみることで「できた」喜びを感じる、手作りおもちゃを介して学生や保護者の方とのやりとりを楽しみ、つながる姿が見られました。各コーナーでは、調理ビジネスコースと幼児教育学科の学生が一緒に親子に対応することでつながる形もありました。そして、今治市の職員の方々とは、講座を通してつながることができ、職員の方々には手作りおもちゃの遊びにも参加していただきました。ご参加いただいた親子の皆様、今治市職員の皆様、調理ビジネスコースの学生さんと教職員の皆様、本当にありがとうございました!

今回は「連携」をキーワードに学生の振り返りの言葉を抜粋します。


今治市職員の方との連携

・今治市職員の方とは、自分が駐車場係であったこともあり、来られて始めに挨拶できたことにより、きてくださったことへの感謝の気持ちや一緒に協力して成功させていきましょうという気持ちが自分の中で湧き上がってきました。今回の私の一番の気づきは、連携はもちろん大切だけど、挨拶の大切さを改めて感じたことです。


調理ビジネスコースとの連携

・調理ビジネスコースとの連携でコラボする楽しさやコラボならではの連携や協力が大切だと思いました。食につながる絵本や自由遊びを通して、一つのテーマについて追及するのも魅力的だと思いました。

・調理ビジネスコースとコラボして活動を行い、それぞれの専門性を生かしながら協力することの大切さを学びました。


役割分担と連携の大切さを実感

・事前に自分の役割や配置を決めておくことで、全体を見ながらも担当の仕事に集中しやすく、連携もとりやすかったです。

・連携することの大切さを知りました。話し合いの段階で、決められることは決めておくことで行動に移しやすいと思いました。

・今回のめいたん広場では、学生間、教職員との連携の大切さを実感しました。「よくわからない」ではなく、わからないから、その疑問を解消しようという気持ちで話し合いに取り組みたいと思います。


前回の改善点を実践

・めいたん広場実践中は、子どもの動きを離れたところから見守りつつ、一人ひとりとかかわり、保護者と話し、事故やケガがないように見守ることができました。

・入口側の見守りや子どもがドアに触ろうとしたときの対応が素早く行えました。今回の活動で一番重点を置いていたので、ケガなく安全に見守り援助が行えたのでよかったと思います。


次回につなげること~よりよい環境づくりのために

・今までリーダー班を務めてきた人たちが、よりよくしていくために反省点や改善点、よかったところなどを伝えていくことで、全体としての完成度が上がってきていてすごいです。次回はリーダー班として生かせるように行動したり考えたり全体を見たりしたいです。

・今後に生かす改善目標として、学生同士、教員との連携を適切に行うことだと思います。改善のために、たくさん練習をすること、計画を立てることが大切だと思います。

・いい環境をつくるために、思ったことを口にするなど、コミュニケーションの一つひとつがいいものにするための連携につながるのだと感じました。


前回(6月)の反省を生かし、子どもの安全面をより配慮すること、進行役のアナウンスや役割分担を明確にするなど、具体的に改善できたことが多々ありました。今後は、準備段階から実践に至るまで関係するメンバーとどのように連携、協働をしていくかを課題の一つとし、必要な情報を共有して具体的な改善行動につなげられるようにしたいと思います。

今後、7月28日には本学での「ばりっこ広場」、10月6日には幼児教育学科1年生による「おでかけ児童館」、そして、10月20日には第3回目の「めいたん広場」が開催されます。ぜひ、遊びに来てくださいね!お待ちしています。




2026年7月18日土曜日

留学生が「NHKのど自慢」に出場しました!

🎤プロモクルーのインドネシア留学生2名が、西条市で開催された「NHKのど自慢」に出場しました!


「先生、私たち、今日から毎日練習します!」

二人はそう宣言し、書類選考を通過してから本番まで、約束どおり毎日コツコツ練習を続けました。

予選当日も、大講義室でリハーサルをしてから会場へ向かいました。


緊張しながら会場へ向かうと、

「ここは親戚が集まったカラオケ大会ですよ」

司会の方のその一言で、一気に緊張がほぐれました。


初対面の出場者の方からも

「みんな親戚だからね。頑張ろうね!」

とエールをいただき、地域のみなさんのあたたかさに触れることができました☺️


歌い終わった後には、「すごくよかった!」「感動した!」

という声をたくさんいただき、人とのつながりや応援の力をあらためて感じました。


本選に進めるのは、予選約200組の中からわずか20組。

17時30分の結果発表を、みんなで祈るような気持ちで待ちました。


そして…

二人の番号が呼ばれ、本選出場が決定!


打ち合わせを終えた頃にはもう夜遅く。

翌日も朝早くから集合でしたが、車の中でも歌いながら会場へ向かいました😊


本選当日は、先生やセンパイ、みんなが駆けつけて、二人の背中を押しました。


チャンピオンを目指して一生懸命練習してきた二人。

それに応えるかのように合格の鐘が鳴り響きました。


チャンピオンにはなれなかったけど

「楽しかった!」

そう話す二人の表情は、とても晴れやかでした。


放送は終了しましたが、NHK ONEで1週間の見逃し配信があります📺

ぜひご覧いただき、二人の挑戦を応援していただけるとうれしいです!


また、今回の「NHKのど自慢」の特集は、2026年7月15日(水)午後6時10分からのNHK松山「ひめポン!」で放送予定とのことです!








2026年7月17日金曜日

授業紹介「地域活性化論」グリーンツーリズムで玉川へ(7月9日)

 7月9日(木曜)午後の「地域活性化論」(大成経凡先生)は、39名の学生を引率し、今治市玉川町龍岡上の「森のともだち農園」(森譲寛代表)へ参りました。本学からだと、バスで30分弱の距離です。国別内訳は、日本9・中国1・ミャンマー29、引率教員3でした。もうすっかり恒例となった夏季の同園訪問ですが、目的はグリーンツーリズムです。平成17(2005)年1月に広域合併で誕生した今治市は、海あり山あり島あり…と多様性があって、その山の自然の魅力がたっぷりつまった場所が「森のともだち農園」なのです。玉川ダムより少し上流にある、国道317号沿いの秘境であります。

 これまでは梅雨明けのブルーベリー狩りをねらい、前期授業最後の学外授業でしたが、2年前から様相が一変。猛暑に耐え切れず、農園に隣接するキャンプ場へ移り、涼をとることに。すると、留学生たちがそばを流れる川の虜となってしまいました。小さな滝つぼは、男子学生が飛び込む絶叫スポットに。しかし、この日は梅雨の雨で水嵩が増し、流れが強いことから滝つぼを断念。そこで、流れの緩い安全な場所にねらいを定め、水着持参のミャンマー女子学生たちが泳ぎ始めました。現地は〝森の中のせせらぎ〟といった印象ですが、留学生たちの目には母国の原風景に映ったのかも知れません。履修生以外に参加した8名はリピーター(昨年度履修生)で、まさに川遊びがお目当てでした。





 キャンプ場に到着した最初の30分間は、川遊びやBBQコンロの準備に時間をとり、その後で竹パン焼き体験、BBQへと移っていきました。いざ〝食べる〟となると民族性がでるのか、それとも数が勝るのか、BBQでは留学生の勢いが勝り、日本人や中国人は控えめに…。そこは大成先生がうまく指揮をとり、肉(主にチキン)が全員に行き渡るよう配分。飲み物についても、紙コップには名前を書かせ、ゴミも指定場所に入れるよう指示して、集団行動の規律も学びの要素としました。全体が見えている学生は、大成先生の手伝いを積極的に買ってでました。授業である以上、楽しみの中に節度も重んじ、お世話いただいた園主への感謝の気持ちも忘れず、今治の山間部の魅力を知ってもらえたなら幸いです。


竹パン焼き

川遊び

 次週は、島と海を楽しむグリーンツーリズムを予定。水軍レースの練習も兼ねて、和船(小早船)の櫓漕ぎ体験を行うグループと村上海賊ミュージアムで鎧・小袖で着付け体験を行うグループとに分かれ、〝今治を学びのフィールド〟にした体験学習に励んでもらいたいと思います。


 


2026年7月16日木曜日

授業紹介「日本を学ぶⅠ」ミャンマー・日本の交流の架け橋②(7月8日)

 ミャンマー・日本の交流の架け橋②(7月8日)

➀につづき、2組目のゲストは、昨年12月の「日本を学ぶⅡ」(大成経凡先生)にもご登壇いただいた今治市在住の小川典子さんです。小川さんの実兄は、2007年9月のミャンマー反政府デモを取材中に治安部隊の銃撃で亡くなった今治市出身のジャーナリスト・長井健司氏(当時50歳)です。

その痛ましい銃撃事件から、もう19年がたとうとしています。一時は、その反政府デモが功を奏し、民主化に舵がきられたミャンマーでしたが、しだいに状況は悪化。今年になって軍総司令官が大統領に就任するなど、国内紛争はつづいています。そんな中で多くの移民が生まれ、若者たちの間では日本や韓国が留学先となっているようです。本学でも、現在290名の全学生のうち、97名(約33%)がミャンマー人留学生です。今回も、長井さんを悼むテレビ報道の動画を視聴し、学生たちに感想を求めましたが、言葉にはしづらかったようです。さすがに、今治市出身の戦場ジャーナリストの死によって、民主化を求めるデモが世界中に発信されたことは知らなかったようです。それでも、僧侶たちが起こしたその2007年のサフラン革命の歴史は知っていました。

小川さんの授業風景

この日受講した日本人学生5名の多くは19歳ですから、自分たちが生まれる頃にあった出来事は知るはずもなく、関心がなければこれから先も知ることはなかったでしょう。今治にいるからこそ、長井氏を通じて、戦争や紛争を身近に感じることができるのかも知れません。小川さんには、亡くなる直前までお兄さんが携帯していた遺品のカメラをご持参いただき、受講生たちが当事者意識をもって直面する課題を認識できるようご配慮いただきました。そして今回も、民主化を取り戻そうと、武器をもって親軍政府と戦う10代~20代のZ世代の若者たち(GZA/ジェネレーションZアーミー)のことが話題となりました。命をかけて戦う彼らに対して、申し訳ない気持ちの一方で陰ながら支援もし、ネットで寄付行為ができることを教えてくれました。アルバイトのお金の一部を寄付している学生もいるようで、これは今回の授業で大成先生らも初めて知りました。



小川さんからは、「兄の死を無駄にして欲しくなく、明るい未来は若者たちにかかっているから頑張って欲しい」という励ましの言葉が送られました。留学生たちも、平和が取り戻せたら本国へ帰りたいようで、それまでは日本で頑張りたいとのことでした。本授業の模様は、翌9日の愛媛新聞紙面に掲載され、同紙ネットニュースでも報道されました。映画監督の小田大河さんによる撮影も、視聴できる機会をつくりたいと思います。今年は、長井氏の命日の9月27日に、ミャンマー人留学生と日本人学生の有志をともなって墓参をしたいと思います。


長井健司氏の遺品カメラ


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