「地域創生探究Ⅰ」(大成経凡・小林裕一郎先生)は、地域未来創生コースの学生のみが受講できる同コースの必修科目です。これまで、中心市街地の現状視察やタオル会社の企業視察、しまなみ海道サイクリングなどを体験して参りました。また、これを補完するため、同コース必修科目「地域活性化論」(大成経凡先生)の中でBEMAC(株)・今治造船(株)などの海事産業の視察、大角海浜公園や亀老山展望台などの風光明媚な観光名所の散策を行いました。これらを受けて、今治を代表する全国区の食品メーカー「日本食研」の宮殿工場見学をしたいという学生の要望に応え、クリエイティブヒルズにあるシェーンブルン宮殿工場を訪ねることになりました。
| シェーンブルン宮殿工場 |
日本食研といえば、〝味の作曲家〟のキャッチコピーにもあるように、市販されている〝宮殿〟などの食用タレ以外に、業務用のブレンド調味料の食品メーカーで有名です。今治市名誉市民でもある同社大沢一彦会長が一代で築き上げた企業で、その企業理念は工場見学の際にシアターやガイドの説明から学ぶことができました。いたる所で同社キャラクター〝バンコ〟ちゃんをお見かけしました。本学と同社は包括連携協定を結んでいるため、本学の来学型5月オープンキャンパスでも着ぐるみが出演し、参加者を楽しませてくれました。
| バンコ・カンコ・サンコの3頭の牛たち |
今治市内に同社の宮殿工場は2つあり、本社は織田が浜そばのKO宮殿工場にあります(KOは大沢会長のイニシャル)。KO宮殿はベルヴェデーレ宮殿を模したもので、両宮殿はオーストリア・ウィーンに実在する世界遺産でもあります。今回は産業観光の側面が強く、一度訪ねることで得られる情報は多分にありました。まず、ガラス越しに生産ラインを眺めることができ、自動化された設備に驚くとともに、ものづくりにかかわる従業員の姿も可視化できました。大成先生の大好きな〝食研カレー〟は、同工場で製造されていました。生産ラインの一部では、障がい者の方々が働くところもあり、子会社の日本食研スマイルパートナーズ(株)がこれにかかわり、企業の社会貢献を知る機会にもなりました。
見学中、一同から歓声があがったのは、6階の社員食堂のメニューと展望デッキからの眺めでした。食品メーカーだけに、美味しそうなメニューをお手頃価格で味わうことができるようです。今回訪れた時間帯には、調理師の方がランチタイムに間に合うよう、黙々と作業に励んでいました。展望デッキは癒やしそのもので、快適なランチタイムは福利厚生の良さにつながっているようにも感じました。
| 展望デッキ |
後期の授業では、同じく今治市に本社をおく全国区の食品メーカー、伯方塩業(株)大三島工場の視察も予定しております。学生たちにはどんどんと視野を広げ、職業意識を高めてもらいたいと思います。

