2026年10月5日月曜日

ふるさとキャリア教育で講演(9月25日)

  9月25日(金曜)午後、今治市立北郷中学校で開催された1学年対象のふるさと学習で、本学地域未来創生コースの大成経凡先生が講演をしました。この学習会は、今治市教育委員会のふるさとキャリア教育に沿った北郷中学校独自の取り組みで、座学で校区の地域史の魅力を学んだ後、後日は班に分かれて自転車で校区の名所・旧跡めぐりを行うというものです。大成先生は、この学習会に10数年連続で講師に招かれ、数年前からふるさと巡りのガイドを波止浜地区の龍神社でも行っています。北郷中学校は、波方小学校と波止浜小学校の卒業生が通う学校で、大成先生は波方小学校卒業生で、現在は波止浜地区に住んでいます。

 今回、学習会に参加した生徒は80名余りで、波止浜小卒業生は4年生時にも大成先生から郷土の歴史を学んでいます。あとで感想文を見ると、江戸時代の入浜塩田開発で波止浜が誕生し、周辺地域を巻き込んで大きな変化があったことに生徒たちは興味をもったようです。ふだん、何気なく通っている場所が塩田跡であり、塩田の影響で海運業や造船業が発展していったグローカルな展開にも関心を寄せていました。また、郷土が生んだ偉大な先輩として、同校卒業生の洋画家・智内兄助画伯(波方小→北郷中→今治西高)の活躍を紹介し、村上海賊の来島城主・村上通康や近代に海運業で財をなした八木亀三郎ら、校区を代表する偉人にも想いをめぐらせました。


大成先生のねらいとしてはシビックプライド(愛郷心)の醸成があり、身近な地域に関心を持つことの大切さを伝えたかったようです。クイズを織り交ぜて約1時間講演した後、補足説明を含めて30分余り質問に答えましたが、活発な質問にいまばり博士の大成先生も感心した様子でした。講演の中には登場しなかった太平洋戦争に関する質問もあり、平和学習に関心のある生徒もいました。クイズの景品は、1週間前に河野美術館の市展で帰郷した智内画伯に依頼し、サイン色紙を書いてもらいました。他にも、いまばり博士検定の公式ガイドブックや本学のオリジナルグッズ(クリアファイル・カラーペン)を上位者にプレゼントしました。感想文を見ると、楽しみながら学べたことで、後日(10/21)のふるさと巡りに対してモチベーションが高まったようです。ふるさと巡り当日は、地域未来創生コースの学生4名も、波止浜地区の塩田で栄えた港町を巡検予定です。



2026年9月30日水曜日

地域探究で留学生にインタビュー(9月22日)

 9月22日午前中、今治西高校2年生のNさんが本学を訪ねてくれました。彼女は、本学地域未来創生コースの大成経凡先生指導のもと、今年4月から今治西高校ZEST(地域探究)のグロカール講座を受講しています。探究のテーマは、今治市における多文化共生社会の実現で、まずは市内に住んでいる外国人との交流をはかりたいと、本学留学生にインタビューをすることになりました。


 当日は大型連休の中日ということもあり、高校生にとっては活動しやすい日程でしたが、留学生にとってはバイトに多忙な夏休み期間中ということで、何人がインタビューに応じてくれるのかは未知数なところがありました。大成先生の呼びかけに対して、2組5人(うち女性4人)のミャンマー人がめいたんホール前に駆けつけました。最初は互いの自己紹介から始まり、「好きな食べ物」や「今治でお気に入りの場所」などで打ち解け、距離を縮めていきました。ミャンマー人の多くは辛い味がお好きなようで、ナンジートゥッの話題で盛り上がりました。留学生は、日本のアニメのこともよく知っていました。また、同じ仏教国ということから、ミャンマー人にも前世や来世の観念があるようで、お化けを信じるようです。最近、短大の女子寮でお化けが出る⁉という噂は、そうしたお国事情から彼女たちの間で囁かれていることも分かりました(笑)。



本題は、「どういう交流イベントがあれば参加してみたいのか」というものでしたが、ある女子学生は日本人の少年少女を対象にした英語のサマーキャンプのイベントにボランティアで参加したようです。本学に入学してくるミャンマー人たちは、小学生の頃から英語を学んでいるため、日常会話程度の英語は身に着けています。しかし、これが日本へ留学して日本語を学ぶと、日本語能力の上達とともに英語を忘れていく傾向があるようです。また、他の女子学生は、手料理が得意なことから、食のイベント(南海放送ラジフェス)に参加して腕を振るったことがあるとか。これに対して男子学生はサッカーが好きだから、サッカーのイベント(サッカーでおむすび会)に参加したことがあるようでした。




 Nさんとしては、外国人のニーズをつかんで、自主イベントを考案することで地域課題の解決につなげたいようですが、今治市自体が昨年度に大成先生を座長とする会合で多文化共生社会推進のモデルプランをとりまとめたばかりです。試行錯誤を繰り返しながらも、これがベターだと思う取り組みを仕掛けていくことが求められています。現在の今治市には、地場産業を支える技能実習生・特定技能の外国人が多く住んでいて、国別ではフィリピン・ベトナムが多くなっています。今治市としては、どういう交流イベントを仕掛けるのがいいのでしょうか。

地域探究に取り組む高校生は、既存のイベントにボランティアで関わることで、改善策を提案するのが近道のように思います。交流イベントがあれば、参加してみたいと思う外国人は多いようです。日本語で交流することで、日本語の上達にもつながり、互いの価値観を認め合うことにもつながるのでしょう。この日のインタビューに参加した学生からは、「互いの国の文化や習慣の違いを知ることができて、とても勉強になった」という感想が聞かれました。Nさんには、今回のインタビューを足がかりに、次なる一手に期待したいと思います。


2026年9月29日火曜日

岡村島・姫子島神社の秋祭りへ(9月21日)

9月21日(月曜・祝日)、今治市関前岡村の姫子島神社で開催された秋祭りに、本学から学生・教職員10名が参加しました。岡村島は、関前地区の三つの有人島では最も多い人口を有し、かつては関前村の役場(現、関前支所)が置かれていました。平成17(2005)年1月の合併当時は関前地区全体で778名いた人口も、現在は300名弱にまで減少し、今治市に編入合併された町村では最も人口減少率が大きく、高齢化率も高くなっています。一方で、平成20(2008)年には、岡村島を含む安芸灘の島々と本州を結ぶ「とびしま海道」が開通し、関前地区は広島県呉市とのアクセスが良くなり、観光ルートとしての期待も高まりました。この日は大型連休とも重なり、往路の7:20今治港発の旅客船「とびしま」は、サイクリストら観光客の乗船が多く、定員オーバーで積み残しが発生するほどでした(市営フェリーの第二せきぜん丸が、船員不足で月曜全便運休の影響)。

 そんな中、島しょ部の生活をめぐっては、少子高齢化や若年人口の流出で大きな影響を受ける行事の一つが、地元氏神様の祭礼となります。神輿渡御に必要な担ぎ手がいなくなると、神輿が小さくなるか、渡御のコースを短縮するなど、本来あるべき姿からはかけ離れ、ついには神輿の運行そのものがなくなるのです。氏神様は、年に1回だけ例大祭の時に御神輿へ乗り、地区内を練り歩くことで氏子との交流が生まれます。姫子島神社の場合、ご祭神はコノハナサクヤヒメとなります。氏子にとっては、屋敷そばまで神輿がやって来ることはとても名誉なことで、ご利益があると信じられています。


神輿の運行

 本学介護福祉コースの非常勤講師・島崎義弘先生が、今治市社会福祉協議会の関前支部長を務めるご縁で、本学は2年前から学生・教職員の有志連合でお祭りに参加しています(今年は3回目)。男子は担ぎ手、女子は荷物持ち&撮影係として、神輿渡御の一団として島内を練り歩きます(めいたん好きTシャツ着用)。宮出しから宮入りまで、境内の外には神輿が立ち止まる御旅所が10ヶ所近くあり、その場所ごとでおもてなしのFoodに巡り会えます。そこには、氏神様をお迎えするお供えの意味と担ぎ手への感謝の気持ちが込められているのです。A地区はシャインマスカットなどフルーツ盛りだくさん。B地区はイノシシの串揚げとタコ天。C地区は茹でたてのゆで卵。D地区はパウンドケーキとスナック菓子。E地区はヒジキの天ぷら。F地区はアイスクリン。G地区はちらし寿司と奈良漬け。そして、どの地区でも登場するのが蒲鉾(かまぼこ)。飲み物は、ビール・日本酒・清涼飲料水(炭酸飲料含む)ですが、午後の強い日差しを思えば、今年は冷たいお茶がもっとあっても良かったのかも知れません(わがまま言ってスミマセン)。


御旅所のにぎわい

宮出し前の餅まき

お祭りのいいところは、年代を超えて会話を楽しめることで、御旅所では住民との笑いが絶えませんでした。めいたん生以外にも、島外からは吹揚神社の神輿連「今壱会」の精鋭14名が参加し、一緒にお祭りを盛り上げました。地元の岡村小学校と関前中学校に通う児童・生徒は、獅子舞の披露で暴れ獅子を舞う男子、笛を吹く女子など、役割をしっかり演じている姿が印象的でした(中学1年生女子2名は巫女も演じた)。今年は大型連休と重なったことで帰省客も多く、島のにぎわいも過去3年間では最高だったように思います。帰り際(復路は17:35岡村港発)、島民の皆さんからは、「ありがとう。来年もまた来てね!」と、ねぎらいの言葉が学生たちにかけられました。来年は、地域未来創生コースの学生を中心に参加し、地域の行事を盛り上げ、地域交流をはかることで実践力を培いたいと思います。


姫子島神社


※お祭りの様子が、9月24日付の愛媛新聞に掲載されました


2026年9月28日月曜日

今治市SDGsまちづくりプロジェクト始動!(9月20日)

9月20日(日)午前中、今治市みなと交流センター「はーばりー」で、今治市内4校の高校生13名が集い、昨年度につづいて今治市SDGsまちづくりプロジェクトが始動しました。本プロジェクトは、SDGsの知見を生かして、高校生たちが今治市の地域課題と向き合い、その解決プランを提案していくというものです。昨年度は、それらの提案のいくつかが「イマバリ未来デザイン・アワード」(3/22)の最終プレゼンにも残るなど、高校生旋風を巻き起こしました。今年度のテーマは「住み続けたいまちづくり」。今治市の未来をどう描くのかは、高校生年代から関心を持って地域を見つめるところから始まります。

そして今年度も、SDGsに造詣の深い愛媛大学の小林修先生と今治の地域史に詳しい本学の大成経凡先生が監修&講師を務めることとなりました。第1回は小林先生が「SDGsの視点を生かしたまちづくり ~縮充社会をめざした新たな価値観って?〜」、大成先生が「知れば知るほど楽しい、今治の魅力探しと再生への道」という演題でミニ講義をし、どちらも予定の40分を楽々オーバー(笑)。また、主催者である今治市役所・市民が真ん中課からも、「今治市の現状と施策について理解を深めよう!」の演題で、人口推移などの概要や第3次今治市総合計画(2026-2035)の解説がありました。



今年度の参加生徒は、FC今治高校里山校・今治東中等教育学校・今治工業高校・今治西高校の1~2年生で構成され、第2回からは今治南高校も加わりそうです。今治西高校については、今年度から国際科コースが誕生し、グローカル探究部が創部したことで初参加となります。第1回は、各校生徒をシャッフルして4つの班をつくり、最後はSDGsまちづくりボードゲームをして打ち解けました。第2回(10/18)はフィールドワークをしながら、まちづくりの目利きを学びつつ、市民と交流してリアルな声を聴く予定です。最終回の第5回は来年1月23日(土曜)に開催され、最終発表会を行う予定です。大成先生によると、「今年度も、回を重ねながら成長していく高校生たちに寄り添い、プロジェクトの経験を地域未来創生コースの指導にも生かしていきたい」とのことでした。




2026年9月25日金曜日

今治南高等学校で「福祉フォーラム」が開催されました。(9月15日)

今年も愛媛県社会福祉協議会主催の福祉の魅力発見事業の一環で、「福祉フォーラム」第1回目が今治南高等学校で開催されました。 

”現場のプロが語る「福祉の仕事」の日常と魅力”のコメンテーターとして介護福祉コースの渡邉先生が参加。なんと、MCにはFM愛媛パーソナリティの中岡りょういちさんとゆめさんが来てくださいました!!  

現場のリアルを聞くことで、福祉の仕事について学びが深まり、一人でも多くの高校生が介護福祉士を目指してくれることを願っています。










2026年9月24日木曜日

いまばり博士検定に合格!

 今年で第17回を迎えた今治市ご当地検定「いまばり博士」(今治商工会議所主催)ですが、同検定を監修する大成経凡先生によると、初めて本学から合格者が誕生したとのことです。おめでとうございます! 合格者には、9月初旬に主催者から合格証・認定証・ピンバッチが自宅または職場に贈られてきたようです。



 今年度から本学には新たに地域未来創生コースが誕生しましたが、同コース必修科目として「いまばり博士検定対策」(前期/1単位)が開設されました。本科目は、オープン科目にもなっていますので、幼児教育学科やライフデザイン学科の他コースの学生も受講することができます。来年度は、科目等履修として市民の方々にも受講していただければ、学生たちの刺激になろうかと思います。

 本学で8月に開催した同検定の対策講座では、これまでで最も多い44名の参加があり、そのことが検定全体の合格率を押し上げたように思います。今年の第17回はジュニア・初級・中級・上級・プレミアムの全コースに58人が受験し、45人が合格しました(合格率81.8%)。上級編にいたっては11名全員が合格したようで、シビックプライド(愛郷心)の醸成にもつながっています。


 初級編に合格した本学2名の学生に訊くと、「過去問を解いて傾向をつかんでいたので手応えがあった」や「来年は中級編以上に挑戦したい」との感想が返ってきました。令和9年度学生募集要項では、卒業までに上級編以上に合格すると、キャリア形成奨励制度で1万円の奨励金が支給されることになっております(新・助成制度)。不合格だった学生には来年のリベンジに期待し、地域を知ることの積み重ねが、人間力の形成にもつながることを感じとって欲しいと思います。地域づくりや地域探究の基本は、まず地域に関心を持ち、知ることからです。

各編の合格バッチ(今治商工会議所HPより)



2026年9月18日金曜日

令和8年度 学位記授与式(秋卒業)

 9月11日(金曜)午前中、本学大講義室で令和8年度学位記授与式が開催され、7名の留学生が卒業するはこびとなりました。国際観光ビジネスコースの留学生は秋の入学が認められていて、2年かけて秋に卒業する学生もいれば、2年半で春に卒業する学生もおります。

 この日は、ミャンマー人の卒業生5名の出席があり(中国人2名は欠席)、同コースの教員らがその門出をささやかに祝いました。学位記授与の後、泉浩徳学長からは、「帰国する方は、卒業後も日本や本学のことを忘れないで欲しいし、ミャンマーと日本の架け橋となって活躍して欲しい」と励ましの言葉がありました。



 今後の進路を訊くと、帰国して母国の日本語学校で働きたいという学生もいれば、帰国後にビザを切り替えて再入国してから日本で働きたいという学生もいて、本学で学んだことを生かしてそれぞれの道で活躍して欲しいと願います。



 卒業生は、記念品を中山コース長から受け取った後、当初の予定にはなかった学生代表の挨拶があり、お祝いに駆けつけた同期生や中山コース長からの贈る言葉もありました。7名の旅立ちの一方で、今月下旬には新たに46名の留学生(ミャンマー41・スリランカ3・中国2)の入学が予定されております。

 日本人の来年春入学に向けましては、2つの専願受験が今秋予定されております。10月18日(日)に総合型選抜マッチング方式の受験が、11月29日(日)には学校推薦型選抜の受験があります。総合型選抜マッチング方式をお考えの高校3年生で、7・8月の来学型オープンキャンパスに不参加の方は、9月25日(金)19:00~20:00のオンラインオープンキャンパス(面談含む)も専願の対象となりますので、参加をオススメいたします。詳細は、本学入試課までお問い合わせください。



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