2024年7月31日水曜日

【メディア掲載情報】「今治市中学生のためのお仕事ブック」にめいたんが登場!

「今治市中学生のためのお仕事ブック」に本学が登場!

こちらの冊子は、今治市の中学校に配布されています。


「めいたん」の紹介のほかにも、短大のお仕事の紹介も掲載されています。

ぜひ、ご覧ください。










2024年7月30日火曜日

2024年度 幼児教育学科×FC今治コラボ授業 Vol.2

コーチ講話「子どもが自然と身体を動かしたくなる大人のかかわり」&幼教学生紹介「全身を使ったうたあそび」


幼児育学科1年生は、「子どもたちが主体的に身体を動かすことを楽しめるようなかかわりができる保育者になる」ことを目標にし、FC今治ホームグロウングループのコーチとともに学んでいます。

5月には、FC今治ホームグロウングループが行う幼稚園年長児のサッカー教室に参加し、コーチの声掛けにより、生き生きと楽しそうに活動する子どもたちとかかわることができました。


今回は、幼児教育学科×FC今治コラボ授業、第2回目の報告です。

7月9日、FC今治の安倍亮太コーチ、土橋功コーチにより、「子どもが自然と身体を動かしたくなる大人のかかわり」についての講義や学生へのアドバイスをいただきました。

次に学生から、全身を使ったうたあそび「きこりのきょうだい」「かなづちトントン」をコーチたちに紹介しました。

その後、学生たちはコーチたちと一緒に日本サッカー協会による「クラッキ!ダンス」(EXILE のVICTORY)で楽しく盛り上がりました。

最後に、輪になって、一人ひとり、意見や感想を語り合いました。

 

今年度2回目のコラボ授業は楽しい雰囲気の中、学生、コーチ、教員が共に学び合いができたのではないかと思います。

お二人のコーチの話は学生たちの心にしっかりと届いたようです。恥じらいながらも、自分たちなりに全身を使ったうたあそびをコーチに伝え、心から楽しみながらクラッキ!ダンスを踊る学生たちの姿が印象的でした。

安倍コーチ、土橋コーチ、有意義な時間と学びをありがとうございました!今後もどうぞよろしくお願いいたします。


~学生の感想や学び(抜粋)~

・36の動きの要素をきちんとやっていきたいと思います。

・講話を聴いて、子どもがどうしたら自然に動きたくなるかは、言葉がけや動作が大事なのだと学べました。

・コーチの話はとても納得できた。やっぱり、できたことは褒めなくちゃダメなのだと思った。

・前回のサッカー教室の見学の時に安倍コーチがしていた声掛けや動きは、「5つのオキテ」を意図的に取り入れていたことがわかりました。「できたことをほめる」というのは、運動だけでなく、普段の生活でも使用できると思いました。

・とにかく、全員が楽しめること、そして、全ての子どもが笑顔になるようにしてあげたいです。

・コーチたちとのコラボ授業の1回、1回を大切にして、実習などに使えるとことはどんどん実行していきたいと思いました。

・コーチが言っていた、初めから上手にいっていたわけではない、子どもと一緒に学び、興味をもってもらう方法を見つけていく、視野を広く、見通しを持って子どもに関わっていきたいと思いました。

・運動は苦手だけど、運動は好き、という子どもを増やせるように頑張りたいです。

・全員が楽しめるように得意、不得意関係なく、挑戦したいと思えるように工夫して出来たらよいなと思いました。

・子どもたちと遊ぶときは、まず、自分が心から楽しいと思いながら遊んで、子どもたちと信頼関係を築いていきたいと思いました。

・手遊びうたや体操などを自分たちが前に出てやるときに、どんな相手でもたくさん練習をして、楽しいと思ってもらえるような見せ方ができるように頑張ります。







今後のコラボ授業では、年長児向けの「身体を使った遊び」を学生間で考え、実践していきたいと思います。
 
5月のFC今治コラボ授業(第1回)の様子はこちらから→


2024年7月29日月曜日

めいたんプロモクルー 撮影の練習で鳥生祇園さんへ(7/19)

 めいたんプロモーションクルーは、今年も「ふるさとCM大賞」に今治市の観光動画を出品予定です。昨年同様、宮窪港で開催される水軍レース大会に的をしぼっていますが、それ以外のイベントでも取材を試みる計画です。今年は、今治市民のまつり「おんまく」(8月3日夜)に踊り連を派遣予定で、学生・教職員有志が一体となって〝めいたん〟をアピールしたいと考えております。その際、踊りの様子も撮影したいと思います。

 7月19日(金)は取材の練習と感性の磨きを兼ねて、蒼社川橋たもとにある鳥生地区の祇園神社(三嶋神社)の夏祭りを視察することにました。大成経凡先生引率のもと、幼児教育学科1年生の3名が参加(青野・曽我・森)。うち2名は今治市内在住ですが、訪ねるのは初めてとのことでした。今治で〝祇園さん〟といえば、年輩者の間では露店が多く並ぶ楽しい夏祭りを連想し、かつては氏子の鳥生地区住民以外からも大勢の参拝者があったようです。大正3(1914)年8月1日・同9日付の海南新聞を見ると、午後4時頃から参拝者が出始め、8・9時頃には神社境内からあふれた参拝者が川原や橋の上を埋め尽くし、未明2・3時頃まで参拝者がいたというほどの盛況ぶりでした。

 近年は、鳥生・立花地区を中心とする幼児・児童・生徒たちを多く見かけますが、夕暮れ時から提灯の灯りがキレイに見えだす頃、参拝者がゾクゾクと詰めかけてきました。児童・生徒は、ちょうど夏休みがスタートしたばかりです。神事の祭典が午後6時頃から始まりますが、参拝者の多くは露店に夢中です。表参道には、年中行事として輪越し(夏越し)が設けられ、これをくぐることで無病息災を祈願する習わしとなっております。しかし実際は、この輪をくぐる人があまり多くなく、その点を理解しながら〝祇園さん〟の現況を撮影することにしました。

 幼児教育学科の学生だけあって、幼児を連れた家族連れに注目し、浴衣を羽織った幼児に愛らしさを感じていたようです。また、商店街の夜市との違いにも感じるものがあったようで、今後の撮影のヒントになったなら幸いです。まずは、祇園さん自体を楽しめたことが良かったです。この経験値を次に生かしたいと思います。

境内の露店

鳥生の祇園神社

藁の輪をくぐる参拝者


2024年7月26日金曜日

調理ビジネスコース 「食文化概論」国際観光ビジネスコースの留学生から学ぶ

 


7月9日

学生同士が学び合う学内コラボ授業

~学生が講師に!本場の料理は留学生に学ぶ~


めいたんは、地域の企業等とのコラボ以外にも、学内で異なる学科・コースとのコラボ授業も盛ん。

今回の「食文化概論」の授業は、調理ビジネスコースの学生が留学生から本場の料理を学びます。


今回の講師となるのは国際観光ビジネスコースで学ぶ中国人留学生3名。

留学生が先生になるのは、初めての取り組みです。

中国の食文化の話や調理実習、飾り切りの実演等の授業のあと、学生同士交流しました。


一緒に作った中国料理は、「青梗菜と椎茸の炒めもの」「なめらかな肉汁」「菊の魚」

どれも初めての料理に学生たちは興味津々。


留学生のうち1名は中国の調理師免許を持つ業界経験者でもあり、調理のテクニックに学生たちも感動!

調理ビジネスコースの学生も、「赤飯」と「わらびもち」の日本の料理でおもてなし。


交流会では、中国と日本の料理を食べながら、お互いの食文化以外にも、学校のこと、将来のことについていろいろと話しました。


本学は留学生が多く、この春期入学生は34名で、ネパール、中国、インドネシア、ベトナム、ミャンマー、スリランカと多国籍。この多様な学生が在籍する本学の特性を生かし、学生同士が学び合い、交流できる機会を増やしていきたいと思います。






2024年7月25日木曜日

授業紹介 地域活性化論   和船櫓漕ぎ体験と着付け体験に挑戦(7/18)

 7月18日(木)の「地域活性化論」(大成経凡先生)は、学外授業で大島の村上海賊ミュージアムへ向かいました。この日の参加者は36名(履修生以外6名)で、今月28日の第29回水軍レース大会に出場する学生クルーも参加。現地に到着すると、まず博物館前の水軍レース特設会場へ向かい、浮桟橋に係留された「小早船」(こばやぶね)の解説に耳を傾けました。小早船は、かつて村上海賊が機動力を生かした戦いで使用した快速船です。宮窪町のまちおこしグループが地域活性化を目的に復元し、速さを競うイベントを開催したところ、今では四半世紀を超えてつづく伝統行事となっております。そこへ昨年、本学「めいたんプロモーションクルー」が初出場を果たし、今年も地域イベントを盛り上げるべく参加を決めました。

 注意しなければいけないのは、小早船は木造でできた和船(わせん)で、動力源は櫂(かい)ではなく〝櫓(ろ)〟ということ。ローイング・カッター・カヌーとは勝手が違い、櫓は1隻に5本搭載され、1本を2人で漕ぎます。左右に3本と2本が備わることで、まっすぐ進むのが難しく、バランスを欠くと船体が左右に揺れて速力にロスが生じます。巧みな櫓さばきと息の合ったチームワークが求められるのです。本番当日は、漕ぎ手10人以外に竿持ちと舵持ちも乗り込むため、1チーム12名が必要です。この日は、本番エントリーの選手のうち3名が不在だったことで、履修生でカバーしました。

 一方、レースに出場しない学生は博物館へ移動し、鎧と着物の着付け体験をしました。留学生にとっては、侍やお姫様の気分に浸れるチャンスです。最初は恥ずかしがっていた留学生も、お手本を示した学生の喜ぶ姿を見て、次々と挑戦。順番を待つ間は、館内の見学をして村上海賊の歴史を学びました。この日は、中国・ミャンマー・ベトナム人留学生が参加しました。「めいたんプロモーションクルー」のメンバーが練習を終えるや、入れ替わるように留学生の希望者が小早船に乗り込みました。和船を漕ぐこと自体、なかなか経験できないことで、将来的には、留学生だけでチームを組んで水軍レースに出場したいものです。



着付け体験

ミヤンマー人留学生



櫓漕ぎ体験

小早船と記念撮影


2024年7月24日水曜日

短大見学レポート (今治南高校、FC今治高校明徳校)


6月14日はFC今治明徳校3年生、18日は今治南高校2年生3が、本学に来てくれました。

今回の短大見学では、学校紹介のあと、専門科目の授業体験をしていただきました。

6月18日は、ちょうど今治市の「ネウボラ事業」で現役の保育士さんが本学で研修を行っていたので、今治南高校の幼児教育学科を体験する生徒のみなさんにも、一緒に実践的な指導法の学びに挑戦していただきました。

「歌ったり、身体を動かしたりして楽しかった」「幼稚園の先生方と一緒に授業を受けて、保育士の仕事に少し興味を持った」などの感想をいただき、充実した授業となったようです。

見学・授業体験を希望される学校様は、ぜひ、お問い合わせください。(学校単位となります)




2024年7月23日火曜日

今治ふるさと魅力体験プログラム

6月4日、「今治ふるさと魅力体験プログラム」(今治市教育委員会学校教育課主催)の一環で、今治の歴史・文化に親しむ取り組みとして、本学地域連携センター長の大成経凡講師が今治市立乃万小学校6年生の児童105名に授業を行いました。

タイトルは「YOUもいまばり博士になろう ~乃万小学校区編~」。

このプログラムは、愛郷心を育むために、今治市ご当地検定「いまばり博士」(今治商工会議所主催)に挑戦する児童を増やすねらいも兼ねています。

実は、大成講師が同検定の監修・問題作成にも関わっているんですよ!

今年は他に、桜井小学校と吹揚小学校の6年生にも今治の魅力を伝えに出張授業を行いました。

あなたも、「いまばり博士」に挑戦してみませんか?







2024年7月20日土曜日

7月オープンキャンパスを開催

7月21日(日曜)、めいたん7月オープンキャンパス(来学型)を開催したところ、高校生19名の参加がありました。もっと来て欲しいという願いの一方、短大事情を取り巻く厳しさも感じております。少子化にとどまらず、短大離れや専門学校志向、ライバル校の存在など、努力が報われる保障はありません。ひたすら励むのみ!

今回は、愛媛のゆるキャラ「みきゃん」が会場を盛り上げてくれました。学校説明(大成先生)に先立ち、希望者は記念撮影を行いました。初めて〝こみきゃん〟も登場!3体の着ぐるみの中には、めいたんプロモーションクルーの学生が交替で入り、体験授業・キャンパスツアー・カフェタイムでも盛り上げ役に徹してくれました。

各コースの体験授業は、以下の通りとなります。幼児教育学科が「個別の配慮が必要な子どもの支援」(松田先生)、ライフデザイン学科の国際観光ビジネスコースが「旅行会社の役割やルールを理解しよう」(中山先生)、介護福祉コースが「目になる手と口になる手」(上村先生)、調理ビジネスコースが「ひんやり冷製パスタと手作りスイーツ」(竹田先生・大西先生)でした。



体験授業の後は、食堂に移動してカフェタイムです。体験授業の講師やキャンナビ・授業補助の学生らとコミュニケーションを楽しみ、本学の雰囲気を身近に感じることができました。今回は、今治新聞社「まいたうん」と今治コミュニティ放送「FMラヂオバリバリ」の取材も入りました。先生と学生との近い距離感や参加した高校生の楽しむ様子など、後日報道予定です。

カフェタイムには保護者も同席しました。ある高校1年生の保護者からは、「西条市(JR西条駅の近く)に住んでいるが、明徳短大で保育士の資格がとれることを知らず、当初は松山市内の短大か専門学校を考えていた。保育士の知人に訊いたら、なぜ明徳短大へ行かないのかと勧められた」という感想が聞かれました。自宅から通える距離にある地域で、本学の知名度が低いという現実を再認識したしだいです。今治市との連携だけでなく、東予地区(特に上島町・西条市・新居浜市)との結びつきを強化する必要性を感じました。

在学生が増えると、広域的に各地のイベントへ出向いて、本学をPRできるのですが、国際観光ビジネスコース以外は学生数が少なく、苦慮しているところです。それでも、今夏は7月28日(日)の水軍レース大会(宮窪港)に、12名のクルーと撮影隊数名が出場予定です。また、今治市民のまつり「おんまく」にも踊り連が出場予定で、3日夜は盆踊り(木山音頭)・4日正午ごろはネパール民族舞踊で〝めいたん、ここにあり!〟を市民の皆様に感じとってもらえたらと思います。



カフェタイムの後、マッチング面談・寮見学があり、希望者は13時から〝今治魅力発見ツアー〟のバスに乗って、大島の宮窪町へ向かいました。和船櫓漕ぎ体験を宮窪港で、鎧・着物着付け体験を村上海賊ミュージアムで実施しました。水軍レースの練習も行ったしだいです。次回のオープンキャンパスは8月25日(日)となります。より多くの方々のご参加をお待ちいたしております。


村上海賊ミュージアムで着付け体験

和船櫓漕ぎ体験


2024年7月18日木曜日

【メディア掲載情報】「タウン情報 まつやま」キャンパスガイド2024にめいたんが登場!

めいたんの推しポイントをギュッと詰め込みました。

学生のインタビューもありますよ♪

ぜひ、ご覧ください。


えぷりWEBにも掲載中!

▼今治明徳短期大学掲載ページ

https://ehime-epuri.jp/27680






2024年7月17日水曜日

小松高校の進路ガイダンスに参加(7/10)

 7月10日(水曜)午後、西条市の愛媛県立小松高校で開催された進路ガイダンスに参加しました。昨年につづいて、入試広報委員長の大成経凡先生が登壇し、40分の授業を2回実施しました。授業といいましても、本学の学校説明を2回実施するもので、1・2年生で合計31名の受講がありました。

 隔年ではありますが、同校から本学には入学者があり、とても大切なパートナーであると考えております。自宅から通える利点を強調しつつ、それ以外でのライバル校との違いを説明させていただきました。昨年度のオープンキャンパス・ガイダンスなどの学生募集を積極的に展開したことで、この春には活気ある生徒たちが多く入学してきました。その楽しい雰囲気がリーフレットの『大学案内』にもあらわれていて、産学官地域連携の具体例もスライドにて熱く説明をさせていただきました。地場産業振興や地域活性化に寄与できる人財を育成する新コース「地域未来創生コース」の説明も少しさせていただきました。

 後で生徒のアンケート(感想)を見ると、留学生が多いことに驚いたようで、異文化との交流に興味を持った生徒もいたようです。また、学外授業のフィールドワークや実践形式の授業が多いことも魅力の一つとして感じとってくれたようです。昨年も受講し、今年も受講してくれた2年生の一人は、昨年よりも詳しく知ることができ、活気ある方向に変化する様子が感じとれたとのことでした。FC今治のファンもいて、受験する方向で考えている生徒もいました。

 夏休み期間中、2回のオープンキャンパス(7月21日&8月25日)を予定いたしております。めいたんプロモーションクルーの学生たちが、愛媛や今治ゆかりの「ゆるキャラ」でお出迎えします。地方都市の小規模な短大ではありますが、今治を学びのフィールドとしつつ、学生のやる気を引き出して〝楽しい学びの環境〟に変えていけたらと思います。





2024年7月16日火曜日

食物栄養コース  栄養College Life Vol.9 授業紹介 解剖生理学実習

 

この授業では1年次の「解剖生理学」で学んだ基本的な体の仕組みと働きについての理解を深めるため、実験や観察を通して体感すること目的としています。 今回の実験テーマは『呼吸数と肺活量の測定』です。



呼吸数は安静時、体位変換時(座位・立位)、運動負荷時でそれぞれ測定し、呼吸数の変化を観察しました。運動負荷時の測定では、階段を1階から3階まで往復して負荷終了直後から、座位で呼吸数を1分おきに安静時呼吸数に戻るまで測定しました。




肺活量とは、できるだけ深く吸息した状態から最大限に呼出したときの呼気量をいいます。
肺活量はスパイロメーターという機器を使って容易に測定することができます。この機器では性別・年齢・身長を入力すると予測肺活量が出され  、実際に測定した肺活量 から%肺活量が 算出されます。%肺活量は Baldwin の予測式を使って計算して求めることもできるので、機器の表示と計算値が同じになるか確認しました。 

学生は初めてのスパイロメータに興味津々で 、慣れるまで何度も測定していました。

2024年7月11日木曜日

幼児教育学科 1年生 地域の「子育てひろば」での親子とのふれあいと読み聞かせ~

幼児教育学科1年生、地域の「子育てひろば」での見学・実践の報告です。

6月25日、学生たちは今治市内の「子育てひろば」を訪問しました。

これまで、今治市職員から今治市の子育て支援制度について学び、本学でのおでかけ児童館で親子とのふれあいを経験した学生たちにとっては、重ねて、地域での具体的な子育て支援の場を知るとともに、親子とのよりよいかかわり考えたりする、絶好の機会です。

学生たちはそれぞれの「子育てひろば」でスタッフの方々にやさしく声をかけていただきながら、穏やかでゆったりした、親子とのかかわりを学ぶことができました。

学生には、自ら選んだ乳幼児向けの絵本や手あそびを実践するというミッションがあり、出発前は多少緊張した様子でしたが、帰校時の学生の顔には笑顔が見られました。

今回は、「ばりっこ広場」「ハルモニア広場」「山路白鳩つどいの広場」「にこにこ広場おおきくなあれ」「輪い和い親子広場」「志々満おひさまセンター」「とらっこくらぶ」「たまっこらんど」「あそぼーの」、9か所の「子育てひろば」にご協力いただきました。一緒に過ごしていただいた親子の皆様、子育てひろばスタッフの皆様、今治市職員の皆様、おかげさまでとてもよい学びができました。本当にありがとうございました!


~実践後の学生の振り返り~

子育てひろばの見学を通して

・最初は、本当に緊張していて、大丈夫なのかと不安だったけれど、スタッフの方も保護者の方も優しく、すぐに慣れて笑顔になれました。

・0歳児の子どもは、寝返りはできるけれど、「ハイハイ」はまだでしたが、自分で「ハイハイ」をがんばろうとするところを見ることができました。

・同じ年齢でも、おもちゃの好き嫌いや、好きな色があるなど、個性を見ることができました。

・子どもだけではなく、保護者とも話すことができました。保護者、スタッフの方もたくさん、質問してくれました。


読み聞かせや手あそび等の実践を通して

・ゆっくり、読み進めていくことができたと思います。

・楽しく読み聞かせをすることができました。練習したことが発揮できてよかったです。

・絵本を読んだときに子どもたちが興味津々に絵本の周りに集まってくれたので、嬉しかったです。

・アタマ、カタ、ヒザ、ポンは、全員がしてくれて、楽しんでくれました。

・絵本を読むとき、絵本が気になって前の方まで来て指差しをしている子どもがいて嬉しかったです。楽しく読めたのでよかったです。

・練習の時より、声を出すことができ、絵本を動かすと子どもたちも自分から身体を横に揺らしてくれていました。

・スタッフの方はとてもやさしく、絵本や手あそびうたをすごくほめてくださって、一緒に盛り上げてくださったので、今後の自分の実習のときの自信にもつながりました。


今後に向けて

・読み聞かせをする前の導入の仕方がよくわからなかったので、練習あるのみだと感じました。

・スタッフの方の声掛けは、今後に生かせると思いました。

・子どもたちみんな、活発だったので、私も体力をつけないといけないと思いました。

・今後は、保護者の方たちとのコミュニケーション力を高めていきたいです。




2024年7月5日金曜日

授業紹介 日本を学ぶⅠ 伯方塩業㈱大三島工場へゆく(6/28)

6月28日(金曜)の「日本を学ぶⅠ」(大成経凡先生)の学外授業は、短大から学園バスに乗って45分かけて今治市大三島町台(うてな)の伯方塩業㈱大三島工場を訪ねました。参加したのは31名の学生で、国別の内訳は日本人3名・中国人8名・ネパール人11名・ミャンマー人4名・ベトナム人4名・スリランカ人1名でした。


到着したのは閉館時間まで45分というタイミングでした。幸い、前回の授業でわが国の塩の歴史や伯方塩業の食塩の製造工程を説明していましたので、見学時間は短くても大丈夫でした。最初の工程では、メキシコから貨物船で運ばれてきた天日結晶塩を溶解槽に入れ、不純物をとります。この際、瀬戸内海の海水できれいにします。天日結晶塩のサンプルを見ることで、学生たちは伯方の塩の製造法を理解できたようです。特に、3名の日本人は調理ビジネスコースを履修しているため、基本の調味料となる塩の歴史や製造法を理解することはとても重要に感じたようです。大相撲の懸賞幕も展示されていて、伯方塩業が取り組みに対して懸賞金を出していることや清め塩を協賛していることも知ることができました。館内には、伯方の塩を使った商品も販売されていて、それを買い求める学生や、伯方の塩ソフトに舌鼓を打つ学生もいました。


 屋外の枝条架流下式塩田も見学することができました。梅雨時期ということもあってか、塩分濃度に配慮して稼働はしていませんでした。原理の説明をして、ここで集合写真を撮りました。この流下式塩田で製造される食塩は瀬戸内海の海水がもととなり、にがり成分やミネラルが多く含まれます。電気分解の原理のイオン交換膜法でできる食塩とは大きく味や成分が異なってきます。伯方塩業では〝されど塩〟という商品名で売り出しています。同社は今から約50年前に誕生した塩のメーカーですが、〝伯方島の(流下式)塩田を残して欲しい〟という消費者運動から誕生した会社なのです(だから〝伯方の塩〟)。明治38(1905)年に誕生した塩専売制度の国策のもと、昭和46(1971)年以降、わが国から塩田が消えた時期がありました。平成9(1997)年にこの制度は緩和され、塩づくりの規制緩和が進みました。この流下式塩田を復元したのは平成22(2010)年のことですが、同社の創業の理念が込められており、学生たちには是非とも訪ねて欲しい場所でした。


伯方塩業(株)大三島工場の流下式塩田


蒸発釜の廃管を使って「は・か・た・の・し・お♪」


 工場見学の後は短大まで帰るだけでしたが、ちょうど、同じ島内の上浦町井口地区で世界的なガラス工芸作家・鳥毛清喜先生(83歳)が「ガラスの家」を完成させたというので、寄り道することにしました。鳥毛先生は2022年に大三島へIターンし、インドネシアのバリ島との2拠点生活で創作活動を行っております。実績を一つ紹介しますと、ガラス工芸品の国際大会「フラジールアート・コンペティション」で日本人初のグランプリを受賞しています。「ガラスの家」のそばは、古民家を改装してアトリエ・ギャラリーにもなっていて、学生たちの突然の訪問を歓迎して下さいました。鳥毛先生はとても謙虚でフレンドリーで、短い滞在時間でしたが、私たちは気分が和みました。記念撮影にも応じて下さり、「機会があれば、ガラスづくりの体験にも来て下さい」とのお言葉までいただきました。後期の授業でぜひ検討してみたいと思います。本当にありがとうございました。なお、「ガラスの家」は夜のライトアップがオススメですので、興味を持たれた方は夜にご鑑賞ください。大三島の地域活性化に生かそうと、鳥毛氏が島民の力を借りてつくったアート作品でもあります。大三島をアートで盛り上げる機運となれば幸いです。


鳥毛先生のアートギャラリーを鑑賞

「ガラスの家」で鳥毛先生(左端)と交流


鳥毛先生の作品「アウトロー」


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