11月25日(月)、フットケアサロン カノンの代表であり、NPO法人介護予防フットケアサポートねっとの理事でもある小野めぐみさんに講師にお越しいただき、2年生を対象にしたフットケアの講義をしていただきました。
小野さんに講義をしていただくのは、昨年に続いて2度目です。今回も、高齢者が特に自分で手入れをしにくい足の爪のケア方法について教えていただきました。
フットケアの意義や効果について学んだあとは、専用の機材を見せていただきながら、先生によるデモンストレーション。そしていよいよ2人1組になって実践です。普段使っているものとは違う爪切りや、見たこともないような機材に恐る恐る触れていた学生たちですが、優しく丁寧に指導していただきました。
自立した自分らしい生活を送るためには、足もとの健康は欠かせません。特に、高齢者介護施設で生活を営む高齢者においては、足の異常によって歩行が困難になり、要介護度が増すという事例も発生しているそうです。フットケアには、足の爪切りや、角質ケア・保湿などによる機能向上や血行促進、足病変の防止や悪化防止など、足のトラブルを防ぐことだけでなく、利用者さんの「足」に触れることで「心」のケアにもつながっていくそうですよ。
足は「立つ」「歩く」という動作の要です。体を支える土台となる足がしっかりしているといつまでも健康でいられます。今回学んだことを忘れずに、高齢者や利用者さんの健康を足から支えていける介護福祉士になってほしいです。