10月21日(水)、COC事業の一環として、
大島島四国79番札所福蔵寺の住職 河野之伴さんが「島四国の歴史と実態」をテーマにオープン授業をしてくださいました。
介護福祉コースでは、毎年、島四国遍路の体験学習に出かけています。(今年の島四国遍路の様子はこちらからご覧になれます。)また、今年は1年生が島四国遍路のバリアフリーマップを作成すべく只今準備の真っ最中ということで、まずは島四国や島四国遍路の歴史について勉強する為、1年生全員、このオープン授業に参加させて頂きました。
島四国遍路は、旧暦の3月19日から21日に開催されていましたが、昨年から新暦の4月、第3土曜日を初日とする3日間に変更になったり、しまなみ海道が開通して、巡礼の方法も多様化してきたといいます。ですが、大島の住民の皆さんの『お接待』の心は、200年以上前から変わらず繋がれてきたおもてなしの心。
河野さんは「島四国は大島の宝」だと仰っていました。島四国遍路市の3日間は、島民全員が善意で繋がり、人間が心根に持っている優しさが輪になる日。『命はひとつ』ではなく『命がひとつに繋がっている』を実感できる日。介護や福祉の仕事を目指す学生たちにとって何よりも大切にしたい『人を思いやる気持ち』を再確認する、大切な時間となりました。
今回お話して頂いたお気持ちや、自分たちが感じた事をよりよいバリアフリーマップ作りにいかしていけたらと思います。