2018年3月8日木曜日

介護福祉コース 2年生、最後の授業





  2月21日(水)、2年生による『平成29年度 今治明徳短期大学 介護福祉研究集会』が開催されました。

 実習やボランティア、そして学校での学びなど2年間の様々な体験を通して、事例や課題から各自がテーマを持ち研究したことを発表する介護福祉研究集会。めいたん☆かいごふくし2年生の、卒業前最後の大切な行事です。

 今年の介護福祉研究集会も三部構成で開催され、第一部は、医療法人健康会 通所リハビリテーションアイリスの河村高成さんに『学生から介護福祉士へ ~今、「学生」に伝えたいこと~』と題しご講演いただきました。




 河村さん、実はめいたん☆かいごふくしの卒業生なんです。数年前に学生として研究発表をした同じ舞台に、今度は現場で働く介護福祉士として、後輩たちに熱いメッセージを伝えに帰って来てくれました。
 今回は自身の経験や仕事への向き合い方をユーモアを交えながらお話してくださいました。卒業を控え、介護福祉士として、そして社会人として新しい世界へ飛び込む直前の2年生には、先輩のいきいきとした姿はとても刺激になったのではないでしょうか。1年生にとっては今後の実習にどのように取り組んでいくのか、向き合っていくのか、そしてどんな介護福祉士を目指すのか、を考えるきっかけになっていてくれたらいいな、と思っています。
 自分達の先輩という身近な存在だからこそ感じられたことや励まされたこと、心に響いた言葉があったかもしれませんね。








 第二部からが学生による発表です。

 第二部は事例報告として、村上美羽さんは『筋力低下を予防し外出回数が増え、楽しみのある生活を送る』、浦田美緒さんは『本人の望む介助で不快なく生活できる』と題し、それぞれが介護実習DEで担当させていただいた利用者の介護過程の展開について、その成果を発表しました。
 自分自身の支援を振り返り、真に求められる支援や介助とはどのようなものか、真剣に向き合い考察してきたことを発表する姿に、2年間の成長を感じました。








 第三部は、用木綾乃さんが『介護予防についての一考察 ~閉じこもり予防から考える~』、米田渚さんが『介護ロボット ~介護ロボットの現状とこれから~』と題し、1年を通して行ってきた介護福祉研究を発表しました。
 2年間の学内外における学びを土台にした研究の成果を自分の言葉でしっかりと伝える姿は、日々の学びを大切にしながら、丁寧に研究を重ねてきたことが伝わってきました。


 先月末には国家試験の受験もあり、同時進行での準備となり大変なことも多かったようですが、資料を精査し、自分の言葉で伝えるべく練習を重ねてきた4人。普段めったに見ることのない緊張した顔で舞台にあがっていきましたが、堂々と発表する姿はジンとくるものがありました。また、準備はもちろん、縁の下の力持ちとして舞台の下や外で運営を支えたクラスメイトがいたからこそ、4名の発表が素晴らしいものになったのだと思います。
 藤井先生の講評にもあったように、この研究集会で教員が2年生にしてあげられる授業は最後です。これからは、みんなが現場で、社会で、自己研鑽しながら深めていく時間。2年間でこんなに頼もしく成長した姿を見せてくれて、とても嬉しかったですよ。ありがとう。

 1年生は、先輩たちの姿に1年後の自分の姿を重ねることができたでしょうか?これからの学びや実習が実りあるものになるように、そして自分の目標や夢に突き進んで行かれるように、残り1年、一緒に学びながら頑張っていきましょうね!


 実習先でお世話になった皆様、保護者の皆様、卒業生の皆様、地域の皆様、教職員の皆様、2年間温かく見守っていただきありがとうございました。いよいよ来月、卒業です。


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