2020年2月19日水曜日

【新型コロナウイルス(COVID-19)感染症予防のための講義】

連日のように報道されている「新型コロナウイルス」。
2月10日、介護福祉コース藤井皆子准教授から新型コロナウイルスの特徴・症状と感染症予防について、講義と、予防のための衛生的手洗いの実施がありました。




衛生的手洗いでは、洗い残しの場所が目で見てわかるように、蛍光塗料の入ったクリームを塗って実施。綺麗に洗ったつもりでも、洗い残し部分(親指、指先、爪の間、指と指の間など)が結構あり、目立っていたのに驚きました。その後はレクチャーをしっかり受け、全員が衛生的手洗いをマスターしました。

本学では、この手洗いを確実に実施できるよう衛生的手洗いの手順のポスターを掲示し、啓蒙しています。

=私たちが日頃から感染予防のために心がけること=
①自分の健康管理(免疫力を高める生活が大切)
②外出後・食前の手洗い、うがいは毎回する
③環境を整える(最適な温度・湿度と換気)

正しい知識と予防方法で、正しく怖がり、感染を拡大させないよう、一人ひとりがしっかりと意識し、気を引き締めて生活してください。


【新型コロナウイルスの予防方法】(2020.2.10現在)
主な感染経路
①飛沫感染:感染者のくしゃみや咳、つばなどからの感染
②接触感染:感染者がくしゃみや咳を押さえた手で触れたものからの感染
③エアロゾル感染の可能性:ウイルスを含んだ飛沫が、空気中で小さくなって漂っているものを吸い込んで感染

感染を防ぐためのポイント
①咳や発熱などの症状がある人に近づかない
②人混みの多い場所に行かない
③手指を清潔に保ち、「手洗い」「マスクの着用」「咳エチケット」を行う
※ウイルスは、目・鼻・口の粘膜から感染しますので、手で、目・鼻・口を触らないでください。

うがい・手洗い・アルコール手指消毒について
石鹸での手洗い・アルコール消毒はコロナウイルスの除去に有効です。帰宅時、調理の前後、食事前などには、洗い残しのないように、指先や爪の間などを意識して洗うようにしてください。帰宅時のうがい(口の中・のど)も欠かさず行ってください。また、不特定多数の人が触れる場所を次亜塩素酸ナトリウムでこまめに消毒することも感染者を増やさないために大切です。

マスクの効果について
咳やくしゃみ等の症状のある人が積極的にマスクをつけることで、飛沫感染を防ぐ効果があります。
※予防としてのマスク着用は、混みあった場所(屋内や乗り物など換気が不十分な場所)には効果がありますが、相当混み合っていない限り、効果はあまり認められていません。

咳エチケットについて
咳やくしゃみ等の症状のある人は、他の人に移さないためにマスクを着用してください。マスクをしていない状態で咳やくしゃみが出るときは、手のひらを口にあてず、ティッシュなど(とっさの時は袖や上着の内側)で鼻と口を覆ってください。

部屋の湿度と換気について
空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下します。加湿器などで50~60%の適度な湿度を保ち、窓を開けるなどして2時間ごとの換気を心がけてください。

普段の健康管理について
十分な睡眠をとり、バランスのよい食事を心がけ、免疫力を高めてください。
免疫細胞の7割が腸に集結していますので、納豆・味噌・チーズ・ヨーグルトなどの発酵食品を食べ、腸内環境を整えてください。また、体温が1℃低下すると免疫力が37%低下しますので、体を温める食材(生姜や根菜類等)をとって体を冷やさないように心がけてください。

 新型コロナウイルス感染症の情報は以下のホームページを参考にしてください。
 ・内閣官房ホームページ(新型コロナウイルス感染症の対応について)

感染症対策(チラシ:首相官邸ホームページ)

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