2020年9月1日火曜日

食物栄養コース 栄養College Life Vol.10 1・2年生合同コースセミナー

 

今日は愛媛調理製菓専門学校の小西典子先生をお迎えして、1,2年生合同のセミナーを開催しました。

実施日: 2020年7月17日(金)

場 所: 今治明徳短大 大講義室

受講者: 食物栄養コース1,2年生、33名


  新型コロナウイルス対策として、手洗い、マスクの着用、検温をはじめ教室内の消毒、3密を避けるなど注意をはらって実施しました。


 高齢者用に作成されたテキスト「見直しましょう!知りましょう!じぶんの食」に添って授業が進められました。このテキストは食事バランスガイドのイラストや写真付きの簡単野菜レシピが掲載されていていました。わかりやすい構成になっていたので、講演後、多くの学生から大好評でした。


受講後の学生感想です

<2年生>
・簡単にわかりやすく、絵やイラストを使って伝えることで高齢者に理解してもらいやすくなる。食は環境によって変わること。味も住んでいる環境により好みが異なること。旬を上手に利用し、新鮮なものであれば薄味でおいしくいただけるなど、減塩方法のポイントを生かして調理したいと思った。

・私の祖母が丁度今、食事の量が減っており、献立が掲載されているこの冊子がとてもいいと思った。おろしトマトのレシピでは、おろしているところが新鮮であり、夏バテ予防や簡単に食べることができる。また、献立のところに使う調理道具も書かれていたので、一目で必要な調理道具もわかる。

・たんぱく質は高齢者にとって、咀嚼が弱くなっているので献立には配慮がひつようであると感じた。高たんぱく食、低脂質のものは鶏むね肉・ささみ、豚や牛のもも・ひれになる。肉質が脂肪の少ない分硬くなりやすいので、調理方法や下処理の段階での工夫が必要だと思った。

・減塩の方法もたくさんありますが、その中でも「すし飯、味付け飯、どんぶりの回数を減らす」はとても良いと思った。高齢者はすしや味付け飯を好む人がおおいので、食べる回数を減らすと減塩できる。直接的に塩分や味付けを変えるのではなく献立ごと変えるのも1つの方法であることを学んだ。

・今回の授業を受けてみて、高齢者に限らずすべての年齢層での食事について気を付けることを言っているように感じた。食事バランスガイドについても、高齢者だけでなく若年者や中高年者が気を付けるべきことだと思った。食塩の摂り過ぎはよくないが、食事の摂れていない人ほど食塩を摂ることや高齢者ほど食塩を摂りがちなどをもっと知りたい。

・配布していただいた冊子がとてもわかりやすかったので、どういう風に作れば相手にわかりやすく伝わるのかが資料を作成するうえで改めて気づいた。そのためにはわかりやすく噛み砕いて説明できる知識と表現力が必要だと思った。

<1年生>
・高齢者で在宅時間が多くなると、さほどお腹も減らない、食べる行為が面倒だという意見も理解出来るが、食べる楽しみや作る前に出掛けて食材を選ぶ思考力を養うこと、買い物で外に出て気分転換など上手く栄養指導をしていく事が重要であると感じた。
・高齢者の食事について、他の授業で習ってはいたがより詳しく分かりやすく話してくださり勉強になりました。また、高齢者だけでなく、若い人でも気をつけないといけない事も沢山あるんだなと思いました。
 
・たんぱく質は高齢者にただ「お肉を食べてください」と言っても、「脂っこい」と言われ食べてもらいにくいので、ささみや胸肉の皮無、ヒレ肉やもも肉など、低脂肪でさっぱりと食べやすいものを具体的に提示すればいいんだと勉強になりました。
食塩も、たんぱく質と同じでただ「減塩してください」と言うのではなくて、具体的にこうしたらいいと提示してあげる事で取り組みやすくなると思いました。

・先生がおすすめレシピで言われていた『おろしトマトめん』や『コロッケをつぶしたカレー』は作ってみようと思う。トマトは好きでよく食べるがおろしたことはなかったので、試してみたいです。また、災害時の食事の話で、カップラーメンではバランスが偏るので、切り干し大根やワカメを入れると味の変化や食感を楽しめてかつバランスも良くなるという調理法も分かりとてもためになりました。次回のSATシステムの授業も興味があるので楽しみです。


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