2016年5月12日木曜日

介護福祉コース 授業レポート☆その①『生活支援技術Ⅶ』


 






 今年度はじめての授業レポートは、
2年生の『生活支援技術Ⅶ』です。

 今回は、白杖の使い方や介助の方法を学びました。
 杖が主に体を支える『足』の働きを補う役目を持つのに対し、視覚障害者の使用している白杖(はくじょう)は『目』の働きを補う役割をします。白杖には主に3つの役割があり、ひとつは自分のまわりの状態や障害物や溝、段差など路面の変化など「情報を知る役割」、ふたつめは、何かにぶつかった時に衝撃を和らげたり身体を支える「安全を確保する役割」、そして自分が視覚障害者であることを知らせる「シンボルとしての役割」があります。
 今回は白杖の操作方法や歩行技術、そして介助の方法を学んだ後、学内の様々な場所で実習をしました。



こういった疑似体験は、視覚に障害がある方や障害を持つ方々の生活を知るきっかけになり、また、利用者役になって初めて気づくことも多く、その気づきがよりよい介護方法や声掛けにつながっていきます。視覚障害者を介助するために最も大事なことはコミュニケーション。声をかけあい、お互いの状況を共有しながら、実践練習を繰り返しました。

白杖を持っている方を見かけたことはあるけれど、実際に使ったことや介助したことのない学生がほとんどでしたが、利用者役と介助役の両方を体験しながら学ぶことができ、よい経験になったようです。

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