2017年2月7日火曜日

介護福祉コース 授業レポート☆その⑧『障害の理解Ⅱ』








  後期授業も終盤になりました。今年度最後の授業レポートは2年生の『障害の理解Ⅱ』です。
 今回は、今治難聴者協会 代表の渡部優子さんと、今治難聴者協会 事務長の村上公宣さんのおふたりにゲスト講師にお越しいただきました。実は、昨年度も2年生の授業にお招きしていたのを、当時1年生だった学生達が覚えていて、自分達にもお話を聞かせて欲しい!と熱望して今年も実現した特別な授業です。

 渡部さんは難聴者で、長年口話でコミュニケーションをとりながら生活をされているそうです。口話とは、聴覚障害のある方が相手の口の動きや表情から言葉を読み取って理解し、自らも声を発して意思を伝え合うことをいいます。

渡部さんのお話を聞かせていただいた後は、伝言ゲーム形式での口話体験や補聴器体験をさせていただきました。伝えよう!伝えよう!とするあまり、ジェスチャーの方ばかりに力が入ってしまう学生もいて、笑いに包まれるひと幕もありました。一方、補聴器の体験では、見たことはあっても実際に耳に装着することが初めてで、みんな興味深く、そして熱心に体験している様子でした。



続いては、車いす利用者への着物や浴衣の着付け体験をさせていただきました。渡部さんは、今治難聴者協会の代表としてのお仕事だけでなく、現役の福祉美容師としてもご活躍なんですよ。渡部さんチームと学生チームに分かれ、着付け対決!だったのですが…実際には渡部さんの手を借りて苦戦しながらの着付け体験となりました。



 最後は、渡部さんの話される短い文章を目と耳で聞いて文字にしたり、数名の学生が渡部さんとの会話を楽しんだり、村上さんの話されることを要約して文章として伝える方法、要約筆記をテスト形式で実践してみたり、3時間の中で様々な体験をさせていただきました。
 実際に様々な体験することで、より理解を深められたように思います。渡部さん、村上さんのお話、そして渡部さんとの出会いは、間もなく介護福祉現場に出ていく2年生にとって、心強い経験と時間になりました。




 めいたん☆かいごでは様々な障害体験を自分達でも経験してみたり、実際に障害のある方やそのご家族等に実体験をお話していただいたりすることで、理解を深め、よりよい支援方法へと繋げていけるように学んでいます。こういった経験は、教科書や資料だけでは学ぶことのできない貴重な機会として、めいたん☆かいごの学びには欠かせないひとつです。今後もこような経験を積み重ねながら、障害者や高齢者の気持ちに寄り添い、理解し、共感できる介護福祉士を目指して学んでゆけるよう、学生と共に教職員も頑張っていきます!

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