2019年5月30日木曜日

介護福祉コース 授業レポート☆➁ 『生活支援技術Ⅲ』


  



 2回目の授業レポートは1年生の『生活支援技術Ⅳ』です。

 入学から約2ヵ月。学校生活や授業に慣れ、毎日楽しく学んでいる様子の1年生。今年はお揃いの実習着も出来上がりがちょっぴり遅れているのですが、今日は初の実習室以外での授業です。

 『生活支援技術Ⅳ』は、基本的な介護技術の中でも「運動・移動」の安全な介護知識や実践能力を養う科目です。教室や実習室で知識を学ぶだけでなく、学校内の様々な場所で、より実践に近い実技の練習を繰り返しながら技術を磨いていきます。

 まずは『車いす』を使った実習です。
これまでの授業で学んだ「車いすの扱い方」をおさらいした後、実習室から場所を変え、学内の様々な場所を移動しながらの実践です。これまで学んできたのは、実習室という室内だけの環境。実際に外に出て、スロープや段差、坂道や砂利道、学内の様々な場所でその場に応じた車いすの介助の方法を学びました。



 続いては 『杖』を使った実習です。

 高齢者が使うもの、身体に障がいがある方が使うもの、視覚障がいがある方が使うものなど様々なものがありますが、今回は高齢者や身体に障がいがある方が使う杖について、介助方法と使用方法を学びました。



 車いすも杖も、介助者役と利用者役を交代しながら練習を繰り返します。介助者役では、常に危険がないかなど安全に配慮しなければならないことを痛感し、利用者役では、車いすや杖を使う方の不安や怖さを体感することができました。『介助する人』だけでなく『車いすに乗る人』や『杖を使う人』なども同時に体験することで、自分たちが普段何気なく生活している中では気づけなかったことに気づき、不便さを知ります。こんな風に様々な角度から支援技術を丁寧に学んでいきます。

 介助は、知識や技術はもちろんですが、信頼関係が築けていなかったり、コミュニケーションが取れていないと、相手に不安を与えてしまう行為にもなります。安心感を持っていただける介護福祉士を目指して、1年生、奮闘中です!

このページの先頭へ戻る