3月25日に開催された来学型オープンキャンパスでは、午前中に模擬授業やキャンパスツアーなどを行い(15名参加)、午後は希望者のみがオプションで〝いまばり博士と行く今治魅力発見ツアー〟を開催しました。添乗ガイドは本学地域連携センター長の大成経凡講師(愛称/ケイボン先生)が務め、訪問先は当日にならないと分からないミステリーツアーとしました。初めての試みのため、4名の生徒さんとその親御さん2名の参加しかありませんでしたが、食物栄養コースの学生4名と事務職員2名も加わり、総勢13名で学園バスへ乗り込み、まずは来島海峡SAで昼休憩となりました。
来島海峡SAは、株式会社瀬戸内しまなみリーディングが運営する瀬戸内しまなみ海道沿線のサービスエリアとなります。しまなみ海道開通(1999年)から20年を過ぎ、近年リニューアルを行いました。〝しまなみピン〟のオブジェ設置や見晴らしのよい展望デッキに改修、食堂・売店の内装がオシャレになって地域色を出すなど、観光客が立ち寄りたくなる施設に生まれ変わったのです。本学食物栄養コースの学生たちが考案にかかわったハモ天丼も食堂で販売されています。また、本学の学生が今春2名同社へ就職することが決まり、職業セミナーのような位置づけで今回は訪問させていただきました。
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来島海峡SAの「しまなみピン」 |
つづいて、来島海峡大橋を渡って、標高300mほどの山頂から来島海峡を見下ろせる大島・吉海地域の亀老山展望へ向かいました。参加した4名全員が、この日最高潮の盛り上がりだったのかも知れません。曇天の春霞で四国山地を眺望におさめることはできませんでしたが、雨に降られなかったのが幸い。当初の天気予報では雨でした。ここでは、設計にかかわった建築家・隈研吾氏のことを少し解説し、展望台そのものが造形美に優れた設計であり、これと絶景とが調和して全国から観光客が集う海道随一の観光名所となっている点を知ってもらいました。
亀老山展望台で記念撮影!
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亀老山展望台なう |
14:30からは、亀老山麓の下田水(しただみ)港へ場所を移し、株式会社しまなみが運航する急流観潮船に乗り込みました(貸切船)。同社は本学と連携協定を結んでおり、中国人留学生のOB・OGが在職していて、インバウンド対応など業務全般で活躍しております。費さんは、同所の道の駅「よしうみいきいき館」の支配人をするまでになり、村上秀人社長からの信頼も厚いようです。この日は、来島海峡の急流体験を楽しんだ後、施設の見学も行い、人気の海鮮バーベキューの食材が居並ぶ水槽で、コブダイにエサやり体験もさせていただきました。急流体験では、波止浜湾の造船所群を海上からなめるように眺め、中水道の沸き潮に総立ちで歓声をあげるなど、シュールな体験を味わうことができました。
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中水道の急流に歓声! |
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急流体験にヨーソロー! |
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波止浜湾の造船所群 |
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いきいき館でエサやり体験 |
帰路の際には、西日で海峡の水面が照り輝き、とても幻想的でした。12:30~16:00の小旅行となりましたが、参加者みなさんの心にオプションツアーはどう響きましたでしょうか。いつも、共通教育科目の地域活性化論・地域交流演習では、こうした学外授業を行っております。次回のオープンキャンパスでもミステリーツアーを開催いたしますので、より多くの参加者があることを願っております。今治でしかできない学びにチャレンジです!