9月10日(火曜)午後、今治南高校園芸クリエイト科1年生29名を対象にした探究授業で、本学地域連携センター長の大成経凡先生が「地域づくりとプレゼンテーション ~風土がつくるFood~」のテーマで出張講義を行いました。
南高では総合的な探究の時間「鍛(きたえる)」において、1年生園芸クリエイト科は農業をテーマに地域課題に関する学習を行っております。4~5月は4回にわたって、1年生普通科・園芸クリエイト科全員に対して、大成先生が〝今治を知る〟をテーマに、今治地域の風土・歴史文化・産業・偉人などを広く浅くお伝えしたところです。今回は、その中から農産物などの地域資源に焦点を当て、これから各自が深めたい学習テーマのヒントにつながればと考えました。
プレゼンテーションについては、探究の成果を発表する場面において、〝自分の言葉で伝えること〟〝下を向いて話すと聴衆が聞き取りづらいから注意すること〟〝聞き手の年齢層や関心度に配慮して、話術に応用力をもたせること〟などをアドバイスさせていただきました。大成先生自身は、パワーポイントなどパソコンソフトのテクニックに頼らないプレゼンテーションを心がけていて、究極の場合、パソコンが起動しなかったらどうするのかなど、不測の事態に備えて準備に幅をもたせているとのことでした。
地域資源を生かした事例紹介では、本学調理ビジネスコースがJAおちいまばりと連携して取り組んだ〝サトイモの親芋を使ったレシピ開発〟や大成先生自身が取り組んだ〝今治ラーメン誕生の秘話〟、NPO法人能島の里のクロイチジクや森のともだち農園のブルーベリーなど、演題の副題にもある風土を生かした農産物の栽培や付加価値をもたせるためのアイデアなどについて学びました。
今治の風土や歴史が詰まった「今治ラーメン」 |