PAL協定を結ぶ南海放送様からのお誘いで、ラジフェス2025in松山市大街道のグルメブースへ出展しました。今回は、国際観光ビジネスコースと新コース「地域未来創生コース」のPRも兼ねて、ミャンマー人留学生4名がナンジートゥ(ミャンマー風混ぜそば)の調理を、日本人学生2名が本学の認知度調査のアンケートを行いました。
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めいたんブース |
ラジフェスは、南海放送ラジオ(エフナン)主催のイベントで、前回は約24,000人の来場者があったようです(コロナ禍等で中断し、今回再開)。大街道に特設ステージとスタジオが設けられ、お馴染みの南海放送アナウンサーやスペシャルゲスト(ちゃんゆ胃さんら)が登場し、商店街と一体化して地域を盛り上げるイベントとなっています。この中に、企業協賛ブースとグルメブースもあって、通行人に自社商品をPRする絶好の機会となっています。ちょうど開催日の3月1日(土曜)は、県内の高校が卒業式とあって、午後からは胸にリボンをつけた高校生・保護者の通行人が多かったように思います。また、南海放送ラジオのリスナーが特設会場に多く詰めかけている印象を受けました。本学のCMも生放送の中に何度も流れ、グルメブースでのインタビューやステージへあがってのPRタイムなど、本学の情報をエフナン通じて発信することができました。
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エフナン生放送でインタビューを受ける留学生 |
さて、ナンジートゥですが、ミャンマー人にとってはソウルフードといえるもので、〝少し辛いあえ麺〟といえば分かりがいいでしょうか。学生たちは好みに合わせた味付けをし、ふだんの朝食でも食べたりするようです。ナンプラー・ニンニク・ショウガ・きなこ・三つ葉・鶏肉などがその味の決め手となっています。寮で誕生会などのパーティーをする際は、ミャンマー風焼きそばのカウスエジョーとともによく調理されています。今回は、入試広報委員長の大成経凡先生と国際観光ビジネスコース長の中山光成先生が引率しましたが、学生たちのSNS(facebook)に登場するそれら麺類に大成先生が興味を抱き、学生たちに出展のオファーを出しました。留学生4人(ジンミンソー君・パンエイさん・アイニェイントゥさん・ナンダーゾーさん)は全員、昨年秋入学の1年生となりますので、イベントを通じて日本人との交流を得、ボランティア活動への関心が向く好機になったものと思います。留学生が全学生の62.5%を占める本学では、その多くが所属する国際観光ビジネスコースの特長をいかに出すか、また、日本人学生と交流機会を多く設け、お互いにとっていい関係性が築けるかなどが課題となっています。
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来展者の質問に答える留学生 |
アンケート調査を手伝ってくれた調理ビジネスコース1年の猿谷めぐみさんは、北宇和高校三間分校地域情報ビジネス部の頃から地域活動に関心を持ち、大成先生の共通教育科目(地域交流演習など)で留学生との交流を楽しんでいます。同じく国際観光ビジネスコースの渡壁大地君は、ふだんから留学生と交流する機会が多く、国際感覚を学べているようです。平成8年度開講予定の地域未来創生コースは、日本人学生がまさにそうした点を強みとして、地域探究を通じた学修を通じて、個々のプレゼンテーション能力向上を目指したいと考えています。ちなみに両名は、今年度の本学「大学案内」の表紙モデルであり、南予地域出身です。新コースは、東予地域出身者が多い本学にあって、県内全域はもちろん、県外からも応募があるような充実したものに高めていく必要があります。今後、募集に全集中です!
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アンケートをとる日本人学生 |
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ナンジートゥ |
来展者の一部から、「ナンジートゥのレシピがあるともっと良かった」や「美味しいから、自宅でも作ってみたい」などの感想もきかれ、留学生たちとのコミュニケーションを楽しんでいました。準備の9:30から終了の15:30頃まで、学生たちはずっと立ち通しで、時折肌寒さを感じましたが、いい経験につながったようなら幸いです。レシピにつきましては、後日、掲載したいと思います。