2025年7月17日木曜日

幼児教育学科  今治市地域子育て支援拠点事業所(子育てひろば)での見学と実践

幼児教育学科1年生、「地域と子育て支援」の授業報告です。

6月24日、今治市内にある「子育てひろば」10か所に学生たちがそれぞれ分かれて訪問し、利用されている親子の方々とのふれあい、絵本の読み聞かせの実践を行いました。今年度ご協力いただいた施設は「ばりっこ広場」「ハルモニア広場」「山路白鳩つどいの広場」「にこにこ広場おぉきくなぁれ」「輪い和い親子広場」「志々満おひさまセンター」「とらっこくらぶ」「たまっこらんど」「子育て広場あそぼーの」「子育てひろばハピ」です。

1年生は入学後6月までに、めいたん広場の見学、おでかけ児童館での実践を経験し、また、先日は今治市職員から今治市の子育て支援制度について学んできました。今回は地域での具体的な子育て支援の場での学びであり、また、実際に親子の前で読み聞かせを実践させていただく機会となります。

学生たちはそれぞれの「子育てひろば」での穏やかでゆったりとした環境の中、スタッフの方々の細やかで行き届いた配慮を感じながら、施設を利用されている親子と遊びやコミュニケーションを通して様々なことを学ぶことができました。

そして、自ら選んだ乳幼児向けの絵本や手あそびを実践してみることで、こどもや保護者の方と一緒に楽しむための工夫や準備の必要性を実感することができたようです。

学生とともに過ごしていただいた親子の皆様、子育てひろばスタッフの皆様、今治市職員の皆様、おかげさまで充実した学びができました。本当にありがとうございました。


~実践後の振り返りから、学生の言葉を抜粋します~

子育てひろばの見学は最初、緊張していましたが…

・最初は緊張してしまい、なかなか話しかけることができず、こどもたちの様子を見守っていましたが、「一緒に遊んでもいい?」などと話しかけてみると「いいよ」と言ってくれたのがとても嬉しかったです。

・初めての出先での活動で、すごく緊張したけれど、時間が経つにつれてこどもも少しずつ心を開き始めてくれて、すごく嬉しかったです。

・初めてで緊張したけれど、赤ちゃんが多くて、とても癒されました。

・初めての訪問実践でしたが、子育てひろばのスタッフの方が気さくで、楽しく実習ができました。


スタッフの方、保護者の方から学んだことは…

・スタッフの方がさりげなく声をかけたり、遊びをサポートしたりすることで、安心して過ごせているのだと感じました。

・保護者の方、職員の方、おでかけ児童館で来てくださった子育て支援コーディネーターの方といろいろなことを話せてよかったです。

・スタッフの方と親御さんの話を聞いて思ったことは、本当にこどもによって遊び方が違っており、じっくり見ていくことが大事だと思いました。


子育てひろばはこどもだけでなく、保護者など大人の居場所でもある…

・子育てひろばの環境は落ち着きがあって、こどもも大人も安心しやすく、くつろげる場所でした。スタッフの方が落ち着きのある雰囲気があって、一緒にいる私も安心してリラックスできました。

・今回の子育てひろばでの見学・実践をとおして、こどもと保護者が安心して過ごせる居場所の大切さを実感しました。

・子育てひろばは、こどもだけでなく、お母さんの交流の場なのだと感じました。こどもとのかかわり方も大事ですが、保護者とのかかわりも大事にしたいです。


読み聞かせや手あそび等の実践を振り返って…

・絵本や手あそびはうまくいって、こどもたちも一緒に楽しむ様子が見られたのでよかったです。

・リハーサルの時は不安だらけだったけど、行く前に練習して自信がついた状況で本番を迎えることができました。ゆっくりはっきり発音すること、聞いている方に目配りすること、ゆっくりめくることなど、緊張しつつだったけど、やるべきことができました。

・「はじまるよ」の手あそびをしたとき、1のとき、2のときでそれぞれ「できるかな」と問いかけをしたところ、保護者の方と一緒にしてくれたこどもや一人でできるこどももいて、嬉しかったです。

・こどもたちが興味をもてるように、絵本や手あそびは、ゆっくり読む、こどもたち一人一人の目線に立つなど、いろいろな工夫をしていきたいと思いました。




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