2025年11月19日水曜日

調理ビジネスコース 吉海オリーブ収穫祭2025に参加(11月9日)

 11月9日(日)今治市吉海町本庄のポパイズクラブ・オリーブ園で、オリーブの収穫祭がありました。

かねてから同クラブと交流のある本学調理ビジネスコースがコラボすることで、学生たちにとっては日ごろの学修成果と地域貢献という、貴重な実践の機会をいただいたことになります。1年生12名が参加し、焼きそばとピザの調理班、会計係などの役割分担を手際よくこなしていました。


オリーブといえば香川県の小豆島を思い浮かべがちですが、今治市大島でも地域活性化の一環で令和元(2019)年から産地化に向けた取り組みがスタートし、ポパイズクラブはその生産者の役割を担ってきました(JA・行政と連携)。今では加工販売にも力を入れるまでに成長し、この日はオリーブオイルやオリーブ塩漬けなどの商品を販売していました。


収穫祭の様子

調理場・店頭の様子

収穫祭の企画・運営は、ポパイズクラブ(藤本省四郎代表)の会員を中心に、地域おこし協力隊の兵頭慎二氏らが協力。地元産のみかんやお米の販売、こりおり珈琲のキッチンカーも登場するなど、こぢんまりとしたイベントの一方で、地域住民の手作り感に心が和みました。また、島外からの観光客も招き入れ、オリーブ産地として周知も図られていたように思います。


オリーブ商品の店頭販売


当日はあいにくの雨で少し肌寒く、客足が心配されましたが、お昼過ぎから小雨に変わりました。食べると体があったまるピザが好評で、オリーブ油を使った焼きそばをテイクアウトする来場者もいました(ピザは現地のピザ窯で焼く)。今後も、機会があれば地域へ出て、住民との交流を積極的に行い、学生たちの成長をうながしたいと思います。学生たちにとっては、どうすれば売れるか、来場者に喜んでもらえるかという、ビジネスのイロハも学んだ一日となりました。


みかん詰め放題にチャレンジ


焼きそばとピザを食べる来場者




2025年11月18日火曜日

第6回SB Student Ambassador 四国大会に参加(11月8日)

  11月8日(土曜)、高知工科大学で開催された2025年度サステナブル・ブランド国際会議学生招待プログラム「第6回SB Student Ambassadorブロック大会(四国大会)」に、四国四県から24校約130名の高校生の参加がありました。本大会には、今治市SDGsまちづくりプロジェクトに参加している高校生も参加し、同プロジェクト監修者の一人・本学の大成経凡先生は、来春新設される地域未来創生コースの準備も兼ねて参加しました。

 愛媛県内からはFC今治高校里山校・今治工業高校・今治東中等教育学校以外に、愛媛大学付属高校・宇和島南中等教育学校などの参加もありました。大成先生は高知県内の進学ガイダンスに出張することも多く、高知県内の企業や高校生の動向を知るよい機会にもなったようです。本大会は毎年四国四県が持ち回りで開催しており、大成先生と同行した今治市職員からは、将来的に同大会を今治市へ誘致したいとする構想も耳にしました。

 本大会では、SDGsを念頭にした企業・団体の先進的な取り組みについて、実際にそれにかかわる企業人から基調講演やテーマ別講演を通じて学ぶことができます。高校によっては、地域探究の授業でそうした機会にふれるところもありますが、進学活動・就職活動・部活動の狭間にあって、あまり多くの時間をさけないのが実情です。しかし、学校では学べない学びが地域にはたくさんあって、それら地域の魅力や課題を知ることで、きっと将来の自分のプラスになることでしょう。高校生たちに願いたいのは、まずは高校で学ぶ教科も大切にしながら、地域への関心を持って欲しいということです。


全体会場

 基調講演では、海藻の研究を通じて地域貢献やビジネスを展開する合同会社シーベジタブルの新北成実氏が登壇。高知県にあって、今後さらに活躍が期待される若手女性の一人です。ご自身の学生時代の経験を振り返りながら、「みなさんにも、いつかカチッとハマる瞬間があり、それが私にとっては大学生の時の海藻との出会いでした」とし、今は目標や進路が定まらずとも、色々なことに関心をもって取り組んで欲しいとエールを送っていました。

つづいて、その後、生徒たちが3つの分科会場へ移動するにあたって、テーマ別講演・ディスカッションを前にした3社講師の紹介がありました。分科会のテーマ①【持続可能な農業】では、「ICボルドーで実現する持続可能な農業への講演」と題し、井上石灰工業株式会社の井上孝志氏が登壇。ディスカッションテーマは、「農薬は、未来の食をどう豊かにするか?」でした。テーマ②【サステナブルツーリズム】では、「高知県幡多地域の〝観光×SDGs〟の取組」と題し、一般社団法人幡多広域観光協議会の東泰照氏が登壇。ディスカッションテーマは、「私たちの学校や地域でできる、SDGsの目標を達成するためのアイデアを考えよう!」でした。テーマ③【住まいと環境】では、「窓から考ええるサステナビリティ」と題し、YKK AP株式会社の三浦俊介氏が登壇。ディスカッションテーマは、「これからの家づくりがどうなっていけば環境を守ることができるのかを考えよう!そのために住まい手である私たち一人ひとりが意識するべきことを考えよう!」でした。

分科会のディスカッションの様子

生徒たちは学校単位ではなく、シャッフルした状態で4~6名で1つの班に分かれました。いきなり見知らぬメンバーで意見を出し合う難しさに直面するのですが、ここではリードする人もいれば、人見知りして控えめな人もいたりしました。今治から参加した高校生の半数は1年生でしたので、県外の2・3年生にどういった反応を示すのかが気になりました。FC今治高校里山校は、ワークショップに慣れていることもあって、リード役に徹している生徒もいました。多くが高知の高校生のため、高知弁(〇〇きぃ)がよく飛び交っていましたが、愛媛県勢は圧倒されなかったかどうか…(笑)。リードする人が強引すぎて、場がしらけて心配になる班もありました。チームとしてどのように意見を集約し、解決のための案に仕上げていくのか。個々の意見を尊重することも大切で、意見を引き出す雰囲気づくりも大切です。しだいに打ち解けていく姿は、さすが若者だなぁと感じつつ、ディスカッションにかけた90分ほどで知恵熱を浪費したことと思います。最後は班ごとで発表し、優秀な発表1つは改めて全体会場で披露されました。


分科会でのプレゼン発表の様子

どの班の作品が優秀かは、評価する人によって違ったのかも知れません。大切なのは話し合いのプロセスで、いきなり初対面で育った環境も違う同年代と交流するのは緊張がともないます。自分がその中でどういう力を発揮できるのかは、自分の力を知っていなければいけません。まだ15〜18歳ですから、社会経験や知識量の不足は否めませんが、そこは若者目線を大切に自分事として地域課題を認識し、解決のためのアイデアにつなげて欲しいと願います。ふだんの学校での勉強も大切です。得意な能力は大いに伸ばす一方で、苦手なことを克服する中で得る経験も大切です。そういう意味では、本フォーラムは、参加した高校生が現在の自らの立ち位置を知り、四国の仲間たちと地域課題を共有できた経験が貴く感じられました。

優秀作品を発表するFC今治高校里山校の生徒

今治から参加した高校生は、今回の経験を持ち帰り、改めて第4回の講座(11/16)で今治市内の企業の取り組みを学び、今治の地域課題解決に向けたアイデアを高校ごとで練り上げていく予定です。今の高校生たちがどのような人生観をもって地域と向き合っているのか、あるいは、どのように導きサポートすればいいのかは、大成先生も大いに興味関心を持ち、やりがいを感じているようです。本学で、来年春に新設される「地域未来創生コース」の1期生には、様々な経験を積ませ、多様な考え方にも触れ、地域社会へ出て活躍できる人財に育てたいと考えております。いま、進路に悩んでいる高校3年生がいましたら、個別相談を歓迎いたします(入試課にお問い合わせ)。どうかよろしくお願いいたします。


2025年11月17日月曜日

今治明徳短期大学 はだか麦同好会 報告2号

 今治明徳短期大学 はだか麦同好会

2025 報告2号 ~ぽん菓子を楽しむ会~



はだか麦は、愛媛県が生産量日本一を誇る特産品である。

はだか麦は、表皮がはがれやすい大麦のこと、六条大麦が突然変異してできたもの。

はだか麦は、動脈硬化の予防、血糖値の上昇を抑えるなどの健康効果が期待できる。


9月11日

夏休みは素晴らしくゆったりしていた。後期になり、あわただしい日々が始まり、二年生の忙しさも理解できる。

夏休み、遊び心で始まったぽん菓子を楽しむ会”は藤田先生のはだか麦愛にふれ、実験へと昇華した。


10月3日

新しい仲間が増えた。楽しそう!と集まってくれたのは、介護福祉、食物栄養コース。調理ビジネス3つのコースの同好会となった。

藤田先生渾身の明短WEB新聞:はだか麦同好会活動報告を見ての共有体験。一枚の写真が伝える大きさを知る。

明短におけるウエブ新聞は最強で、それぞれのクラスメイトが見てくれているのも嬉しい。



10月14日

この日集まれたのは3人。はだか麦をぽん!玄米をぽん!白米をぽん!由緒正しい一号館の2階で、心臓が飛び跳ねるほどの爆発音を響かせてはだか麦をふくらませた。

説明書の3合釜から2合にしての作成は、ガッポーズが出るほどの出来栄え。私たちは

静かに喜びあった。


10月16日

藤田先生からのLINEが届く。ミッションは「味をつけて、時間がたっても、手にくっつかないポン菓子」

FC今治高校明徳校の文化祭へ、食事のおまけとしてのプレゼント。目標は”美味しい”と思ってもらえるはだか麦ぽん菓子の作成。高校生の笑顔が楽しみです。





はだか麦同好会   

まとめ役 芥川光江

2025年11月14日金曜日

授業紹介 唐子浜で清掃活動(11月6日)

 11月6日の「地域社会論」&「地域交流演習」(大成経凡先生)は、今治市クリーンセンター〝バリクリーン〟を視察した後、白砂青松の砂浜海岸が広がる「唐子浜」へ移動し、海岸の漂着ゴミを拾いました。


 参加した学生は37名で、全員が留学生でした。国別内訳はミャンマー22名・ネパール9名・インドネシア4名・スリランカ2名となります。聴講の2名以外は、日本へ来て初めて行うボランティア活動でした。このため、燃やせるゴミ・燃やせないゴミの2種類の回収袋を手渡しましたが、分別に苦労する学生もいました。


 かつて唐子浜は遊園地や海水浴場で賑わったこともありましたが、今ではその遊園地の跡形もなく、海水浴の時季をのぞくと、散歩や釣りを楽しむ人を少し見かける程度となりました。日ごろから散歩をかねてゴミ拾いをする人がいるのか、それともゴミ拾いイベントを終えたばかりなのか、ペットボトルや発泡スチロールはあまり多く見かけませんでした。カキ養殖パイプの残骸やペットボトルの蓋はよく見かけました。近くにゴミがないことで、旧遊園地前から赤灯台の前くらいまで長い距離を移動する学生もいました。協力し合い、30分ほどで10袋ほど回収することができました。風光明媚な景色にひたりながら、清掃を楽しむ様子が印象的でした。

 本授業は市内各地へ出かけることが多く、観光名所の海岸は留学生にとても人気です。美しい景色を楽しむだけでなく、清掃のボランティア活動に励むことで、地域社会の一員としての態度を身につけて参りたいと思います。




2025年11月13日木曜日

調理ビジネスコース FC今治×学生プロデュースフードを販売 (11月2日)


 

🍴ついに、選手プロデュースフードお披露目の日がやってきました。


直前まで何度も味の調整を重ね、前日土曜日も朝から仕込みに取り組んだ学生たち。表情には緊張も見られましたが、それ以上に期待と高揚感があふれていました。





そして販売開始。なんと序盤から憧れの行列が!😳🎉

しかし当日は風が強く、油の温度が思うように上がらない想定外の状況に…。普段の調理実習室とは環境が異なり、最初は揚げ加減が安定せずロスも発生。待ってくださる方がいるからこその焦りに、悔しさがにじむ瞬間もありました。

それでも、先生や仲間と助けあいながら、チーム全体でペースを取り戻していきました💪



「おいしい!」「また来ました!」という温かい声や、おかわり購入も続出。聞いていたピークより前に在庫が心配になるほどの売れ行きに、学生たちの表情にも笑顔が広がります。さらに、選手のご家族にも今回のプロデュースフードをとても喜んでくれて、記念撮影まで📸✨



自分たちの“つくったもの”が、人の笑顔や応援につながる。その喜びは、何よりの学びとなりました。


現場には、焦りも責任感も、そして達成感もすべてがリアルに存在します。それぞれが任されたポジションを最後までやり遂げ、仲間と支え合いながら乗り切れたからこそ、見えた景色がありました。


“つくって売る”という経験は、反応がダイレクトに返ってくる貴重な学習の場。

また一歩、大きく成長できた1日となりました👏🌟




そして、ハーフタイムにはすべての商品が完売!

全員で試合観戦も楽しむことができ、後半にはヴィニシウス選手も登場。

試合にも勝利し、充実感に包まれながら、この日の活動を無事に終えることができました。


後日、学校に「おいしかった」とお電話が😳

時間差のサプライズにまた嬉しさがこみあげてきました😄





2025年11月12日水曜日

今治明徳短期大学 はだか麦同好会 報告1号

 今治明徳短期大学 はだか麦同好会 報告1号

   ~ぽん菓子を楽しむ会~








2025年11月11日火曜日

「学費ナビ大賞2025」で、本学がランクイン!

株式会社アイガーが運営する学費検索・比較サイト「学費ナビ」の「学費ナビ大賞2025」のランキングで、本学が短期大学部門10位(239校中)を受賞しました。


学費ナビ大賞は、学費や学生支援、教育成果などのデータをもとに総合的に評価し、偏差値ではわからない、満足度の高い全国の大学をランキングしたものです。


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