2024年5月9日木曜日

国際観光ビジネスコース 半島四国八十八か所ウォーキングに参加しました

2024年4月27日 

今治東ライオンズクラブ主催の「半島四国八十八か所ウォーキング」に留学生8名が参加しました。

当イベントは、4月のこの時期に波方町一円で行われています。

国際観光ビジネスコースは、今治東ライオンズクラブの協力の下、毎年参加しています。



 朝は小雨が降っていましたが、決行です。元気に出発します。


 授業では、お遍路やお接待文化について学びました。コロナ禍で、一時は中断していたこの文化もようやく昨年度から従来の様子を取り戻りつつあります。

 今回のお遍路体験を通して、この土地ならではの伝統文化を体験することの意義や、文化継承の大切さを知ることができました。




 留学生たちは、積極的に参加者の方々と会話を交わしていました。美しい景色、草花や鳥などを眺め、リラックスした時間を過ごしました。



 今治東ライオンズクラブの皆様、ならびに地域の皆様には、留学生たちに温かく対応していただき感謝申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


2024年5月8日水曜日

地域活性化論(4/25)市内周遊観光

  4月25日(木曜)に実施された共通教育科目「地域活性化論」(大成経凡講師)は、A班33名の学生とともに、2コマの授業時間を使って市内陸地部を周遊観光しました。本授業の履修生は、国際観光ビジネスコースの留学生が多くを占め、今期の学外授業は2班(A・B)に分かれての実施となります。33名の内訳は、日本人11名・中国人11名・ミャンマー人8名・ベトナム人2名・スリランカ人1名となり、国際色豊かな顔ぶれです。

 今春、日本に初めて入国した留学生や、出身が今治市以外の日本人にも配慮し、本学から車で30分以内に訪ねることができる観光名所を目指すことにしました。訪問地は、のまうまハイランド・大角海浜公園・糸山公園の3か所になりますが、前回の授業で同所の由来や見所については解説を行っています。

 今治市が管理する「のまうまハイランド」には、日本在来馬の一種の野間馬が約50頭飼われています。短大からは車で5分の距離となります。日本在来馬は野間馬も含めて8種類いますが、その中でも最小が野間馬となります。体高は110㎝から120㎝のものが多く、藩政時代から乃万地方を中心に農耕馬として飼われてきました。一時は絶滅の危機にありましたが、市指定天然記念物として種の保存を図り、繁殖活動を行って参りました。同園の入場は無料のため、小さなお子様連れの観光客をよく目にします。今治市民であれば、幼い頃に一度は訪ねたことのある場所で、小学生以下は乗馬体験をすることもできます。飼育員さんの了解をもらってエサやり体験をさせていただき、学生たちはしばし童心に返った様子でした。

野間馬にエサやり体験

のまうまハイランド

 高縄半島の先端に位置する大角海浜公園は、海水浴・釣り・キャンプ・花の観賞など、年中通して観光を楽しめる穴場的名所といえます。コロナ禍の際はキャンプ場が盛況で、近年は河津桜の観賞スポットとしても知られるようになりました。何より、来島海峡大橋の全体像を側面から眺望することができ、夜間の橋のライトアップはオススメです。海峡を行きかう船舶を見ていても飽きず、大三島・関前諸島だけでなく、広島県呉市の大崎下島も視界におさめることができます。学生たちが喜んだのは、そのようなロケーションのもとで干潮時の岩礁や砂浜に降り立てたことです。危険をかえりみず、半島先端の岩礁に歩を進め、撮影に興じる学生もいました。海を見ると、学生たちのテンションは上がるようです。


大角海浜公園(海水浴場)

大角海浜公園(半島先端の岩礁)


 糸山公園は、来島海峡を眼下に望む絶景ポイントでありますが、そこに来島海峡展望館というお洒落な物産店があることを忘れてはいけません。館内には海峡大橋の構造や建設にまつわる展示コーナーもありますが、学生たちに推奨したのは、おいしいアイスクリームです。風光明媚な景色を楽しもうものなら、少しでも長くその場に滞在してもらいたく、快晴も後押しし、リフレッシュをうながしました。

 次回は、B班が同様のコースをフィールドワークします。どんどん楽しい授業を仕掛けて参りたいと思います。

来島海峡大橋をバックに撮影

来島海峡展望館でリラックス




2024年5月7日火曜日

2023年度卒業生(7名)が介護福祉士国家試験に合格しました!

 2023年度卒業生(7名)が介護福祉士国家試験に合格しました!

おめでとうございます!!


2021年度から3連続全員(留学生含む)合格となります。


本学では、一人ひとり丁寧に寄り添って苦手科目を克服できるように、個別指導に力を入れていて、受験対策では、講義の中での重点強化や直前対策講座を設けるなどして、ブラッシュアップしていますよ。


介護福祉士は、専門的な知識と技術をもって、生活に支障のある高齢者・障がい者を対象に心身の状況に応じた介護と、その介護者に介護に関する指導を行う専門職です。

めいたんで一緒に介護福祉士を目指してみませんか?




2024年5月2日木曜日

島四国でお接待ボランティア(4/20~21)

 例年、本学では今治市大島(吉海・宮窪)で4月に3日間かけて開催される「島四国」に、介護福祉コースの学生が参加しています。コロナ禍前は、本学卒業生の実家でもある福蔵寺(吉海町福田)で、お遍路さんに対して足浴のボランティアをしていました。コロナ禍以降に足浴は中止となり、歩き遍路で200年余り続く「写し霊場」の伝統文化を体験しているところです。今年も、初日の20日に吉海地域の下田水港からよしうみバラ公園までを、同コースの全学生・教職員22名が矢野都林氏の先導で歩き遍路をしました。

法輪寺へのびる石段
ありし日の島四国(宮窪町観光絵葉書より)

 一方、このほど食物栄養コースの教員と学生有志で結成された「はだか麦同好会」からも、6名の学生(全員2年生)と2名の教員が20日に参加。同会は、愛媛県が生産量日本一のハダカムギ(裸麦)の知名度向上と普及を図るのが目的で、あらかじめ本学の調理実習室でハダカムギを用いたおにぎり(200個)と羊羹を調理。お接待の会場となった47番・法南寺(吉海町椋名)では、それらにお味噌汁を加えてお接待をし、ハダカムギについてのアンケートも行いました。

はだか麦同好会の下準備(調理実習室)

海南寺でお接待

 今年は、さらにもう一つの学生有志が、宮窪地域のお接待に参加。映像やSNSで今治市や本学の魅力を情報発信する同好会「めいたんプロモーションクルー」(以下、プロモクルー)です。こちらは、20日に3名の学生(全員1年生)と2名の教職員が二手に分かれ、8番・海南寺と9番・法輪寺でお接待をしました(ともに宮窪町宮窪)。海南寺では、JAおちいまばり様から提供を受けた〝蛇口をひねると麦茶がでてくるタンク〟で、ハダカムギ茶のお接待をさせていただきました。このタンクは、昨年5月にEXILEのUSAさんを今治へ招き、ハダカムギのPRを図る際に特注でつくったものとのこと(全農えひめと愛媛県が連携)。以来、眠っていたタンクに「はだかんぼう麦茶」(愛媛県産はだか麦100%使用)が満たされ、老若男女のお遍路さんに大変喜ばれました。また、通称〝せりわりさん〟や〝お不動さん〟の名で知られる法輪寺では、「NPO法人 能島の里」の村上利雄理事長のもと、お茶やお菓子のお接待、お弁当の搬送などをお手伝いしました。JAおちいまばり様も能島の里様も、本学と地域連携協定を結ぶ団体です。


JAおちいまばり提供の裸麦茶タンク(海南寺)

蛇口から麦茶

 ボランティアの感想としまして、初日は吉海地域の札所が賑わい、2日目になると宮窪地域の札所で人だかりが増える傾向を知りました。プロモクルーでは、2日目も学生3名と教員1名が自主的に海南寺でお接待をすることにしました。お遍路さんの多くから聞かれた言葉が、「今年は歩く側も迎える側も極端に人の数が少なかった」というものでした。お接待のない札所が多くなった背景には、過疎化による高齢化が大きく影響しています。ランニング同好会やサイクリスト仲間といった、新たな層のお遍路さんも見られるようになりましたが、岐路に立つ島四国の現状を目の当たりにすることになりました。海南寺の神野住職によると、「お遍路さんの減少も気になるが、お接待のボランティア増加を強く望みたい」とのことでした。お堂の維持管理ができなくなり、お接待を実施できない札所が増えてきているようです。そこに、本学が今後どういった形でかかわれるのか、今年の経験を来年に生かしたいものです。

法輪寺でお接待

2024年4月30日火曜日

FC今治高校里山校で出張講義

 4月19日(金曜)、FC今治高等学校里山校に出張講義へ行きました。短大から歩いて5分もかからない場所にあり、新たな船出をする1期生34名の動向が同じ学校法人としてとても気になっていました。応援したいという気持ちから、出張講義の依頼を快諾しました。

 県外出身者も含まれることで、まずは今治のことを知ってもらおうと「今治の歴史を学ぼう ~入門編~ 」と題して、いまばり博士のケイボン先生こと、本学地域連携センター長の大成経凡先生が地理歴史の科目で50分の授業をさせていただきました。

 まずは、「〝お国自慢をしよう〟のお国って?」という話題から入り、愛媛県が旧国名で伊予国と呼ばれること、その愛媛県が柑橘で有名なこと、ご当地ゆるキャラのみきゃんやバリィさんの特徴など、知っているようで知らない身近な話題で関心を持たせました。つづいて「愛媛県の地名の由来」と「今治の地名の由来」を解説。愛媛や今治での新生活で、身近な地域に関心を持たせる工夫を散りばめました。

 好奇心旺盛な生徒が多く、とても表情豊かで、講義する側も楽しく感じられる50分間でした。東京からはるばる入学したというある男子生徒は、里山校の理念にあこがれて今治へやって来たと胸を張って語ってくれました。確かに、今治は学びのフィールドとして題材に事欠かず、次回の出張講義では海事産業やタオル業、食品産業などをとりあげ、日本や世界とつながるグローバルなテーマを取り上げる予定です。

 今年度は、里山校に限らず、同じFC今治高等学校の明徳校でも、体験授業や出張講義を多く取り入れて参りたいと思います。



2024年4月29日月曜日

今治西高校で出張講義

 4月17日(水曜)、今治西高校の総合的な探究の時間「ZEST」に、いまばり博士でお馴染みのケイボン先生こと、本学地域連携センター長の大成経凡先生を講師に派遣しました。同校では、令和8年度から国際科の設置が決まっており、それを先取りする形で、国際(グローバル)および地域(ローカル)に関するグローカル分野の講座を設置することになりました。

大成先生が担当する講座には2年生17名(うち男子1名)が参加し、5班に分かれて課題を設定し、今後、調査研究を深めていくというものでした。大成先生は4月から12月の期間に7コマ招かれ、生徒の進捗にアドバイスを加えながら、本学の留学生も同行して生徒たちとの交流を図る計画です。

まずは各班の代表が調査テーマを発表しましたが、地域活性化の方策や外国人サイクリストの動向、今治市に住む外国人労働者の実態などに興味関心が見られました。当初は、今治市の特性や地域課題の現況をスライド説明する予定でしたが、生徒たちの課題認識の把握に努めることとし、情報提供やアドバイスをさせていただく中で50分の講義はあっという間に終了しました。次回は6月12日に2コマ連続で出張講義を行いますが、その際は、英語が話せるインドネシア人・スリランカ人の留学生や日本語が堪能な中国人の留学生を同行させようと考えております。

グローバルな視点を持つためには、足元のローカルな知見がとても大切になってきます。いくら英語が上手に話せても、自らの国や地域の歴史文化を誇り(自信)を持って語れないようでは国際人としては認められません。そのことをまとめの一言でお話させていただいて、初回の出張講義は終了となりました。次回までに2か月近く時間が空きますので、その都度、質問に応じたいと思います。



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