2月22日(水)、2年生による『平成28年度 今治明徳短期大学 介護福祉研究集会』が開催され、無事に終えることができました。
実習やボランティア、そして学校での学びなど2年間の様々な体験を通して、事例や課題から各自がテーマを持ち研究したことを発表する介護福祉研究集会。明短介護福祉コースの2年生の、卒業前最期の大事な行事です。
今年の介護福祉研究集会は三部構成で開催され、第一部は、特別養護老人ホーム シルバーハウス吹揚の施設長 近藤福兒様に『介護福祉現場が求める介護福祉職』と題しご講演いただきました。
特別養護老人ホーム シルバーハウス吹揚は、これまでにたくさんのめいたん☆かいごの学生たちが実習でお世話になってきた施設です。
現場が求める介護福祉士としての使命や社会人として心構えなど、ご自身の経験や現場で日ごろ感じられていることを交えながらお話しくださり、介護福祉士としてのデビューを目前にした2年生には、とても身の引き締まるお話だったようです。また、1年生にとっては今後の実習にどのように取り組んでいくか、向き合っていくか、を考えるきっかけになるお話でもありました。
第二部からが学生による発表です。
第二部は事例報告として、馬場涼香さんは『日常に楽しみを持つことができ、余暇時間を楽しむことができる』、日吉貴久さんは『なるべく部屋にこもらない生活をする』と題し、それぞれが介護実習DEで担当させていただいた利用者の介護過程の展開について、その成果を発表しました。自分自身の支援を振り返り、真に求められる支援とはどのようなものか、真剣に向き合い考察してきたことを発表する姿に、2年間の成長を感じました。
第三部は、重松未羽さんが『認知症の人との関わり方~認知症ケアの3つの方法の比較から~』、竹内陽美さんが『震災から地域を考える』と題し、1年を通して行ってきた介護福祉研究を発表しました。2年間の学内外における学びを土台にした研究の成果を自分の言葉でしっかりと伝える姿はとても頼もしく、大切に、丁寧に研究を重ねてきたことが伝わってきました。
めいたん☆かいごの介護福祉研究集会は、学生たちだけで創りあげるものです。準備はもちろん、舞台の下や外で、一所懸命に自分の役割を全うしたクラスメイトがいたからこそ、4名の発表が素晴らしいものになったと思います。みんなの成長が肌で感じられ、カメラのファインダー越しに何度もグッとこみあげてきてしまいましたよ~。本当にお疲れ様でした。
1年生は、先輩たちの姿にとても刺激を受けたのではないでしょうか。これからの学びや実習に活かして、自分がどんな介護福祉士になるのか、共に学びながら考えていきましょうね!
実習先でお世話になった皆様、保護者の皆様、卒業生の皆様、地域の皆様、教職員の皆様、2年間温かく見守っていただきありがとうございました。
間もなく、卒業です。