まだ梅雨は明けていませんが、今年も暑くなってきましたね。
この季節の授業レポートといえば、入浴介助実習。久しぶりに1年生の授業を覗いてきましたよ。
生活支援技術Ⅲは、利用者さんの身体状況や居住空間に合わせた生活環境の整え方を、知識と理論と実践を通して学んでいく授業です。これまで衣類や寝具の衛生管理やベットメイキング、清拭や洗髪について学んできました。今回はいよいよ入浴介助の実践編です。
体の不自由な方やお年寄りにとって入浴は、身体を清潔にするだけでなく、末梢神経を刺激して血行を良くしたり、硬くなった関節や筋肉をほぐしたり、安眠や食欲増進をもたらしたり、褥瘡(床ずれ)や感染症予防など様々な効果が期待されています。また、爽快感やリラックスした気持ちになっていただく目的でも大切な生活支援のひとつです。私たちも、1日の終わりにゆっくりお風呂に入ると気持ちがほぐれ、とっても気持ちがいいですよね。
でも入浴中は、血圧の変化などで身体に大きな負担がかかることも多いので、特に身体の不自由な方やお年寄りは、入浴前、入浴中、そして入浴後の身体の状態に充分気を配りながら、それぞれの状態に応じた介助が必要になります。
もちろん、お風呂に浸かって気持ち良くなっていただく為には、プライバシーや安全にも配慮しなければなりません。安心で安全に、そして何より心地よい入浴をしていただけるよう、みんな真剣に取り組んでいました。
とっても暑い日のとっても暑い実習室での実習だったので、お風呂に浸かった学生達からは思わず「気持ちいい~」の声と笑顔もこぼれましたよ。