今回は2年生の『介護研究』の授業レポートをお届けします。
『介護研究』は介護実習で体験した事例や、学校での学びやボランティアなど様々な体験を通して感じた課題から各自がテーマを持って研究し、自身の介護福祉観の確立を目指す科目です。卒業前には卒業論文としてまとめて発表する「介護福祉研究集会」も開催されます。
研究の意義や目的、テーマの見つけ方や事例研究の方法などを学んだ後、1年生で体験した介護実習Aの事例から各自テーマを決め、研究を進めてきました。そしてついに発表の日を迎えました。
どんなに知識が増えても、現場で得る学びに勝るものはありません。2年間で1人が行ける実習先には限りがありますが、こうしてそれぞれが、それぞれの実習現場で学んできたことを共有し合うことは、何倍もの学びに繋がります。
また、発表で大切なのは、内容はもちろんですが、声の大きさや話すスピード、スライドや資料の見せ方など、「伝え方」を学ぶ機会でもあること。利用者やその家族、職員間や多職種との連携を必要とする介護福祉士にとって、大切なスキルのひとつです。
いよいよ来週からは介護実習Cが始まる2年生。1年生の実習で各自が学んだことに、今回クラスメイトから得た学びもプラスした、よりよい実習ができますように。そして、2月の「介護福祉研究集会」に向けて事例研究も更にブラッシュアップしていきましょうね!