岡山理科大学獣医学部の学生さんが行う動物福祉に関する模擬授業をオンラインで視聴しました!
本学は、人と動物に心地よい地域社会づくりを推進することを目的とした愛媛県今治保健所による「地域協働動物共生社会づくり事業」に岡山理科大学獣医学部や関係機関とともに参画しています。本記事は本学学生がこの事業に参加した報告の第2弾です。
(前回の参加報告は https://meitan-webnews.blogspot.com/2021/11/blog-post_8.htmlを参照してください。)
1月24日、本学幼児教育学科の1・2年生が獣医学部の学生さんによる動物福祉に関する模擬授業をオンラインで視聴しました。(当初、対面実施を予定していましたが、コロナウィルス感染予防対策のため、オンラインでの実施となりました。)
岡山理科大学獣医学部動物愛好部の学生さんたちが作成中である小学生向けの動物福祉に関する教材等をよりよいものとしていくために、本学の学生たちが意見を伝えることが目的の一つです。愛媛県今治保健所の職員の方や獣医学部の先生方もそれぞれの会場からオンラインで視聴されました。
まず、獣医学部の学生から、責任をもって猫や犬などの動物を飼うことをテーマとした教材(紙芝居・ブラックシアター案、パワーポイント資料、ワークシート等)の説明や模擬授業を提示していただき、本学の学生はその様子をオンラインで視聴しました。模擬授業の途中、ワークシートをもとにグループディスカッションも行われました。本学では、感染予防のため、1年生と2年生に分かれ、別教室で視聴していましたが、各会場からそれぞれオンラインでのやりとりができました。
画面越しとはなったものの、獣医学部の学生さんたちが伝えたかったことが本学の学生に伝わったのではないかと思います。また、アンケートのまとめという形ではありますが、本学の学生の意見を獣医学部の学生さんに届けることができました。
獣医学部の学生さんと先生方、愛媛県今治保健所の皆様、本当にありがとうございました。
<模擬授業参加後の学生の感想>(アンケートから抜粋)
今後も有意義な活動を続け、動物との共生社会につなげていきたい
・Zoomを用いて前回できなかった獣医学部動物愛好部の皆さんと情報交換を行うことができて良かった。人間だけではなくて猫や犬などの動物にも優しい社会づくりだと感じた。今飼っている猫を大切にして死ぬまで面倒を見たいと改めて考える機会になりました。
・近年、ペットの買い方も様々な様式になっていると思う。そして、その存在はより身近になっていると思う。しかし、その反面、途中で飼育を放棄する、という話も多く聞く。そういったことを無くすためにも、このような活動はとても有意義なものであると思う。
・「地域協働動物共生社会づくり事業」という取組をしていただくことで、住民が知らなかった動物の習性等を知る事が出来、小学生から大人まで動物を本当にかわいがるということはどういうことなのか、考える機会をもてて良いと思った。
・野良猫について、学び知る機会になった。無責任な行動を減らすためにも、このような活動を今後続けてほしい。お忙しい中、ありがとうございました。
・こういう活動を通じて、動物共生を考える時間をもって、よりよい社会づくりにつながれば良いと思う。
・保育現場に出た時、命の大切さを伝えるために、今回のシアターなどを参考にしていきたいと思った。
小学生に向けた動物福祉にかかわる授業に向けて
・人と動物がよりよく生活していくためには、人がよく考えて行動することが大切だということがわかりました。小学生にしっかり伝えるためには難しい内容だけれど、友達とグループワークをしたり、絵本等を見たりすることで、子どもたちも考えを深められると思いました。
・子どもからしたら、お腹がすいている野良猫や野良犬に餌をあげることは良いことだと考えていると思う。今日の資料では、子どもたちでも理解できるわかりやすい講演だったと思うので、動物愛護について子どもから大人まで理解を深められると思った。
・動物を飼うということは命を預かるということ、責任をもつことになるのを改めて学べました。猫の餌やりは実際、誰でもできるのでそれをしている行動が無責任なことだと気づくことが難しいのではないかと思いました。ブラックシアターは完成した状態でもう一度見てみたいと思いました。
<岡山理科大学獣医学部の学生さんの模擬授業の様子>