2月14日午後、農林水産省中国四国農政局愛媛県拠点主催による「東予地域における農業者の『環』プロジェクト交流会」が本学大会議室で開催されました。この会議には、坂井地方参事官・田縁統括農政推進官様ら農政局職員6名と今治市内で有機農業などに励む農家の皆様7名が出席し、本学学生4名(ほか教職員3名)も若者の消費者目線から意見発表の機会をいただきました。
最初に坂井地方参事官より、わが国の農業の現況や農林水産省のミッションについてご説明があり、〝地方からの視点で政策に反映させるためのご意見を賜りたい〟とのことでした。これを受けて、参加者全員が〝私が農林水産大臣なら〟というテーマで発表を行い、本学ライフデザイン学科食物栄養コースの1年生4名も意見を述べさせていただきました。宮川楓真さんは「食料安全保障」、松田幹也さんは「イノシシの駆除とジビエ料理」、鈴木明日香さんは「地産地消」、大田美冬さんは「農業の6次産業化」をテーマに発表を行い、農政局の方々からは〝政策の種になりそうなヒントをいただいた〟と、とても好評でした。
最後は、フリートークによる意見交換会があり、地元の農家と本学とがつながるいい機会となりました。そして交流会終了後は、参加者に本学の「めいたんベジファーム」をご見学いただき、ざっくばらんな会話の中で互いの距離を縮めることができたように思います。
大三島上浦町の花澤家族農園(花澤伸浩さん)や波方町宮崎の「ギッコンファーム」(越智千保子さん)の農園、のまうまハイランドそばの「和牛 新」(新開俊之さん)の牛舎は、次年度の共通教育科目「地域活性化論」や食物栄養コースの授業で早々にお訪ねしたいものです。また、農家さんをゲスト講師で本学へお招きし、職業セミナーや公開講座でご講演をいただく機会も増やして参りたいと思います。地域との連携を積極的に進めていく中で、学生たちに〝気づき〟や〝学び〟の機会を増やしたいものです。
この度、貴重な機会をお与え下さいました農政局愛媛県拠点様、そして参加された農業経営者の皆様、本当にありがとうございました。