1月24日、「地域と子育て支援」の報告会を開催しました。報告会には、今治市から5名(こども未来課3名、健康推進課2名)の方々にお越しいただきました。
「地域と子育て支援」は幼児教育学科の2年間にわたる地域志向科目です。この科目では、地域での実践活動の計画・準備・実践・振り返り・改善のサイクルを回す質の高い学びを目指しています。そして、その学びを地域で貢献できる保育者を養成することにつなげています。
今年度、今治市との連携で行う「おでかけ児童館」と「めいたん広場」、FC今治とのコラボ授業、イオンモールでの実践活動や保育所のこどもたちとの交流会等、様々な地域での実践活動を行ってきました。今回の報告会は、「地域と子育て支援」での地域活動を通して学んだことを学生自らが発表する会です。
報告会の様子を順に紹介いたします。
報告会の運営
司会・進行等、運営は全て2年生が行いました。1・2年生とも真剣に取り組みました。
1年生の発表
「おでかけ児童館」「FC今治コラボ授業」からの学びを学生それぞれ、発表しました。
子どもや保護者への支援、連携のあり方などを実践から具体的に学ぶことができたことが報告されました。また、2年次に向けて「活動の完成度を高めること」「誰もが過ごしやすい環境づくり」「親子で楽しむ活動」が課題として挙がりました。
1年生への質疑応答
2年生から「保護者とのコミュニケーションはどう工夫したのか」との質問があり1年生が応答する場面がありました。また「2年次の子育て広場は1年次の反省を生かした活動ができると思う」「活動ごとに成長する様子が感じられた」などの意見や感想が1年生に寄せられました。
2年生の発表
2年間の地域での実践活動の概要を代表者が説明した後、一人ひとりの学びを一言でまとめた画用紙を提示し、それぞれ発表しました。保護者や子どもが安心して過ごせる環境づくりの大切さ、自分たちで計画・プログラム作りをし、全体の流れを把握することが重要であることを実践から学ぶことができたと報告しました。
2年生への質疑応答
1年生から、子どもや保護者とのコミュニケーション、劇活動での役作りなど具体的なアドバイスを求める質問があり、2年生が応答しました。
意見交換
参加していただいた今治市の職員の皆様からそれぞれ、コメントをいただきました。今治市との取組や地域での活動が学生の学びに大きくかかわっていることを喜んでくださり、今治市の資源を積極的に生かしてほしいと励ましの言葉をいただきました。
今治市の皆様、本当にありがとうございました。
1年生においては、2年次に向けてさらに地域との連携を意識し、これまでの学びを生かした活動を重ねることで、地域に貢献できる保育者を目指していきたいと思います。
卒業を控えた2年生は、今後、保育者として、地域での学びを生かした保育を実践していきたいと思います。
コロナ下にありながらも、このように地域での実践活動ができたことは、地域の子どもや保護者、関係する方々のおかげです。心より感謝いたします。