2025年8月20日水曜日

大学公開講座 いまばり博士検定対策講座(8月9日)

 8月9日(土曜)9:30〜12:00に本学3号館333教室で「第16回いまばり博士検定」(今治商工会議所主催)の対策講座を開催したところ、30名の参加がありました。受講者は17日の本番検定を前に、傾向と対策を兼ねた講義を受けました。講師は、同検定の監修を務める本学地域連携センター長の大成経凡先生で、実際に問題作成にもたずさわっています。


熱弁をふるう大成先生

 いまばり博士検定は、今治市の魅力を知ることができるご当地検定です。公式ガイドブックに掲載された歴史・産業・観光・暮らし・人物などの情報は、観光ガイドやまちづくりに必要な基礎的知識が詰め込まれています。青少年にとっては、愛郷心を育むうえで大切な情報が含まれています。最新版は令和4年に改定されましたが、タイムリーな話題(時事問題)は対策講座で受検者に伝えられ、その確認を目当てに参加する受講者もいます。同講座は、本学と今治商工会議所との連携で、ここ数年は本学を会場に開催されており、来年度開設予定の地域未来創生コースは、いまばり博士検定の受検が必修になる予定です。地域づくりに必要なノウハウを、ふだんの授業から学ぶことができるのです。

現在、同検定はジュニア編・初級編・中級編・上級編・プレミアム編の5つのカテゴリーに分かれ、プレミアム編は上級編合格者のみが受検資格を有します。すべて4者択一で、レベルごとで公式ガイドブックからの出題率が異なってきます。例えば、初級編の場合はガイドブックから90%出題され、プレミアム編は60%の出題となります。ジュニア編以外はすべて100問で、初級編は70問以上正解で合格、プレミアム編は90問以上正解で合格となるのです。合格者には認定書と合格バッチが贈られますが、プレミアム編の合格者は一般の観光では足を踏み入れることが困難な工場見学や施設見学の特典が与えられます。プレミアム編を2度合格した受検者もいるほど、生涯学習として年輩者には好評です。

全国的にみれば、ご当地検定のブームは下火となりましたが、継続することで地域の底力が試されているように思います。小・中学校や高校の生徒の受検者が少なく、そのテコ入れをどう図るのかが絶えず課題となっています。今治市職員は2年目の研修で受検が必修とされ、これに来年度から本学新コースの学生たちが加わることで、同検定の盛り上がりが期待できます。

 



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