地域未来創生コースの必修科目に「地域創生探究Ⅱ」(大成経凡・小林裕一郎)があります。前期の同科目Ⅰでは、今治市中心市街地の抱える課題について少し学習しましたが、Ⅱでは実際に街中を歩くことで何が見えてくるのか、これを試す機会が訪れました。
今治市では、平成13(2001)年からしまなみ海道沿線をコースにしたウォーキングイベント「瀬戸内しまなみ海道スリーデーマーチ」を毎年10月中旬に開催しております。今年も9日から11日にかけて開催され、参加者は希望するA~Hまでのコースで10~30㎞を楽しむことができ、リピーターも多いようです。県外からの参加者の中には、市内のホテルに泊まって複数のコースに挑戦する人もいます。
今年は、今治市中心市街地のまちなか魅力再発見コースとして、はーばりーを発着して今治城や丹下建築を巡る10㎞のFコース「戦国の築城名人×世界的建築家」が10日(土曜)にされました。これは、中心市街地の魅力に光を当てることで、観光客の滞留期間延長や市民の住み続けたいと思えるまちづくりにつなげようとするねらいがあります。そこで、精通したガイド役ということで、地域未来創生コース長の大成先生に白羽の矢が立ちました。4名の学生たちは、大成先生の一団がスムーズに移動できるよう、気配り・目配りのボランティアとしてたずさわります。
コースの魅力を語るためには、藤堂高虎の築城および城下町建設の歴史背景や今治市の近代都市計画・戦災復興都市計画、丹下建築の魅力など、知っておかなければならない情報はたくさんあります。今回、学生たちには大成先生のガイドの様子から、話術の組み立てやおもてなしの姿勢を学ぶことになりました。そこで、7日午前中にコースの下見を兼ねて現地を少し歩きましたが、すでに迷いそうな角には矢印の立て看板が設置されていました。すべてを回る時間がなかったことで、ガイドの力量が試される今治市役所本庁・南光坊・今治ラヂウム温泉・寺町・辰口公園・今治城・今治地方地場産業振興センターなどをチェックし、大成先生の解説に耳を傾けました。また、せっかくなので、コース沿いにある本町通りの老舗餅屋・あわびや餅店(近藤店長)や焼豚玉子飯の名店・白楽天(関店長)なども訪ね、グルメ情報を収集しました。参加者から今治の情報を訊かれたら、簡単な質問に答えるためです。
![]() |
| 焼豚玉子飯に挑戦(10月7日) |
![]() |
| 下見で商店視察(10月7日) |
そして10月10日の本番を迎えますが、9:30の開会に合わせてぞくぞくとFコースの参加者が集まってきました。9:45のスタート時点では100名はいたでしょうか。本学の卒業生も1名参加していて、大成先生との再会を喜んでいました。一方、4名の学生はボランティアスタッフとして紹介され、男子学生2名には重量のあるマイクスピーカーを交替で10㎞運ぶ役目が課されました。当初は13:00頃にゴールする予定でしたが、大成先生の解説が絶好調(舌好調?)で、時々集団を落ち着かせながら街路や建物の歴史背景を熱く語ることになります。人数の割に歩道が狭く、信号にかかると集団は分断され、目配り・気配りに気を使うと、一団がゴールした時間は14:00頃となりました。怪我や事故なく完歩できたことが何よりで、参加者も満足した様子でした。学生たちは、ふだん歩かないためか、疲れた様子でした(快晴の陽射しもきつかった)。
![]() |
| スタート前のタオル体操(10月10日) |
![]() |
| ゴール!(10月10日) |
今月から本学では専願入試が始まりますが(10月は総合型選抜、11月は学校推薦型選抜)、地域未来創生コースに来春新入生が加わると、コースの規模は10名弱となるでしょうか。そうなると、今治市の各種イベントに参加する機会も増えてきます。地域づくりに貢献することで、学生たちには人間力(コミュニケーション力)を高めて欲しいと願います。














