2025年11月7日金曜日

めいたん学生祭2025を終えて

 10月25日(土曜)、めいたん学生祭2025を無事に終えることができました。ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。早朝から小雨が降る中、客足が心配されましたが、午後3時頃までは曇天でしのぐことができ、入場者の公式記録は約800名でした。


 学生祭の中では、各学科コースの展示室に加え、キッチンカーや行列のできる学生模擬店などが来場者に好評でした。3号館大講義室では、10時スタートのオープンキャンパスで高校対抗ウルトラクイズを実施し、これと並行して南海放送ラジオ生放送(キャピイ宇都宮さん)やFMラヂオバリバリ(後日放送)の収録もありました。その後は幼児教育学科の劇やピアノ連弾、studio Freedom(主宰の空山葉月さんが本学OG)のダンスステージなどで大いに盛り上がりました。同窓会のくすのき会からは、例年の蚤の市とお接待コーナー以外に、豊田快斗会長による射的やOGの丹下貴之氏による鉄道模型が子ども達に人気でした。自衛隊のジープ試乗体験を喜ぶ留学生もいました。


幼児教育学科有志の出し物

くすのき会のお接待コーナー


自衛隊のジープ試乗体験


 各学科コースの展示室も好評で、食物栄養コースでは血圧・骨密度測定などの健康チェックができました。留学生は自国文化の紹介のため、民族衣装で来場者をもてなし、母国の音楽(舞踊)や食文化などを紹介して異国情緒たっぷりでした。ネパールの部屋、中国の部屋、ミャンマー・インドネシア・スリランカの部屋などに分かれ、ネパールの部屋では民族衣装の着付け体験もできました。


留学生コーナー(インドネシア)

ネパールの着付け体験コーナー

 ひときわ賑わっていたのが、調理ビジネスコースのタージーパイ(台湾唐揚げ)。こちらは昨年も行列でしたが、今年もさすがでした。多少待ってでも食べたいお味だったようです。そして、学友会主催の最後のビンゴ大会も、3号館大講義室240席では足りず、立ち見客が出るほどでした。1等賞は、最後にビンゴカードを受付で購入した親子がゲット!残りものには福(1万円ギフト券)があるとはまさにこのことかと実感しました。


ビンゴ大会(ジャンケンで景品ゲット!)


 来年は、本学創立60周年、学園創立120周年の節目の年となります。さらに賑やかな学生祭に期待しましょう。

ラヂオの収録を受ける学友会長ら

学生祭本部(受付ガール)



2025年11月5日水曜日

幼児教育学科 FC今治ホーム戦 キッズコーナー ボランティアレポート(10月)

 10月19日、里山スタジアムでのFC今治ホーム戦にて、幼児教育学科1年生の有志5名が「めいたんキッズコーナー」を開きました。

メンバーの中には、5月のホーム戦ボランティア経験者が複数おり、安心して任せられる運営体制でした。

準備段階では、あいにくの雨模様。できるだけ快適な空間を演出するためにどうしたらよいか、学生間で知恵を絞りました。運営スタップの方がテントに幕を張ってくださり、何とか設営ができました。


キッズコーナーには、FC今治を応援する「うちわ」の工作、食物栄養コースが作成した食育の「ぬり絵」、そして幼児が遊べる「おもちゃ」、「絵本」を用意しました。

午後近くになると雨は止み、訪れた子どもたちは学生と共にうちわに応援する選手や自分が好きなキャラクターを描いたり、シールを貼ったり、ぬり絵に色を付けたり、おもちゃで遊んだり。また、学生にとっては、地域の方に学生祭のPRをしたり、応援に来られたご家族の方とお話したりする貴重な機会となりました。


子どもたち、保護者の方やお立ち寄りいただいた皆様、FC今治スタップの皆様、本当にありがとうございました!

今後もFC今治を応援しています!!



2025年11月4日火曜日

愛媛中央産業技術専門校を視察(10月23日)

 現在、本学の留学生の多くはライフデザイン学科の国際観光ビジネスコースに所属し、いわゆる技人国(技術・人文知識・国際業務)の就労ビザ取得を目指し、学修に励んでおります。卒業後は、通訳業務等で日本での就職を目指す学生が多いようです。観光業を進路に希望する学生が多いなか、今治の地場産業であるタオル会社や造船関連会社へ就職する学生もいて、日本語と母国語をうまく生かしながら活躍しております。

 一方で、少子高齢化社会で人口が細る今治市にあって、外国人労働者の数が年々増えております。14万人余りの人口にあって、4,000人余りが外国人で、最も多いのはフィリピン人です。ものづくりの現場では、外国人の力が必要とされ、増える外国人との共生社会の仕組みづくりも急がれるところです。

そうした中、本学へ入学する留学生の中に、産業の技能(資格)を身につけて今治市や愛媛県内に就職することができないか、将来的な展望を探る必要があります。そこで、地場産業の造船・繊維産業の技能が修得できる愛媛県立愛媛中央産業技術専門校(今治市桜井団地)と連携し、共通教育科目「地域社会論・地域交流演習」(大成経凡先生)の授業の中で学生たちの視察が10月23日(木曜)に実現しました。職業観の醸成や日本社会への理解を深める目的でも、小さな一歩ではありますが、確かな一歩だったように感じております。専門校の教職員が、本学の留学生の特性を知る機会にもなったかと思います。

専門校の概要説明

視察に参加したのは42名の留学生で、国別はミャンマー25名・ネパール11名・インドネシア4名・スリランカ2名でした(1年生履修生40・2年生聴講生2)。まず、専門校の紹介VTRを視聴し、同校に今治タオルものづくり科・服飾モード科・ビジネスデザイン科・設備エンジニア科という4つのコースがあることを学びます。そして、実際に3班に分かれて、授業の様子や訓練設備を視察しました。同校では、過去に服飾モード科で外国人が訓練を受けたことがあったようです。



今後の展望としましては、今治市と同校と産業界が連携し、クレーンの玉掛け講習会を同校で実施する計画があることもうかがいました。これまでは、隣県で講習を受けていたことで、雇用会社の経済的負担が大きかったようです。多文化共生社会の推進に向けて、地域社会が動き出そうとしています。本学も、増える留学生に対して、キャリア支援の多様な対応が求められております。



2025年11月3日月曜日

めいたんウルトラクイズin学生祭2025

 10月25日(土曜)の「めいたん学生祭2025」では、10:00から3号館大講義室でオープンキャンパスが開催されました。昨年同様に早押しクイズ大会を行ったのですが、今年は〝高校対抗ウルトラクイズ〟と銘打って、優勝者には鈍川せせらぎ交流館の入浴券をプレゼント。そう、かつて人気番組だった高校生ウルトラクイズにあやかり、「ニューヨークへ行きたいか!」と〝入浴〟とをかけちゃいました。今年、伊予三湯の一つである鈍川温泉は開場から100周年を迎えました。そして温泉と言えばタオル。タオルメーカーの齋藤タオルと中忠から、クイズ大会の景品としてタオルの協賛がありました。他にも、今治市出身のアニメーター・馬越嘉彦さんのご実家からは「おジャ魔女ドレミ」グッズ、日本食研と伯方塩業からは自社の商品の協賛がありました。

 そんな景品盛りだくさんのクイズ大会に出場したのは、今治工業高校(3人)・FC今治高校里山女子(3人)・FC今治高校里山男子(2人)の3チーム8人。事前情報では、出場した今工女子はおジャ魔女ドレミの大ファンで、里山男子は温泉好きで入浴券ねらいが判明。そして出題者は、本学地域連携センター長の大成経凡先生が務めました。大成先生は、今治市ご当地検定の「いまばり博士」監修者でもあり、9月末に今治市内で開催された第1回「海と船の甲子園」(今治市主催)でも早押しクイズ大会の監修を務めています。


優勝した今治工業高校チーム(入浴券ゲット!)


2位のFC今治高校里山男子チーム


3位のFC今治高校里山女子チーム



 出題内容は、今治市の歴史文化・産業・しまなみ海道に関するものに加え、オープンキャンパスも兼ねていますので、めいたんの知識も問われました。産業に関する問題は、やはり今治工業高校が強かったですね。例えば、今治造船(株)が建造したメガコンテナ船の全長を訊く問題では、メガコンテナ船を読み上げたところでピンポン!が鳴り、〝約400m〟を言い当てました。めいたんのイメージキャラクターの〝めーたん〟の動物の種類を訊く問題(答え/ヒツジ)や、日本食研のイメージキャラクターの牛の名前を訊く問題(答え/バンコ)も登場。伯方塩業の塩が、大相撲で清め塩としてまかれているのは、東京場所以外にどこかも出題。しっかり、里山女子が正解の名古屋場所を回答しました。そのように、知って得するトリビア(雑学)のような出題を繰り出し、会場と一体となってクイズ大会を盛り上げました。

対戦チームの回答に注目

 最終成績は、優勝が今治工業高校、2位がFC今治高校里山男子、3位がFC今治高校里山女子となりました。参加チームが少なかったことで、景品は山分け。優勝チームには、賞状代わりに世界的な洋画家・智内兄助さん(今治市出身)の直筆サインが手渡されました。今年9月に智内財団と本学が包括連携協定を結んだ成果がさっそく実を結びました。時間が少し余ったことで、オープンキャンパス参加の高校生、本学幼児教育学科の短大生、一般来場者の高校生による早押しクイズ大会も行いました。本学在学生の珍回答連発に笑わせてもらいました。


高校生VS短大生の早押しバトル


 クイズ大会終了後は、キャンパスツアーを実施。学生模擬店や各学科コースの展示室、くすのき会(同窓会)や留学生の展示室などを巡回し、いつもと違う雰囲気のオープンキャンパスを楽しむことができました。


キャンパスツアー(学生模擬店)

キャンパスツアー(くすのき会のコーナー)


2025年10月30日木曜日

調理ビジネスコース FC今治×学生プロデュースフードを販売します!!

 11月2日(日)FC今治ホーム戦(仙台戦)でFC今治選手のプロデュースフードを販売します!!


【数量限定!FC今治×学生プロデュースフード】

スタジアムでしか味わえない、本場ブラジルの味が登場!

プロデュースするのはブラジル出身の人気選手  

ヴィニシウス・ディニス選手とパトリッキ・ヴェロン選手。


ふたりの「大好きなブラジル料理」を調理ビジネスコースの学生がメニュー開発しました。

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【出店情報】

FC今治ホーム戦(仙台戦)バリグルで出店!!


日時 2025年11月2日(日)11:00~


         ※売り切れ次第終了


場所 アシックス里山スタジアム(里山アイランド)



\販売するメニューはコチラ /


🔥モチピリチキンコシーニャ 150食/200円

外はモチモチ、サクサク、中はジューシー!

ブラジルで大人気!鶏肉コロッケのようなスナックです。

チリソースとチリペッパー、ケチャップで味つけした鶏ささみ肉をじゃがいもの生地に包みました。

「カリっと香ばしく、中はしっとり、やみつきになる本場の味!」

選手も「ブラジルの実家で食べた味を思い出した!」と大絶賛!



🔥パリジュワパステウ 200食/300円

ブラジルの定番屋台グルメで、薄い小麦粉の皮に具を包んでカラッと揚げたスナック。

チーズ、牛ひき肉、チーズ、野菜などの具が入り、サクサクの食感とジューシーな中身が特徴。

サクッ!ジュワッ!ライム果汁&ピクルス入りでさっぱり味🍋

「本場の屋台の味そのまま!」と選手のお墨付き!


🔥アサイレブン 45食/400円

ブラジル発の人気のスーパーフードスイーツ。

アサイー100%+グリークヨーグルト&フルーツたっぷりで酸味と甘みのある味わいに。

グラノーラ、バナナ、ブルーベリー、マンゴ、キウイ、イチゴの豪華なトッピングに、サッカーボールクッキーが乗って、見た目も可愛い❤

選手も本場に近い味で日本語で「おいしい!」と 太鼓判👏



💡売り切れ必至!お目当てはお早めにゲットしてくださいね😉

スタジアムでブラジル気分を体験しよう🎉



メニュー開発ストーリはこちら

https://sites.google.com/meitan.ac.jp/fcimabari/cooking-business-2025








2025年10月29日水曜日

🌏Welcome Party for International Students✨



この秋入学したばかりの留学生と、先輩留学生&先生の交流会を開催🎉


スタートはまさかのラジオ体操🕺!

外国人に大人気で、みんなノリノリ🙌


スリランカのマルシャさんによるキレッキレのダンスから始まり、各国の歌や踊りがつづきます💃🎶


なんと先生もお遍路衣装で登場✨

日本文化のPRもばっちり!


そして最後は…先生まで一緒にダンス💥

会場が笑顔でいっぱいになりました😆🎵


ラストはドキドキのくじびき大会🎯

日本の駄菓子がいっぱい🍬🍫

初めて見るお菓子に「これなに〜!?」と興味津々でした🌸


これから、みんなでたくさん思い出をつくっていこうね💖







2025年10月27日月曜日

今治西高校ZESTで出張講義(10月15日)

 10月15日(水曜)14:25〜16:25に県立今治西高校で開催された地域探究の授業ZESTで、本学地域連携センター長の大成経凡先生が出張講義を行いました。同授業は、次年度からの同校国際科コース開設をにらんだ2年生の科目です。大成先生はグローカル講座の20名の生徒を担当し、5班に分かれたプレゼン発表の助言や講評を定期的に行っています。

 この日は3回目のプレゼン発表となり、各班とも夏休み期間などを利用してアンケート調査やヒアリング調査を実施し、精度が前回よりも上がっていたように思います。2班の「多文化共生でより良い今治市にしよう」は、実際に本学に足へ運び、ネパール人・ミャンマー人の留学生から聴き取りを行うことで、仮説から課題解決へ向けた中身の部分で前進がありました。ただ、発表後の他班生徒からの質問「増え続ける外国人に対して、今治市は具体的にどんな取り組みを行っているのか?」については答えることができませんでした。というのも、今治市は今年度から市民参画課の中に多文化・共生社会推進室を設け、有識者の懇話会(大成先生が座長)を通じてどんな施策が必要か、アンケート実施・分析を通じて練っている最中だからです。現在、今治市内には4,000人余りの外国人が住んでおり、その多くが地場産業の造船業や繊維産業で働いていて、フィリピン人が一番多いようです。そして、特に外国人が多く住んでいる大西地域や吉海地域では、地区行事などで交流の機会を設け、今年度から試験的に取り組みを開始しました。機会があれば、生徒たちにはそういう現場にも足を運んで取り組みを視察して欲しいと願います。



 1班の「世界にしまなみ海道の魅力を伝えるには」は、実際にサイクリングターミナルで外国人のサイクリスト10名から英語でヒアリング調査を実施していました。〝どこから来たか〟〝どのように知ったか〟〝何を目的に来たか〟〝滞在期間はどのくらいか〟など、的確な質問項目を設定できていました。予想通り、今治市での滞在期間(宿泊)が短い課題が浮き彫りとなり、その対策については〝宿泊をともなう2日間にわたるようなサイクリングイベントの開催〟などを提案していました。また、世界からサイクリストをしまなみ海道へ呼び込むための提案として、5班が新たなご当地グルメを誕生させることで、食を通じて今治の文化を世界へ発信したい旨の発表が見られました。1班のアンケートについては、もう少しサンプルが欲しいですね。

 3班の「今治と世界を結ぶwith今治タオル」は、大成先生も個人的に興味のあるテーマです。軟水の地域でしか普及しないとされる今治タオルを、硬水の地域で売るにはどうすればいいのかという、世界のマーケットを視野に入れた消費地拡大のアイデアを高校生の視点で見つけ出すというものです。生徒たちが今治タオル工業組合に問い合わせたところ、すでに丸山タオルが「百洗綿花」という硬水地域に対応したタオル商品を開発していることが分かりました。それが他のメーカーに広がらないのは、何か理由があるのか、その辺りの点も調べて欲しいところです。IKEUCHI ORGANICが車椅子テニスプレイヤーの小田凱人選手(世界4大大会でグランドスラムを最年少で達成)に同社製造のタオルを提供していますが、その反響がどうなのかもヒアリング調査して欲しい旨の注文をつけたしだいです。 

現在、今治タオル業界は輸入タオルに押されて、再び厳しい局面を迎えているとの指摘もあります。ふるさと納税の返礼品で今治タオルは人気商品ではありますが、その恩恵を地元のタオル業者すべてが享受できているわけではないのです。硬水・軟水という問題を突き抜けた課題解決のアイデアを提案する時期に来ているようにも感じています。1班との兼ね合いでいえば、外国人が多く宿泊する宿泊施設で、今治タオルのPRがうまく取り組めているかというヒアリング調査も行って欲しいものです。

 4班の「今治の姉妹都市パナマを知る旅に出よう!」も、アンケート調査を実施し、市民や高校生に認知度がない課題を指摘していました。日本最大の海事都市・今治には、市内にパナマ海事庁「セグマル」が10年前に開所され、これは今治市にパナマ船籍の外航船を所所有する船主が多いことに関係しています(セグマルは、スペイン語で海上安全の意味)。大成先生からは、「どのくらいの隻数あるのか?」「外航船にパナマ船籍の占める比率は?」といったデータ収集を行って欲しいと注文をつけていました。また、今治船主の外航船にパナマ船籍が多い背景に、便宜置籍船のシステム(タックス・ヘイブン)が影響していて、そうした情報をもう少し集めることで、今治市民のパナマシティへの関心が深まるように思います。4班は、最終的にパンフレットを作成し、両市の友好関係の発展につなげたいとのことでした。セグマルでヒアリング調査を行ったことには、大成先生も感心していました。



 次回の発表は12月に開催予定で、今回はあまり指摘しませんでしたが、内容に加えてプレゼンの発表態度にも注目したいと思います。グローカル班のみなさん、がんばってください。


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