9月26日(金曜)夕方、今治西高校2年生の男子生徒4名が、本学めいたんホール(食堂)で留学生にインタビューをしました。彼らは、同校の地域探究の授業ZESTでグローカル講座を履修している生徒たちで、そのアドバイザーを本学の大成経凡先生が担当しています。彼らの研究テーマは「多文化共生でより良い今治にしよう」というもので、プレゼン資料の情報収集で本学を訪ねてきました。
ちょうどその日は平日ということもあり、訪問時間の16時45分頃は、留学生たちがアルバイトに出発する時間でした。それでも、ミャンマー8名・ネパール4名がめいたんホールに集い、「どうして日本へやってきたのか」「将来は日本で暮らしたいか」「今治での生活に満足しているか」など、生徒たちの質問に1時間ほど快く答えてくれました。国ごとに分かれてインタビューしたことで、その特性や共通点が浮かび上がってきたことでしょう。
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高校生のインタビュー(ネパール人留学生) |
最初は緊張していた生徒たちも、しだいに打ち解けていったようで、お互いがフレンドリーに会話のキャッチボールを楽しむ姿が印象的でした。多文化共生はあまり難しく考えず、まずは交流することが大切で、そこからお互いをリスペクトする感情が浮かび上がってくるのでしょう。
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高校生のインタビュー(ミャンマー人留学生) |
9月30日(火曜)午後には、大正大学地域創生学部3回生の高梨雄さんが、今治市の多文化共生の取り組みをフィールドワークする中で、留学生の多い本学を訪ねてきました。この週から本学は後期授業がスタートしましたが、科目等履修の制度で日本語の授業を履修するフィリピン人のジョンさんにインタビューをしました。ジョンさんは、日本語能力の向上を目指し、N3取得に向けて以前から本学の授業を受講されています。今後、今治市に外国人労働者が増える中で、その家族の日本語能力向上に向けて、公的機関や本学が果たす役割も大きいように感じました。
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大学生のインタビュー(フィリピン人聴講生) |