2024年11月20日水曜日

調理ビジネスコース  FC今治コラボ授業「バリグル」出店


11月24日(日)FC今治最終ホーム戦「バリグル」の出店に向けて「焼き豚玉子バインミー」と「オリーブま焼き鳥」を試作を重ねています。


今回は、先輩たちがFC今治トップチームの選手とコラボしてつくった「オリーブま焼き鳥」を現在の在学生が引き継いで販売します。


SDGsの観点から、廃棄部分をなるべくださいないようにする工夫や、最近の物価高で、鳥肉やオリーブの価格が高騰するの中でも、なるべく手に取りやすい価格に抑えるため、いろいろと試行錯誤し、販売に適した「オリーブま焼き鳥」に改良しました。


間に挟むオリーブを鶏肉で包んでみたり、オリーブをソースにして乗せてみたり、いろいろなバーションを作って得た解答は、「オリーブon焼き鳥」という新しい形。


ソースの味は「アヒージョ」っぽく、和食×イタリアンの組み合わせが斬新です。


同時に販売する焼き豚玉子バインミーは、いろいろなバンズで試してみたり、味付けも変えてみたり、まだまだいろいろ試しています。


「レバーパテを塗る量も、レバーが好きな人にはたっぷり塗って主張させてもいいけど、苦手な人は食べるのしんどいかも…」「パクチーも人によって欲しい量が違うよね…」「時間はかかるけど、お客さんとコミュニケーションとりながら、具材を入れていったら?」


など、試食の間も意見が飛び交いました。


試作するたびに、「この味付けだと原価いくらになる?」「いくらだったら買う?」


と、学生たちの意識は、「おいしい」を追求すると同時に、「ビジネス」へも向きはじめていました。


あと数回の試作を重ねて、本番を迎えます。

ワクワクしてきました。





調理ビジネスコース 11月24日(日)FC今治最終ホーム戦「バリグル」に出店!


 調理ビジネスコースは11月24日(日)FC今治最終ホーム戦「バリグル」に出店します!「FC今治コラボ授業」で開発した「オリーブま焼き鳥」を販売します。

今治明徳短期大学では、様々な体験を通して、専門科目にプラスした「力」を育てることを目的に「FC今治コラボ授業」を実施しています。

「共に学び、挑む」をテーマに、関わる人みんなで学び合い、地域を盛り上げていきたいと考えています。


調理の分野では、地産地消の大切さ、手作りの楽しさを伝えることを目的としてFC今治トップチームの選手(髙瀨太聖選手、佐藤璃樹選手、滝本晴彦選手)と地元食材でメニュー開発し、クッキング動画を作りました。


授業の詳細(WEBサイト)

https://sites.google.com/meitan.ac.jp/fcimabari/cooking-business


学生が作成した「オリーブま焼き鳥」クッキング動画(Youtube)




「ビジネス」を今年度のテーマとし、考案したレシピの中で一番好評だった「オリーブま焼き鳥」を現在の在学生が引継ぎ販売用に改良した「オリーブon焼き鳥」を11月24日のホーム戦最終日の「バリグル」で販売します。

選手×地域×学生の想いがつまったコラボメニューを、ぜひ、食べに来てください。

この日は、コラボメニュー以外にも、現在開発中のベトナムのサンドイッチに今治の魂を込めた「焼豚玉子バインミー」も販売する予定です。



日時 令和2024年11月24日(日)11:00~※売り切れ次第終了

場所 アシックス里山スタジアム(里山アイランド)


【FC今治ホーム最終戦情報】

https://www.fcimabari.com/news/2024/006766.html


会場でみなさんに会えるのを楽しみにしています。


2024年11月19日火曜日

国際観光ビジネスコース 授業紹介「観光と地域経済」  学内・まちなか「バリアフリー探索ツアー」に行きました

国際観光ビジネスコース専門科目「観光と地域経済」では、地域のバリアフリーについて勉強しています

10月21日には学内、11月5日と6日は今治市役所、駅周辺で、バリアフリーの整備状況を見学しました。中国、ミャンマー、ネパール、スリランカなど多くの留学生もおり2グループに分かれて行いました。

エレベーター、トイレ、券売機、信号機、案内板など身近なものですが、至る所で、障がいのある方や外国人など、様々な人に使いやすいように配慮されていることに気づきました。

外国人留学生も多くいるので、自分の国と比べたり、外国人の立場から今治はどう見えるのか、どうすればもっとよくなるのか考えました。

今後の授業で、よかったところや改善点についてまとめ、もっとよりよい街にするにはどうするか考えます。







2024年11月18日月曜日

授業紹介 地域社会論 鈍川温泉郷と里山スタジアムを視察(11月12日)

 11月12日(火)の「地域社会論」(大成経凡先生)は、今治市玉川町鈍川(にぶかわ)地区にある〝伊予の三湯〟(道後・鈍川・本谷)の一つ・鈍川温泉郷を視察しました。昨年度の「地域活性化論」では、鈍川温泉組合様の協力で4つの温浴施設を見学することができましたが、今年は留学生の履修生が増えて団体行動が難しくなり、車窓から大成先生がバスガイドをすることで現状の把握に努めました。本学から鈍川温泉郷まではバスで20分余りの距離で、市街からも30分ほどで到着します。しかし、施設の老朽化や市街地に新たな形態の温浴施設が増えたことで、客足が遠のいているのが現状です。


車窓から鈍川温泉郷を視察

 泉質は低張性アルカリ性冷鉱泉で、pH(ペーハー)数値は全国の名湯に引けをとらず、疲れた身体を癒やすのに最適です。そもそも身近なルーツは、明治初年に今治藩主久松定法が湯治場として整備した「楠窪(くすくぼ)冷泉浴場」にさかのぼります。しかし、旧藩主が廃藩置県で今治を去って荒廃すると、鈍川村有志が図って大正14(1925)年9月18日に再興したのが今日の鈍川温泉なのです。〝美人の湯〟とも称され、道後温泉の湯をしのぐ声価を観光客からよく耳にします。

 どうすれば再生できるのか、これまで何度も活性化の協議会やモニターツアーなどが開かれてきましたが、コロナ禍が組合員に大きな打撃を与えました。そうした中、最も規模の大きかった老舗の温泉宿「鈍川温泉ホテル」を上場企業の「ありがとうサービス」が買収することで転機を迎えようとしています。改修ではなく、老朽化した施設を建て替えることで、将来的に大きな反響があるのかも知れません。その解体中の現場を学生たちは車窓から目にすることができました。温泉宿の「美賀登」の辺りでは、従業員と思われる東南アジアの若い女性を見かけました(昨年はミャンマー人の実習生が同所で働いていた)。


解体中の鈍川温泉ホテル

 温泉宿の「皆楽荘」より少し上流に歩くと、逆アーチ橋の「湯の花橋」があります。ここを見上げる渓谷スポットに学生たちを誘導しました。しかし、紅葉の時期はもう少し先のようで(例年より遅れている)少し残念でしたが、そのことよりも雑木が伸びて景観が損なわれている点が残念でした。現地は奥道後玉川県立自然公園内にありますが、後から生えた雑木については定期的に伐採しないと、渓谷美は台無しです。すぐに取り組める改善点だろうと感じました。

湯の花橋から鈍川渓谷を観賞

鈍川渓谷を観賞

 帰路、このほどJ2昇格が決まったFC今治のホームスタジアム「アシックス里山スタジアム」にも立ち寄りました。この日の参加学生36名(うち日本人2名)のうち、秋入学のミャンマー人・中国人20数名はここを訪れるのが初めてでした。今治市民が関心を寄せるFC今治ですが、今治で生活を始めたばかりの留学生にも関心を持って欲しいと願います。



アシックス里山スタジアム

2024年11月16日土曜日

国際観光ビジネスコース 国内旅行業務取扱管理者国家試験 合格!

 国内旅行業務取扱管理者国家試験 

国際観光ビジネスコースの留学生1名が合格しました!!


2024年9月に「国内旅行業務取扱管理者国家試験」に実施され、本学から3人の学生が受験し、留学生の武奇さんが見事合格しました。

毎年、合格率が3割程度の難しい試験で、本年度の全国の合格率は31%でした。本年度から試験方式がマークシート方式からパソコンで受けるCBT方式に変更となっているほか、西九州・北陸両新幹線の新規開業によるJRの運賃制度変更、航空会社の運賃制度変更などもあり、昨年度よりも難化していました。留学生にとっては難しい専門用語もあり、高い日本語力と様々な知識が求められる試験ですが、見事合格を勝ち取りました!!おめでとうございます!



今年、ちょっと残念・・・って人も、来年ぜひチャレンジして合格を勝ち取ってください

「旅行業務取扱管理者」は、旅行に関する唯一の国家試験で日本国内を扱う「国内」と、海外旅行も扱う「総合」があります。旅行業法により、「旅行業」扱う営業所では、各営業所に1名以上の旅行業務取扱管理者を配置することが義務付けられています。


2024年11月15日金曜日

国際観光ビジネスコース 広島・原爆ドーム研修に行きました(1年生春入学、秋入学ネパール)

11月9日(土)に春入学の1年生(日本、中国、ミャンマー、ネパール)、10日(日)に今年秋入学のネパール人留学生が広島研修に行きました。

原爆ドームや平和記念公園、原爆資料館のほか、広島城まで行った人もいて、広島の観光や歴史、平和について学びました。



特に海外からの留学生はほとんどが広島に来るのは初めてで戦争の悲惨さや平和について知ることができました。また、10月に入学したばかりの秋入学のネパール人学生はしまなみ海道を渡って本州に行くのも初めての経験となり、バスからの海の景色にも感動していました。






2024年11月14日木曜日

授業紹介 日本を学ぶⅡ  今治城跡を散策(11月8日)

 11月8日(金)の「日本を学ぶⅡ」(大成経凡先生)は、40名の履修生とともに「今治城跡」(県史跡)を散策しました。40名のうち日本人は1名しかおらず、留学生の構成はネパール人18名・ミャンマー人15名・中国人5名・ベトナム人1名というものでした。前回の授業で〝現存12天守〟について学び、近世城郭への関心を高めたうえでの現地視察となりました。

 系統立てた歴史解説が難しいことから、1867年に撮影した今治城最古の古写真をもとに、現地を散策しました。再建した隅櫓(すみやぐら)は鉄筋コンクリート造でできていて、鉄御門(くろがねごもん)は木造建築となります。五層の天守については、もともと建っていたかどうかは研究者で意見が分かれています。大成先生は〝建っていなかった〟説をとられているようです。そのため、現在の天守は模擬天守(6階建て)として昭和55(1980)年に鉄筋コンクリート造で建てられました。


山里櫓を下りた場所

 鉄御門をくぐるにあたって、城内へ攻め入る敵に集中攻撃を与える構造であることを解説。敵に脅威を与える大きな石〝勘兵衛石〟(かんべえいし)がそこにあって、大抵の近世城郭にはこうした石が大手門の石垣の中に見られることを伝えました。勘兵衛は、今治城を築城する際の普請奉行・渡辺勘兵衛の名前に由来します。また、今治城石垣の石材も話題にとりあげ、本来なら築城には不向きな石灰岩が多く用いられていて、これは石不足に悩んだことを物語っているようです。


鉄御門で勘兵石を解説


 つづいて、藤堂高虎像の前で記念撮影しました。今治城は、〝築城の名手〟とされた高虎が関ヶ原の戦い(1600年)後に築城に取り組み、1608年頃には完成したとされます。徳川家康の意向を汲んで、豊臣大名や西国大名の監視で築いた城ともいわれ、その後の徳川系の城のプロトタイプとして位置づけられています。しかし、高虎は今治城が完成するや、幕府の指示で伊賀・伊勢(現、三重県)へと国替えとなりました。今治城そのものに長く在城した大名は久松松平家で、初代藩主の松平定房は徳川家康の甥でありました。今治城は同家との関係が長いにもかかわらず、市民意識や観光客の意識の中では、今治城といえば〝高虎の城〟なのです。

藤堂高虎像前にて


 山里櫓をくぐって内堀のそばに下りると、そこにはチヌ(クロダイ)が悠々と泳いでいました。お堀は海水であり、海が近いことを理解し、脆弱(ぜいじゃく)な地盤を克服するため、高石垣の裾部分に〝犬走り〟と称されるスペースがあることを解説しました。できるだけ、やさしい日本語を使って説明しましたが、お城を鑑賞する際のイロハを学生たちは理解できたでしょうか。「ちゃんと聴けよ~。試験に出題するぞ~!」という大成先生の声が城内に何度も響き渡りました。最後は、バスの車窓から内堀を1周して、今治城跡の景観を楽しみました。


車窓から今治城跡を鑑賞




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