7月3日(金)1年生の『生活支援技術Ⅳ』は学外で車いす実習をしました。
各自、各グループでこの日まで自主練を重ねて、今治の町を車いすで歩いてきました。
この実習は、学校の周辺を中心に、レジャー施設や商業施設、公共施設など身近な場所に車いすで出かけて行き、市内のバリアフリーの利便性と課題を実感する目的で行われます。
自分たちが普段何気なく歩いている道や買い物している場所ですが、車いすに「乗って」車いすを「介助して」
歩いてみることで、たくさんの『気づき』があったようです。
この貴重な体験で得たもの、そして自分の課題を、後期から始まる学外実習に活かしていけるように残りの授業もがんばっていこう!!
《感想》
★校外での車いす体験をして、車いすを使っている方の気持ちに少し共感できたのではないかと思いました。
★今回の体験を活かし、車いすの方に対して、配慮や思いやりの気持ちを大切に接していきたいと思いました。
★車いすで町に出てみると、人の目線がすごく気になると感じました。いつもより目線が低いからそのように感じるだけだろうと言いきかせながらも、もしかしたら、車いすに乗っている方や、身体の不自由な方は、人が思っていなくても、ただ目線が合うだけでいろいろな事を想像してしまうのだろうかと、自分が体験してみることで感じることができました。
★自分が車いすに乗っている時は、少しの段差でも体に響いたし、視線が低く不便に感じました。介助をしている時は、お店の商品に当てないようにとか、乗っている人が不快な思いをしないようにと気を使って疲れましたが、今後、車いすに乗っている方が困っているような場面に出会ったらお手伝いをしたいと強く感じました。
★少しの段差や坂道など、いつもなにげなく歩いている場所でも、車いすの方々にとっては厳しい場所になるのだと思いました。車いすの方々の気持ちになって体験することができました。
★もっとうまく介助できるようになりたい!と思いました。
★車いすの貸し出しや、車いす用のカートが置かれている施設があることを知り、驚きました。
★車いすに乗っていると、自販機の上の段のボタンが押せないこと、お店の上の方の棚の商品が自分では取れないことに気づきました。通路が狭く車いすでは不便なお店や、車いす用のトイレがないお店もまだ多く、今治市内のバリアフリー化はまだまだ発展途中だと感じました。
★実際に車いすに乗り、利用者さんの目線で町に出てみてはじめてわかること、気づいたことがあり、介護者として利用者さんのクオリティ・オブ・ライフを良くするためにもっと気づいていくよう努力したいと思いました。