2024年3月19日火曜日

3月10日 「第2回いまばり若者カイギ」②



  午前中は公開講座として開催した「第2回いまばり若者カイギ」ですが、午後はいつも本学オープンキャンパスで実施している「今治魅力発見ツアー」のフィールドワークに切り替わりました。ここからは入試広報委員長の大成先生がガイド役を務め、高校生及び引率教員のご一行は今治明徳学園のバスに乗り込みました。〝今治が学びのフィールド〟というキャッチコピーのもと、市内の食に関係したイベントや施設を見学することになり、最初の訪問先は今治港で月2回開催している「せとうちみなとマルシェ」へ。海のそばにあって、来島海峡大橋を遠望することもできました。高校生らは、たくさんのキッチンカーに目を輝かせ、気に入ったお店があれば食後のデザートを買って楽しんでいました。途中、徳永今治市長にも遭遇し、西条農業高校の生徒4名が市長と歓談する一幕もありました。


みなとマルシェでお買い物

みなとマルシェで徳永市長に遭遇

 2つ目の訪問地は、FC今治のホームスタジアム「里山スタジアム」です。この日はちょうどホームゲームを開催中で、開幕3連勝をかけてJ3強豪のアスルクラロ沼津との対戦でした。当初は、試合観戦しているサポーターたちを視察する予定にしていましたが、FC今治のご厚意で、ゴール裏席に着座して試合観戦を15分ほどさせていただきました(後半開始早々にスタジアム入りし、FC今治1点リードの場面で観戦)。強い日差しが照りつける中、ピッチと観客席の距離がJリーグのスタジアムで最も近い迫力を肌で感じることができました。ほとんどの参加者が、里山スタジアムでの観戦は初めてのことで、プロスポーツの熱気を感じたことでしょう。FC今治の岡田武史会長は、今治明徳学園の学園長でもあります。本学もFC今治のJ2昇格に向けた戦いと連動し、向上していけたらと思います。ちなみにご一行は途中退席となりましたが、FC今治は見事に勝利を飾ることができたようです。


FC今治 里山スタジアム


 3つめの訪問先は、今治市の伝統工芸・桜井漆器の販売所「伊予桜井漆器会館」です。時間帯によっては職人の作業風景も見学することができます。高価であるのには訳があり、職人が丹精込めて作った商品に見入るとともに、記念に塗り箸を買い求める参加者もいました。えひめ国体で当時の天皇・皇后両陛下がお使いになったものと同じ器や箸も販売されていました。多くの参加者がここを訪れるのが初めてで、新鮮な感覚で食とも関係の深い漆器を鑑賞していました。


伊予桜井漆器会館

 4つめの訪問先は、桜井地区にある〝まるごとみかん大福〟で有名な和菓子店「一福百果 清光堂」です。定休日にもかかわらず、特別にお店を開けていただき、人気の大福が女子高生にとても好評でした。同店では、近く新商品の和菓子「宵明」を東京銀座の伊勢丹でお披露目するようで、それに先だって西条農業高校の生徒・教員に試食のサービスがありました。なんでも、その隠し味が石鎚黒茶とのことで、今後の両者の連携に期待です。


一福百果 清光堂


 終わってみれば、予定の時間を30分オーバーして16:30に短大へ帰着。最後は、高校生(本学生2名含む)全員で記念撮影し、カイギを終了することになりました。高校生諸君の今後の活動の糧となれば幸いです。

 



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