2022年1月31日月曜日

兵庫大学・兵庫大学短期大学部との連携協定締結

 兵庫大学・兵庫大学短期大学部と今治明徳短期大学との連携協定締結式をオンラインにて行いました


当初、対面での連携協定締結式を予定していましたが、昨今の、新型コロナ感染症の感染拡大の影響により、令和4年1月26日(水)兵庫大学・兵庫大学短期大学部との連携協定締結式をオンラインにて行いました。

この協定は、本学と兵庫大学・兵庫大学短期大学部が、教育に係る交流・連携・支援を通じて双方の教育・研究等の充実を図り、地域社会に貢献する有為な人材の育成を目的としています。締結式は、連携協定書を取り交わした後、両大学の学長による挨拶を行い、教育・研究・地域貢献の分野での連携を推進していることを共有しました。







育児講座 「将来を見据えての食育とは」~家庭でできること~

地域連携 育児講座 「将来を見据えての食育とは」~家庭でできること~

日時:11月26日(金)10:00~12:00  今治市乃万公民館

講師:今治明徳短期大学 非常勤講師 植田真知先生


このの講座は、今治市乃万公民館の子育て支援サークルの参加者の要望により、新型コロナウイルス感染対策を取りながらの開催となりました。


講師は、管理栄養士してご活躍されている

今治明徳短期大学非常勤講師 植田真知先生、育児講座 「将来を見据えての食育とは」~家庭でできること~をテーマにご講話をしていただきました。


育児講座には、子育て支援サークルの乳幼児の親子を含めて、20名の参加があり、『愛媛県の食をめぐる現状と課題』から見える環境の変化や『食育の重要性』などのお話をしていただき、その後、参加者からの質問・相談もご対応をしていただきました。


具体的には、「食をめぐる現状と課題」では、

『朝食の欠食』、『孤食』、『偏食といった食生活の乱れ』などが挙げられ、特に若い20~30代の世代では、朝食を食べていない人が約3割となっている。

原因としては、「夕食が遅い」、「夜食をとる」、「朝起きたときに食欲が無い。」などが挙げられています。


『食』は生きる力の基礎であり、心身の健全育成や食を通じた人間形成となりうるものであるため、朝食は子どもの頃から毎日食べる習慣づけることが必要です。

特に、主食・主菜・副菜をそろえた栄養バランスのより食事をとることにより、病気のリスクの低下や長寿につながっていきます。


『食育』の重要性について

子どもは今まで経験したことのない食べ物は避けるという生体防衛本能が、2~6歳でピークに到達するといわれており、最近になって、日本でもフランスではじめられた『味覚教育』という新たな取り組みが注目されるようになってきています。


【好き嫌いを防ぐポイント】

「妊娠中や授乳中、離乳食を食べている時期に食べ物のいろんな風味を経験させ慣れさせる。少なくともその食べ物を5~8回味わうこと」だそうです。



【偏食への対応】

・共食・・ある食べ物を食べられる子と食べられない子と同じグループにして食べる。

・食べる食事から関わる食事へ・・・食べることや食事に興味を持たせる


食べることや食事に興味を持たせ、自分で食べるものを選択できるようしていくことにより、健康にもプラスの要因が働くことになると思います。

子どもたちの“味わう力”を育てることが大切だと言われているのが、『味覚教育』です。


 

【味覚教育】

 食べるという行為は、五感全てが総動員される唯一の行為で、視覚、嗅覚、味覚、触覚、聴覚の5つの感覚があり五感を使って食べ物と向き合うことを入り口に、「自分で感じる力」、「感じて判断する力」、「感じたことを人と分かち合う力」を育てます。「生きる力」を高め、人生を豊かにしていきます。


 味覚教育は、「直接からだをつくる栄養素ではありませんが、味は、精神や記憶を豊かに育む永遠の栄養素になります。」(「ジャック・ピュイゼ氏からのことば」を引用)


参加者は、愛媛県内の食の現状と課題、小さいころからの食育の重要性を知る機会となりました。



2021年12月29日水曜日

調理師専修科 オリーブ収穫体験

 しまなみ産オリーブ収穫体験 withポパイズクラブのみなさん


11月18日(木)

調理師専修科の学生と教職員が今治市吉海町の「ポパイズクラブ」でオリーブの収穫を体験しました。


ポパイズクラブは、平均年齢73歳超の男性7人によるチームで、約8年前からこの地でオリーブ栽培を始めています。

初年度は400本、2年度は200本と栽培数を増やしていき、今では1.6haの園地でオリーブの栽培やオリーブオイルなどの製造をしています。


この収穫体験は、調理師専修科と愛媛県東予地方局今治支局産地戦略室が連携した活動の一環で、オリーブの収穫体験を通して、学生の食材に関する知識を深めることが目的です。


学生たちは、まず3つの班に分かれ、ポパイズクラブの方々に収穫の手ほどきを受けたのち、オリーブの収穫を体験しました。


【収穫の手順(一斉摘み取り)】

①木の下にブルーシートを敷く



②ワイルドに実を全部落とす

③収穫した実をあつめる



途中、オリーブオイル搾油現場見学で、搾りたてのオリーブオイルの試飲をさせていただきました。新鮮な素材の味を知る貴重な体験です。





オリーブオイルは料理で口にしていても、なかなか飲むという経験はしたことがないため、未知の世界。おそるおそる口に運んでみると、独特な苦みとともに、爽やかな風味が口に広がり、とても味わい深いものでした。


オリーブの実は収穫時点から酸化と発酵が始まるため、収穫後24時間以内に加工を行わなければなりません。また、そのままでは食べられないため、洗ってすぐに絞り、ピュアオリーブオイルにしたり、あく抜きをし、ひたすら水換えをしてオリーブの塩漬けにしたりするそうです。


収穫がひと段落すると、虫食いやシワシワになった実などを除く選別作業も行い、オリーブオイルになるまでの一連の工程を学ぶことができました。




今回のポパイズクラブの方々との収穫と選別作業を通して、食材の知識だけではなく、地域の方々が力を入れている町おこしや地産地消の取り組みについても伺うことができ、学び多き一日となりました。



 

動画リンク 



2021年12月28日火曜日

調理師専修科 『本学自慢の取り組み』が全調協ニュース特集コーナーへ掲載

”本学の自慢の取り組み” が 全調協ニュース 特集コーナーへ 掲載されました!


 全国調理師養成施設協会では、毎月月刊全調協ニュースが発行されており、その中には特集コーナーや全国の調理師学校について、技術考査・食育教室について等掲載されています。

 昨年12月~今年1月に実施された「2020年全調協ニュースアンケート」において、ニュースの特集コーナーで紹介して欲しい自校の取り組みを回答したところ、本学が紹介されることになりました。

テーマは、「他学科との共同授業で互いの学びが深まる食育教室」
     「他大学との共同授業で地域のジビエ活用の活性化へ」についてです。


幼児教育学科との共同授業により、”今治の食育教室といえば今治明徳短期大学”と思われるように、認知度を上げていきたいです。







そして、岡山理科大学獣医学部との共同授業においては、家庭で気軽にジビエ料理をおいしく食べる機会を提供するため、2月に保存食品(缶詰)にする料理の試作に取り組む予定です。






2021年12月27日月曜日

幼児教育学科 地域と連携した「教職実践演習(幼稚園)」③

 地域と連携した「教職実践演習(幼稚園)」の授業内容を紹介します!③

③地域の保育現場での音楽実践

 幼児教育学科2年次後期には、教職課程の最終統括科目として「教職実践演習(幼稚園)」が開講されています。その中で、地域と連携した授業内容を三例、シリーズで紹介します。  


三つ目の内容は、「保育現場での音楽実践」です。

 10月中旬から11月にかけて4つのグループに分かれ、計画、準備を進めてきた音楽活動を12月1日および8日に、地域の幼稚園、こども園で実践させていただきました。

 てあそび、読み聞かせ、歌、ゲームなどを組み合わせた30分程度の音楽活動プログラムでした。学生たちは子どもたちの元気な歌声に助けられながら、楽しい時間を過ごすことができました。

後日、この活動の振り返りを行い、保育者になるために必要な指導力、ピアノ伴奏力、間を考える、子どもたちのいいところを見つけてもっと褒める等の課題を確認しました。卒業までに園でよく歌う曲は暗譜するくらい練習していくことが行動目標です。

 ご協力いただいた幼稚園、こども園の皆様、ありがとうございました!


(学生の反省点)(抜粋)

もっとピアノの技術を上げる。子どもたちのいいところを見つけてしっかり褒める。

・ピアノをもう少し練習しておくべきだった。

・ピアノの技術が足りず、遊びをスムーズに行えなかった。楽器等をもう少し工夫した計画を練れたらよかった。

・子どもたちの良い行動を見逃さずに褒め、主体的に動けるように促せるようにしたい。

・体を動かすときの注意点や配慮が足りなかった。







幼児教育学科 地域と連携した「教職実践演習(幼稚園)」②

 地域と連携した「教職実践演習(幼稚園)」の授業内容を紹介します!②

②幼児期からの性の学び

 幼児教育学科2年次後期には、教職課程の最終統括科目として「教職実践演習(幼稚園)」が開講されています。その中で、地域と連携した授業内容を三例、シリーズで紹介します。  


二つ目の内容は、「幼児期からの性の学び」をテーマとしています。この授業には、2年生とともに1年生も参加しました。


12月6日、食愛♡Kitchen~くうらぶ♡キッチンを主宰されている菊池準子先生におこしいただき、「包括的セクシュアリティ教育で『こころとからだの主人公』に」を大テーマとして幼児期からの性の学びについて講和をいただきました。

最初に「性の学び」がなぜ必要なのかを具体的な事例で学生から意見をもとにお話いただきました。

「性」の場面においても人権意識をもち、お互いを尊重した行動がとれる人を育てること、それは男女の区別がつき始める幼児期からはじまるとのお話。また、性の学びの根幹には、人権、性の人権、多様性、ジェンダー平等というキーワードがあり、それぞれ説明されました。「性」の教育は自分が好き、いわゆる自己肯定感が根底にあり、一人ひとりが「こころとからだの主人公に」なることであることを学びました。

菊池先生、ご講義ありがとうございました!


(学生の感想)(抜粋)

性教育は幼少期から始まる。保育者として子どもの性の質問にもしっかり応えたい。

・講演を聴いて、小さいころから正しい性教育を伝えていくことで、自分自身の身を守ることだったり、望まない妊娠だったり、犯罪というものを防げるのだと感じた。そのためには、大人や親が子どもたちに言葉を濁すことなく、恥ずかしがることなく、わかりやすく伝えていくことが大切だと思う。

・性教育は、思春期ぐらいから学ぶイメージだったが、人への信頼や自分に自信をもつとか当たり前のことと思っていたことが子どものころから将来につながっていくので声掛けなど関わりを大切にしていきたいと思いました。

・性教育はどの年代にも必要であることがわかりました。事例をふまえながら具体的に考えることができてわかりやすかったです。

・性について子どもは素朴な疑問を投げかけてきます。その時に大人は拒絶せずにしっかりと受け止め、答えることが大切だとわかりました。

・子どもの質問をしたことに対して否定をすると質問をしたことに対して、マイナスなイメージをもってしまって、次から口に出して質問をしなくなってしまうので、保育者になったときに聞かれたら答えるようにしたいです。

・性について権利があることを初めて知ることができたため、しっかりと覚えておきたい。性について正しい知識をしっかりと身に付けておき子どもに対して恥ずかしがらず伝えられるような大人になりたい。




幼児教育学科 地域と連携した「教職実践演習(幼稚園)」➀

 地域と連携した「教職実践演習(幼稚園)」の授業内容を紹介します!①

~①先輩保育者からの学び

 幼児教育学科2年次後期には、教職課程の最終統括科目として「教職実践演習(幼稚園)」が開講されています。その中で、地域と連携した授業内容を三例、シリーズで紹介します。  


一つ目の内容は、「先輩保育者からの学び」をテーマとしています。

 11月29日、西条市のこども園で保育教諭をされている一色麻里先生に来年4月から保育者になる学生に先輩の立場から講和をしていただきました。

 授業では、3歳児クラスでよく遊んでいる玩具を学生自身が体験し、その意味を考えたり、一色先生が新人保育者のときのお話をいただいたり、これから保育者になるうえでのアドバイスなどをいただいたりしました。授業の後半では、学生からの質問にも答えていただきました。一色先生、西条市の関係者の方々、本当にありがとうございました!


(学生の感想)(抜粋)

現場の先生の生の声から就職後のイメージをもつことができました

・実際に現場に出ている先生からお話を聞くことで、就職後の1年目の動きをイメージすることができた。1年目は「見て、聞いて、真似る」ことが大切だと学んだ。

・1年目も10年目も保護者や他の人たちは同じ保育者として見られるので保育者としての自覚を持つことは大切だと思いました。

不安に感じていた保護者対応について、そのポイントを学びました

・保護者対応、連絡帳への記入など、来年度から働くにあたって気になっていたことを聞くことができ、とても勉強になりました。

・保護者対応は不安でしたが、子どもたちの様子を観察し、楽しそうにしていることを伝えてあげるだけでも保護者は安心するといっていたので先輩保育者の対応をまねし、保護者や子どもたちから信頼される保育者を目指していきたいと思います。

保育者として連携・チームワーク、そして、先輩に頼ることも大事

・自分で全て背負わずに、先輩保育者に頼ることも大切だということを改めて思いました。

・保育はチームワーク、チームプレイがとても重要になるとお話されていたので、今よりも少しでも人に頼れるようになっておきたいと思いました。


・今日の講義で学んだ様々なことを生かして4月から保育者として頑張ろうと思います。








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