しまなみ産オリーブ収穫体験 withポパイズクラブのみなさん
11月18日(木)
調理師専修科の学生と教職員が今治市吉海町の「ポパイズクラブ」でオリーブの収穫を体験しました。
ポパイズクラブは、平均年齢73歳超の男性7人によるチームで、約8年前からこの地でオリーブ栽培を始めています。
初年度は400本、2年度は200本と栽培数を増やしていき、今では1.6haの園地でオリーブの栽培やオリーブオイルなどの製造をしています。
この収穫体験は、調理師専修科と愛媛県東予地方局今治支局産地戦略室が連携した活動の一環で、オリーブの収穫体験を通して、学生の食材に関する知識を深めることが目的です。
学生たちは、まず3つの班に分かれ、ポパイズクラブの方々に収穫の手ほどきを受けたのち、オリーブの収穫を体験しました。
【収穫の手順(一斉摘み取り)】
①木の下にブルーシートを敷く |
②ワイルドに実を全部落とす |
③収穫した実をあつめる |
途中、オリーブオイル搾油現場見学で、搾りたてのオリーブオイルの試飲をさせていただきました。新鮮な素材の味を知る貴重な体験です。
オリーブオイルは料理で口にしていても、なかなか飲むという経験はしたことがないため、未知の世界。おそるおそる口に運んでみると、独特な苦みとともに、爽やかな風味が口に広がり、とても味わい深いものでした。
オリーブの実は収穫時点から酸化と発酵が始まるため、収穫後24時間以内に加工を行わなければなりません。また、そのままでは食べられないため、洗ってすぐに絞り、ピュアオリーブオイルにしたり、あく抜きをし、ひたすら水換えをしてオリーブの塩漬けにしたりするそうです。
収穫がひと段落すると、虫食いやシワシワになった実などを除く選別作業も行い、オリーブオイルになるまでの一連の工程を学ぶことができました。
今回のポパイズクラブの方々との収穫と選別作業を通して、食材の知識だけではなく、地域の方々が力を入れている町おこしや地産地消の取り組みについても伺うことができ、学び多き一日となりました。
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