2016年12月2日金曜日

介護福祉コース 介護福祉士ってすげぇ!を目指して








  COC事業の一環である公開講座が11月26日(土)に開講されました。
 講師にお越しいただいたのは、株式会社大起エンゼルヘルプ取締役であり、東京都地域密着型協議会代表の和田行男先生です。和田先生は30年間にわたる介護業界での実践や経験を、メディアや講演会、事業所団体の活動を通じて「認知症の方への地域社会生活支援」を世の中に投げ続けている介護福祉士です。
NHK『プロフェショナル~仕事の流儀~』やEテレ『らくらくワンポイント介護』などにご出演の経験があり、 ご参加いただいた地域の皆様の中でも、介護現場で働く皆様方は、特に楽しみにご来場いただいたようでした。もちろん、介護福祉士を目指すめいたん★かいごの学生たちも前の席でお話を聞かせていただきましたよ。

 今回は『当たり前の暮らしを支える認知症ケア』と題してご講演いただきました。
 認知症と聞くと難しいテーマだと考えてしまいがちですが、これまでの様々な経験をユーモアたっぷりに、時に笑いを交えてお話くださる姿に、イメージは一変しました。また、「現象のみを語るのは素人。現象を見て、理由を考える、なぜそうなったのかを考えるのが専門職の仕事」のお言葉には背筋が伸びる思いでした。

 認知症でない私達が考えることだけでなく、認知症という状態にある方の側からも考えてみること。
 難しそうだけど、そうすることは、きっと、相手を理解することの第一歩。相手を理解できたら相手を受け止められて、受け止めることができれば支えることもできるんだ。そんな風に、す~っと軽やかに感じられるお話でした。



 「人が人として生きていけるように、プライドと誇りを持つ」これが和田先生の介護福祉士としての挑戦であり、1番の思いだそうです。長い間、介護福祉士として働き続けてきて尚挑戦し続けている和田先生のたくさんの言葉や姿は、間もなく介護福祉士となる2年生の背中をポンと押し出してくれるようでした。

 最後は学生たちに向けて「介護福祉士になることが目標じゃなくて、介護福祉士ってすげえなあ!すげえ仕事だなあ!って言われるような人になってほしい!」と力強いメッセージで締めくくってくださいました。
 すげえ!を目指して、今日からまた新たな気持ちで、みんな一緒に頑張ろう!そんな風に思える素敵な時間でした。

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