4月21日(金)、介護福祉コースの1年生は、交流研修で広島県の大和ミュージアムを訪ねてきました。
交流研修は、学生同士はもちろん、教職員との交流や親睦を深める目的で、毎年、新入生を対象に実施しています。今年は戦艦大和の歴史を知り、平和の大切さを考るとともに、高齢者が生きてきた時代背景等、介護福祉に必要な知識や情報を得る目的で、広島県呉市の大和ミュージアムに行ってきました。
大和ミュージアムは、別名を『呉市海事歴史科学館』といい、近代日本において代表的な軍港として栄えた呉市の運営する博物館です。世界最大のタンカーを数多く建造する明治以降の「呉の歴史」と、造船・製鋼を始めとした「科学技術」の紹介が主に展示されています。しかし、入館してすぐに目に飛び込んでくる10分の1の戦艦大和や、沖縄特攻に参加した戦艦大和の乗組員たちの写真や名簿、遺書や手紙、零式艦上戦闘機六二型などの貴重な実物資料の展示からは、悲しい過去だけでなく、決してそれを繰り返してはならない、忘れてはならない『戦争』というものの悲惨さも教えられたように思います。日本が世界に誇る素晴らしい技術力は平和の為にこそ使ってほしいですね。
大和ミュージアム見学後は、建物外のレンガパークや大和波止場を散策したり、近くの海上自衛隊呉資料館『てつのくじら館』を見学したりと思い思いの時間を過ごしながら交流を深めました。