2024年8月30日金曜日

東予地域における農業者の「環」プロジェクト交流会に参加

農林水産省中国四国農政局愛媛県拠点(松山市)では、令和4年度から同6年度までの間に『東予地域における農業者の「環」プロジェクト』と題し、地域で活躍している農業者との意見交換を定期的に行って参りました。その東予地区での第1回交流会が、平成5年2月に本学で開催されたご縁で、今回の交流会に本学からは地域連携センター長の大成経凡先生と調理ビジネスコース2年の大仁田佑紀さんがオブザーバーとして参加することになりました。

意見交換の様子

8月27日(火曜)午後、西条市総合福祉センター研修室で開催され、今治市からは和牛の肥育農家の新開俊之氏、花き栽培農家の曽我部昌紀氏(そがべ花園)の出席がありました。両氏とは第1回交流会で知遇を得、授業で職場訪問(写真添付)をさせていただくことがかない、貴重な機会を設けていただいた愛媛県拠点様には感謝いたしております。今回の交流会には、今治市以外でニンニクなど野菜栽培を中心とする株式会社四国クオリティの眞鍋一慶氏、米麦以外に七草粥の葉わさびの生産農家・アグフィールド株式会社の伊藤大起氏、米麦を中心に野菜栽培を手がける徳永農園の徳永大宣氏、アスパラガス・ブロッコリーなどの野菜を中心とするFRUITS WALKの豊田果歩氏の出席がありました。何人かは台風10号の接近に備えて急きょ欠席となり、改めて自然に左右される業種であることを実感したしだいです。

そんな中、初対面となる四国中央市の眞鍋氏、西条市の伊藤氏・徳永氏・豊田氏からの体験談を聞けたことは、とても新鮮で刺激的でした。本学では、西条市でニンニク・枝豆・スイートコーンの栽培を手がける脱サラ農家のピークファーム・坂下夫妻との親交があり、ニンニクの種植え・収獲作業に毎年学生たちがアルバイトで参加しているところです(写真添付)。この日参加した大仁田さんもその一人で、住環境の違う地域の農家の取り組みから新たな知見が得られたことでしょう。特に大仁田さんは、将来、飲食店の起業を考えていることもあって、今後の自身の活動に向けて財産になったことと思います。


新開さんの牛舎を見学(2023年10月)



ニンニク収穫の農業アルバイト(2023年5月)

この日の議事としましては、まず愛媛県拠点の職員から、農産物の環境負荷低減の「見える化」について説明がありました。これは、農業活動からも地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出がある点を踏まえ、その対策に努めている農家を消費者目線からも評価しようという農水省の取り組みとなります。オタマジャクシなどの生態系への配慮も、評価の対象になっていました。地域によって積極的なところとそうでないところがあるようですが、本県は導入に低調とのことでした。

つづいて、八幡浜市の真穴みかん関連商品のECサイトなどを手がける株式会社ナナサンの仙波秀喜代表から、「ウェブサイト・SNSの運用と成果の生まれる活用」について基調講演がありました。農家の多くが、自社の商品売上げ向上のため、ウェブサイトやSNSの必要性を認識しながらも、導入に踏み切れていない現状があるようです。ウェブサイトにはコーポレートサイト・ECサイト・ブランドサイト・サービスサイト・求人サイト・ランディングページなどの種類があり、SNSにもX(旧ツイッター)・Instagram・Facebook・YouTube・LINE・TikTokなどの種類があります。それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、それを自社や商品の特徴に合わせて駆使することが大切とのことでした。

その後の意見交換会では、出席した農家の取り組みや政府への要望など、消費者があまり感じとることができない愛媛の農業の課題や農家の企業努力を知ることができました。例えば、今夏の酷暑が農家に与える高温障害では、牛にしても花にしても影響は見られるようです。新開氏は、扇風機や発汗作用の餌などで対応しているが、スプリンクラー・ミストなどの導入も考えなくてはいけないとのことでした。曽我部氏はスプリンクラーの増設などを考えており、それが商品の値上げにも影響してくるが、卸業者者や消費者との信頼関係でこれまでも乗り切ってきたと自信をのぞかせていました。いま、農業の現場では、合理的な価格形成(商品の適正価格)で、農家が意欲的に事業経営できる未来像を追求しているところです。

新開氏にとっては、高温障害よりも飼料用の稲わら確保が課題のようで、事業拡大の中で今治市内の農家だけでは足りなくなってきていて、早速、西条市の徳永氏に相談を持ちかけていました。この日出席した農家の皆さんは、愛媛の未来の農業を牽引していく方々で、互いの課題を共有し、補完し合える関係性がとても大事だと感じました。また、そういう場を提供し、現場の意見に耳を傾けて政策に反映しようとする愛媛県拠点の取り組みも大切だと感じました。

 大仁田さんからは、昨年度、JAおちいまばりとのコラボで実現した里芋の親芋を使ったレシピ考案の活動報告がありました。そして、親芋のように廃棄処分する農作物を提供いただければ、新たな商品に再生したいとアピールしていました。これに対し豊田氏からは、アスパラガスの廃棄部分を乾燥して粉末にし、お茶にする取り組みを行ったという事例報告がありました。

意見を発表する大仁田さん(右手前)

大成先生からは、自身が所属するNPO法人「能島の里」で、耕作放棄地をクロイチジクの農園に替え、収穫後にジャムにして販売している事例報告がありました(写真添付)。また、農業の法人化が議題にあがったことで、本学のネパール人留学生たちの就職先として、農業法人の可能性はいかがなものか、愛媛県拠点様へ要望を行ったしだいです。10月以降の後期授業では「地域交流演習」で新開氏の牛舎見学や能島の里のクロイチジク収穫体験を予定しており、10月にはピークファームでのニンニク種植えバイトが予定されております。愛媛の農業の現状を知り、課題を知る中で未来を創生できる人財育成に励んで参りたいと思います。


今治市宮窪町でクロイチジク狩り(2023年10月)


2024年8月29日木曜日

8月オープンキャンパスを開催

 8月25日(日曜)に来学型オープンキャンパスを開催したところ、27名の高校生・社会人の参加がありました(このうち19名が幼児教育学科を志望)。酷暑の中、今回はゆるキャラの着ぐるみ2体が登場し、今治造船の応援船長〝いまぞう君〟が初出演となりました。〝みきゃん〟とともにオープニングとキャンパスツアーで大活躍でした。

 学校紹介は泉浩徳学長の挨拶から始まり、アジアからの留学生が増え、教育の中身も変わろうとしている本学の現状を伝えていただきました。つづいて大成経凡入試広報委員長から、在学生の近況として、7月末の「水軍レース」と8月初旬の「おんまく祭り」の活動報告がありました。高校3年生に対しては、1年後のキャンパスライフをイメージしてもらい、2年生に対しては地域交流や地域連携に力を入れた新コース〝地域未来創生コース〟の紹介を少しさせていただきました。

キャンナビの学生とみきゃん&いまぞう君

学校紹介(学長挨拶)

 体験授業は、幼児教育学科が「絵本から子どもの世界を感じてみよう」(寺川夫央先生)、ライフデザイン学科の国際観光ビジネスコースが「敬語を学ぼう」(牛尾佳子先生)、調理ビジネスコースが「夏野菜カレーと手作りスイーツ」(竹田貴好先生・大西望先生)、介護福祉コースが「お年寄りが転びやすいのはなぜ?」(藤井皆子先生)という内容でした。

介護福祉コース

国際観光ビジネスコース

調理ビジネスコース

幼児教育学科

 カフェタイムでは、学科・コースごとに分かれて着席し、軽食をとりながら教職員や在学生、高校生どうしの会話を楽しみました。参加の回数を重ね、いつの間にか仲良しになっている子もいて、微笑ましく感じたしだいです。この時期は3年生の参加人数が一番気になるところですが、2年生の参加も10名あって、1学期に出張講義や体験授業で交流した今治南高校・小松高校・丹原高校からの参加者がいたのはうれしかったです。そしてカフェタイムの後、総合型選抜マッチング方式の受験を考えている参加者は、コースの教員と簡単な面談を行いました。

カフェタイム

 午後は、「今治魅力発見ツアー」に14名の参加がありました(教職員・在学生含む)。こちらは、新コースの体験授業も兼ね、大成先生の地域活性化論や地域交流演習で実施している探究型授業を知ることができます。この日は、いまぞう君の今治造船(株)がある波止浜湾を訪ね、〝造船長屋〟とも称される造船所群や艤装(ぎそう)岸壁に係留された全長180mほどの貨物船を間近で見学。参加者の多くが、その大きさとシュールな光景に圧倒されていました。

波止浜湾を観光

 波止浜湾の後は、来島海峡大橋を間近に望む絶景ポイントの来島海峡展望館(糸山公園)へ。館内のショップでは、地元の物産(タオル・乾物・お菓子など)とアイス・ドリンクなどが販売されていて、参加者にはレモンスカッシュがとても人気でした。そしてこの日一番のコダワリスポットは、最後に訪ねた今治国際ホテルで、こちらは今治造船グループの経営となります。本学と今治国際ホテルは連携協定を結んでいて、OG・OBが何人も働いていているのです。昨年6月のオープンキャンパスにつづく2度目の訪問となりましたが、今回も料飲部で働く卒業生4名がお出迎え下さり、後輩や本学を目指す高校生にはいい刺激となりました。スタッフからご案内頂いたのは、23階のスカイラウンジ・22階の宴会場・21階のスイートルーム・3階のチャペル・2階の宴会場・1階&地下1階の食堂など。スカイラウンジからの眺めは最高で、今治城跡と今治市街を眼下におさめ、新居浜市からの参加者に今治を俯瞰できるいい機会になったことでしょう。今治市出身の参加者の中にも、そこに登るのが初めての学生もいました。一同のテンションが最高潮になったのが、1泊50万円のスイートルームです。過去には、えひめ国体で今治を行啓された皇太子殿下(現、今上天皇)がお泊りになられたお部屋です。家具・設え等、目を見張るものがあり、一流に触れる貴重な機会となりました。


今治国際ホテル(スカイラウンジ)

中華料理店で働くOGと面会

来島海峡展望館でレモンスカッシュなう

 改めまして、8月オープンキャンパスにご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。次回は、9月21日(土曜)にオンラインオープンキャンパスを予定しており、こちらも専願対象でマッチングの面談があります。そして10月26日(土曜)には学生祭オープンキャンパスを開催予定です。希少な景品を取りそろえ、〝めいたんウルトラクイズ〟をしたいと考えております。どうぞ、お楽しみに!



2024年8月24日土曜日

【メディア掲載情報】学生が創作した映像がクイズ番組で使用されました

 2年前にAOI Pro.さんのプロジェクトで実施した「撮り旅」映像の一部を、BSの番組「アタック25Next」の 地域創生ふるさとクイズのコーナーで、今治の紹介映像として使用していただきましたのでお知らせいたします。

■番組名:パネルクイズ アタック25 Next 

■放送局:BS Japanext 

■放送日:2024年8月11日(日)13:25~

■使用映像:【撮り旅 in 今治】行ってこーわい、今治

 



撮り旅の詳細はこちら

https://www.aoi-pro.com/jp/news/20221007/35618/


2024年8月23日金曜日

【メディア掲載情報】 マイタウンにオープンキャンパスの様子が掲載されました。

 マイタウンさんに本学オープンキャンパスの様子を取材していただきました。

ぜひ、ご覧ください。


マイタウン今治版



マイタウン新居浜版



2024年8月22日木曜日

幼児教育学科 現役保育士さんをゲストに迎えた講義を行いました。

 7月16日(火) 10:30~12:00  133講義室にて 

1年生12名を対象に、ゲスト講師を招いて講義を受けました。


ゲスト講師は2名。

富田保育所 近藤 育未 保育士(保育歴15年目)

樋口保育所 西原 胡桃 保育士(保育歴3年目)


面白い手遊びでアイスブレイクした後は、現場の様子を写真でみせてもらったり、予め伝えておいた質問事項に返答してもらったりして、充実したひと時を過ごしました。

後半は、体を動かしながら、その場で楽しめる歌遊びを沢山教えてもらい、にぎやかな笑い声で盛り上がりました。

1年生の一番の悩み事・・・「人前に出ると、凄く緊張するんです。」という呟きにゲスト講師が共感!!「私もそうだったんですよ。」と心底答えます。

誰にでも手探りのスタートがありますよね。

これからも怖がらず、いろんな事にチャレンジしていきましょう!!






2024年8月21日水曜日

8/10 大学公開講座 いまばり博士対策講座を開催

 8月10日(土曜)午前中、本学本館123教室で「いまばり博士対策講座」を開催したところ、老若男女21名(15歳~80歳代)の参加がありました。受講者のほとんどが8月18日実施の第15回いまばり博士検定(今治商工会議所主催)の受検を予定されている方で、受検コースは初級・中級・上級・プレミアムと多岐に渡ります。講師を務めたのは本学地域連携センター長の大成経凡先生で、先生は同検定の監修者として公式ガイドブックの制作や検定問題作成にたずさわっております。

 本学で対策講座を実施するのは今回で3回目となります。包括連携協定を結ぶ今治商工会議所とタッグを組み、その普及とPRに努めているところです。ご当地検定の〝いまばり博士〟は、生涯学習としての楽しみやボランティアガイドの技量向上など、人それぞれで取り組み方や目標のすえ方も様々です。例えば今年の受講者の顔ぶれを見ますと、今治市役所に就職したばかりの学芸員さんや地域おこし協力隊員の方の受講があり、キャリア向上を目指したその姿勢はとても素晴らしいと感じました。ボケ防止と言いながら、何度もプレミアム編に挑戦する高齢者の方は、生きがいとして取り組んでくれているようでした。中学3年生の男子は、お母さんと一緒に上級編合格を目指して頑張るとのことでした。タクシーの運転士さんもお二人お見かけしました。


 残念ながら、今年も小学生を対象にしたジュニア編の受検申込みはなかったようです。乃万小と吹揚小で、6年生を対象に「いまばり博士」の授業を実施しましたが、受検には結びつきませんでした。こちらの対策は、改めて今治商工会議所ととともに考えて参りたいと思います。愛郷心を育む教材としてご当地検定は有効であるはずなのに、まだまだ学校・家庭にその思いは通じていないようです。一方、今年は百十四銀行今治支店の行員さんが職場をあげて20名ほど受検して下さるようです。〝今治を知る〟ということは、きっと業務の幅をもたせるプラス材料にもなるはずです。

 本学では、令和8年度から新コース「地域未来創生コース」を創設すべく準備中で、そのカリキュラムの中にも〝いまばり博士検定〟合格は達成すべきミッションとして掲げられることでしょう。今治商工会議所と連携をとり、地元企業へのインターンシップもはかりながら、〝地域を見る目〟を養い、地域で活躍できる人財を育てたいと考えております。



2024年8月20日火曜日

今治市民のまつり「おんまく」で躍動!

今年は、8月3・4日に第27回今治市民のまつり「おんまく」が開催されました。この耳慣れない〝おんまく〟という言葉は、今治地方(旧今治市)の方言で《めちゃくちゃ》《いっぱい》《思いっきり》という意味で、このお祭りは、夏のバリ祭と秋の港まつりを融合させることで平成10(1998)年から始まり、初日の夜は踊り連、二日目の夜は花火で港周辺の市中心市街地が大いに盛り上がります。

本学のベテラン職員によると、「おんまく」となって以降、本学は踊り連の参加を行っておらず、中国人留学生たちが今治市国際交流協会のチームで参加してきたとのことです。今年は、本学園の村上康理事長の勧めもあって、木山音頭・今治お祭り音頭の踊り連に参加を決めました。そしてメンバーを募ったところ、29名の学生・教職員がこれに応じ、中にはネパール・スリランカ・ベトナムの留学生たちもいました。振付けの指導は幼児教育学科の岡田奈恵美先生が担い、本番までに大講義室などで何回か練習を重ねることとなりました。

本番では、民族衣装を身にまとったネパール人留学生を前列に配置し、〝めいたん好き〟Tシャツと浴衣の学生・教職員がこれにつづきました。他の連と比べると29名は小所帯ではありましたが、仲間の踊りを見物しようと、ネパール・ミャンマーの留学生たちが広小路の沿道から声援を送っていました。踊る側も見る側も楽しんでいる表情が印象的でした。今年の経験を生かして、来年はもっと参加人数を増やしたいと思います。

そして翌日は、みなと交流センター「はーばりー」前のマリン広場特設ステージのダンスパフォーマンスにも、ネパール人留学生が参加しました。通訳のクリス先生も参加し、ネパール民族舞踊で本学をPRしてくれました。こちらも、来年は参加人数を増やしたいと思います。両日参加した学生・教職員の皆様、本当にお疲れ様でした。

踊り連の本番風景


踊り連を終えて記念撮影


踊り連の練習風景

ネパール民族舞踊


2024年8月19日月曜日

今治西高生が留学生にインタビュー

7月31日(水曜)午後、今治西高校2年生3名が本学を訪問し、留学生16名にインタビューをしました。同校では、令和6年度から総合的な探究の時間「ZEST」の中に、国際と地域を融合させたグローカル分野の講座を設けております。そのオブザーバーに本学地域連携センター長の大成経凡先生が就任している関係で、今回のインタビューが実現しました。

来校した生徒3名は「外国人にやさしい今治に」をテーマに探究を進めていて、実際に今治市在住の外国人にインタビューを実施する計画です。今回は、本学留学生が対象となり、ネパール人5名・ミャンマー人5名・中国人3名・ベトナム人1名・スリランカ人1名・インドネシア人1名が質問に対して回答しました。

いざ外国人を目の前にすると、最初は高校生も緊張した面持ちでした。あらかじめ質問を考えていても、想定外の回答に驚いたり、新たな質問が生じたりする場面もありました。留学生の多くは都市部への憧れが強く、本学卒業後は都市部の4年制大学編入や就職を考えているようです。たまたま日本生活を送る出発点が今治市だったに過ぎず、そこで日本の生活習慣や文化に驚きと発見があるようです。

ユニークな回答の一つに、ネパール人やミャンマー人は、コミュニケーション以外では、交通マナー(左側通行)に最初戸惑ったようです。また、ミャンマー人たちは、水道水の水に驚いたようで、塩素の味がする水道水は飲むことを避けているとか。その他、方言で話されるとよく分からないという回答もあり、確かにバイト先で従業員は伊予弁を話すだろうと納得したしだいです。

ネパール人の休日の過ごし方にも注目しました。よく行く場所は?と訊かれて、ワールドプラザの〝ドンキホーテ〟を答えました。何を買うのかというと、ネパール人の口に合う調味料だとか。日本食の味になじめていないようで、お刺身なども食べたりはしないようです(牛丼店は宗教的にダメ)。

ベトナム人留学生は広島市に住んでいたことがあるため、交通の不便さを語っていました。スリランカ人留学生は、ネパール人との間では、ヒンドゥー語でお互い会話を理解できることがあるとか。将来は、今治市で就職したいようです。インドネシア人留学生は、今治国際ホテルで就職することを望んでいます。以上から、都会志向の留学生ばかりではなく、今治市を住みやすいまちとしてとらえている留学生もいるということが分かりました。

この夏休みを通じて、高校生たちは探究を深めていくようで、その成果発表は10月16日を予定しております。他のグルーカル班の成果発表にも期待いたしております。

ネパール人へのインタビュー

ミャンマー人、中国人へのインタビュー


2024年8月13日火曜日

プロモクルーInstagram講座

講師は今治経済新聞(ばりけい)編集長の小林さん👩 


著作権、肖像権など、投稿するにあたり基本的だけど、大切なことから、興味を持ってもらえる人に情報が届くアカウントにするためのテクニックなどの、ちょっぴり難しいことまで教えていただきました☺️ 


また、ばりけいさんでの取材・制作の裏話からどのように取材をして、記事を作っているのか、プロの仕事の仕方も教えていただき、盛りだくさんの講義でした! 


興味を持った学生は、この夏休みから、ばりけいで修行する機会をいただきました🗓️ 


情報を集めてまとめる、伝えたいことをわかりやすく文章にできる、そして、それをターゲットに届けられることは、社会人に求められる専門分野にプラスの知識とテクニック。


就職後も、いろんな場面で役に立ちますよ🎵 

成長が楽しみ😊




2024年8月9日金曜日

2024年8月6日火曜日

授業紹介 地域活性化論 グリーン・ツーリズム

  8月1日の地域活性化論は、今治市玉川町でグリーン・ツーリズムなど幅広い地域活動を展開する「森のともだち農園」(代表/森譲寛氏)を学外授業で訪ねました。同園ではブルーベリー農園も経営していて、果実の産地直送だけでなく、ジャムの二次加工も手がけています。昨年からキッチンカーも導入し、市内イベント等でブルーベリースムージーなどを販売しているところです。


ブルーベリー農園

摘み取り方の説明をする森さん

 例年、梅雨明け頃から収穫体験ができるようになり、夏休みには同園のキャンプ場利用と併せて楽しまれる家族連れも多いようです。場所は、国道317号添いにあって、玉川ダムと水が峠トンネルの間にあり、知る人ぞ知る秘境のような場所です。標高が市街よりは高いのですが、今年の夏の暑さは特別で、ブルーベリー狩り体験をしたA班24名の学生は、汗をかきながら懸命に摘み取り、口に含む動作を繰り返していました(日本人11名・ミャンマー人8名・中国人3名・ベトナム人2名)。なんてて(今治弁)、1人1,500円のもとをとるべく、お持ち帰り用パックに詰め込んだら、あとはひたらすら食べるのみ。

摘み取り完了

 それでも暑さには勝てません。15時過ぎから摘み取りを始めましたが、30分弱でバスへ避難。園主・森さんのサービスで学生たちは同園のブルーベリーを使用したアイスクリームに舌鼓を打つことに。さらに、隣接するキャンプ場での川涼みを勧めてくれました。このリバーサイド・キャンプ場は、1組限定の貸切サービスをやっていて、川遊びやバーベキュー、ピザ窯など、とっておきの休日を家族や友人らと満喫できるメニューを持っています。平日は1組1万5千円、休日は2万円ですが、団体の場合は1人あたりに勘算すればお得感があります。この秘境を利用して、川キャンプを楽しむ人たちがいるようです。今治といえば海や島のキャンプ場が人気ですが、学生たちには同園のような場所も今治の魅力の一つとして感じとってもらえたら幸いです。

というわけで、キャンプ場は日陰で涼しく、渓流の足浴で涼をとる学生たちも多く、まさにグリーン・ツーリズムを体験することができました。翌日はB班(ネパール人31名・スリランカ人1名)が同園を訪ねました。


バス車中でアイスクリームなう

川で涼む学生たち


2024年8月5日月曜日

2024年8月1日木曜日

第29回水軍レース大会に参加

 7月28日、灼熱の太陽のもと、今治市大島・宮窪港で開催の第29回水軍レース大会に「めいたんプロモーションクルー」が出場しました。昨年の初出場につづき、今年も一般の部Bにエントリー。今年は完漕ではなく、予選突破を目標としてのぞむことになりました。乗船する12名(矢野修・矢野将・矢野遼・八塚・佐伯・渡壁・武・劉・侯・申・猿谷・藤岡)以外に撮影隊4名(宮城・三好・山内・マルシャ)と引率教職員が参加。学園バスに乗って午前8時20分頃にレース会場に到着。これとは別に、大成先生と1年生の平本君は選手誘導係のボランティアスタッフとして参加しました。早い参加チームは8時に選手村に陣取る気合いの入りようでした。ありがたいことに、宮窪町で「民宿かぶらぎ」を営むくすのき会OGの坂口様より、学生へ差し入れがありました(昨年はOG矢野様から差し入れ)。

開会式後に記念撮影

 今大会には一般の部Aに14チーム、一般の部Bに28チーム、女子の部に7チームの参加があり、村上海賊の一派・来島村上氏ゆかりの大分県からの参加チームもありました(1601年、来島氏は豊後森藩1万4千石の大名となる)。今治市合併20周年記念大会ということもあり、能島の潮流体験は無料、予選と決勝の間には和船櫓漕ぎ体験や児童の釣り堀体験があるなど、趣向を凝らした催しも見られました。和船櫓漕ぎ体験にはFC今治高校里山校1年生も参加していましたので、来年の大会ではめいたんチームとの今治明徳学園同士討ちがあるやもしれません(笑)。

めいたんクルー


左端がめいたんクルー

 めいたんチームは第6レースに登場し、5チームによる1位勝ち抜けの戦いにのぞみました。意外といったら学生に叱られそうですが、スタートから順調で、中盤の100メートルまではトップを快漕し、JA連合と半艇身の差でした。ほか3チームはコースから外れていき、この2チームによる決戦となりました。後半になって、めいたんチームの櫓さばきにバラツキが見られるようになり、船体がローリングして失速。JA連合に追い越され、1艇身差の2位でゴールとなりました。かつて水軍レースのテレビ実況中継をしたことのある大成先生曰く、「中盤までの漕ぎを見た分では、そのまま一気にゴールまで持っていけると思った。後半の漕ぎの反省を来年に生かせば、1年生主体のチームなので、目標とする決勝進出(賞金獲得)もかなうのでは」とのことでした。


レース直後の様子

 決勝進出がかなわない中、閉会式まで4時間近くの空き時間が生じてしまいました。強い日射しは増すばかりで、選手村のテントにいても耐えられない暑さでした。ならばと、そばのビーチで海水浴に興じることとなり、そのはしゃぐ姿に引率教職員は若さをうらやむ様子でした。ビーチでは、本学と包括連携協定を結ぶNPO法人「能島の里」が監視員をしていて、全員にスイカをご馳走してくれました。学生からは「レースよりも海水浴が楽しかった」という感想がきかれましたが、来年は3度目の正直で決勝進出を果たし、今治の夏を彩る人気の祭典を盛り上げて欲しいと願います。


レースより盛り上がった海水浴⁉

海水浴の合間にスイカタイム


この日の水軍レースの模様がNHKニュースで放送されました。

WEBサイトでもご覧いただけますので、ぜひ、ご覧ください。

幼児教育学科の留学生と、学生たちが和船を漕いでいるシーンが放送されています。


https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20240729/8000019017.html


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