8月1日の地域活性化論は、今治市玉川町でグリーン・ツーリズムなど幅広い地域活動を展開する「森のともだち農園」(代表/森譲寛氏)を学外授業で訪ねました。同園ではブルーベリー農園も経営していて、果実の産地直送だけでなく、ジャムの二次加工も手がけています。昨年からキッチンカーも導入し、市内イベント等でブルーベリースムージーなどを販売しているところです。
ブルーベリー農園 |
例年、梅雨明け頃から収穫体験ができるようになり、夏休みには同園のキャンプ場利用と併せて楽しまれる家族連れも多いようです。場所は、国道317号添いにあって、玉川ダムと水が峠トンネルの間にあり、知る人ぞ知る秘境のような場所です。標高が市街よりは高いのですが、今年の夏の暑さは特別で、ブルーベリー狩り体験をしたA班24名の学生は、汗をかきながら懸命に摘み取り、口に含む動作を繰り返していました(日本人11名・ミャンマー人8名・中国人3名・ベトナム人2名)。なんてて(今治弁)、1人1,500円のもとをとるべく、お持ち帰り用パックに詰め込んだら、あとはひたらすら食べるのみ。
摘み取り完了 |
それでも暑さには勝てません。15時過ぎから摘み取りを始めましたが、30分弱でバスへ避難。園主・森さんのサービスで学生たちは同園のブルーベリーを使用したアイスクリームに舌鼓を打つことに。さらに、隣接するキャンプ場での川涼みを勧めてくれました。このリバーサイド・キャンプ場は、1組限定の貸切サービスをやっていて、川遊びやバーベキュー、ピザ窯など、とっておきの休日を家族や友人らと満喫できるメニューを持っています。平日は1組1万5千円、休日は2万円ですが、団体の場合は1人あたりに勘算すればお得感があります。この秘境を利用して、川キャンプを楽しむ人たちがいるようです。今治といえば海や島のキャンプ場が人気ですが、学生たちには同園のような場所も今治の魅力の一つとして感じとってもらえたら幸いです。
というわけで、キャンプ場は日陰で涼しく、渓流の足浴で涼をとる学生たちも多く、まさにグリーン・ツーリズムを体験することができました。翌日はB班(ネパール人31名・スリランカ人1名)が同園を訪ねました。
バス車中でアイスクリームなう |
川で涼む学生たち |