マーケティング論の授業では、今治の産業や地域の課題について理解を深めるため6月8日に中心商店街見学、6月16日には市役所商工振興課の芥川先生をお招きして講演会を行いました。
今治市中心部のドンドビ交差点~今治港の商店街を視察し、現状や課題について学びました。留学生の中には中心市街地は初めてという方もいましたが、あまりの人の少なさに驚いた学生もいました。一方、今治港ではイベントをしていたため、賑わっていました。商店街に人を呼び込むのは、なかなか難しいようです。
マーケティング論の授業では、今治の産業や地域の課題について理解を深めるため6月8日に中心商店街見学、6月16日には市役所商工振興課の芥川先生をお招きして講演会を行いました。
今治市中心部のドンドビ交差点~今治港の商店街を視察し、現状や課題について学びました。留学生の中には中心市街地は初めてという方もいましたが、あまりの人の少なさに驚いた学生もいました。一方、今治港ではイベントをしていたため、賑わっていました。商店街に人を呼び込むのは、なかなか難しいようです。
◆ 学生の感想
・トイレに菌がいっぱい発生していると思っていましたが、私の検体は変化がありませんでした。逆に、菌は少ないだろうと思っていた部屋に5日後菌が増えていてびっくりしました。菌の種類も様々で色や大きさ、見た目が違っていて、色とりどりでした。ポテトデキストロース培地は、標準寒天培地と発生の仕方が違い、ほこりのような見た目をしていました。普段きれいだと思っていた場所も汚れていることが分かりショックでしたが、掃除をして清潔に保つことを心がけたいと思います。
・菌の色によって種類が違っており、私はピンクの菌が多かったです。他の人の培地には、黄色ブドウ球菌(黄色)が発見され、目に見える形だったのは感動しました。身近に普通にいると分かり、食中毒にならないように念入りに手を洗おうと思いました。
・人によって寒天培地上の菌の発生スピードが違っていて不思議に思いました。また、同じ色の菌でも発生スピードが違っていることに気づきました。ポテト培地の方では、カビらしきものが出てしまったので、驚きました。みんなの結果もそれぞれで学びがありました。
幼児教育学科1年生からの授業報告です。
6月16日、「地域と子育て支援Ⅰ」の授業の一環で「今治市の子育て支援」について学びました。
講師は今治市の子ども未来課こども政策係の福壽絢人先生です。
まず、今治市の子育て支援について講話がありました。令和4年度からスタートした「今治版ネウボラ」は、妊娠期から18歳までの子どもがいるすべての家庭を切れ目なくサポートできるように組織されているとのことでした。なお、「ネウボラ」とは、フィンランド語で「相談の場所、アドバイスの場所」という意味だそうです。
次に、「今治版ネウボラ」の子育て支援の動画を見せていただきました。令和6年度から開設したこども家庭センター、専門職による伴走型相談支援、今治市独自の取り組み、今治版ネウボラ拠点施設整備、木育の推進などについてわかりやすく説明されていました。こちらの動画作成は、福壽さんが担当されたそうで、YouTubeで配信されています。
その後、今治市の「2025年度版子育て応援ガイドブック」をもとに、3つの事例から、使える子育て支援を探すワークショップが行われました。学生たちは、3グループに分かれて、それぞれ、ガイドブックを参照しながらワークに取り組みました。事例をもとに検討することで、今治市の子育て支援について、具体的に学ぶことができました。
福壽先生、ご講義いただき、ありがとうございました!
今治市は「住みたい田舎ベストランキング」(*)で3年連続4部門(**)すべて1位を獲得しています。このように、子育て世代を含む全世代に魅力のある今治市で、よりよい保育者になれるよう私たちも日々、学んでいきたいと思います。
(*宝島社『田舎暮らしの本』2月号「2025年版 第13回 住みたい田舎ベストランキング」より。
**「人口10万人以上20万人未満のまち」では愛媛県今治市が、3年連続で【若者世代・単身者部門】【子育て世代部門】【シニア世代部門】【総合部門】全4部門すべて1位を獲得。)
最後に、この授業の学生たちの感想を抜粋します。
「ネウボラ」を初めて知りました!
・ネウボラという言葉を初めて聞きましたが、不安や悩みを相談できる大切な場所だと思いました。
・ネウボラ課では、妊娠期から18歳まで支援されていて、子育て相談もできることを初めて知りました。
・初めてネウボラという言葉を知りましたが、すごくよい取り組みだと思いました。
今治市子育て応援ガイドブック・母子モはすごく便利です!
・子育て応援ガイドブックを見ると、いろいろな情報が1冊に載っていてとても便利な冊子だと思いました。
・子育てをするうえで不安だったり、地元ではなかったりすると知らないこともあり、ガイドブックを見たり、母子モを登録することでわからないことが解決するきっかけになると思いました。
・母子手帳がデジタル化し、母子モに発展しているのが機能的でとてもよいと思いました。保護者にとってもすごく便利だと思います。
今治市の手厚い子育て支援に驚きました!
・第1子誕生で20万円分の商品券を支給されることに驚きました。
・今治市で子どもを産むと20万円分の商品券をもらえることに、そんなにもらえるとは思っていなかったので驚きました。
・「しまなみの子どもを育む交通費支援事業」については、今治市特有でとてもよい手当だと感じました。
・今治市には、私が思っているよりも様々な制度や支援、遊び場があることを知りました。
・今治市には、他の市と比べても地域子育て支援拠点事業所の数が多いことがわかりました。
・今治市が住みたい田舎ランキングでなぜ1位なのかと思っていましたが、これほどサポートが手厚いなら、1位になることも理解できました。
今後、今治市の子育て支援制度を利用したり、周りに勧めたりしていきたいです!
・自分も子どもが生まれたら、制度とか施設を利用していきたいです。
・どんな困った状況でも何らかのサポートがあったりするので安心して今治で子育てできると思いました。これらの支援を本当に困ってしまう前に知ることや事前登録しておくことの大切さを知ることができました。
・子育てをしている親の皆さんにたくさんの制度を知ってもらうために、学生の自分たちが何か発信できる機会があればよいと思いました。
・いつ、どんなサービス・支援が受けられるか、どんな施設があるかをしっかりと理解し、保護者の方に提案できるようにしたいです。
6月30日(月曜)の「日本を学ぶⅠ」(大成経凡先生)は、この時季の恒例となっている和船の櫓漕ぎ体験です。2年前に、本学は初めて水軍レース大会にチームを派遣し、今年も〝一般の部B〟で出場予定です。〝女子の部〟出場も視野に入れていましたが、こちらは人数が4人しか集まらず断念。メンバー12名がそろって漕ぐ機会がないため、学外授業を利用して練習の機会を設け、出場しない学生にも和船文化に親しんでもらうことにしました。
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小早船と村上海賊ミュージアムをバックに |
前回の授業で、村上海賊の歴史を簡単にレクチャー。かつて宮窪町(現、今治市)が地域活性化の目的で、水軍が機動力とした小早船(こばやぶね)を復原したことを伝えました。大会は今年で30回を迎え、四半世紀以上も地域で愛され根づいています。宮窪港内に設けられた直線200mの特設会場で、4~5隻の小早船が同時に速さを競い、トーナメント1回戦1位のチームだけが決勝に進むことができます。この小早船は、時代考証をもとに船大工が手がけた木造の和船となります。動力源は櫂(かい)ではなく〝櫓(ろ)〟で、カッターやカヤックとは勝手が違います。搭載された5本の櫓を10人で漕ぐことになりますが(ほか2人は舵取り&竿持ち)、息がぴったり合わないと船体がローリングして減速し、まっすぐ進みません。昨年の大会で明短チーム「めいたんプロモーションクルー」は、前半100mでトップに立つも、後半100mで失速して、決勝進出を辛くも逃しました。その悔しさを知るメンバーが今年は半分残り、暑い夏にもかかわらず熱く燃えています。
この日は、本番レースにエントリーしている学生は男子2人のみ。そこで、希望する学生は全員乗船してもらい、来年の出場も視野に、櫓漕ぎを体験してもらいました。練習時間は1時間しかなく、宮窪漁協職員のサポートでメンバーを入れ替えて30分ずつ漕がせてもらいました。向き不向きや熱中症の関係もありますので、全員に強要はせず、チャレンジ精神を尊重。泳げないながらも、勇気をふりしぼって乗船した学生もいました。熱中症対策で水とタオルを持たせて乗船させ、漕がない学生も岸壁から声援を送っていました。漕いだ学生に感想を訊くと、疲れたけど楽しかったという声が多かったです。
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漕ぎ終えてグッタリ |
その後、村上海賊の能島村上氏が拠点とした能島城跡を海岸道路から眺め、川のように流れる急潮流に学生は驚いていました。一方、クラゲに関心を示す留学生もいて、引率した大成先生としては潮流に目が行って欲しかったようです(笑)。そして最後は、早川港に停泊中の災害医療支援船「Power of Change」(3,453総㌧/全長68m)を岸壁から視察。本船は、民間のNPOピースウィンズ・ジャパンが管理運用しています。大規模災害が起きた際は海と空から支援に対応できるよう、船内には医療処置設備があり、船外にはヘリコプターが離着陸可能なヘリパッドも備えています。本船はこの早川港を母港とし、要請があれば緊急災害時は被災地へ向かうようで、南海トラフ大地震が起きた際は頼もしい存在となることでしょう。
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対岸から沖の能島城跡を眺める |
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災害医療支援船Power of Change |
水軍レース2回目の練習および櫓漕ぎ体験は、7月17日(木曜)の「地域活性化論」の学外授業で実施予定です。
6月26日(木曜)の「地域活性化論」(大成経凡先生)は、A班の学生39名が今治市小浦の今治造船(株)本社・今治工場を訪問し、会議室で企業説明を受けた後、実際に構内の作業現場を視察しました。学生の国別内訳は日本8・中国3・ミャンマー28となります。企業説明を行った広報担当の野本友喜さんはミャンマーで仕事をした経験があり、現在は中国語を学んでいることから、留学生に親近感を抱いてくれました。参加した留学生全員が、大きな鉄鋼船をつくる現場を目の当たりにしたことはなく、造船会社の企業見学も初めての経験となりました。
今治造船グループは、日本における建造量約36.0%を占める業界最大手のリーディングカンパニーとなります。これを世界的シェアで見ると、日本は建造量の約12.9%を担っているわけですが、今治造船グループは約4.7%の実績を誇る世界的メーカーでもあるのです。しかし、これをしのぐ存在に中国や韓国があり、それらと国際競争をはかるうえでも、日本の業界は強靱化が求められています。
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ドライドックと船首部分 |
最初の企業説明では、同社の概要だけでなく、業界を取り巻くグローバルな話題提供もあり、地球温暖化に対応した船の開発にも同社が取り組んでいる点が紹介されました。そして当日夕方のテレビニュースや翌日朝刊の紙面で発表されましたが、今治造船が業界2位のJMU(ジャパンマリンユナイテッド)を子会社化することになり、設計や工場の効率化で連携を強化していくというのです。この再編によって、日本のシェアを20%にする目標をたて、政府としてもこれを支援し、日本の造船技術を米国との関税協議の切り札とするねらいも報じられました。
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構内を移動(左はブロック、右は船体) |
さて、工場見学の話題に移りますが、人数が多いことから3班に分けて構内を巡視しました。読売新聞と毎日新聞の記者さんも同行し、なかなか一般人が潜入できない大型船のものづくりの現場を、リアリティをもって感じることができました。時に説明の声が聴き取りづらいほど作業音が鳴り響き、これぞ〝現場〟でした。ちょうど出渠間近のコンテナ船がドライドックに座っていたことで、その周辺には次の建造船のブロック(パーツのかたまり)が多く並んでいました。クレーンに吊られたブロックが頭上を移動する場面では、安全面の注意を強くうながされるなど、危険と隣り合わせの職場であるという緊張感も感じることができました。最後は出渠間近のコンテナ船の船首部分で記念撮影をしていただき、学生たちにはいい想い出にもなったことでしょう。
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説明に聞き入る学生 |
最後は、会議室に戻って質問&感想タイムとなりましたが、今治市出身の男子学生からは「小学生の頃にも造船工場見学をしたことはありますが、年齢を重ねてから見ると、違った感動や気づきがありました」とあり、新居浜市出身の男子学生は「住友関係の工場見学は何度も経験ありますが、造船工場は初めてだったので、船のスケールが大きくて、ただスゴイという実感だけが印象に残っています」とのことでした。他にも、どのくらいの時間をかけて今日見た船が造られるのかなどの質問もありましたが、留学生たちにとっては、シュールな体験をしつつも、日本で就職する場合、どういう職種があるのか、改めて自分に置き換えて考えるいい機会になったかと思います。貴重な場を設けていただきました今治造船(株)様、本当にありがとうございました。
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質問する学生(会議室) |
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出渠間近の大型コンテナ船 |
『エンジョイ・日本文化』は留学生を対象とした科目です。
この日は食文化について学びました。
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6月3日(火)雨模様
今日は調理第Ⅱ実習室を使っての授業。
お箸の持ち方を習い、豆運びレースで盛り上がった後、
裸麦を使ったおにぎり、お味噌汁、出し巻き卵を試食しました。
出し巻き卵に2名がチャレンジ☆
◆ 学生の感想
・初めて施設に行ってみて、たくさんの学びがありました。まず、一つ一つの機械の大きさに驚きました。特に「着水井」の水が出てきている所は、覗き込むと口が大きく吸い込まれそうに感じました。また、水を綺麗にするまでにこれほど多くの工程を経ているとは思っていませんでした。膜ろ過という装置を使って思っていた以上に細かなゴミや原虫まで取り除かれており、水道水に対する抵抗がなくなりました。膜ろ過装置の実験で水の透明度が全く違っており、とても重要な装置と言うことが分かりました。「壊れたらどうするのだろう・・・」ともっていましたが、陶器でできていて、半永久的に使用できると知り先のことまで考えられているのだなと思いました。バリウォーターは、99.9%資源を無駄にせず、環境のことを考えており、私たちも節水や資源の大切さを考え直す良い機会となりました。
・日頃何気なく使っている水が、どのような工程を経て私たちに届いているのか、環境にどう配慮しているのかを学ぶことができました。私たちも実習で水道水を使用する時は残留塩素濃度を測定しますが、異物混入や色、臭いなどのチェックをしようと思いました。水道水は、ミネラルウォーターに比べて抵抗がありましたが、検査項目が多いため安全でこれからは抵抗なく飲めそうです。実際、浄水場で飲んだ水はおいしかったです。小学生の頃、違う浄水場に行った時は、説明されても何も分かりませんでしたが、公衆衛生学で学んでから見学に行くと内容が分かり、予習の大切さが分かりました。
・水が流れている所はとてもひんやりしており、夏はこもっていたいなぁ・・・と思いました。
・もし、断水したときでも水を出せる場所があったり、災害時に備えて24万ℓの水を浄化できる浄水車があることが分かった。浄水車は今治だけあることも知りました。
・今までは、本当に水道水が綺麗か不安で飲むことができませんでしたが、施設を見学したことにより、仕組みが分かり、家に届くまでその綺麗さが保たれていることを知ることができよかったです。これからの水の使い方について、無駄のないように改めていきたいと思います。
学生からの要望もあって、6月16日(月曜)の「日本を学ぶⅠ」(大成経凡先生)は、2コマ連続の学外授業を実施しました。しかし本授業でネックとなっているのが、月曜日に市内の博物館は休館日が多いこと。また、履修生が46名のため、学園バス1台では定員オーバー。同行教員を一人増やして、もう1台車を出動させる必要があるのです。そんな中、年中無休の博物館がありました。今治城天守です!今治城の模擬天守は、市制60周年を記念して昭和55(1980)年に建てられた鉄筋コンクリート造の博物館となります。6階建ての最上階は展望所の役目も担っていて、今春入学した留学生たちは、そこから初めて眺める市街や港の景観を楽しむことができたようです。
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今治城天守6階 |
今回は、展示物についてもじっくり鑑賞する時間を与えました。同館の資料は、今治城を築かせた藤堂高虎関係のものよりも、藤堂家が伊賀・伊勢国(現、三重県)へ移封された後に入部した久松松平家に関係する資料の方が多く見られます。今治藩主が徳川幕府から領地支配を認められた書状や今治城の江戸時代の絵図など、歴史通にはたまらない資料がいくつも展示されています。留学生の履修生が多いことで、それら一つ一つの価値を解説することはできませんが、日本の歴史博物館がどのようなものかを、今回の見学で感じとってもらえたなら幸いです。この日は45名の学生が参観し、国別内訳は日本5・中国12・スリランカ2・インドネシア3・ミャンマー23というものでした。
正面入口の大手門にあたる鉄御門(くろがねごもん)の中も見学しました。クランクした枡形虎口(ますがたこぐち)の仕組みを、内観・外観それぞれから感じとってもらいました。大手門の石垣パーツによく見られる大石(鏡石)にも注目し、示威的な意味を持たせていることを知ってもらいました。今治城では、その大石を〝勘兵衛石〟(かんべえいし)と称し、築城奉行の渡辺勘兵衛の名から付けたようです。
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鉄御門と勘兵衛石 |
なお、この日は、西条市内の観測所が全国一の暑さ36.5度を記録し、強い日射しとエアコンのない模擬天守の暑さ等で、軽い熱中症にかかる女子学生もいました。今年の夏も、酷暑が予想される中、本授業は学外授業をあと2回実施予定です。学生たちの体調にも配慮しながら、モチベーションの維持にも努めて参りたいと思います。
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藤堂高虎像と今治城模擬天守 |
6月10日、今年度2回目となる本学での「おでかけ児童館」が開催されました。
この日は梅雨らしく雨のお天気でしたが、8組の親子(保護者8人、子ども11人)にご参加いただきました。
今治市本町児童館職員による「おでかけ児童館」に幼児教育学科1年生が初めて、運営補助に入りました。
この日のテーマは「風船あそび」、プログラムは次のとおりです。
~プログラム~
・手あそび「はじまるよ」
・始まりのあいさつ、おへんじ「たかいたかい」
・手あそび
「あたま かた ひざ ぽん」
「グーチョキパーでなにつくろう」
「さかながはねて」
・読み聞かせ 絵本「きんぎょが にげた」
・工作「おさかな ふうせん」
・自由あそび
「ボールプール」+風船
「風船マット」
「風船たたき」+傘袋
「さかなつり コーナー」
・パラバルーン 「エビカニクス」
・終わりのあいさつ
学生たちは、初めての参加にとても緊張していたそうですが、安全で安心できる環境作り、参加していただいた親子との触れ合いから多くのことを学ぶことができました。また、児童館職員の方々が、常に笑顔で子どもたちや保護者の方に接し、親しみやすい雰囲気をつくったり、全体を見て安全面に配慮したり、遊びを促したりする姿に気付くことができました。
学生のレポートから、おでかけ児童館を通しての気付きや感想の一部を抜粋します。
嬉しかったこと
・子どもたちが楽しそうに遊んでくれる姿を見ると、私まで楽しく過ごすことができました。
・ずっと一緒にいた子が、始め私に興味を示してくれなかったのですが、慣れてくるとおもちゃを私に「あげる」と言ってくれたり、満面の笑みを見せてくれたりして嬉しかったです。
・初めてのおでかけ児童館で、最初は緊張していたけれど、子どもたちがすぐになついてくれたり、手をつないでくれたり、ひざに座ってくれたりして、嬉しかったです。
・雰囲気づくりは状況やメンバーによっても変わるので、梅雨という少し重い状況で楽しくできたのがすごく嬉しかったです。
初めてのおでかけ児童館でよかったこと
・初めてのおでかけ児童館でしたが、安心、安全な環境作りから全員で協力して出来たと思います。
・最初は緊張して、うまくできなかったけれど、途中からは子どもたちと楽しく過ごすことができてよかったです。
・初めてで緊張と不安でいっぱいだったけれど、クラスの皆と協力し合いながら、意見を出したり、準備を通して、子どもたちにどう楽しく過ごしてもらえるかを考えたりしながら取り組めたと思います。
・皆で協力して準備できました。安全な環境を作るために、会場の危険な箇所について意見を出し、どう改善するべきかを皆で考えることができました。
今後に向けて
・ボールプールや風船マットなどで子どもたちが一緒に遊ぶので安全に遊ぶための支援の仕方などを確認することが大切だと思いました。
・子どもとのかかわりは、泣いてしまったり、うまくいかなかったりすることもあるけれど、最後は楽しかったと思ってもらえるように頑張りたいです。
・子どもとだけ、関わるのではなく、保護者の方とコミュニケーションを取りたいと思いました。
・私も緊張していたけど、お母さんや子どもも慣れていない場所に来て緊張したり、少し不安に思ったりしていることがわかり、安心して過ごしてもらえるように声掛けしたり、関わったりすることによって信頼してもらえるような関係づくりをしていきたいと思いました。
ご参加いただいた子どもさん、保護者の皆様、そして、児童館職員の皆様、ありがとうございました!
7月1日には本学にて「めいたん広場」が開催されます。幼児教育学科2年生とライフデザイン学科調理ビジネスコースのコラボ企画です。ぜひ、遊びに来てくださいね。
6月15日(日曜)、来学型オープンキャンパスを開催したところ、14名の高校生・社会人などの参加がありました。このうち高校3年生は11名ということで、保護者も同行し、秋の専願入試を視野に入れたマインドを強く感じました。
この日は、めいたんオープンキャンパス恒例となっている〝ゆるキャラ〟のゲスト出演がありました。今回は、本学と包括連携協定を結ぶ日本食研ホールディングス(株)のマスコットキャラクター〝バンコ〟ちゃんの登場です。同社は食用タレの生産日本一を誇る、今治に本社をおく食品メーカーです。バンコは、焼き肉のタレ〝晩餐館〟の晩からとった牛のキャラクターで、本当は餐のサンコと館のカンコもいましたが、今は1頭で企業PRに努めています。そのバンコちゃんが、協賛品を持参し、会場を盛り上げてくれました。
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ラジオ収録「めいたんへ行こう!」 |
本学では、地域連携の取り組みに力を入れておりますが、協定を結ばない企業・団体の中にも、協賛品の提供(伯方塩業(株))や工場見学の受け入れ(今治造船(株)ほか)などのサポートをいただいております。バンコちゃんの出演は、その一つの取り組みともいえます。来春開設予定の地域未来創生コースは、その強みを生かして、今治を学びのフィールドとして地域活性化に必要とされる人財を育みたいと考えております。
さて、オープンキャンパスの内容ですが、冒頭は、今春からFMラヂオバリバリの新番組に採用された本学めいたんプロモーションクルーの番組「めいたんへ行こう!」(第2月曜7:25~7:30)のタイトルコースからスタート!同局スタッフが、オープンキャンパスに密着し、YouTube動画も撮影してくれました。
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カフェタイム |
学校説明は、地域連携センター長の大成経凡先生が行い、キャンパスツアーを実施した後に各教室へ移動し、約50分の体験授業となりました。今回の各学科コースの体験授業のテーマは以下の通りとなります。ライフデザイン学科の介護福祉コース「上手に福祉用具を使ってみましょう」(藤田英樹先生・井沼一先生)・調理ビジネスコース「絶品☆親子丼」(竹田貴好先生・大西望先生)・国際観光ビジネスコース「中国語で挨拶しましょう」(韋敏先生・角田泰啓先生)・地域未来創生コース「Youもいまばり博士になろう」(大成経凡先生)、幼児教育学科「お面をつくろう」(吉井ゆだね先生・十河治幸先生)というものでした。授業中に、バンコちゃんが突撃インタビューで各教室を訪問する一幕もありました。
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調理ビジネスコース |
体験授業後のカフェタイムでは、参加者はめいたんホール(食堂)へ移動し、軽食をとりながら、教職員や在学生たちとの交流を楽しみました。保護者の中には、入試制度や奨学金制度の質問をする方たちもいました。そして希望者は、13:00から地域未来創生コースの体験授業を兼ねた今治ツアーへ出かけました。南予の高校から参加の女子生徒2名が、プロモクルーの学生と一緒に、伯方塩業(株)大三島工場・多々羅しまなみ公園・来島海峡サービスエリアを探訪しました。
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伯方塩業(株)大三島工場 |
次回の来学型オープンキャンパスは7月26日(土曜)開催で、総合型選抜マッチング方式の対象にもなっています。たくさんの方々のご参加をお待ちいたしております。
6月11日、今治西高校2年生のZEST「グローカル講座」で、本学地域連携センター長の大成経凡先生が出張講義の講師を務めました。グローカルとは、「グローバル」×「ローカル」の造語で、身近な地域の素材を使って国際的な視座を培うというものです。わざわざ海外旅行をしなくても、世界を知ることができるのです。今治の中に世界があり、今治を学びのフィールドとすることで、世界を知ることができます。来年度、本学で開設予定の地域未来創生コースが、まさにそうした視点に立った人財育成を目指そうとしています。
前回のZESTは4月23日にありました。5つの班(4人×5)のテーマ設定に対して、大成先生は意見や助言を述べました。その後、各班はテーマや中身を修正・進化させ、今回は今後の研究の進め方について発表しました。各班のテーマは以下の通りです。
1班「今治サイクリングの未来」
2班「多文化共生でよりよい今治市にしよう」
3班「今治と世界を紡ぐwith今治タオル」
4班「今治の姉妹都市パナマを知る旅に出よう」
5班「今治の食を世界に」
パワポのスライドを使って各班は発表しましたが、まだ材料不足・調査不足もあって、抽象的な事柄の説明が多かったように思います。例えば、しまなみ海道とサイクリングについて紹介するのであれば、しまなみ海道がどのエリアを指すのかという地理的な解説が必要です。パナマについても同様で、発表する自分たちは所在地を分かっていても、聴き手がどこにあるのか分からなければ、理解度は低いものとなります。パナマは中南米の国で、パナマといえば何と言ってもパナマ運河でしょう。聴き手の立場になった表現方法について、もう少し工夫するよう大成先生は促していました。
栄養指導論実習Ⅰの授業で『食育体験交流会』として、白鳩保育園の園児たちが本学に来てくださいました。
今回は野菜をテーマに「季節ごとに食材を分けるゲーム」や「野菜の成長ならべゲーム」 など学生が考えた企画で交流しました。初めての園児との交流で緊張していましたがすぐに距離も近づき、にぎやかで楽しそうな会場となっていました。