2025年6月4日水曜日

GO-MIX!in今治市大角海浜公園に参加(5/31)

 5月31日(土曜)午後、太陽石油presents「GO-MIX!in今治市大角海浜公園」に、本学から地域連携センター長の大成経凡先生と介護福祉コース1年生の学生3名が参加しました(藤岡美智子先生はプライベートで参加)。同イベントは、県内の海岸清掃を行うイベントですが、南海放送ラジオとタイアップすることで、スタジオと現地が中継で結ばれ、生放送でその臨場感をリスナーのもとへ届けることができます。

ちょうどこの時間帯は、「井坂彰のサタデーライブ」を生放送中で、現地はGO-MIX隊長のやのひろみさんがリポーター役を務めました。番組冒頭で、大成先生がひろみさんからインタビューをされ、今治市波方町にある大角(おおすみ)海浜公園の魅力をPR。参加者100名ほどに対しても、インタビューの後に大角海浜公園の歴史地理を5分余り解説し、「そこが高縄半島先端にあって、来島海峡の航路沿いにあること」や「潮流信号所のS(南流/北流はN)や数字(流速ノット/1〜10)、矢印(流速が今後速くなる↑か遅くなる↓か)が意味するもの」、「昭和10〜20年代にここで砂鉄(漂砂鉱)が採取されていて(昭和戦前は海軍に納入)、今でも黒い砂が多く見られる」などのミニ勉強会を実施しました。


岩礁部のゴミ拾い


 本学から参加したのは4月入学のインドネシア人留学生で、〝きれいな海を見てみたい〟〝ゴミ拾いのボランティアに興味がある〟という思いからの志願でした。3名は大成先生の授業「日本を学ぶⅠ」を履修していますが、「地域活性化論」は履修していないため、学外授業で今治市内の観光名所を訪ねる機会があまりありません。当日は、晴天にも恵まれ、3名が期待した以上の白砂の美しい海岸と、眼前に広がる多島美、視認できる四国山地の稜線など、ゴミ拾い以前からテンションは上がりました。裸足になって海に入るあたりは、4月訪問時のミャンマー人留学生と同じですね(笑)。


大角海浜公園

4月の「地域活性化論」でここを訪れた際は、多くの漂着ゴミに目を覆いたくもなりましたが、その後は有志の方々がコツコツと回収してくれたようです。そんなに多くなかったので、大成先生と3名の学生は、砂浜ではなく岩礁部分に漂着したペットボトルや発泡スチロールの残骸、カキ養殖用プラスチックパイプを回収。作業は1時間ほどでしたが、予想以上のゴミを拾うことになり、他の参加者も精力的に作業に励んでいました。作業を終えて休憩していると、やのひろみさんから学生たちはインタビューを受けました。貴重な体験ができてうれしくもあり、楽しくもあったようです。そこでイベント終了後に、大成先生から波止浜湾と糸山公園を観光ガイドしてもらうサプライズがあり、今治の魅力を満喫することができました。今後、3名は日本人の学生たちと一緒に介護福祉士取得に向けた勉強に励み、日本(今治)で数年間働くことになります。将来的に母国へ帰るかどうかは分かりませんが、今治を学びのフィールドとし、今治を好きになってもらえたなら幸いです。


作業終了後の集合写真


南海放送ラジオのインタビュー



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