食物栄養コースは、全体を通して公認スポーツ栄養士の濱西美幸先生(常盤小学校栄養教諭)にコーディネートいただき、スポーツ栄養について学びを深めていきます。
第1回は「サッカー選手の食生活について理解を深めよう」というテーマで、近藤高虎選手と武井成豪選手にお越しいただき、いろいろとお話を伺いました。
開始前は選手も「緊張しています」と言いつつも、壇上ではピッチのように堂々とお話くださいました。
対談形式で、選手お二人の学生時代の部活のこと、プロになったきっかけ、プライベート、練習や食事についてお話いただきながら、本学の運動習慣や朝食の状況と選手の学生時代の食生活を比較していきました。
さらに、選手の普段・試合前日・当日の食事・補食などの写真を見ながら、スポーツ選手に必要な栄養素は何が・いつ・どういう目的で必要となるのかについても、濱西先生が栄養学的な要素を加え、わかりやすく解説してくださいました。
=近藤選手=
・試合前日にはカレーを、当日にはうどんなど、短時間で消化できるものをとる。
・補食は、練習後などにミネラルとエネルギーを同時に摂取できる発酵食品やプロテインなどを摂る。
普段の食事では、品数の多さに、濱西先生も「すごい」の一言。
=武井選手=
・試合の2日前から炭水化物・糖質をとり、当日動ける身体をつくる。
・試合前にはバナナを食べる。(バナナは吸収の速度がちがう糖質が含まれていて、すぐに使われるものとゆっくり吸収されるものがある)
・試合後にリカバリーでアミノ酸を摂取する。
グループワークでは、さらに深掘りし、学生からの質問に気さくにお答えいただきました。
プロになってからより栄養を意識して食事をとるようになったこと、専属スポーツ栄養士に食事内容を相談し、アドバイスをもらって食べていること、ファーストフードを控えるなど、食事の大切さや日頃心がけていることを教えていただきました。
また、大学時代とは違うプロの練習の厳しさや、メンタルを強くするにはなどの質問にもお答えいただきました。