本学では、令和4年度からFC今治とコラボ授業を展開し、それぞれの専門を生かし、協働しながら分野を越えた多様な体験を通して、地域と関わり合うことで地域に貢献し、既存の専門科目だけでは得ることができない新たな「力」を育てることに挑戦しています。
令和5年度、幼児教育学科とFC今治のコラボ授業では、1年生が、学生同士で協力しながら子どもが惹かれる運動遊びを実践できるようになることを目標にし、FC今治ホームグロウングループのコーチとともに学び合います。
それでは、初回の授業の様子を報告いたします。
5月16日、快晴。幼児教育学科1年生が今治里山スタジアムに。学生たちがコラボ授業に向け意欲を高められるように、FC今治のホームを見学させていただきました。その後、隣接する市営スポーツパークでFC今治のコーチのもと、学生自身が運動遊びを体験しました。
(前半)今治里山スタジアム見学
FC今治のスタッフから、エンブレムに由来する村上水軍、スタジアムが船をモチーフにしているという話等、施設にまつわる様々な説明をしていただきました。
普段は入ることのできない選手のロッカールームやピッチも見せていただきました。一つひとつ、設計のこだわりのストーリーに学生たちは感嘆の声を上げていました。
スタジアム横に里山カフェがオープンしていて、学生たちは興味津々の様子でした。
<施設の見学、説明後の学生の感想>
・施設がとても広くてきれいでした。
・施設自体にものすごく工夫をしていて、感動しました。
・スタジアム自体が海賊の船をモチーフにしていることを初めて知りました。
・私はワンピースが好きなので、海賊の末裔だと聞いて、かっこいいと思いました。
・(スタンドが)応援の声が大きくなるよう工夫されていて、応援の声や満員率で勝率が変わると知りました。
・関係者しか入れないロッカールームやいろいろな場所に入れて貴重な体験ができました。
・ただ、サッカーをする、見るだけではなくて、ランニングや犬の散歩をするなど様々な人が来ることができ、地域活性化につながると思いました。
・FC今治というチームで、いろいろな人が交流の場となると思いました。
(後半)運動遊び体験
運動遊び体験では、FC今治ホームグロウンチームの安倍亮太コーチと土橋功コーチにご指導いただきました。
学生による「ちょっとだけ体操」のウォーミングアップの後、安倍コーチのリードで「忍者ごっこ」「世界一周」という身一つでできる運動遊びを行いました。伸び伸びした環境で、コーチからのわくわくする言葉がけに学生たちは子どものように、大はしゃぎ。ステキな笑顔が見られました。
次はビブスを使って遊びます。高く飛ばして、手をたたきつつ、キャッチできるかな?
ボールを使った遊びでは、土橋コーチから様々なお題が出されました。
一人一人、それぞれに工夫し、楽しみながらミッションをクリアしようとしていました。
最後に全員が輪になり、ボール回し体験をし、かけ声のもと、皆で息を合わせる体験をさせていただきました。
<運動遊びを体験しての学生の感想>
・忍者ごっこなど、みんなでキャッキャと騒いだことが楽しかったです。
・ボールを使って体を動かしたり、スキップをしたり、子どもたちと遊んだら、絶対楽しいと思いました。
・コーチたちがおもしろくて、優しく、とても楽しめました。
・安倍コーチや土橋コーチが工夫をしてくださっていることがよくわかりました。
・FC今治の人と関わることがなかったのですが、(今回)関わり、とても楽しかったです。
・(子どもには)最初から全て教えるのではなく、自分で発見し、ゴールを目指すことを学びました。
・幼児に伝えたり、集中して聞いてもらったりできるようなコツを知りたいと思いました。
<今回の活動を通しての学生の感想>
・FC今治を応援しようと思えた体験でした。
・これからのFC今治とのコラボ授業が楽しみです。
・今まで、サッカーや今治にそれほど興味がなかったけど、歴史やサッカーをもう少し知りたいと思いました。
安倍コーチ、土橋コーチ、FC今治のスタッフの皆様、ありがとうございました!
今後ともよろしくお願いいたします。
第2回FC今治コラボ授業は6月に実施予定です。