〝いまばり博士〟とは、今治商工会議所が主催する今治市のご当地検定で、今年で第14回目を迎えます。昨年度につづき、今年度も本学公開講座の中で8月11日に「いまばり博士検定対策講座」を実施することになりました。
受講者は17名あり、ほぼ全員が8月20日開催の検定の申込者となります。広島県や岡山県からの参加もありました。講師は同検定の監修者でもある本学の大成経凡地域連携センター長が務め、初級編・中級編・上級編・プレミアム編それぞれの過去問の出題傾向やこの1年間にあった今治市の時事問題を紹介しました。
例えば、時事問題として、昨年秋に今治市上空で催された航空自衛隊ブルーインパルス(6機編隊)の飛行が、何を記念したものであったのか? これは、今治港開港100周年を記念したものでした。また、本屋大賞2023の受賞作品『汝(なんじ)、星の如く』の作者は? これは、同作品がしまなみ海道を舞台にした小説であることに注目し、出題される可能性の高い話題として紹介されました。作者の〝凪良(なぎら)ゆう〟さんは、ちょうど8月6日に今治市を訪問し、今治市中央図書館で開催されたトークショーに登壇しています。
本講座が受講者に喜ばれるのは、こうした時事問題のチェックができることで、上級編やプレミアム編などは公式ガイドブック以外からの出題が多く見られます。今年の検定は受験申込者が50名ほどとうかがっており、小学生対象のジュニア編の受検者がいないようです(昨年度は4名)。ふるさとキャリア教育にも活用できる〝いまばり博士検定〟ですが、小・中学校や高校生の受検者を増やすよう、関係者の働きかけが求められております。