2024年10月26日土曜日

公開講座 長野ヒデ子先生をお迎えして(10月21日)

 10月21日(月)、今治市拝志出身の絵本作家&紙芝居作家の長野ヒデ子先生をお迎えし、大学公開講座を開催したところ、本学幼児教育学科生を含む50名余りの参加がありました。長野先生は、この前日にも大三島美術館でご本人の原画展(~11/10)に合わせたご講演を行っていて、集まったファンを前に83歳とは思えないエネルギッシュなトークをご披露されたようです。先生は、児童文化功労賞を今年受賞するなど、その業界を代表する作家として著名です。NHK人形劇「ひょっこりひょうたん島」の脚本家・井上ひさし氏(故人)とも親交があったようで、ひさし氏から「全国にたくさんのひょうたん島があるけど、実はあのモデルは東北にある島のことなんだ」と打ち明けられたそうです。つまりは、今治市大三島沖にある県境の島の瓢箪島ではないとのことでした。そうした著名人とのエピソードは、世間話や講演の中でさりげなく登場してくるため、その記憶力や人脈に驚かされます。

紙芝居を演じる長野先生


 この日の演題は「絵本と紙芝居の不思議な魅力!」ということで、両方の作家の立場から違いや魅力について語っていただきました。〝絵本が読むのに対して、紙芝居は演じる〟という言葉が心に残りました。絵本は紙面に文が記されるが、紙芝居は裏に文が記されている。紙芝居はめくる際にワクワク×ドキドキ感をともなうため、描き方が違ってくるという点を『アラジンとまほうのランプ』の作品を実演しながら解説くださいました。紙芝居には、それに適応した「舞台」と呼ばれる装置が必要となり、紙芝居そのものが日本独自の児童文化とのことでした。テレビやSNSの映像が普及した今日でも、目の前の子供たちを虜にする魅力を紙芝居は持っていて、国際的な評価も高まっているとのことでした。

本学幼児教育学科の学生の多くは、卒業後に保育士・幼稚園教諭として保育の現場で働くことになります。その際に、絵本の読み聞かせや紙芝居に触れる機会が多くあるかと思いますが、作家自らが作品に込めた思いを語る機会に巡り会うことはあまりないでしょう。この日は、長野先生の代表作である『おかあさんがおかあさんになった日』の朗読や人気シリーズ〝せとうちたいこさん〟の作品紹介などもありました。また、昭和20(1945)年8月6日未明の今治空襲の体験を通じて、平和を訴える作品づくりや活動などにも取り組んでいるとのことでした。最後は、新美南吉の詩をもとに長野先生が絵を担当した『てんごく』を朗読。表紙絵は、今治タオルをイメージして描いたようです。


公開講座の様子

2時間の公開講座は途中休憩なしで、長野先生はずっと立ったままでお話をされました。当初の打ち合わせでは「無理をなさらず1時間で…」とのことでしたが、まだ話し足りない様子でした。講演終了後は記念撮影をへてサイン会となり、受講された方々との会話を楽しんでいました。サインいただいたご著書につきましては、「めいたん学生祭2024」高校生ウルトラクイズの景品にしたいと思います。


サイン会の様子



本学学生と記念撮影(前列中央/長野先生)


 


2024年10月25日金曜日

国際交流運動会in今治に参加

 FC今治高校里山校のお誘いもあって、10月20日(日)午後、同校1年生有志とえひめインターナショナルMeet-up(谷村一成代表)主催の「国際交流運動会in今治」(今治市中央体育館格技室)にミャンマー人留学生6名が参加しました(大成経凡先生引率)。

6名(女子4・男子2)は、今年の秋に初めて日本へ入国したばかりの学生で、10月から後期授業がスタートし、日本の生活習慣のもと今治市での生活に馴染もうと努めているところです。現在、本学には約130名の留学生が在籍し、国別ではネパール64名・中国35名・ミャンマー22名・インドネシア6名・ベトナム4名・スリランカ1名となっていて、日本人よりも数が多くなっております。今年の秋だけでも50名余りの入学がありました。

入学後は日本語能力の修得に努めつつ、多くの留学生が国際観光ビジネスコースに在籍することから、コースセミナーで観光地視察の現地研修などを行って参ります。また、共通教育科目「地域社会論」「地域交流演習」「日本を学ぶⅡ」などで、まずは身近な地域の歴史文化や観光資源に触れながら、グローカル(グローバル×ローカル)な視座を培っているところです。最初はどうしても同じ出身国の学生どうしで行動し、母国語に頼りがちですが、今後の日本での将来設計を考えた場合、異国の友人をつくり、横のつながりや情報交換など、本学だけの枠にとらわれない人脈づくりも大切になってきます。

まさに、そうした外国人が日本での暮らしを満足度の高いものにしていくために、そのサポートを愛媛県で行っているのがMeet-upで、同じような課題意識をもつ里山校生徒有志がこれに共感し、今回の運動会の開催にいたりました。当日は、ベトナム人・韓国人・中国人・台湾人・インドネシア人の参加もあり、半数は社会人として働いている若者たちでした。里山校の生徒がこれに加わり、若さあふれる屋内運動会となりました。ラヂオ体操・ジェスチャーリレーなどから始まって、5人1組の混成チームを5つ作り、二人三脚やスプーンリレーなどの対抗戦で大いに盛り上がりました。チームの絆が深まるなか、一緒に写真を撮り、ライン交換をする光景なども見られました。

参加した留学生に訊くと、とても楽しかったようで、参加して良かったとのことでした。今年の秋入学の学生の多くは、日本語能力などの問題もあって、まだアルバイトに就けておりません。運動会の出会いで、日本での新生活が実りあるものになっていくことに期待いたします。


スプーンリレー


二人三脚


本学ミャンマー人留学生

参加者全員で記念撮影

2024年10月23日水曜日

今治西高校での探究授業(10月17日)

 10月17日午後、今治西高等学校で同校2年生の総合的な探究の時間「ZEST」の中間発表会があり、グローカル分野の指導助言で本学地域連携センター長の大成経凡先生が出張しました。今回は、5つの班それぞれが春から進めてきた研究テーマについてプレゼンをしました。持ち時間は10分でしたが、どの班も時間オーバーするほど、研究に費やした苦労がしのばれました。

 各班のテーマは、グローバル×ローカルの観点から以下の通りとなりました。「今治を大島石で地域おこし ~今治から世界へ~」(2名)・「今治を盛り上げよう!~しまなみ海道を通して~」(4名)・「方言から見えるその地の魅力」(4名)・「外国人が暮らしやすい今治にするために」(4名)・「外国人にやさしい今治に」(3名)

 この中から、最優秀の班には、東京で開催されるプレゼン大会への出場権が用意されていました。そのため、参加を希望する3つの班のプレゼンにかけるモチベーションは高かったように思いました。互いの班へ質問する際は、俳句甲子園のようなディベートが展開される場面もあって、まさに熱き戦いでした。青春時代に熱中できるものがあることはとてもうらやましくもあり、まぶしく感じたしだいです。


生徒の発表➀

生徒の発表②

 全員が発表後に審査シートに評価を記入し、質問の後に大成先生が講評を述べました。時間オーバーの要因の一つが、あれもこれもと欲張り過ぎて、データや事例を多く提示したことです。多すぎると、逆に焦点がぼやけてしまいます。精選してテーマにフォーカスし、一貫性をもって動機からまとめへの展開が見られると、聞いている側にはわかりやすく、共感を得ることができます。最終的に、発表は英語で行うことになっているため、今後自ずと精選されていくと思います。

 大成先生が審査のポイントにあげたのは、自分の言葉で自信をもって発表できているのかということです。画面に投影された文をそのまま読み上げるのではなく、かみ砕いて要点をしっかり聞き手に伝えることができているのか。目線が聞き手に対して向いているのか。現地調査に出向いて、聞き取り調査やアンケートを行った班については、大いに褒め称えました。文献調査や行政の統計データももちろん大切ですが、実際に自分の目と耳で当事者に確認をとる作業は、とても原始的なようで想定以上の成果を得ることができます。本学の留学生に聴き取り調査をした班は、商店街のイベントに出向いて市民にもアンケートをとっていました。方言を地域振興や愛郷心の醸成ととらえる班やご当地おにぎりを考案してインバウンド対応を図りたいとする班はとてもユニークな発想で好感がもてました。


講評を述べる大成先生


 次回は、12月11日の英語スピーチによる最終発表会に、大成先生と留学生が出席する予定です。

 


2024年10月22日火曜日

北条高校の「総合研究」で出張講義(10月15日)

 昨年に続き、愛媛県立北条高等学校3年生の「総合研究」の科目で、本学地域連携センター長の大成経凡先生が効果的なプレゼンの仕方について出張講義を行いました。同校は総合学科高校として、従来の普通科・専門学科という枠組みにとらわれない新しい教育観・学力観に立った教育活動を行っており、校内ですれ違う生徒さんからは気持ちのいい挨拶で迎えられとても心地よかったです。

 講義は10月15日午後に同校体育館で行われ、約70名の生徒が受講しました。大成先生のこれまでの実体験をもとに、まずは自身が講演(プレゼン)で大切にしているポイントを解説しました。例えば、テーマの選定にあたっては独創性やオリジナリティを意識すること。この日の受講生の出身地の内訳は、旧松山市43%・旧北条市41%・今治市16%ということをあらかじめ確認し、関心の持てそうな地域の歴史文化を話題に選びました。聴衆の年齢層に気を配ろうとすれば、子ども相手ならやさしい日本語を使い、高齢者相手なら大きな声でゆっくり話すことなどが注意点として求められてきます。カンニングペーパーを棒読みすると、下を向いて話すことから聴衆の表情が見えず、声も聞きとりづらいものになってしまいます。プレゼンは中身も大切ですが、周辺環境に気を配る余裕が求められ、材料集めでは身近な地域に関心を持って欲しいと促しました。


講義の様子

 そしてお手本を示すべく、3つの話題を紹介。➀かつて高縄山は伊予国を道前・道後に二分する重要な山であった ②北条辻にある伊予銀行北条支店前の旧国道は、なぜクランクしている? ③JR伊予北条駅の駅名には〝伊予〟があるのに、柳原駅と粟井駅にはついていないのか? 以上3つの謎解きを解説しながら、ふだん見過ごしがちな地域の歴史文化について関心を深めました。鉄道の話題では、すでに鉄道会社に就職が内定している男子生徒さんとの対話のキャッチボールもあり、伊予鉄大手町駅前の路面電車と郊外電車の線路が直交するダイヤモンドクロスで盛り上がりました。


大正末期に開業したJR伊予北条駅

北条辻のクランク道路の謎?

伊予鉄大手町駅前のダイヤモンドクロス

 50分間の講演は大成先生にとっては短かったようで、終了のチャイムから4~5分超過してしまいましたが、最後は9月29日にオープンしたばかりの新しいJR松山駅の話題にも触れ、「いま、松山駅周辺のまちづくりが大きく変わろうとしています。その変化に対して、自分がどうかかわるのか、どういう思いを抱くのか、関心を持って生活していって欲しい」と伝えて終了となりました。本学では令和8年度入試から、そうした地域の動向と深くかかわる新コース「地域未来創生コース」(仮称)の開設を準備中で、現高校1・2年生をターゲットに学生募集を展開して参りたいと思います。



2024年10月21日月曜日

織田ヶ浜の自然観察会に参加(10月15日)

 10月15日(火)夕方、四国環境パートナーシップオフィス主催のセミナー「身近な自然を観る×守る×活かす」のプログラム「織田ヶ浜視察」に地域連携センター長の大成経凡先生と調理ビジネスコース1年生の猿谷めぐみさんが参加しました。

 今治市富田地区の織田ヶ浜には、希少な海浜植物のウンランの自生地があり、地元住民らの保護活動もあって、愛媛県の条例にもとづく保護区にもなっています。この日は、今治市環境パートナーシップの小澤潤氏による観察会があると聞き、そのライブ解説を楽しみました。参加者のほとんどは、これより先にバリクリーンで開催された事例報告会・意見交換会に参加していて、観察会はオプションのプログラムでした。小澤氏によれば、ウンランは6~9月頃に花を咲かせるようですが、今年は猛暑の影響で咲き具合がよくなかったとか。かろうじて2か所で咲いているのを発見。とても愛らしく感じました。他にもハマゴウの花や希少な昆虫のヤマトマダラバッタを観察することができました。

 一方、海岸に打ち上げられたプラスチックゴミがとても気になりました。自然観察会のはずが、実際はゴミ拾いに費やした時間の方が長くなり、今治東中等教育学校の生徒さんも数名励んでいました(意外にも、蚊の襲撃に参加者困惑)。織田ヶ浜は、砂浜に立ち尽くすだけでも、燧灘から寄せる穏やかな波の音や遠望できる多島美と四国山地の景観にとても癒されます。宇和島市三間出身の猿谷さんも、散歩でここを時々訪れるようで、宇和島にはこのような長い砂浜海岸はないようです。今回、海浜植物の魅力を知ったことで、今後の訪問の楽しみが増えたとのことでした。

 地域の魅力を知ることはとても大切で、そのことが愛郷心や地方定住につながるのかも知れません。地域の魅力を磨き、発信することが大切で、ウンラン保護区のように守り育てることも大切ですね。


自然観察会の様子


ゴミ拾いに励む猿谷さん


ウンラン

ハマゴウ

ヤマトマダラバッタ

2024年10月18日金曜日

授業紹介 日本を学ぶⅡ  野間地区の石塔めぐり(10月11日)

 10月11日(金曜16:10~17:40)の「日本学ぶⅡ」(大成経凡先生)は、短大からバスで10分ほどの距離にある野間地区の中世石塔群を訪ねました。田園地帯のひっそりした場所に、鎌倉時代末期に造立された石塔群がコンパクトにまとまって点在しているのです。視察したのは覚庵五輪塔・長円寺跡宝篋印塔・馬場五輪塔の3か所で、それら4基の石塔はいずれも国指定重要文化財〝文化財の王様〟です。石材は、花崗岩(かこうがん)と呼ばれる硬い石から出来ており、高さは学生たちの身長をはるかに凌ぎます。

 こうした石塔は鎌倉仏教の普及とともに全国各地で造立されるようになりますが、鎌倉時代後期から南北朝期にかけての時期が最も大型で意匠性にも優れています。保存状態が良好だと文化財の指定を受けます。これより時代が下ると、小型化して意匠性が劣る傾向にあり、その分、造塔数は増えていくのです。どういう歴史背景があって、野間地区にこれらが造られたのか謎に満ちていますが、長円寺跡宝篋印塔は1325年に夫に先立たれた妻が弥勒菩薩(みろくぼさつ)信仰にもとづいて造立したことが塔に刻んだ銘文から分かります。馬場五輪塔は、銘文から1326年に亡き妻(紀氏女/きしむすめ)のために夫が造立したようで、解体修理の際に骨をDNA鑑定したところ25歳前後の女性と分かりました。馬場五輪塔の意匠・大きさとよく似た五輪塔が覚庵五輪塔で、こちらは2基が寄り添うように並び立ち、前述の銘文などを参考にすると夫婦墓だと考えられます。


覚庵五輪塔

長円寺跡宝篋印塔

馬場五輪塔

 全国各地の事例を見ますと、高僧や政治的な権力者がそれらの時期に威信を示すために造立に励むのが一般的です。なぜか野間地区には家族単位の造立のあったことが読み取れ、さては夫婦仲のよい土地柄だったのかと700年前に思いを馳せずにはいられません。国東半島や鎌倉・箱根などでは安山岩や凝灰岩といった軟らかい石材を用いており、風化や倒壊によって欠損やひび割れが散見できます。それが野間地区の場合は、700年前の雄壮な意匠そのままに現在も凛とした姿で存在していることに大きな価値を感じます。


田園の中を移動中

 参加した学生40名の国別内訳は、ネパール18・ミャンマー16・中国3・日本2・ベトナム1でした。ネパール人男子からの質問は、「地震の多い国・日本なのに、倒壊しなかったのか?」と。実は地震を想定してパーツごとに凸凹の溝が設けられています。ミャンマー人女子からの質問は「遺体をどのように葬ったのか」と。火葬して骨壺に入れて、墓下に供えました。以上のようなやり取りの中、キンモクセイ香る田園風景の中を散策し、夕暮れ時の日本の秋を満喫しました。


2024年10月17日木曜日

授業紹介 地域交流演習  市内臨海公園リレー(10月10日)

 2024年度後期の「地域交流演習」(大成経凡先生)は、秋入学で増えた留学生の履修の関係で、2つの班に分けて授業を実施することとなりました。国別の内訳は、A班がミャンマー・中国・日本・ベトナム人で、B班がネパール人となります。10月10日(木曜)はB班がバスに乗って学外授業に出かけることになりましたが、秋入学の学生に配慮して、今治市内の海に臨む公園をコース設定。ネパールには海がないため、風光明媚な海浜を観光することとしました。参加した学生はネパール人34名と日本人2名でした。

まずは、来島海峡大橋と大三島橋が遠望でき、芸予諸島の多島美が楽しめる大角海浜公園(波方町波方)です。今春入学のネパール人留学生の一部は、5月に「地域活性化論」の授業でここを訪問しています。その時は干潮でしたが、この日は満潮…。砂浜の面積が少なく、半島先端の岩礁も多くが海面下に隠れていました。それでも学生たちは十分楽しめたようで、撮影に興じていました。同所は日本人にも居心地がいいようで、コロナ禍以降、人気のキャンプ場となっています。


大角海浜公園(大角鼻)

大角海浜公園(波止)

つづいて、糸山公園(砂場町)へ移動する途中に波止浜港の観光桟橋で休憩。湾内の造船所群や係留中の大型船、建造中の鉄鋼船の様子を視察しました。糸山公園では、来島海峡展望館前から来島海峡大橋と海峡を行き交う船を鑑賞。小高い場所から俯瞰するため、大角海浜公園とは違った視線で多島美などの景観を楽しめたことでしょう。

波止浜湾

来島海峡展望館前

最後は、夕陽の時間帯をねらって鴨池海岸公園(大西町九王)へ。箱庭のような海浜と芝生広場があり、学生たちは砂浜に降りて夕陽を鑑賞したり、広場でサッカーに興じたりと、限られた15分をそれぞれが満喫している様子でした。たまたま同行した大洲市長浜町出身の男子学生も、「ここは初めてです。こんないい所が今治にあったんや!」と、ここをとても気に入った様子でした。満潮のため、砂浜の大部分は隠れていましたが、夕陽の空に飛行機雲が映え、とても幻想的な景観を生み出していました。


鴨池海岸

鴨池海岸の夕陽

「船に乗りたい!」という留学生のために、次回(再来週)のB班の授業では小島(おしま)行きを計画中です。そして次週は、A班が年中行事「お供馬の走り込み」(菊間町)の練習を視察予定です。




2024年10月16日水曜日

「知事とみんなの愛顔でトーク(大学生等対象)」に参加しました。

 愛媛県庁で開催された、愛媛県の施策や地域課題について、知事が若い世代から意見を聞く「知事とみんなの愛顔でトーク(大学生等対象)」に本学幼児教育学科の学生が参加しました。

トークでは、地域活性化や、奨学金制度、LCCの就航状況など、若者らしい意見が飛び交いました。

知事は、一人ひとりの学生の意見に対し、現状を真摯にお答えくださり、質問や要望に、愛媛県としてどのような対応ができるのかなど、解決策を一緒に考えてくださいました。

また、関心のある分野における、愛媛県の取り組みなどもお話いただき、知識を深める機会にもなりました。


学生も、知事との意見交換を通じて、愛媛県の取り組みなどを改めて知り、地域への関心が一層高まったようです。さらに、同世代の学生の意見も知ることができ、貴重な経験となりました。





2024年10月11日金曜日

地域社会論の学外授業(10月8日) 〝さいさい〟と〝カラーショー〟へ

 今年の秋入学の留学生は60名を予定し、9月下旬から順次入国・入寮しているところです。10月8日(火曜)の「地域社会論」(大成経凡先生)は、秋入学の留学生20余名が参加し、総勢35名での学外授業となりました(ミャンマー20・中国11・日本2・ベトナム2)。初回のオリエンテーションでは、愛媛県繊維染色工業組合(山本敏明理事長)が2017年から実施している「IMABARI Color Show」の取り組みを紹介し、高品質の今治タオルを下支えしている染色メーカーに注目したところです。今治の染色メーカーは、染色だけに〝1,000色のカラーを染め上げる〟ことを自負し、過去のカラーショーでは約1,000の座席数を誇る今治市公会堂で展示会を開催しました。そして2回目の授業で早速、現在開催中の「IMABARI Color Show 2024」(~11/4)を見るべく、イオンモール今治新都市(にぎわい広場1-1)へ参りました。

 当初は、しまなみアースランドを視察後に、「IMABARI Color Show 2024」へ参る予定でしたが、あいにくの雨につき、行き先の変更に迫られました。そこで、本学と包括地域連携協定を結ぶJAおちいまばりの産直市「さいさいきて屋」を選びました。本授業は8:50開始のため、9:00開店の同店の様子を観察することができます。店頭に並ぶ野菜・果物の種類・量も豊富で、初めて来店した留学生は物珍しそうに眺めつつ、品定めして好きなものを買っていました。たまたま、本授業の履修生でないネパール人留学生にも遭遇。ふだんの寮生活で必要な食材を買っているようでした(先輩が後輩の買い物に引率)。大成先生は、市内の鳥生(とりう)地区で栽培が盛んな〝鳥生レンコン〟に注目している様子でした。ローカル色の強い点が、同店の魅力の一つかも知れません。


さいさいきて屋

果物を購入する留学生

野菜に見入る留学生

 さいさいきて屋の後は、イオンモール今治新都市へ移動し、10:00開店と同時に「IMABARI Color Show 2024」を視察。1コマ授業のため10:20までに帰校する必要があり、駆け足となりましたが、JAおちいまばりのカフェ&ショップ「SAI&Co.」(サイコー)も少し見学することができました。初めての訪問地となった場所に、留学生20余名は何を感じたことでしょう。春入学の留学生たちも、経験を重ねながら、知見を深めたことでしょう。次回の授業は座学を実施し、この日の内容を振り返りたいと思います。

イマバリ カラーショー2024


2024年10月7日月曜日

愛媛県立今治南高等学校で「加工技術と伝統食」について講義をおこないました。

 9月17日火曜日 愛媛県立今治南高等学校 園芸クリエイト科1年生の皆さんに、探求の時間「鍛」の授業の中で「加工技術と伝統食」という題目でお話させていただきました。

 初めに、食糧を得て、食するようになった人間の歴史や文化について大西から、次に竹田から本学の「猪彩結縁」やSDGsの取組みを話させていただきました。そして、朝倉地区の梨農家さんから依頼をいただいている、猿被害にあった梨で商品開発した「梨のアップサイドダウンケーキ」と「梨のコンポート」を試食していただきました。「梨じゃないみたい」とか「おいしい」と感想をいただきました。



 皆さんとても明るく朗らかで、素直な反応がよく、こちらも話しやすかったです。前週、同授業を担当した本学地域連携室長 大成の「地域づくりとプレゼンテーション~風土がつくるFood~」の講義とあわせて、今治の地域の良さや、特産、伝統食など、今後の探求の参考になればうれしいです。短い時間でしたがありがとうございました。

 調理師は、食材のおいしさを引き出したり、また調理加工することで皆さんによろこんでいただける仕事です。農作物を作っている皆さんと、調理する私たち、これからも繋がっていけたらと思います。




2024年10月4日金曜日

姫子隝神社の秋祭りに参加

 9月28日、今治市関前地区の岡村島「姫子隝(ひめこじま)神社」で開催された秋祭りに、本学から8名の学生・教職員が参加しました(今治港7:20発の旅客船)。担ぎ手に大成経凡先生と男子学生3名(劉超群・武奇・渡壁大地)、動画撮影にめいたんプロモーションクルーの藤岡幸恵職員と女子学生3名(マルシャ・孫燕利・森美友)という陣容でした。令和6(2024)年3月末時点の関前地区の人口は311人(住民基本台帳)で、3つの有人島の中で最多が岡村島となり、他に小大下島と大下島とがあります。高齢化率は約72%ですが、地域おこし協力隊などの若い移住者は、島の生活をとても気に入っている様子でした。

今治市の島しょ部では、秋祭りを氏神様の例大祭とするところが多く見られます。旧町村で最も人口の少ない関前地区では、少子高齢化にともなう過疎化で、年中行事の維持が困難となりつつあります。特に大人神輿の運行には、若い年代のかき手が10数人は必要となります。すでに市内陸地部では、氏神様の例大祭で神輿を運行できない地域も見られ、政教分離の政策の中、かつて地域住民の心の拠り所であった氏神様で窮地に立つところも少なくありません。岡村島では、岡村小学校に通う児童3名と関前中学校に通う生徒1名が、獅子舞・巫女などお祭りの担い手として、貴重な戦力となっていました。


宮出し前の獅子舞を撮影(拝殿前)


御旅所で神輿・獅子舞の奉納


 今回のお祭り参加は、今年度後期から本学の介護福祉コース非常勤講師に就く島崎義弘氏(岡村島出身)の依頼で引き受けることになりました。本当は、地域福祉を学ぶ観点から同コースの学生に参加して欲しかったのですが、他の行事と重なり、国際観光ビジネスコースの学生中心に参加メンバーを編成しました。留学生にとっては、日本の地域社会を身近に感じとるよい機会になったかと思います。また本学以外にも、愛媛大学社会共創学部・笠松ゼミの学生や今治市・吹揚神社の神輿連「今壱会」の助っ人参戦があり、今壱会には岡山理科大学獣医学部の学生1名も含まれていました。一方、大成先生は、かつて24歳の頃に関前中学の社会科教員をしていた関係で、島民(特に教え子のご両親)との再会を楽しんでいました。

 本来のお祭りの華は、氏神様の御霊を載せ、集落を渡御するお神輿であります。これを盛り上げるために、今治地方では獅子舞などの伝統芸能があります。陸地部では継ぎ獅子がその獅子舞芸能の演目の一つとして有名ですが、島しょ部は大三島野々江地区の「乱獅子」に象徴されるように、立ち獅子が勢いよく演舞するのが一般的です。岡村島民の氏神様である姫子隝神社では、神輿と獅子がセットになって集落の各御旅所を渡御していきます。9時頃に宮出しがあり、「宮の鼻」から「白潟」まで10か所ほどの御旅所を経由したでしょうか。狭い路地を通る際は神輿のかき棒の一部を取り外すなど、島の集落の地形に合わせた運行が見られました。なお、白潟の集落は、目の前に大崎下島の御手洗地区(呉市)を間近に望むことができ、広島県との県境を強く感じました。また、とびしま海道経由で四国本土へ向かう広島・福山ナンバーのマイカーをこの日はよく見かけました。


路地の神輿渡御

各御旅所では、神輿の到着を待ちわびた組内の住民から、飲食のおもてなしを受けます。日本酒・ビール・清涼飲料・お茶・蒲鉾・スナック菓子などなど。暑かったため、冷たい飲み物がありがたかったです。地域色を強く感じたのが、〝ゆで卵〟がよく提供されたことです(マルシャさんが12個のゆで卵を食べたらしい)。「城の谷」ではイノシシの唐揚げ&チャーシューとタコ天、「白潟」では熱々のゆで卵など、組ごとでコダワリの食材が提供されてとても楽しめました。老人福祉施設にも立ち寄り、神輿の差し上げ、獅子舞芸能を精一杯披露させていただきました。


御旅所でのお接待



御旅所で頻繁に登場したゆで卵


宮入は午後5時頃で、それを終え岡村港17:35発の旅客船で今治港へ帰ることになりましたが、神社総代と世話役の代表からは、「今年は島外からたくさんの人が応援に駆けつけてくれて、本当に盛り上がった。久しぶりに賑わうお祭りになって、住民もとても喜んでいた」と感謝の言葉を伝えられました。また、桟橋までお見送りに来てくれる住民もいて、感謝の言葉と来年の助っ人参加を切望する声がきかれました。一方で、参加した学生たちにも充実感が漂っていました。それぞれで感じるものがあったようで、この経験はきっと今後の人生の糧になるだろうと思います。なお、プロモクルーで撮影した動画も、今後うまく情報発信・活用して参りたいと思います。


宮入り(神社境内)

参加した学生(岡村港桟橋・帰便)




2024年10月1日火曜日

調理ビジネスコース 初めてのバインミー販売!


9月29日 東予わくわくフェスの日。調理ビジネスコース、初めてのバインミー販売!

うまくできるかな?みんな緊張している様子💦

先生が、「準備体操をしよう」と声かけして、腕回しで、緊張をほぐします。

AKI’s KITCHENさんにも、イベント運営のかたわら、こちらの様子を心配してくれていたようで、いろいろとお声がけいただきました。


スタートは11時。販売開始の合図で一斉にスタート。

7人+補欠(広報担当)で稼動し続け、待ち時間なくお渡しできたので、時々人が並ばないというピンチも!!

あまり並んでいなかったので、一見人気なさそうに見えましたが、実は12時半の一番に完売してしまいました。よく考えると1個あたり1分という速さでのご提供でした。


お越しいただいたみなさま、ありがとうございました!!

そして、売り切れ後に来ていただいた方、すみませんでした 


販売終了後は、今後の運営のために、イベント参加者側として体験!

他のキッチンカーの運営者さんがどのような工夫をしているか、どのような商品が人気か、価格設定はどうか、運営しやすいのはどの商品かなどを見ながらマルシェを楽しみました。

「ドリンクは収益が高そう…」

「インスタ映えするコーナーなど作ってみたら?」

「自分たちは列ができていたら焦ったけど、「行列」も一つの人気のステータスなのでは?」

など、アイデアも飛び交い、今後の販売に生きる学びの多いイベントとなりました。

今回のイベントでは、調理ビジネスコースの目標の1つでもあるビジネスの感覚を実践で感じることができる貴重な機会となりました。


後日AKI’s KITCHENさんから、当日購入した人から「焼豚玉子バインミー美味しかったです」と感想をいただいたとのこと。

「美味しい」って言ってくれるのって、嬉しいですね。

パクチーを購入させていただいた西条市丹原の「ミ―ティンクラフト」さんも、様子をみに来てくださいました。

こうやって、いろんな人に支えられて「焼豚玉子バインミー」は進化中!


10月26日(土)学生祭と11月24日(日)FC今治ホーム戦でも販売しますので、ぜひ、そちらの方にもお早めに足を運んでいただけますと幸いです。


お会いできるのを楽しみにしています。





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