2024年10月25日金曜日

国際交流運動会in今治に参加

 FC今治高校里山校のお誘いもあって、10月20日(日)午後、同校1年生有志とえひめインターナショナルMeet-up(谷村一成代表)主催の「国際交流運動会in今治」(今治市中央体育館格技室)にミャンマー人留学生6名が参加しました(大成経凡先生引率)。

6名(女子4・男子2)は、今年の秋に初めて日本へ入国したばかりの学生で、10月から後期授業がスタートし、日本の生活習慣のもと今治市での生活に馴染もうと努めているところです。現在、本学には約130名の留学生が在籍し、国別ではネパール64名・中国35名・ミャンマー22名・インドネシア6名・ベトナム4名・スリランカ1名となっていて、日本人よりも数が多くなっております。今年の秋だけでも50名余りの入学がありました。

入学後は日本語能力の修得に努めつつ、多くの留学生が国際観光ビジネスコースに在籍することから、コースセミナーで観光地視察の現地研修などを行って参ります。また、共通教育科目「地域社会論」「地域交流演習」「日本を学ぶⅡ」などで、まずは身近な地域の歴史文化や観光資源に触れながら、グローカル(グローバル×ローカル)な視座を培っているところです。最初はどうしても同じ出身国の学生どうしで行動し、母国語に頼りがちですが、今後の日本での将来設計を考えた場合、異国の友人をつくり、横のつながりや情報交換など、本学だけの枠にとらわれない人脈づくりも大切になってきます。

まさに、そうした外国人が日本での暮らしを満足度の高いものにしていくために、そのサポートを愛媛県で行っているのがMeet-upで、同じような課題意識をもつ里山校生徒有志がこれに共感し、今回の運動会の開催にいたりました。当日は、ベトナム人・韓国人・中国人・台湾人・インドネシア人の参加もあり、半数は社会人として働いている若者たちでした。里山校の生徒がこれに加わり、若さあふれる屋内運動会となりました。ラヂオ体操・ジェスチャーリレーなどから始まって、5人1組の混成チームを5つ作り、二人三脚やスプーンリレーなどの対抗戦で大いに盛り上がりました。チームの絆が深まるなか、一緒に写真を撮り、ライン交換をする光景なども見られました。

参加した留学生に訊くと、とても楽しかったようで、参加して良かったとのことでした。今年の秋入学の学生の多くは、日本語能力などの問題もあって、まだアルバイトに就けておりません。運動会の出会いで、日本での新生活が実りあるものになっていくことに期待いたします。


スプーンリレー


二人三脚


本学ミャンマー人留学生

参加者全員で記念撮影

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