今年の秋入学の留学生は60名を予定し、9月下旬から順次入国・入寮しているところです。10月8日(火曜)の「地域社会論」(大成経凡先生)は、秋入学の留学生20余名が参加し、総勢35名での学外授業となりました(ミャンマー20・中国11・日本2・ベトナム2)。初回のオリエンテーションでは、愛媛県繊維染色工業組合(山本敏明理事長)が2017年から実施している「IMABARI Color Show」の取り組みを紹介し、高品質の今治タオルを下支えしている染色メーカーに注目したところです。今治の染色メーカーは、染色だけに〝1,000色のカラーを染め上げる〟ことを自負し、過去のカラーショーでは約1,000の座席数を誇る今治市公会堂で展示会を開催しました。そして2回目の授業で早速、現在開催中の「IMABARI Color Show 2024」(~11/4)を見るべく、イオンモール今治新都市(にぎわい広場1-1)へ参りました。
当初は、しまなみアースランドを視察後に、「IMABARI Color Show 2024」へ参る予定でしたが、あいにくの雨につき、行き先の変更に迫られました。そこで、本学と包括地域連携協定を結ぶJAおちいまばりの産直市「さいさいきて屋」を選びました。本授業は8:50開始のため、9:00開店の同店の様子を観察することができます。店頭に並ぶ野菜・果物の種類・量も豊富で、初めて来店した留学生は物珍しそうに眺めつつ、品定めして好きなものを買っていました。たまたま、本授業の履修生でないネパール人留学生にも遭遇。ふだんの寮生活で必要な食材を買っているようでした(先輩が後輩の買い物に引率)。大成先生は、市内の鳥生(とりう)地区で栽培が盛んな〝鳥生レンコン〟に注目している様子でした。ローカル色の強い点が、同店の魅力の一つかも知れません。
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さいさいきて屋 |
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果物を購入する留学生 |
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野菜に見入る留学生 |
さいさいきて屋の後は、イオンモール今治新都市へ移動し、10:00開店と同時に「IMABARI Color Show 2024」を視察。1コマ授業のため10:20までに帰校する必要があり、駆け足となりましたが、JAおちいまばりのカフェ&ショップ「SAI&Co.」(サイコー)も少し見学することができました。初めての訪問地となった場所に、留学生20余名は何を感じたことでしょう。春入学の留学生たちも、経験を重ねながら、知見を深めたことでしょう。次回の授業は座学を実施し、この日の内容を振り返りたいと思います。
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イマバリ カラーショー2024 |