11月6日の「地域社会論」&「地域交流演習」(大成経凡先生)は、今治市クリーンセンター〝バリクリーン〟を視察した後、白砂青松の砂浜海岸が広がる「唐子浜」へ移動し、海岸の漂着ゴミを拾いました。
参加した学生は37名で、全員が留学生でした。国別内訳はミャンマー22名・ネパール9名・インドネシア4名・スリランカ2名となります。聴講の2名以外は、日本へ来て初めて行うボランティア活動でした。このため、燃やせるゴミ・燃やせないゴミの2種類の回収袋を手渡しましたが、分別に苦労する学生もいました。
かつて唐子浜は遊園地や海水浴場で賑わったこともありましたが、今ではその遊園地の跡形もなく、海水浴の時季をのぞくと、散歩や釣りを楽しむ人を少し見かける程度となりました。日ごろから散歩をかねてゴミ拾いをする人がいるのか、それともゴミ拾いイベントを終えたばかりなのか、ペットボトルや発泡スチロールはあまり多く見かけませんでした。カキ養殖パイプの残骸やペットボトルの蓋はよく見かけました。近くにゴミがないことで、旧遊園地前から赤灯台の前くらいまで長い距離を移動する学生もいました。協力し合い、30分ほどで10袋ほど回収することができました。風光明媚な景色にひたりながら、清掃を楽しむ様子が印象的でした。
本授業は市内各地へ出かけることが多く、観光名所の海岸は留学生にとても人気です。美しい景色を楽しむだけでなく、清掃のボランティア活動に励むことで、地域社会の一員としての態度を身につけて参りたいと思います。