4月に開設される地域未来創生コースでは、1年生前期の必修科目(1単位)に「いまばり博士検定対策」があります。担当教員は大成経凡先生ですが、そもそも今治商工会議所が主催する今治市のご当地検定〝いまばり博士〟を監修するのが大成先生なのです。
検定は1年に1回実施され、今年度は8月17日(日)に第16回検定が実施されました。短大生対象のカテゴリーには、初級編・中級編・上級編・プレミアム編の4コースがあります。本学の授業では、まず初級編合格を目標とし、1年生で不合格だったとしても、2年生で合格できるよう、2回のチャンスを有効活用して欲しいと思います。例年、本学の大学公開講座では、いまばり博士検定対策講座を「山の日」頃に開催しており、授業と合わせて受講すれば合格に近づくことでしょう。なお、プレミアム編については、上級編合格者しか受検できず、最短でも2年続けての受検が求められます。
2月14日、そんなプレミアム編合格者を対象にした研修会があり、大成先生が講師となって大三島を散策しました。第16回の該当者は2名しかおらず、両名ともに対策講座を受講された方です。1名については2度目の合格で、その知識を生かすべく、今治地方観光協会のボランティアガイドとしても活躍しているそうです。今年度の上級編合格者の中には、「今治・しまなみ地域通訳案内士」にも合格された人がいたようです。
さて、今回の研修視察は伯方塩業(株)大三島工場と宮浦地区の大山祇神社でした。今治市民であっても、同工場を訪ねたことのない方は意外に多くいます。過去に訪ねたことがあっても、塩業史に詳しい大成先生の解説を聞くと、塩づくりの魅力に引き込まれ、見える景色が違ってきます。大成先生は、伯方塩業の創業にかかわった丸本執正氏(故人)と親交があり、氏が社長の時に行動を共にする機会が多かったようです。そのため、創業時の苦労話や経営理念などをよく耳にしたようです。そんなエピソードを交えながらの工場視察となりましたので、合格者2名はより当地方の塩業史や製塩業の現状に興味がわいたことでしょう。お土産の食塩もたくさんいただき、まさにプレミアムな特典でした。
| 枝条架流下式塩田(伯方塩業(株)大三島工場) |
| 大山祇神社 一の鳥居(宮浦港) |
| 大山祇神社の奉納酒樽 |
他にも深掘りスポットはたくさんあったのですが、あまり紹介すると参加者へのプレミアム感がなくなってしまいますので割愛(笑)。このような感じで、毎年冬の時期にプレミアム編合格者を対象にした研修視察を実施しており、ふだん立ち入ることのできない工場や貴賓室などを訪ねたこともありました。いまばり博士検定は、今治商工会議所が主催ですので、会員の法人が研修を受け入れてくれるのがありがたいですね。地域未来創生コースの必修科目では、今治を学びのフィールドとする機会が多くありますので、2年間でプレミアム編が取得できるよう、高みを目指してみてはいかがでしょうか。

