2026年6月25日木曜日

授業紹介「地域創生探究Ⅰ」「コミュニケーション学」しまなみ海道でサイクリング体験(6月19日)

 6月19日(金曜)の「地域創生探究Ⅰ」(大成経凡先生)と「コミュニケーション学」(小林裕一郎先生)は、梅雨空の曇りの中、両科目が合同でしまなみ海道のサイクリングに挑戦しました。参加した学生は10名いて、内訳は地域未来創生コースの日本人4名と国際観光ビジネスコースのミャンマー人6名となります。アテンド役は、ご当地検定「いまばり博士」監修者であり、しまなみ地域通訳案内士の講師をつとめる大成先生ですから、頼もしい限りです。10名はサンライズ糸山でクロスバイクをレンタルし、来島海峡大橋を経由して大島の道の駅「よしうみいきいき館」を折り返す往復約9㌔のコースを走破しました(タイムリミット2時間)。


サンライズ糸山から出発!


 意外ですが、今治市民であっても来島海峡大橋のサイクリング未経験者は多く、これまでも授業の一環で学生たちに体験させたことがありました。ここ2年余りは、留学生が増えたこととレンタサイクルの費用が値上がりしたことで(1台3,000円)、履修生40人前後の大成先生の科目「地域活性化論」「地域交流演習」では体験ができませんでした。そうした中、新コースの「地域未来創生コース」が誕生したことで、サイクリングガイドも視野に入れた少数精鋭での体験がかないました。これに、日本語上級クラスの留学生をミックスさせ、お互いが国際交流の親睦を意識したサイクリングを心がけるようにしました。



 ふだんは、学外授業で市内島しょ部へ行く際に来島海峡大橋(3つの橋桁からなる吊り橋)をバスで走行しますが、車窓から眺めていたサイクリストたちに、今度は自分たちがなる番です。第2・第3大橋の橋桁の高さは海面から65㍍もありますから、地上から橋桁までのぼるスロープでは脚力を使います。留学生たちは、ふだんの交通手段がシティサイクルですから、タイヤが細く、変速ギアのクロスバイクなら楽々のぼれたようです。むしろ、自転車に乗らない日本人学生(徒歩&自家用車通学)の方が苦労している印象を受けました。当初は、糸山公園から大島までは、馬島バスストップ付近で休憩を1回だけ入れるつもりでした。しかし、各自の体力面を考慮し、途中で海上自衛隊艦船や大型コンテナ運搬船など、立ち止まって見たら楽しめそうな被写体を見つけたら休憩を入れました。マイナスイオンの潮風を浴びながらの空中散歩は、とても爽快に感じられたようです。


来島海峡大橋をサイクリング


 さすがに夏ですから暑かったです。海峡大橋では、ヘルメット着用が定められていますから、汗をかきました。よしうみいきいき館では、ソフトクリームやソーダ水で涼をとり、少しだけ旅行気分を味わいました。インバウンドのサイクリストにもすれ違いました。復路は疲れを感じながらの走行となりましたが、学生たちは好奇心の方が勝っていたように思います。サンライズ糸山へ戻った後は、将来的にリゾートのコテージなどが建つ場所を下見した後、海岸の砂浜に降り立って海峡大橋を下から眺めました。海峡大橋の下は航路にもなっていますから、通航する船舶を見て、改めて来島海峡が1日約500隻の船が通る海上交通の要所と感じたしだいです。帰校の車中で、「これまでの授業の中で、今日が一番楽しかった!」と感想を述べる学生がいました。一度は雨で順延になりながらも、催行できて本当に良かったです。


橋の下を通過する大型船


2026年6月24日水曜日

授業紹介「地域活性化論」今治造船㈱ 本社・今治工場見学(6月18日)

 6月18日(木曜)の「地域活性化論」(大成経凡先生)は、30名の学生が今治造船㈱本社・今治工場を視察で訪れました(日本9・中国1・ミャンマー20)。同社の工場見学は今年で5年目となります。前週は、同じく海事産業の舶用機メーカー・BEMAC㈱の本社・みらい工場を見学しました。

 業界1位の建造量を誇る今治造船(通称名/イマゾウ)は、今年1月に業界2位のJMU社(ジャパンマリンユナイテッド)を子会社とすることで、国内シェア約51.5%、世界シェア約7.2%に躍進を遂げました。それでも、世界的にみれば1位の中国・2位の韓国から大きく水をあけられており、かつて日本が世界1位だったことをふまえると、看過できないものがあるようです。日本政府も、国家の成長戦略として、わが国の造船業界の復権を目標に掲げており、リーディングカンパニーである今治造船の果たす役割はますます大きくなっています。


ドライドックで建造中の大型船


大成先生のねらいは、日本最大の海事都市・今治市のものづくりの現場を見て、今治だからこそ学べる環境に感謝し、職業観の醸成に生かして欲しいという思いがあります。あえて進水式や記念イベントではない、平日の作業現場を見ることで、得られる気づきがあると考えています。まず、説明の声が聴きとりづらいほど、金属音や機械の動く音などが工場内にこだまし、塗装や溶接のにおいなど、五感で感じとれるものが多々あります。安全のためヘルメットを着用しますが、梅雨時期とあって、やはり蒸し暑く感じられました。社員の方曰く、「暑さはこれからが本番です!」とのことで、現場を訪ねないと分からない発見がいくつもありました。

工場内に据え置かれたブロック


報道機関の取材もありました。今年は読売新聞と毎日新聞が帯同し、読売新聞が翌19日の紙面地方欄、毎日新聞も翌19日にデジタル記事(ヤフーニュース)が掲載されました。コメントしたミャンマー人留学生によると、すべてが初めて見る光景で、鉄板を曲げて流線型とする技術や二酸化炭素の排出量を減らす次世代型燃料船開発への挑戦に驚いた様子でした。工場見学後の質疑応答では、日本人学生から、「香川県の御社工場で全長600㍍のドックが出来たと知りましたが、これは600㍍の船を造るためでしょうか」については、「当社の建造船は、全長約400㍍のコンテナ船が最大サイズです。そのドックは1隻造っている船の後方で、次の船のエンジン回りの主要ブロックを建造し、スピード化をはかるためのものです」というものでした。


5年つづけて見学することで、造船業界の変化も冒頭の企業VTRを見ながら感じとることができました。学生たちの第一印象としては、とにかく船のサイズが大きいということでしょうか。東京ドーム約3個分の今治工場では、約1ヶ月ごとに進水式を行っており、進水式を終えた船は船主への引渡式までは艤装岸壁に係留し、機器類等の最終調整を行います。今回は全長約200㍍の大型船バルクキャリア(ばら積み運搬船)が係留され、これをバックに記念写真を撮影しました(厳密には199㍍。200㍍を超えると巨大船という)。波止浜湾には、同社で建造された船だけでなく、ほか4つの造船会社(浅川造船・檜垣造船・矢野造船・新来島波止浜どっく)で建造された鉄鋼船も係留されています。また、建造中の光景が、水門や対岸の道路、観光桟橋などから間近で観察することができ、産業観光の魅力も備えているのです。その光景を地元では〝造船長屋〟と称し、海事都市・今治を象徴する場所にもなっています。学生たちには、工場見学の後は波止浜湾で産業観光を楽しんでもらいました。シュールな光景ですが、それが今治市の日常でもあり、夕方5時を過ぎると退社した工員が家路に急ぐラッシュの光景は圧巻です。ラッシュに巻き込まれては困るので、一行は波止浜観光桟橋を17時の終業サイレンと同時に離れることとしました。

 


2026年6月23日火曜日

国際観光ビジネスコース 香川研修(金刀比羅宮)に行きました

5月9日、10日、16日、17日、30日に国際観光ビジネスコースの学生188人が5日間にわかれて、金刀比羅宮に行きました。1300段の階段を最上段まで登り切った学生もいて、頂上からの景色を眺めたり、参拝したり、香川名物のうどんを食べたりして楽しんでいました。4月に日本に来たばかりの学生もいて、県外に来るのは初めての人もいました。日本の観光資源について学んで楽しめたと思います。




2026年6月22日月曜日

授業紹介 「マーケティング論」 商店街見学 6月7日

6月7日(日)に、国際観光ビジネスコース・地域未来創生コースの学生60人がマーケティング論の商店街の活性化と現状の授業として、今治銀座商店街に行きました。本来は商店街から今治港まで行く予定でしたが大雨のためアーケード内の見学のみとしましたが、人通りの少ない商店街を見て、母国とは違う現状に驚いている留学生もいました。地域未来創生コースのみなさんは、今治の課題についても理解できたのではないかと思います。6月19日には市役所の方に来ていただいて、今治の産業や地域について講演してもらう予定です。









2026年6月19日金曜日

幼児教育学科 6月 めいたん広場

幼児教育学科2年生からの報告です。

6月2日、今年度初回となる「めいたん広場」を開催しました。

台風の影響が心配される雨の日でしたが、10組の親子(保護者10人、子ども12人)にご参加いただきました。ありがとうございます!!

初めて自分たちが企画、準備しためいたん広場。6月はAチーム4人が中心となり、2年生全員で協力しながら運営しました。


テーマは「梅雨、雨の日あそび」です。


~プログラム~

・子育て講座「今治市の子育て支援について」(今治市子育て支援コーディネーター)

・子どもたちは学生と自由あそび

・始まりのあいさつ、おへんじ「たかいたかい」

・体操「わお」

・工作「カエルのマラカス」

・歌「カエルの歌」

・パネルシアター「(雨の日の)かくれんぼ」

・読み聞かせ 絵本「ぴょーん」

・終わりのあいさつ


雨の日の遊びをイメージし、準備したカエルのマラカスは、子どもたちがシールを貼って完成させ、歌に合わせて振り、そのリズムや音を楽しみました。パネルシアターは雨の日バージョンとして傘やカタツムリのパネルを作り、実践しました。

学生たちは、乳児(0歳児)さんを抱っこさせてもらったり、1,2歳児さんには5月の保育所実習での学びを生かした声掛けや遊びの援助をしたり、保護者の方にお子さんのお話を聞かせていただいたり、様々な形で学びを深めることができました。

何より、一人ひとりが出迎えから見送りまで常に笑顔で子どもたちや保護者の方に接すること、親しみやすく温かい雰囲気をつくり、全体を見て安全面に配慮したり、提案する遊びを楽しめるように促したりすることの大切さを再認識しました。そして、臨機応変に連携しながら場を創り上げる難しさにも気づくことができました。

 終了時には、保護者の方にアンケートに回答していただきました。結果は概ね好評でありホッとするとともに、コメント欄には温かい言葉をいただき、励まされました。

 今後は手遊び歌や親子ふれあい遊びをもっと取り入れ、学生間の協働を意識し、連携しながら一層和やかな雰囲気をつくりたいと思います。

ご参加いただいた子どもさん、保護者の皆様、そして、今治市職員の皆様、本当にありがとうございました!

6月23日には本町児童館職員と幼児教育学科1年生による「おでかけ児童館」、そして、7月7日には調理ビジネスコースとコラボした「めいたん広場」が開催されます。

また、ぜひ、遊びに来てくださいね。




2026年6月18日木曜日

授業紹介 地域活性化論  BEMAC本社みらい工場を視察(6月11日)

 6月11日(木曜)の「地域活性化論」(大成経凡先生)は、31名の学生を引率し、本学からバスで5分余りの距離にあるBEMAC本社みらい工場(今治市野間)を訪ねました。学生の国別内訳は、日本9・中国1・ミャンマー21となります。

前回の授業では、今治市が日本最大の海事都市を標榜していることにふれ、その海事産業が大きく海運・造船・舶用機工業の3分野に分かれることを学びました。標榜するきっかけは、平成17(2005)年1月の市町村合併にさかのぼり、海事産業が盛んだった複数の自治体が一つになることで、海事集積都市の誕生につながりました。以後、平成21(2009)年5月より2年に1回、国際海事展「バリシップ」が今治市で開催されるようになり、業界における注目度が高まりました。将来的には、今治市の海事産業界をあげて、バリシップ会場にも活用できるMICE機能を備えた国際会議場をつくる計画もあります。



 そんな今治市の海事産業界にあって、舶用機工業を代表する企業がBEMAC株式会社となります。本社工場は、のまうまハイランドに隣接し、国道196号の今治バイパス沿いにある〝未来の船〟をイメージした宇宙船のような建物。そこでは、舶用配電盤の製造が行われており、今回は同社のVTRを視聴した後に工場見学をさせていただきました。見学者用の帽子をかぶっての見学は、精密機械を扱うがゆえの対応で、留学生にとってはいつもの野外視察と違って緊張感が走りました。すれ違う社員の中には、挨拶を交わしてくれる方々もいて、うれしい気持ちになりました。オフィスや工場は清潔感が漂っていて、留学生は特別な印象を受けたことでしょう。

 本授業では、企業見学を通じて地場産業を知り、職業観の醸成につなげることを念頭においています。留学生の多くが都会へのあこがれを抱く中、今治市内で就職できるグローバル企業があるのなら、就活の候補に考えて欲しいものです。日本人は、ものづくりの現場を見て、資格取得や学習意欲の向上につなげて欲しいと思います。次週は、日本一の造船メーカーである今治造船本社・工場の見学を予定しており、今回学んだ知見と連動させることで、今治をより深く知って欲しいと思います。




2026年6月17日水曜日

授業紹介 日本を学ぶⅠ 野間地区の中世石塔めぐり(6月10日)

 6月10日(水曜)の「日本を学ぶⅠ」(大成経凡先生)は、44名の学生を引率し、短大からバスで約10分の距離にある野間地区の中世石塔めぐりを行いました。参加した学生の国別内訳は、日本6・インドネシア1・ミャンマー37となります。今期は、履修生にミャンマー人が多いこともあり、仏教史に関係する事象を通して、日本文化や日本人の精神性の理解につなげるよう努めています。

 今回は、鎌倉時代に新しく誕生した仏教宗派の社会的影響をとらえるうえで、野間地区に点在する国指定文化財の五輪塔・宝篋印塔(ほうきょういんとう)を視察することとしました。国指定ということは〝文化財の王様〟であり、大変貴重な地域資源でもあります。一見、文化財保護法に守られて、見学のハードルが高いように感じられますが、人里離れた田畑の真ん中や民家のそばにあって、近隣住民にとっては身近な存在でもあるのです。ここ5年ほど、本科目の授業で訪ねていますが、それら3か所の覚庵(かくあん)五輪塔・馬場(ばば)五輪塔・長円寺跡(ちょうえんじあと)宝篋印塔で観光客とすれ違ったことは一度もありません。

長円寺跡宝篋印塔

 これらは、いずれも鎌倉時代後期に造立されたもので、馬場五輪塔と長円寺跡宝篋印塔については、造立された年月や目的などが花崗岩(かこうがん)の石材に刻まれています。覚庵五輪塔については2基が仲良く肩を寄せ合うように並ぶ夫婦墓で、馬場五輪塔は若くして亡くなった妻のために夫が造立したもの、長円寺跡宝篋印塔は亡くなった夫のあの世での幸せを願って妻が造立したものと分かっています。それらを知ると、当時の今治人は夫婦仲が良かったように感じられ、〝恋人の聖地〟のような魅力を備えているのです。もちろん、そのことは〝いまばり博士〟の大成先生が持ちネタとしてしっかり解説していました(笑)。

 注目して欲しい点は、サイズが大きくて意匠性に優れていること。石材が花崗岩であるため、造立から700年近くたっても風化や欠損が見られません。他地域(国東半島や箱根など)では、石材が凝灰岩や安山岩の場合、同時代のものはひび割れや欠損が見られ、文化財としては見劣りします。花崗岩は硬いため、加工には石工の高度な技量が求められます。一方、軟らかい凝灰岩や安山岩は、加工はしやすいが風化の影響を受けやすいようです。識者によると、長円寺跡宝篋印塔を当時と同じ手仕事でつくれば、6千万円ほどとかかるとのことです。


覚菴五輪塔

それらの仏教石塔は、鎌倉時代後期から造立が増えていきますが、最初は高僧や有力者などが造立にかかわったことで、意匠性に優れた大型のものが特徴となってきます。時代が下れば意匠は退化し、サイズも小型化していきます。その傾向は、仏教の信仰者が増えて、多くの人々がそれらをお墓として受容していったことを意味します。特に五輪塔は日本オリジナルの石塔のめ、大成先生はこの点を留学生には強調して解説していました。一方、宝篋印塔の源流は中国にあるようですが、日本の優れた石塔の多くは、地震対策を兼ねて部位ごとを凹凸で合体させるなどの工夫がよく見られるとのことです。


馬場五輪塔

次回の授業では、改めて中世石塔がつくられた時代背景をおさえたいと思います。また、今回視察した石塔を仏教美術のストーンアートとしてとらえ、貴重な地域資源として地域活性化にもつなげる視座を培いたいと思います。


2026年6月16日火曜日

国際観光ビジネスコース 地域未来創生コース  コースセミナーで就職対策講座③(6月8日)

 6月8日(月)午後、3週連続となる「国際観光ビジネスコース&地域未来創生コース」合同の就職対策講座をコースセミナーで開催しました。今回も日本人と留学生とを分けて実施し、国際観光ビジネスコースの留学生約150名は大講義室でアナウンスハウス松山合同会社の代表・福井一恵先生を講師にお迎えし、「話し方スキルアップ!」のテーマで、ご講話をいただきました。両コースの日本人学生8名は、331教室で本学キャリア支援委員会の大成経凡先生が就職活動の心構えやビジネスマナーを講義し、就活中で面接試験を控えた2年生については個々に合わせた相談にも応じました。



福井先生の講話では、就職のために必要なビジネスマナーの中でも挨拶に重点をおき、感じのいい話し方についてご指南いただきました。まずは、先生自らが挨拶の良い例、悪い例や母音の発声のお手本を実演し、それに倣って留学生も良いお手本を実演しました。母音の発声を〝はっきり〟〝ていねい〟にしないと、相手に正しく聞き取ってもらえないとのことです。お辞儀の練習も行いました。



面接試験に向けては、〝自分を整理する〟〝志望動機を整理する〟ことが大切で、また、良い印象を持ってもらうためには、自分の経験などを具体的に例に挙げ、自分の考えをまとめて話すことが望ましいとのことでした。面接官から分からない質問をされた時には、「わからない」と素直に伝えても大丈夫で、「これから調べたい」「勉強していきます」など、分からなくても前向きな姿勢を見せることが必要とのことでした。




まとめとして、「企業は、面接でその人の〝人柄〟〝熱意〟〝今後の可能性〟を見ている。分かりやすい発声で、自分のことを詳しく答えられるようにしましょう」と励ましのお言葉をいただきました。本学では、日本人同様に、留学生たちの中からも1次の書類選考をパスし、2次の面接試験を受けようとする学生が見られるようになりました。そのため、両コースでは当面のコースセミナーで就職講座を連続実施し、学生のニーズに対応できるよう努めて参りたいと思います。



2026年6月15日月曜日

今治西高校ZESTで出張講義(6月10日)

  6月10日(水曜)午後、今治西高校で開催された地域探究の授業ZESTに、本学の大成経凡先生が講師で招かれました。大成先生が担当するのは2年生のグローカル講座で、ローカルな題材からグローバルな視野を培うことをテーマとしています。ZESTは今年度で3年目を迎え、本学以外にも愛媛大学・松山大学・岡山理科大学、今治市内の企業団体などがテーマ別で講師陣を派遣しています。

 今年度のグローカル講座は4名×3班の合計12名が受講し、前回の4月22日は各班がテーマを持ち寄り、方向性の確認を1コマの50分授業で行いました。大成先生のアドバイス(後日の問い合わせメールを含む)をもとに、今回の授業では、50分×2コマの中で各班がプレゼン発表をしました。まだタイトル自体がしっくりこない班については、表紙の見出しが与える印象の大切さや、中身で具体性や興味をもたせる写真や図を載せることを指南しました。そして、プレゼンの一丁目一番地として、聞き手によく伝わる声や発表態度への諸注意を行い、班長に多くを委ねず、チームワークで一つのテーマに対して取り組む姿勢を促しました。



 多文化共生をテーマとする班に対しては、時代の最先端の取り組みでもあるため、あまり大風呂敷を広げず、身の丈に合わせてコツコツ励むようにアドバイスしました。今年度で地域課題を解決するのではなく、未来へつなげるための提案まで持っていって欲しいと思います。ちょうど昨年度から、今治市では「イマバリ未来デザイン・アワード」という、若者を対象としたプレゼンの大会を新たに設けました。最終審査に残った提案の中から、優秀なものを今治市の事業として採択するという夢のある催しです。この催しに大成先生は審査員としてかかわっており、同校から昨年度応募がなかったことで挑戦を勧めました。

 今治の郷土料理を世界へ発信したいという班に対しては、今治地方の郷土料理そのものが何なのかを検証するよう促しました。インバウンドは日本食目当てに来日する人もいるが、そこに今治の郷土料理を目当てとする人はまずいないとして、しまなみ海道を目当てとするサイクリストや今治市在住の留学生・技能実習生らへインタビューし、そこからヒントを見つけ出して欲しいと思います。お国柄・宗教上食べられないものもあるでしょうし、味の好みにも差異があろうかと思います。

 上記2班については、アンケートやインタビューを研究手法に考えており、その手っ取り早い方法として、外国人が集うイベントとして大西地域で6月28日に開催される「サッカーでお結び会」への参加を促しました。造船業で働く技能実習生(フィリピン人)が多い同地域では、地元住民と外国人との交流機会が求められています。親睦をはかる中でお互いの偏見を解消し、融和につなげようとするねらいがあります。このイベントは、吉海地域の防災運動会とともに、多文化共生社会を推進するために昨年度から始まった新たな試みでもあります。本学からも、このイベントにネパールとミャンマーの留学生20名ほどが参加予定です。研究を進めていくうえで、参考文献などの資料調査も大切ですが、実際に現地現場へ出向いて生の声を聴くことが大切となってきます。

 大島(吉海町・宮窪町)で毎年4月に開催される「島四国」をテーマとする班もありました。こちらは、班長が実際に島四国の歩き遍路を経験し、その魅力に惹かれたことで課題を知り、テーマに選んだとのことです。タイトル「持続可能な島四国へしていくためにはどうすればよいか」からは、SDGsの視点を感じとることができます。比較検証として香川県小豆島の事例を参考とし、島四国霊場を運営する団体への聴き取りも行いたいとのことでした。大成先生からのアドバイスとしては、グローバルな視点への指摘があり、本四国が世界遺産の認定を目指すなか、これとリンクしてローカルな写し霊場を盛り上げようとするアプローチを促していました。



 出張講義を終えた大成先生によると、グローカル講座の内容は、本学地域未来創生コースの活動とも重なるものがあり、本学学生についても徐々に鍛えていきたいとのことでした。次回の出張講義は10月14日となります。それまでに本学留学生へのインタビューがあるかも知れませんね。


2026年6月11日木曜日

クラスマッチを開催(6月6日)

 6月6日(土曜)午前中、本学体育館で学友会主催によるクラスマッチを開催しました。

学友会とは、高校でいう生徒会のことで、1年に1度、総会と各学科コースの親睦交流を兼ねたクラスマッチを開催しています。どんな競技をするのかは、各学科コースで選ばれた学生代表が協議して決めますが、今年度はバトミントンになりました(昨年度はソフトバレー)。


国際観光ビジネスコースや介護福祉コースに留学生が多いことから、より多くの学生が楽しめるスポーツとする必要があります。男女混合でチームを編成するため、体格差や体力差に配慮する必要もあり、ハッスルプレーでケガをする学生もいるため、今回は介護福祉コースの渡邉先生を中心に救護面を強化しました。ウォーミングアップは、日本文化のラジオ体操でした。


バトミントンにしたことで、中国・インドネシアの留学生たちの中に、これを得意とする学生がいました。バトミントン部に所属経験のある日本人も活躍していました。競技ルールは、各コースでペア3チームが出場し、1チーム・ダブルスペア3組での対抗戦としましたので、選手だけで90名が参加です。1試合10分制とし、攻守がどんどん入れ替わる中、歓声が場内に響き渡りました。





幼児教育学科1年生は、お揃いのТシャツを身にまとい、闘志がみなぎっていました。地域未来創生コースは4名しかいないため、全員が選手として出場し、運動が苦手な学生も、和気あいあいと楽しめていたように思います。地域未来創生コースで足りない14名は、国際観光ビジネスコースから助っ人を借りました。一方、出場しない学生は応援に回り、仲間のハッスルプレーに声援を送っていました。


全学生が一同に居合わせる機会はなかなかなく、他コースにどんな学生がいるのか、プレーを通じて知ることができたように思います。優勝は国際観光ビジネスコース、準優勝は幼児教育学科でした。クラスマッチを主催した学友会のみなさん、また、参加した学生のみなさん、お疲れ様でした。




2026年6月9日火曜日

国際観光ビジネスコース、地域未来創生コース コースセミナーで就職対策講座②(6月1日)

  6月1日(月曜)午後、2週連続で国際観光ビジネスコースと地域未来創生コースの就職対策講座を開催しました。前回は日本人と留学生それぞれに対応したテーマで教室を分けて実施しましたが、今回は両コース合同で大講義室に約200名が集い、2社の企業説明(それぞれ30分ずつ)を受けました。




 最初は、全国でホテルやゴルフ場の事業を展開するリソル株式会社の松井康敏採用担当部長から、事業概要や職務内容をご説明いただきました。リソル社では、近年増えた外国人宿泊客に対応するため、外国人従業員のスカウト活動にも注力しています。全国には、本学以外にも留学生の多い短大があり、注目しているようです。採用にあたっては、やはり日本語能力試験N2取得は基本となってくるようで、ホテル就職を考えている留学生たちは、ホテルの勤務内容や給与・福利厚生の待遇条件を聞いて、刺激になったように思います。都会のホテルの就職希望を口にする学生も散見でき、早速、企業説明終了後に5名のミャンマー人留学生が松井部長らと面談し、採用試験に必要な提出書類等の説明を受けました。



 つづいて、今治市の大三島でホテル事業などを経営する株式会社わっか(WAKKA)の村上あらし代表から、自社の事業概要や職務内容のご説明を受けました。WAKKAは、しまなみ海道を代表する総合ツーリズム施設として知られ、多々羅大橋を望む抜群のロケーションのもとでグランピングの宿泊施設やカフェ、サイクリングサービスの運営などを行っています。村上代表自身がしまなみ海道に心酔して移住したとあって、その魅力を詰め込んだオプションのアクティビティ(無人島体験、サイクリング)が宿泊者に好評のようです。そんな地域の特色を生かした観光サービスが高く評価され、昨年12月には「第5回日本サービス大賞」で地方創生大臣賞を受賞しました。同社では、インバウンドの宿泊者が多いことから、英語力に長けた人財を求めていて、すでにネパール人など数か国の外国人を雇用しています。フロント業務での英会話や英文の問い合わせメールに対する返信など、事務作業の中でどうしても英語力が求められるとのことでした。そして早速、こちらも企業説明終了後、ミャンマー人留学生1名が英語で個別面談し、ネパール人留学生は男女11名がまとまって英語で質疑応答を行いました。村上代表によると、寮の確保ができしだい従業員の募集を行うとのことで、本学の留学生に期待していました。




 日本人学生については、全国展開するホテルグループと地元密着型のホテルとを比較し、観光業に対する理解が深まったことと思います。次回は、面接対策講座を予定しております。


2026年6月8日月曜日

幼児教育学科 おでかけ児童館 (4月21日)

 4月21日(火)「おでかけ児童館」バトンタッチの回✨


今回は、1・2年生合同授業😊

2年生の動きを、1年生が見て学びます👀


児童館が“めいたん”に来てくれる「おでかけ児童館」🌱

子どもの姿や保護者との関わり、専門職の動きや声かけを、リアルな現場で学びます。


こどもたちを迎える前には事前ミーティング📝

動線や役割、しっかりイメージできたかな?


この日のプログラムは、

学生企画のあそび+児童館プログラム🎏


4組8名(こども4名・保護者4名 )の親子が遊びにきてくれした。

空飛ぶこいのぼりの手作りおもちゃにシールを貼ってアレンジ✨

たくさん飛んで、大盛り上がりでした!


終了後はしっかり片づけ&反省会😉

次の実践につなげていきます。


そして2年生は今回でラスト💐

次回からは 学生主体で、地域の子育て広場を運営する「めいたん広場」へ。

あそびの企画から指導案づくり、当日の進行、子ども・保護者への関わりまで、すべて学生が担います💪


1年生は“見る側”から、“やる側”へ。

いよいよ、バトンタッチです🙌












2026年6月5日金曜日

授業紹介「地域活性化論」今治タオルのショップめぐり(5月28日)

   5月28日(木曜)の「地域活性化論」(大成経凡)は、今治市を代表する地場産業〝タオル業〟を学ぶべく、市内のタオルショップ2か所を学外授業で訪ねました。参加した学生は28名で、国別内訳は日本7・中国1・ミャンマー20となります。前回の授業(座学)では、今治タオルが国内産シェア日本一(5~6割)であることや、ブランディングによって低迷期からV字回復を遂げたことなど、現況について簡単に解説を行いました。産地のブランド化で大きな役割を果たしたのがクリエイティブディレクターの佐藤可士和氏で、以後はメーカーごとでの自社ブランドの開発が進んでおります。

 今回は、今治有数のタオルメーカーであるコンテックス(株)の直営店〝コンテックスタオルガーデン〟(今治市宅間)を訪ねました(同社と本学は包括連携協定を締結)。同店の特徴は、本社・工場敷地内にあるレンガ造平屋の旧織物工場をリノベーションした点にあります。ノコギリ屋根の形状は採光に配慮したもので、昭和20年代に建造された昭和戦後の時代を感じさせます。同社2代目の近藤憲司(後の日本タオル工業組合連合会理事長、今治商工会議所会頭)は、若かりし頃〝経営の神様・松下幸之助〟のもとで働いた経験があります。しかし、家業のタオル工場を継ぐべく松下電器産業を辞め、昭和24(1949)年に乃万村へ帰郷しました(そのご縁などで、コンテックス敷地内に松下幸之助の銅像がたつ)。そして、昭和27(1952)年に社長に就任し、この新築したノコギリ屋根工場でタオル製造を始めることとなります。高度成長期には、この工場からたくさんのタオルが製造されたわけですが、令和時代の今も取り壊すことなくショップとして使い続けているのです。モノを大切にする社風を感じさせ、眞子内親王が平成29(2017)年の愛媛国体の際、同社工場およびショップをご視察される栄誉にも浴しました。

コンテックスタオルガーデン

コンテックスタオルガーデン(外観)


 学生たちには、そうした歴史背景の詳細は説明しておらず、地域活性化の視点から、リノベーションした旧織物工場の建屋に注目してもらいました。レトロ感ある建物が同社のタオル商品とうまくマッチングしているように感じました。同社の商品は、ベビー用品やサウナタオルがとても人気で、その場で刺繍のサービスも行ってくれます。出産祝いなどでは、赤ちゃんの名前入りを贈ると、とても喜ばれるようです。早速、ミャンマーからの留学生が、彼氏のためにタオルハンカチを購入し、刺繍(別途料金)をお願いしていました。ハンカチだと500円ほどで購入できるため、高品質の今治タオルは刺繍も入るとお得感(特別感)があります。

 つづいて、今治タオル工業組合の事務所にもなっている〝テクスポート今治〟(今治市東門町)を訪ねました。現在70社近い組合員がいるとのことですが、その組合員の自社ブランド商品を同施設内のショップ「今治タオル本店」で購入することができます。コンテックスのように自社ショップを有するメーカーはむしろ珍しいといえます。ショップの内装デザインは佐藤可士和氏によるもので、とてもオシャレです。色とりどりの商品があり、学生の目が輝いていました。休日は県外ナンバーの車両がよく停まり、お土産や贈答用に買っていく光景を見かけます。店内で注目して欲しかったのは、白を基調とした商品の陳列棚です。各メーカーがバスタオルやフェイスタオルを自社の技術・デザイン力を生かして製造し、自社の感性で価格をつけています。最も高いバスタオルは、4万円弱の大成タオルでした。つまり、高いのには訳があり、そこは各メーカーのこだわりを感じることができるのです。

今治タオルLAB


 ショップに隣接する実験棟「今治タオルLAB(ラボ)」にも立ち寄りました。そこでは、実際にジャガード織機の実演を鑑賞できます。職員の解説で、どのような仕組みでタオルが織られているのかを学びました。今治タオルの吸水性を試す実験〝5秒ルール〟も、2名の学生が体験をさせていただきました。
現在、本学では中国人とベトナム人の卒業生数名が、今治のタオル会社に通訳業務で勤務しております。引き続き、地場産業の視察を通じて、学生の職業意識の醸成につなげて参りたいと思います。


今治タオル本店


2026年6月4日木曜日

介護福祉コース 愛媛県障害者スポーツ大会のボランティアに参加(5月24日)

 介護福祉コースで愛媛県障害者スポーツのボランティアに参加し、競技のサポートや誘導・補助などをさせていただきました。

参加した学生は「自分が支えているというより、逆にエネルギーをもらった。」ととてもやりがいを感じたようです。






2026年6月3日水曜日

授業紹介「日本を学ぶⅠ」朝倉地区の古墳巡り(5月27日)

 5月27日(水曜)の共通教育科目「日本を学ぶⅠ」(大成経凡先生)は、44名の履修生(日本5・インドネシア1・ミャンマー38)を引率し、前回に引き続いて今治市内の古墳めぐりです。小雨混じりの中、笠松山麓の朝倉・野々瀬地区を訪ねました。


前回は前方後円墳の妙見山古墳(国指定史跡)でしたが、今回は円墳の野々瀬古墳群と樹之本古墳を訪ねました。野々瀬古墳群については、狭い範囲に集中して分布する群集墳として知られ、約20基が現存しています。7世紀前半に築造されたものと推定され、大成先生からは〝14 hundred years ago〟の英語が解説用語として飛び交いました。

野々瀬古墳群の中で見学に最適な円墳は、五間塚古墳(市指定史跡)と七間塚古墳(県指定史跡)となります。名称の〝間〟は長さの単位を意味し、1間が約1.8㍍にちなんで直径の大きさで命名されたのでしょう。五間塚古墳は、実際に横穴式石室の中に大人が立ったままの状態で入ることができ、中の石組みを観察することができます。最近のスマホはライトが点灯することで、学生たちは古代人の卓越した土木造成技術を知ることができました。大成先生が若い頃はコウモリに遭遇することもあったようですが、近年は見かけなくなりました。かつては野々瀬地区だけでも100基近い円墳があったようですが、昭和戦後の食糧難時代の開墾によって失われたようです。


五間塚古墳(外観)


昨年3月23日に発生した「今治市林野火災」は記憶に新しいところですが、この野々瀬古墳群の近くまで火の手が迫っていたことは、今でも周辺の焼け跡から想像がつきます(類焼面積約442㌶)。最近、一部エリアで復旧のための植林が行われ、苗木の添え木(白色)がよく目立っていました。学生たちには、地震以外に起こりうる災害について、自分事として捉えてもらえたものと思います。


五間塚古墳(内観)

帰路に、樹之本古墳(市指定史跡)にも立ち寄りました。少し離れた場所からの観察となりましたが、ここから大仙古墳(大阪府堺市/世界遺産)と酷似する青銅鏡が見つかったことを解説し、被葬者が古墳時代中期において今治地方で相当の実力者だったことを想像してもらいました。北の方角には来島海峡大橋の橋脚が遠望できることから、海にも影響力をもつ人物だったのかも知れません。樹之本古墳は周越道路沿いに所在しますが、関心がなければ通り過ぎて気づくこともありません。野々瀬古墳群については、現地を訪ねてみないことには、その魅力にふれることもできません。本授業では、履修生に留学生が多いことから、細かな歴史解説は控えるようにしております。まずは現地現場を訪ね、身近な地域史に関心を持つことで、日本の歴史文化に対する理解につなげてもらいたいと思います。


野々瀬古墳群(背景は林野火災跡)


2026年6月2日火曜日

国際観光ビジネスコース、地域未来創生コース  コースセミナーで就職対策講座①(5月25日)

 5月25日(月曜)午後、国際観光ビジネスコースと地域未来創生コースでは、合同で就職対策講座を開催しました。昨年度との違いは、日本人と留学生とで教室を分け、日本人は本学キャリア支援委員会が講座を実施。国際観光ビジネスコースの留学生200名弱については、外部から講師を招いて大講義室での講座としました。


留学生向け就職講座


 すでに日本人学生の中には2次面接試験を終えたものもいて、内定を目指して取り組んでいるところです。1年生については、両コースは資格取得の縛りがないことで、一般総合職を目指す学生が多く、まだ将来像が見えていないようです。そこで、ジョブ・カード準拠様式「キャリア・プラン作成補助シート」を使って、自己分析・適性の把握などに努めたところです。今年度から新たにスタートした地域未来創生コースの学生については、これに先立つ授業でインターンシップ実習のオリエンテーションも行い、就職を意識して日々の学修活動につなげるよう促したところです。


日本人向け就職講座

留学生については、かつて中国人が多い時は、卒業生を頼って地元のタオル会社や観光会社などへ自ら働きかけを行うケースや、4年生大学への編入学が見受けられました。ここ2年は中国以外の国々からの留学生が増えたことで、支援の仕方に工夫が求められております。昨年度の反省点は、留学生の就職活動の初動が遅かったことで、愛媛県や今治市であまり求人のみられないミャンマー人・ネパール人留学生の対応に苦労しました。一部の学生は技人国ビザ(技術・人文知識・国際業務)での就職がかなわず、卒業後に特定活動へのビザ切り替えを行うケースも見られました。今治市では、フィリピン人・ベトナム人・中国人の求人は少しあるのですが、本学に在籍するミャンマー人・インドネシア人・スリランカ人については、日本語能力(N2以上)だけでなく、英語力がともなわないと就職は厳しいと感じているところです。このため、カリキュラムについても、英会話に力を入れる方向で調整中です。

今回の講座では、もしも技人国ビザで就職できなかった場合に備えて、N4以上の語学力で現在のアルバイトの技能が生かせるよう、特定技能(16分野)についての説明を行いました。講師は、実際に特定技能や技能実習の派遣業務を行っている株式会社晃和コーポレーション(新居浜事業所)のクリス先生です。ネパール出身のクリス先生は、本学ネパール人留学生の通訳業務も行っており、やさしい日本語を使って、ネパール以外の留学生にも理解できる説明を心がけてくださいました。留学生は、企業から内定をもらったとしても、出入国在留管理庁(入管)で技人国や特定技能1号のビザを取得しなくては日本での仕事に就くことはできません。特定技能1号の外食分野については、在留資格者が上限5万人の見込みを超えたことで、政府が受け入れ停止を発表したばかりです。年2回の受験機会がある日本語能力試験も、申込み期間の初日に申請するくらいの準備が必要です。今年7月実施の試験のように、早期で締め切られた事例が紹介されました。これは受験者急増により、主催者が対応できなくなったことを意味し、日本人気(日本で働きたい!)で海外からの受験者も増えているのです。そこで、同試験に代わる日本語基礎テスト(JFT-Basic)の紹介もありました。





 クリス先生の講話の後は、キャリア支援委員長の大成先生と国際観光ビジネスコース長の中山先生の方から、留学生に対してふだんの生活態度に対する注意喚起がありました。時間ギリギリでの行動(遅刻など)を改め、寮生活(特に学外寮)では周囲の住人に迷惑をかけないよう心がけることなど、日本社会で生活していくうえでの心構えを説きました。次週は2回目の就職対策講座を予定しており、ホテル事業を全国展開する企業の営業マンや今治市内のインバウンド対応のホテル経営者など、外国人雇用に積極的な観光業者を講師にお招きする予定です。


2026年6月1日月曜日

5月オープンキャンパスを開催(5月24日)

 5月24日(日曜)、来学型5月オープンキャンパス(OC)を開催したところ、全学科コースに26名の高校生の参加がありました。コロナ禍以降の5月OCとしては最多人数となり、日本食研キャラクターのバンコちゃんも出演し、とても盛況でした。地元企業の伯方塩業様や包括連携協定を結ぶ日本食研様からは、協賛品のご提供もありました。


オープニング(大講義室)

 冒頭の学校紹介では、地域連携センター長の大成経凡先生から、各学科コースで取得可能な資格や入試・助成制度の説明、今治を学びのフィールドとする活動実績の紹介、アジア人留学生との交流機会が多い希少性、新コース「地域未来創生コース」の活動報告など、めいたんの特色と特長が熱く語られました。今回の参加者は全て東予地区在住者でしたが、愛媛県や今治市などが推進する保育士・介護福祉士の修学資金貸付事業や定着支援奨励金の紹介もありました。若者人口の県外流出が大きな地域課題となっておりますが、地元に根づく若者たちをしっかり育成する短大でありたいと思います。

各学科コースの体験授業は以下の通りとなります。幼児教育学科「お面の製作をしてみよう」(吉井ゆだね先生)、調理ビジネスコース「ふわとろオムライスに挑戦」(竹田貴好先生・大西望先生)、介護福祉コース「福祉用具を使ってみよう」(藤田英樹先生)、国際観光ビジネスコース&地域未来創生コース「Excelで履歴書を作成」(角田泰啓先生)。国際観光ビジネスコースと地域未来創生コースは、履修科目や取得可能な資格が重複する点もあることで、OCでは合同授業としております。毎回、テーマや講師を変えながら、各学科コースの特色をつかんでもらうよう努めております。皆勤賞での参加も大歓迎で、昨年度は2名いました!


体験授業(幼児教育学科)


 OCでは、授業補助をする学生以外に、受付やアテンドなどのお世話をする学生スタッフがいて、本学の場合は「めいたんプロモーションクルー」(プロモクルー)がこの役を担っております。今年度は1年生メンバーが多くて少し心配しましたが、今治南・今治工業・今治精華高校卒業生らは1学年下の後輩の参加があり、張り切って対応していたように感じました。中には、妹が参加しているという学生が2人いて、少々照れくさそうでした。〝めいたんは、少人数で教員との距離が近い〟〝地域と連携した実践的活動が多い〟点などを、カフェタイムでしっかりPRしていました。今回のカフェタイムでは、質問カードを用意し、在学生や教職員と気兼ねなくコミュニケーションがとれるよう配慮しました。2回目の参加者の中には、自分の言葉で少しずつ語り始めた生徒さんもいました。OCの中で、参加者の表情・心情の変化をしっかり汲み取り、入学後の指導に生かしたいと考えております。


カフェタイム


午後のオプショナルツアー(13:00~16:00)には、高校3年生5名の参加がありました。出身地は西条市2名・新居浜市2名・今治市1名でしたが、当然、今治市以外の生徒さんは糸山公園の来島海峡展望館や大島のよしうみバラ公園と亀老山展望台は初めての訪問となりました。一般観光客もとても多く、今治市の魅力スポットに感激していました。このツアーは、単なる観光(物見遊山)としては実施しておらず、地域未来創生コースの体験授業を兼ねております。地域への関心を誘い、視野を広げること、感性を磨くことなどを念頭においております。次回ツアーは7月OCでの開催となりますが、午後の予定も空けてご参加いただけると幸いです。


ツアー(亀老山展望台)



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